公開 2025/09/21
Zキャリア編集部
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目次
履歴書の日付はいつにする?西暦・和暦は?そんな疑問を解決します。郵送・メール・持参など提出方法別の正しい日付の書き方から、学歴・職歴、志望動機欄の注意点まで、採用担当者に好印象を与える履歴書作成のポイントを網羅的に解説。この記事を読めば、履歴書作成の不安が解消されます。
履歴書を郵送する場合、日付欄にはポストに投函する日を記入します。履歴書は、企業に「自分」という商品を売り込むためのプレゼン資料です。そのため、記載されている情報がいつ時点のものなのかを明確に示す必要があります。採用担当者は、日付を見て、その書類がいつ作成されたものか、情報の鮮度を判断します。例えば、面接時に日付が1ヶ月も前になっていると、準備が遅い、あるいは他の企業に提出したものを使い回しているのではないか、といったマイナスの印象を与えかねません。万が一、投函予定日に提出できなかった場合は、面倒でも正しい日付に修正してから投函するようにしましょう。書き間違えた場合は、修正液や二重線での訂正は避け、新しい履歴書に書き直すのがマナーです。
履歴書をメールに添付して送付する場合は、メールを送信する日付を記入しましょう。郵送の場合と同様に、採用担当者は日付を見て情報の鮮度を確認します。メールの送信日と履歴書の日付が一致していることで、応募直前にしっかりと準備された書類であるという印象を与え、志望度が高いと判断されやすくなります。もし、前日までに履歴書を完成させていたとしても、送信する当日の日付に修正してから送るのが基本です。深夜や早朝にメールを送る場合は、送信ボタンを押す前に、日付が正しいか再度確認する習慣をつけましょう。こうした細やかな配慮が、丁寧な仕事ができる人物であるという評価にも繋がります。企業の営業時間内に送るのが一般的ですが、もし夜間に送る場合は、送信日を翌日の日付にする必要はありません。
履歴書を企業へ直接持参して手渡しする場合、日付にはその面接日や提出日当日を記入します。郵送やメールと同様、企業に提出する時点での最新情報であることが重要だからです。事前に履歴書を作成していたとしても、持参する当日の日付に修正しましょう。もし複数の企業の面接日が連続している場合でも、それぞれの提出日に合わせて日付を書き換えることが大切です。日付が面接当日になっていることで、この日のためにしっかりと準備してきたという意欲をアピールできます。万が一、面接日が変更になった場合は、必ず新しい面接日の日付に書き直してから持参してください。細部まで気を配れる人材であることを示すためにも、日付の正確性は非常に重要です。
履歴書の日付が古いと、採用担当者に「他の企業に応募したものを使い回しているのではないか」「志望度が低いのではないか」といった懸念を抱かせる可能性があります。ある調査によると、転職活動において特に対策を行っていない人は66.1%と過半数にのぼります。多くの応募者が意識していない中で、日付のような細部にまで気を配ることは、それだけで熱意や誠実さをアピールするチャンスになります。逆に、日付が古いだけで、入社意欲を疑われ、選考で不利になってしまうのは非常にもったいないことです。応募する企業への敬意を示すためにも、履歴書は常に最新の状態にアップデートし、提出方法に応じた適切な日付を記入することを徹底しましょう。たかが日付と考えず、大切なアピールポイントの一つだと認識することが重要です。
履歴書の日付を西暦で書くか、和暦で書くかによって、選考が有利になったり不利になったりすることは基本的にありません。最も重要なのは、一度決めた表記法を履歴書全体で統一することです。例えば、提出日を「2025年7月24日」と西暦で書いたのであれば、学歴や職歴、資格取得日などもすべて西暦で統一します。「令和07年7月24日」と和暦で始めた場合は、他の箇所もすべて和暦で記入しましょう。表記が混在していると、採用担当者に「注意散漫な人物」「確認を怠る傾向がある」といったマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。どちらを使うか迷った場合は、グローバルなビジネスシーンでも通用し、計算もしやすい西暦を選ぶのがおすすめです。
