公開 2025/09/30
Zキャリア編集部
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目次
第二新卒で書類選考に通らずお悩みですか?この記事では、書類選考に落ちてしまう主な原因を解説し、履歴書や職務経歴書の作成ポイントから通過率を上げるための具体的な対策まで、分かりやすく紹介します。
「がんばって応募書類を書いたのに、お祈りメールばかり…」「面接にすら進めない」 第二新卒として転職活動を始めたものの、書類選考の段階でつまずいてしまうと、自信をなくしてしまいますよね。ですが、書類選考に通らないのには必ず理由があります。その原因を正しく理解し、一つひとつ対策していけば、通過率は着実に上げることができます。この記事では、第二新卒の書類選考が通らない原因から、通過率を劇的にアップさせるための準備、履歴書・職務経歴書の書き方のコツまで、分かりやすく解説していきます。書類選考の壁を乗り越え、希望の会社への切符を掴み取りましょう。
第二新卒の書類選考が通らない場合、考えられる原因はいくつかあります。具体的な原因については、以下の通りです。
各項目について、詳しく見ていきましょう。
応募書類の準備不足が原因で、採用担当者に熱意や本気度が伝わっていないかもしれません。採用担当者は毎日多くの応募書類に目を通しているため、少しのミスでも「注意力が足りない」「入社意欲が低い」といったマイナスの印象を与えてしまいます。
例えば、誤字脱字が多い、証明写真の表情が暗い、使い古された言葉で自己PRが書かれている、といった点は特に目立ちます。また、どの企業にも当てはまるような内容の志望動機は、「うちの会社じゃなくても良いのでは?」と思わせてしまう原因になります。書類は、面接に進むための大切な推薦状のようなものです。
提出前に何度も見直し、一社一社丁寧に向き合って作成することが、最初の関門を突破するための鍵となります。
自分では完璧だと思った書類でも、企業の求めるスキルや人柄を理解していなければ、残念ながら評価にはつながりません。企業は、自社の社風に合い、入社後に活躍してくれる可能性のある人材を探しています。
例えば、チームワークを重視する会社に対して、個人での成果ばかりをアピールしても、「協調性がないのでは?」と思われてしまう可能性があります。
逆に、自主性を求める会社に、指示待ちの姿勢をアピールしても響きません。
応募する前に、企業のホームページや求人票を隅々まで読み込み、「どんな人が求められているのか」をしっかりリサーチすることが重要です。企業が求める人物像と、自分の強みが重なる部分を見つけ出し、そこを的確にアピールすることで、採用担当者の目に留まりやすくなります。 第二新卒の転職が厳しいと言われる理由については、「第二新卒はやめとけ」と言われる理由と対処法を解説しますで詳しく解説しています。
第二新卒は社会人経験が短い分、採用担当者から「うちの会社もすぐに辞めてしまうのではないか」と長く働く意欲を疑われることがあります。これは、採用や教育には多くの時間とコストがかかるため、企業としては当然の懸念です。
特に、前職の退職理由が曖昧だったり、ネガティブな内容だったりすると、この懸念はさらに強まります。「人間関係が合わなかった」「仕事が自分には向いていなかった」といった理由は、正直な気持ちかもしれませんが、そのまま伝えてしまうと「同じ理由でまた辞めるかもしれない」という印象を与えかねません。
大切なのは、前の会社での経験を通じて何を学び、その学びを次にどう活かしたいのかを前向きな言葉で伝えることです。反省点を認めつつも、将来への意欲を示すことで、採用担当者の不安を払拭できます。 第二新卒の転職活動全般や転職理由の伝え方については、第二新卒転職とは?新卒からの転職理由例文も15のケースに分けて紹介しますで詳しく解説しています。
書類選考の通過率を上げるためには、応募前の準備が非常に重要です。準備のポイントは、以下の通りです。
詳しく解説していきます。