日付の表記に迷った場合は、西暦を使用することをおすすめします。西暦は国内外を問わず一般的に使用されており、誰にとっても分かりやすいのが最大のメリットです。特に、外資系企業やIT業界など、グローバルな視点を持つ企業に応募する際は、西暦で統一するのが無難でしょう。また、和暦のように元号が変わることがないため、年齢や在籍期間の計算がしやすいという利点もあります。採用担当者は多くの応募書類に目を通すため、瞬時に情報を理解できる分かりやすさは重要です。応募書類は、相手への配慮を示すものでもあります。読み手の負担を少しでも減らすという意味でも、シンプルで普遍的な西暦表記は、ビジネス文書に適していると言えるでしょう。
和暦は、日本の公文書で正式に使用されている表記法のため、履歴書で用いても全く問題ありません。特に、官公庁や歴史の長い国内企業などでは、和暦表記に慣れ親しんでいる場合もあります。そのため、応募先の企業文化に合わせて和暦を選択するのも一つの方法です。ただし、和暦を使用する際には注意点もあります。元号が「平成」から「令和」に変わったように、将来的に改元があった場合、職歴や学歴の期間計算が少し複雑になる可能性があります。また、若い世代の採用担当者にとっては、西暦の方が分かりやすいと感じるかもしれません。和暦を使う場合は、履歴書全体で表記を統一することを徹底し、間違いのないように注意深く記入しましょう。
履歴書の日付や学歴・職歴の年数を記入する際は、算用数字(アラビア数字)である「1, 2, 3」を使用するのが一般的です。漢数字の「一、 二、 三」を使うのは避けましょう。算用数字は、ビジネス文書において最も標準的で、誰にとっても読みやすく、情報を正確に伝えるのに適しています。特に、横書きの履歴書では算用数字を用いるのが基本マナーです。縦書きの履歴書の場合、伝統的に漢数字が使われることもありますが、現代の就職・転職活動で使われる履歴書はほとんどが横書きのため、算用数字で統一するのが無難です。読み手である採用担当者への配慮を忘れず、誰が見ても分かりやすい書類を作成することを心がけましょう。
履歴書は公的な書類であり、ビジネス文書として扱われます。そのため、日付を記入する際は、「R7.7.24」や「2025/7/24」のような省略形を用いるのは不適切です。必ず「令和7年7月24日」や「2025年7月24日」のように、年月日を省略せずに正式な形式で丁寧に書きましょう。省略形での記入は、採用担当者に「面倒くさがり」「雑な性格」「ビジネスマナーを知らない」といったマイナスの印象を与えかねません。他の応募者との差別化を図るためにも、細部まで気を配り、丁寧な書類作成を心がけることが重要です。正式な形式で書くことは、応募する企業に対する敬意の表れでもあります。
履歴書の日付欄を空欄のまま提出するのは、絶対に避けなければなりません。日付は、その書類がいつ時点の情報であるかを示すための重要な項目です。空欄のままでは、いつ作成されたのかが不明なだけでなく、単なる記入漏れとして扱われ、「注意力が散漫である」「志望度が低い」といった致命的な悪印象を与えてしまいます。採用担当者は、非常に多くの応募書類を確認するため、このような基本的なミスは選考において大きく不利に働く可能性があります。提出する直前には、日付欄を含む全ての項目に記入漏れがないか、必ず最終チェックを行いましょう。完璧な状態で提出することが、社会人としての基本的なマナーです。
採用担当者は日々多くの書類を確認しており、1日程度のずれであれば気づかないか、気づいても問題にしないことがほとんどです。選考への影響を過度に心配する必要はないでしょう。
経理や財務、法務といった、書類の正確性や期日管理が特に重要視される職種では、日付の間違いが注意力不足と捉えられる可能性があります。志望職種の特性を考慮しましょう。
日付の間違いに気づいても、基本的には採用担当者に電話やメールで訂正の連絡を入れる必要はありません。選考の合否に直結するような重大なミスではないため、冷静に対応しましょう。
些細なミスをわざわざ報告すると、かえって「細かいことを気にしすぎる」といった印象を与えかねません。多忙な採用担当者の業務を妨げない配慮も大切です。どっしりと構えておきましょう。
もし面接の場で日付について指摘された場合は、慌てずに「大変失礼いたしました。今後はより一層注意いたします」と誠実に謝罪すれば大丈夫です。ミスを認める素直な姿勢が大切です。
履歴書の作成方法は、手書きとパソコンのどちらが良いか一概には言えません。まずは応募先企業からの指定を確認することが最も重要です。「手書きで提出」といった指定があればそれに従い、特に指定がない場合は、どちらを選んでも問題ありません。手書きの場合は、丁寧な字で書くことで誠実さや熱意が伝わりやすいというメリットがあります。一方、パソコン作成の場合は、読みやすさや修正の容易さが利点であり、ITスキルをアピールすることにも繋がります。特に外資系企業やIT業界ではパソコンでの作成が一般的です。自身の字に自信がない場合や、効率的に複数の企業に応募したい場合は、パソコンでの作成がおすすめです。
履歴書に空欄の項目があると、採用担当者に「記入漏れだろうか」「アピールすることがないのだろうか」といった疑問や不安を与えてしまいます。たとえ書くことがないと感じる項目であっても、空欄のまま提出するのは避けましょう。例えば、資格欄に書けるものがない場合は「特になし」と記入します。本人希望記入欄に特に希望がない場合は「貴社規定に従います。」と記載するのがマナーです。全ての項目を埋めることで、丁寧で誠実な印象を与えることができます。どうしても埋められない項目がある場合は、キャリアアドバイザーなどに相談し、どのように記載すれば良いかアドバイスを求めるのも一つの手です。
履歴書は、ビジネス文書の一種です。そのため、文章の末尾は「です・ます調」(敬体)で統一するのが基本マナーとなります。志望動機や自己PRなどで「~と考える」「~である」といった「だ・である調」(常体)を使うのは避けましょう。「です・ます調」で統一することで、丁寧で誠実な印象を採用担当者に与えることができます。文章の途中で文体が変わってしまうと、稚拙な印象や、注意力が不足しているという印象を与えかねません。書き終えた後は、必ず全体を読み返し、文体が統一されているかを確認しましょう。声に出して読んでみると、不自然な点に気づきやすくなります。
提出した履歴書は、必ずコピーを取るか、データを保存しておくようにしましょう。面接は、提出された履歴書の内容に基づいて行われます。面接官は履歴書を見ながら質問をしてくるため、自分が何を書いたかを正確に把握しておく必要があります。面接前にコピーを見返すことで、記載内容と面接での回答に一貫性を持たせることができ、落ち着いて質問に答えることができます。特に、志望動機や自己PRは、深掘りした質問をされる可能性が高い項目です。コピーを見ながら、どのような質問が来そうかを想定し、回答を準備しておくことで、面接対策がより万全になります。
履歴書に貼付する証明写真は、原則として3ヶ月以内に撮影したものを使用するのがマナーです。髪型や体型が大きく変わっている古い写真を使うと、本人確認がスムーズにいかなかったり、自己管理能力を疑われたりする可能性があります。写真は、あなたの第一印象を決定づける重要な要素です。現在のあなた自身を正確に伝えるためにも、必ず最新の写真を準備しましょう。写真館やスピード写真機で撮影する際は、撮影日を確認し、3ヶ月という期限を意識することが大切です。清潔感のあるフレッシュな写真を用意することで、採用担当者によい第一印象を与えることができます。