書類選考を突破するには、まず自分のアピールポイントを把握することがスタートラインです。
これまでの仕事やアルバイト、学校生活などを振り返り、自分の「武器」は何かを明確にしましょう。「〇〇の作業を工夫して、時間を10%短縮できた」「後輩に仕事を教えるのが得意で、チームの雰囲気を良くした」など、どんなに小さなことでも構いません。具体的なエピソードを書き出していくことで、自分の得意なことや強みが見えてきます。
これは「自己分析」と呼ばれる作業で、自分という商品を企業に売り込むためのカタログを作るようなものです。自分の特徴をしっかり理解することで、自信を持って自己PRができるようになり、書類の説得力が格段に増します。
次に、応募する企業がどんな会社で、どんな人材を欲しがっているのかを徹底的に調べます。これは「企業研究」と呼ばれ、書類作成の土台となる重要なステップです。
企業のホームページはもちろん、SNSやニュース記事などもチェックして、事業内容や社風、将来のビジョンなどを理解しましょう。特に、「企業理念」や「代表メッセージ」には、その会社が大切にしている価値観が詰まっています。
企業研究を深く行うことで、「なぜこの会社で働きたいのか」という問いに対する答えが明確になります。その熱意が伝われば、他の応募者と差をつける大きな武器になるでしょう。
自己分析で見つけた自分の強みと、企業研究で理解した企業のニーズ。この二つを結びつけ、自己PRと志望動機に一貫性を持たせることが、書類選考突破の最大のコツです。
例えば、「コミュニケーション能力」を強みとしてアピールするなら、志望動機では「チームで協力してお客様をサポートする御社の姿勢に共感しました。私の強みであるコミュニケーション能力を活かし、チームの一員として貢献したいです」といった形でつなげます。
このように、自己PRと志望動機がリンクしていると、話に筋が通り、説得力が生まれます。「この人はうちの会社をよく理解した上で、自分の強みを活かしてくれそうだ」と採用担当者に感じてもらうことができれば、面接への道はぐっと近くなります。
履歴書は、自分のプロフィールを伝える最初の書類です。書き方一つで印象が大きく変わります。採用担当者の目に留まる書き方のコツは、以下の通りです。
各項目について、詳しく見ていきましょう。
第二新卒の場合、経験やスキルよりも、これからの成長可能性(ポテンシャル)が重視されます。自己PRでは、これまでの経験から得た学びや、仕事に対する前向きな姿勢をアピールしましょう。
例えば、「前職では、マニュアル通りに作業するだけでなく、常に効率化を考えて改善提案をしていました。この経験で培った課題発見力と行動力を、御社でも活かしたいです」といった内容です。
具体的なエピソードを交えることで、人柄や仕事への取り組み方が伝わり、採用担当者も入社後の活躍イメージを描きやすくなります。「頑張ります」「やる気はあります」といった抽象的な言葉だけでなく、「どのように頑張れるのか」「どんなやる気があるのか」を具体的に示すことが、ポテンシャルを感じさせる鍵です。
志望動機は、その企業への「ラブレター」のようなものです。なぜ他の会社ではなく、この会社でなければならないのか、その理由を具体的に伝えましょう。
「御社の〇〇という製品が好きで、その開発に携わりたい」「お客様を第一に考える企業理念に深く共感した」など、企業研究で見つけた魅力と、自分のやりたいことや価値観を結びつけて書くのがポイントです。自分の言葉で、その企業に対する熱い思いを語ることで、採用担当者の心を動かすことができます。
「この人は本気でうちの会社で働きたいんだな」と思ってもらえれば、書類選考の通過は目前です。
履歴書の空欄は「話すことがない」という意思表示と受け取られかねません。特に「本人希望欄」や「趣味・特技」の欄も、大切なアピールの場です。
本人希望欄には、特に希望がない場合でも「貴社規定に従います」と記入するのがマナーです。