証明写真を撮る際の服装は、黒や紺などの落ち着いた色のリクルートスーツが基本です。シャツやブラウスは白で、シワのない清潔なものを着用しましょう。髪型は、顔がはっきりと見えるように整え、長い髪は束ねます。寝癖などは直し、清潔感を第一に考えましょう。表情は、口角を少し上げて、穏やかで明るい印象を与えるのがポイントです。歯が見えるほど笑うのは不適切ですが、真顔で無表情だと暗い印象になってしまいます。姿勢を正し、自信と誠実さが伝わるような表情を心がけましょう。写真一枚で、あなたの人柄やビジネスパーソンとしての意識が判断されることを忘れてはいけません。
履歴書に貼った証明写真が、万が一剥がれてしまった場合に備え、写真の裏側には油性の細いペンで氏名を記入しておきましょう。採用担当者は日々多くの履歴書を扱っているため、写真が剥がれてしまうと、誰のものか分からなくなってしまう可能性があります。そうなると、せっかくの応募が無駄になってしまうかもしれません。氏名を書いておけば、万が一の際にも誰の写真かすぐに特定できます。このような細やかな配慮は、あなたの丁寧な仕事ぶりや危機管理能力を示すことにも繋がります。履歴書を提出する前の、最後のひと手間として習慣づけましょう。
履歴書をデータで提出する場合、証明写真も画像データとして貼り付けることになります。その際、企業からファイル形式(JPEG、PNGなど)やデータサイズ(〇MB以内など)に指定がないか、必ず募集要項を確認しましょう。指定があるにもかかわらず、異なる形式やサイズで提出してしまうと、「指示をきちんと読めない人」というマイナスの評価を受ける可能性があります。指定がない場合は、一般的に使われるJPEG形式で、サイズは1MB〜2MB程度に調整するのが無難です。また、写真の画質が荒すぎたり、逆にデータが重すぎたりしないように注意しましょう。適切なデータ形式で提出することも、ビジネスマナーの一つです。
氏名や住所のふりがなを記入する際は、履歴書の様式をよく確認しましょう。「ふりがな」とひらがなで記載されている場合は、ひらがなで書きます。一方、「フリガナ」とカタカナで記載されている場合は、カタカナで書くのが正しいマナーです。この指示に従えないと、「注意力が散漫である」「指示を正しく理解できない」といった印象を与えかねません。小さなことですが、採用担当者はこのような細部から応募者の性格や仕事への姿勢を判断しています。指示に正確に従うことは、基本的なビジネススキルを示す第一歩です。提出前に必ず確認し、正しい形式で記入しましょう。
住所は、採用後の連絡や書類送付に使われる重要な個人情報です。必ず都道府県名から書き始め、「〇-〇-〇」のように省略せず、「〇丁目〇番地〇号」と正式な表記で記入しましょう。アパートやマンション名、部屋番号も、省略せずに正確に記載します。郵便番号も忘れずに記入してください。住所が不正確だと、企業からの大切な通知が届かない可能性があります。また、正確性に欠ける記入は、仕事においても大雑把な人物であるという印象を与えかねません。公的な書類であるという意識を持ち、全ての情報を正確に、そして丁寧に書くことを心がけましょう。
電話番号は、面接の日程調整などで企業があなたに連絡を取るための重要な手段です。日中の勤務時間中に連絡が来ることが多いため、最も繋がりやすい電話番号を記載しましょう。一般的には、個人の携帯電話の番号を記載するのが最適です。自宅の固定電話しか持っていない場合でも、留守番電話機能を設定しておくなど、連絡が取れるように配慮が必要です。複数の電話番号を記載する必要はありません。最も確実に応答できる番号を一つだけ、正確に記入してください。連絡がスムーズに取れることは、選考を円滑に進める上で不可欠です。
メールアドレスは、電話と同様に企業からの連絡手段として頻繁に使用されます。選考結果の通知や面接の詳細などが送られてくるため、日常的に確認するアドレスを記載しましょう。その際、アドレス自体にも注意が必要です。好きなキャラクターやペットの名前、趣味に関する単語など、プライベート感が強いアドレスはビジネスシーンにはふさわしくありません。採用担当者に常識を疑われる可能性があります。自分の氏名を使ったシンプルなアドレス(例:t.yamada@----.com)など、フォーマルな場で使用しても問題のない、プロフェッショナルな印象を与えるアドレスを記載するのがマナーです。
学歴は、一般的に高等学校卒業から記入します。最終学歴が中学校卒業の場合は、中学校卒業から書き始めてください。小学校や中学校の卒業を記載する必要は通常ありません。学歴は時系列に沿って、古いものから順に記入していくのが基本です。「学歴」と中央に書き、その下の行から「〇年〇月 〇〇高等学校 卒業」のように書いていきましょう。
学校名を記入する際は、「〇〇高校」のような略称ではなく、「〇〇県立〇〇高等学校」のように、必ず正式名称を使いましょう。学部や学科、専攻名なども同様に、省略せずに正確に記載します。これは、応募者の経歴を正確に伝えるための基本的なマナーです。採用担当者は、正式名称で書かれているかどうかで、応募者が丁寧な人物か、ビジネスマナーをわきまえているかを見ています。出身校の正式名称が分からない場合は、学校の公式ウェブサイトや卒業証書で確認しましょう。
職歴欄に会社名を記入する際も、学歴と同様に正式名称を用いるのが鉄則です。「(株)」や「(有)」といった略称は使わず、「株式会社〇〇」や「有限会社〇〇」と正確に記載してください。また、所属していた部署名や役職も、分かる範囲で正確に記入すると、あなたの職務経歴がより具体的に伝わります。会社の正式名称が不明な場合は、企業の公式ウェブサイトや当時の名刺、雇用契約書などで確認しましょう。正式名称を使うことは、社会人としての常識であり、応募先企業への敬意の表れでもあります。
退職理由の記載は、簡潔に行うのが基本です。自己都合での退職(転職、結婚、家庭の事情など)の場合は、「一身上の都合により退職」と書きます。会社の倒産やリストラなど、会社側の理由で退職した場合は、「会社都合により退職」と記載します。履歴書の段階で、具体的な退職理由を詳細に書く必要はありません。ネガティブな理由(人間関係、待遇への不満など)を書いてしまうと、採用担当者に悪い印象を与えてしまうため、絶対に避けましょう。
履歴書には「一身上の都合により退職」と簡潔に書きますが、面接ではその理由を具体的に質問されることがほとんどです。その際に、前職の不満や愚痴を話すのは絶対にやめましょう。たとえそれが事実であっても、「他責にする傾向がある」「同じ理由でまた辞めるかもしれない」と思われてしまいます。キャリアアップやスキルアップ、新しい分野への挑戦など、将来を見据えたポジティブな転職理由を準備しておくことが重要です。
職歴をすべて書き終えたら、最後の行の右端に「以上」と記入します。これは、職歴がここで終わりであることを明確に示すためのビジネス文書における慣例です。この「以上」の一言がないと、採用担当者は「まだ続きがあるのでは?」と疑問に思うかもしれません。職歴を書き終えた次の行に、「現在に至る」と書いた後、さらにその下の行の右端に「以上」と書くのが一般的です。学歴と職歴を書き終えたことを示す、締めくくりの言葉として忘れずに記入しましょう。
免許・資格は、取得した年月日が古いものから順番に、時系列で記入するのが基本です。また、名称は「英検2級」のような通称や略称ではなく、「実用英語技能検定2級」のように、必ず正式名称で記載しましょう。正式名称が分からない場合は、合格証書を確認するか、資格を主催する団体のウェブサイトで調べてください。正確な情報を丁寧に書くことで、信頼性を高めることができます。