趣味・特技の欄は、人柄を伝えるチャンス。「読書(月10冊以上)」と書けば知的好奇心、「ランニング(週3回)」と書けば継続力や体力をアピールできます。
手書きの場合は、丁寧な字で書くことが何よりも大切です。パソコンで作成する場合も、誤字脱字がないか、レイアウトが崩れていないかを必ず確認しましょう。書類全体の丁寧さが、仕事に対する真摯な姿勢の表れとして評価されます。
職務経歴書は、これまでの仕事内容や実績をアピールするための書類です。履歴書よりも自由度が高いため、工夫次第で大きく差がつきます。アピールのポイントは、以下の通りです。
詳しく解説していきます。
職務内容を書く際は、誰が読んでも仕事内容がイメージできるように、具体的に記述することが重要です。
「営業」と一言で書くのではなく、「誰に」「何を」「どのように」販売していたのかを詳しく説明します。
例えば、「法人向けに、自社の勤怠管理システムを提案する営業を担当。新規顧客の開拓をメインに、テレアポから商談、契約後のフォローまで一貫して行っていました」のように書くと、仕事のイメージがぐっと湧きやすくなります。
採用担当者は、必ずしもその業界や職種に詳しいとは限りません。専門用語は避け、分かりやすい言葉で丁寧に説明する心掛けが、評価につながります。
自分の実績をアピールする際は、具体的な数字を入れると説得力が格段にアップします。「頑張りました」よりも「売上目標を120%達成しました」の方が、成果が明確に伝わります。例えば、以下のように表現できます。
数字で示せる実績がない場合でも、「〇〇のスキルを習得した」「〇人チームのリーダーを務めた」など、経験を具体的に表現することは可能です。客観的な事実として、自分の貢献度をアピールしましょう。
職務経歴書に退職理由を書く際は、前向きな転職であることを伝えるのが鉄則です。たとえネガティブな理由で辞めたとしても、それをそのまま書くのは避けましょう。
例えば、「人間関係が合わなかった」という理由であれば、「よりチームワークを重視する環境で、自分のコミュニケーション能力を活かして貢献したいと考えたため」のように、未来志向の言葉に変換します。
嘘をつく必要はありませんが、伝え方一つで印象は大きく変わります。前の会社の不満を述べるのではなく、「次の会社で何を実現したいか」という視点で書くことが、採用担当者に良い印象を与えるコツです。
色々と対策をしても、どうしても書類選考に通らないこともあるかもしれません。そんな時に試してほしい対処法は、以下の通りです。
各項目について、詳しく見ていきましょう。
もし特定の業界や職種に絞って応募しているなら、少し視野を広げてみるのも一つの手です。自分が知らなかっただけで、実は自分の強みを活かせる魅力的な仕事はたくさんあります。
例えば、「人と話すのが好き」という強みは、営業職だけでなく、販売職やカスタマーサポート、介護職などでも活かせます。また、最初は興味がなかった業界でも、調べてみると意外な面白さや将来性に気づくこともあります。
応募する企業の選択肢を広げることで、思わぬ出会いが生まれる可能性があります。こだわりすぎずに、色々な求人情報に触れてみましょう。
一人で転職活動を進めるのが不安になったり、客観的なアドバイスが欲しくなったりしたら、転職エージェントに相談するのがおすすめです。転職のプロであるキャリアアドバイザーが、書類選考の通過率を上げるための強力なサポーターになってくれます。
Zキャリアのエージェントは、Z世代の転職支援に特化しています。そのため、第二新卒ならではの悩みや不安を深く理解し、的確なアドバイスを提供できます。プロの視点で応募書類を添削してもらえたり、自分では見つけられなかった非公開求人を紹介してもらえたりと、メリットはたくさんあります。
一人で抱え込まず、専門家の力を借りることで、転職活動はよりスムーズに進むはずです。書類選考で悩み、どうすれば良いか分からなくなったら、ぜひ一度Zキャリアに相談してみてください。
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