免許・資格は、応募する仕事内容と関連性が高いものから優先的に書くと、効果的なアピールに繋がります。例えば、事務職に応募するならMOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)、経理職なら日商簿記検定などが挙げられます。関連性の高い資格を先に書くことで、採用担当者の目に留まりやすくなり、即戦力として期待できる人材だと評価されやすくなります。取得年月日順が基本ですが、アピール度を考慮して順番を工夫するのも一つの戦略です。
応募する仕事に直接関係のない資格であっても、取得しているものは基本的にすべて記入して問題ありません。ただし、趣味の範囲が強すぎる資格や、あまりにも関連性が低い資格を多数羅列すると、アピールしたいポイントがぼやけてしまう可能性があります。資格欄が埋まらない場合でも、空欄にするよりは「特になし」と書くか、現在勉強中の資格があれば「〇〇資格取得に向け勉強中」と記入することで、学習意欲を示すことができます。
志望動機は、使い回しの文章ではなく、その企業だからこそ入社したいという熱意を伝えることが重要です。「なぜ他の会社ではなく、この会社なのか」を、企業の理念や事業内容、社風などを研究した上で、自分の言葉で具体的に述べましょう。自身の経験やスキルが、その企業でどのように貢献できるのかを結びつけて説明することで、説得力が増します。業界・職種未経験者の採用では「志望動機」が重視される傾向にあるため、熱意を伝えることは非常に大切です。
自己PRでは、あなたの強みやスキルをアピールするだけでなく、それが応募先企業でどのように活かせるのかを具体的に示すことが求められます。過去の成功体験や実績などの具体的なエピソードを交えながら説明することで、あなたの強みにリアリティと説得力が生まれます。企業が求める人物像を理解し、それに合致する自分の能力を、入社後の活躍イメージとともに伝えましょう。未経験者採用においては、「人柄」や「成長意欲」が87.1%も重視されるというデータもあり、ポテンシャルをアピールすることが重要です。
参照:「業界・職種未経験者の採用で重視するポイントは、「人柄・社風との相性」が最多。評価する能力トップは「コミュニケーション能力」/株式会社学情のプレスリリース」
趣味・特技欄は、あなたの人柄や個性を伝えるための貴重なスペースです。「特になし」と書くと、無気力な印象を与えかねません。面接でのアイスブレイクのきっかけになることもあるため、些細なことでも何か記入しましょう。「読書(好きな作家やジャンル)」「スポーツ(チームでの経験など)」「料理」など、具体的な内容を簡潔に添えると、人柄が伝わりやすくなります。ただし、ギャンブルなど、マイナスイメージに繋がりかねない内容は避けるのが無難です。
本人希望記入欄は、譲れない条件がある場合にのみ使用します。複数の職種を募集している企業で特定の職種を希望する場合や、勤務地に希望がある場合は、その旨を具体的に記入します。例えば、「営業職を希望いたします。」のように簡潔に記載します。特に希望がない場合は、必ず「貴社規定に従います。」と記入しましょう。空欄のまま提出するのはマナー違反です。この一文で、企業の決定に従う柔軟な姿勢を示すことができます。
給与や休日、勤務時間といった待遇面に関する希望は、原則として履歴書には書かず、「貴社規定に従います。」と記載するのが一般的です。履歴書の段階で詳細な条件を提示すると、自己主張が強い、条件ばかりを重視しているといった印象を与えかねません。給与などの条件交渉は、通常、内定後や最終面接といった選考の最終段階で行われます。まずは選考を突破することを最優先に考え、謙虚な姿勢を示しましょう。
もし、介護や育児といった家庭の事情で、勤務地や勤務時間にどうしても譲れない条件がある場合に限り、その旨を簡潔に記載します。その際は、一方的な要求という形ではなく、「〇〇の事情により、〇〇での勤務を希望いたします。」のように、理由を添えて丁寧に伝えましょう。ただし、条件が多すぎると、採用のハードルが上がってしまう可能性も考慮する必要があります。本当に必要な最低限の条件に絞って記載することが重要です。
履歴書を書き終えたら、提出前に必ず誤字・脱字がないか最終確認を行いましょう。目で追うだけではミスを見逃しがちです。一度、声に出して読んでみることで、不自然な言い回しや誤字に気づきやすくなります。誤字・脱字が多いと、「注意力が散漫」「仕事でもミスが多そう」という印象を与え、評価を大きく下げてしまいます。完璧な書類を提出することで、あなたの丁寧さや誠実さをアピールしましょう。
誤字・脱字のチェックと合わせて、記入漏れがないかも徹底的に確認します。日付や連絡先、学歴・職歴の「以上」など、忘れやすい項目がないか、指差しをしながら一つ一つの項目をチェックしていくと確実です。全ての欄が埋まっているかを確認し、空欄がある場合は「特になし」や「貴社規定に従います。」といった適切な言葉で埋めましょう。完璧な状態の履歴書を提出することが、社会人としての最低限のマナーです。
履歴書を郵送する際は、必ず送付状(添え状)を同封するのがビジネスマナーです。送付状は、誰が、何を、何のために送ったのかを伝えるための挨拶状の役割を果たします。そして、履歴書や職務経歴書などの応募書類一式は、雨などで濡れたり、郵送中に折れ曲がったりするのを防ぐため、無色透明のクリアファイルにまとめてから封筒に入れましょう。こうした細やかな配慮が、採用担当者への好印象に繋がります。
封筒の宛名は、企業の顔である採用担当者が最初に目にする部分です。丁寧で読みやすい字で、会社名、部署名、担当者名を正確に書きましょう。会社名は「(株)」などと略さず、正式名称で記載します。裏面には自分の住所と氏名を忘れずに記入します。また、郵送前には必ず郵便局の窓口で重さを量ってもらい、正確な料金の切手を貼るようにしましょう。切手料金が不足していると、企業側に不足分を支払わせるか、書類が返送されてしまい、どちらにしても非常に悪い印象を与えます。
メールで履歴書を送る場合は、件名だけで内容と送信者が分かるように工夫します。例えば、「【履歴書送付の件】山田太郎」のようにすると、採用担当者が多くのメールの中から見つけやすくなります。本文には、宛名(会社名、部署名、担当者名)、簡潔な挨拶、自己紹介、そして添付ファイルの内容を明記しましょう。最後に署名(氏名、住所、電話番号、メールアドレス)を入れるのも忘れないようにしてください。ビジネスメールとしてのマナーを守ることが大切です。
履歴書は、絶対に使い回すべきではありません。提出日や志望動機が前の企業のままになっているなど、基本的なミスは論外です。それだけでなく、企業ごとに求める人物像は異なるため、志望動機や自己PRは、応募先企業に合わせて内容を調整するのが理想です。その企業のどの部分に魅力を感じ、自分のどのスキルが貢献できるのかを具体的に示すことで、入社意欲の高さが伝わります。面倒でも一社一社丁寧に対応することが、内定への近道です。
企業ごとに履歴書を作成するのは手間がかかりますが、「Zキャリア履歴書」のようなオンラインツールを使えば、その負担を大幅に軽減できます。一度基本情報や職歴などを入力してしまえば、そのデータを元に、簡単に複製が可能です。応募する企業に合わせて志望動機や自己PR、日付の部分だけを修正すればよいため、一から手書きする手間が省け、効率的に転職活動を進めることができます。時間を有効活用し、企業研究や面接対策に集中しましょう。
「Zキャリア履歴書」は、スマートフォンやパソコンから直感的な操作で入力するだけで、JIS規格に準拠した本格的な履歴書を作成できます。フォーマットを気にする必要はなく、入力項目を埋めてくだけで、誰でも簡単に見栄えの良い書類が完成します。完成した履歴書はPDF形式でダウンロードできるため、自宅のプリンターで印刷したり、コンビニのネットプリントを利用したり、そのままメールに添付してデータ提出することも可能です。いつでもどこでも手軽に履歴書作成ができます。
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