公開 2024/10/01
更新 2025/07/24
Zキャリア編集部
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目次
SESの正社員として働いてみたいと考えている人に向けて、転職面接の際によく受ける質問や効果的な逆質問について解説します。現在フリーターで、今後正社員として働いていきたいと考えている方や、IT業界への転職を考えている方にぴったりの記事です。
SES(システムエンジニアリングサービス)の面接は、IT業界への第一歩を踏み出す上で重要な機会です。特に未経験から挑戦する場合、面接で「何か質問はありますか?」と聞かれる逆質問の時間は、自分をアピールし、企業への理解を深める絶好のチャンスとなります。
しかし、「何を質問すればいいか分からない」「的外れな質問をして評価を下げたくない」と不安に感じる方もいるでしょう。
この記事では、未経験からSESを目指す方に向けて、面接で効果的な逆質問の例文や、面接全体の対策ポイントを分かりやすく解説します。この記事を読めば、自信を持って面接に臨み、内定獲得の確率を高めることができるはずです。
面接の終盤でよく聞かれる「何か質問はありますか?」という問いかけ。これは単なる形式的なものではなく、実は評価を左右する重要なポイントです。ここでは、逆質問がなぜ重要なのか、そしてどのように考えれば良いのか、基本的な戦略を見ていきましょう。
逆質問は、入社意欲や企業への関心度を示す絶好の機会です。採用担当者は、逆質問の内容から、応募者がどれだけ真剣に自社で働きたいと考えているか、どれだけ企業や業務内容について調べてきているかを見ています。積極的に質問することで、熱意や主体性をアピールできます。また、疑問点を解消し、入社後のミスマッチを防ぐためにも重要なプロセスです。SES企業は様々な現場で働くことになるため、事前に働き方やキャリアについてしっかり確認しておくことが大切になります。
好印象を与える逆質問の基本は企業研究に基づいた質問をすることです。企業のウェブサイトや求人情報などを事前にしっかり読み込み、その上でさらに深く知りたいこと、自分の成長に繋がりそうなことを質問しましょう。「御社の〇〇という取り組みに感銘を受けましたが、具体的にどのような活動をされているのでしょうか?」のように、調べた内容に触れつつ質問すると、企業への関心の高さが伝わります。また、入社後の活躍をイメージさせるような、前向きで具体的な質問も好印象に繋がりやすいです。
調べればすぐに分かるような質問は避けましょう。例えば、企業のウェブサイトのトップページに書かれているような事業内容や、求人票に明記されている福利厚生などを質問してしまうと、「企業研究が不十分だ」と思われてしまう可能性があります。また、給与や休暇、残業時間といった待遇面に関する質問ばかりするのも、「仕事内容よりも条件ばかり気にしている」という印象を与えかねません。もちろん待遇は重要ですが、質問するタイミングや聞き方には配慮が必要です。ネガティブな質問や、採用担当者が答えにくいような抽象的な質問も避けるべきです。
逆質問が重要だと分かっても、具体的に何を聞けば良いのか迷う方も多いでしょう。ここでは、未経験の方がSESの面接や、場合によっては行われるクライアント企業の担当者との面談(現場面談・客先面談と呼ばれることもあります)で使える逆質問の例文を、目的別に紹介します。
入社への熱意や貢献意欲をアピールしたい場合は、以下のような質問が有効です。企業の方向性や求める人物像に関連付けながら、自分がどのように貢献できるかを意識して質問しましょう。
SESでは様々なプロジェクトに参加する可能性があります。具体的な仕事内容や働く環境について理解を深めることは、入社後のミスマッチを防ぐ上で非常に重要です。
未経験からエンジニアとして成長していきたいという意欲を示すことは、高く評価されます。研修制度やキャリアプランについて質問し、将来の目標と結びつけましょう。
長く働き続けるためには、企業の文化や雰囲気が自分に合っているかも大切です。抽象的になりすぎないよう、具体的なエピソードを引き出すような質問を心がけましょう。
SESの場合、自社の面接とは別に、配属先のクライアント企業の担当者と面談する機会(現場面談・客先面談)が設けられることがあります。この面談では、より具体的な業務内容や現場の環境について質問するのが効果的です。ただし、雇用主はあくまでSES企業であるため、給与や待遇、SES企業の評価制度などに関する質問は避け、あくまで現場での業務遂行に関する質問に留めるように注意しましょう。
逆質問はもちろん重要ですが、面接全体の成功のためには、他の頻出質問への対策も欠かせません。ここでは、SESの面接で特によく聞かれる質問と、その回答のポイントを見ていきましょう。
自己紹介や経歴説明では、IT経験がなくてもアピールできる要素を見つけることが重要です。これまでのアルバイト経験や学業で培ったコミュニケーション能力、問題解決能力、目標達成意欲などを、具体的なエピソードを交えて伝えましょう。独学でプログラミングを学んだ経験や、IT関連の資格取得に向けた努力なども、熱意を示す上で有効です。簡潔に、ポジティブな言葉で自分を表現することを心がけてください。
志望動機は、採用担当者が最も重視する質問の一つです。数ある働き方の中でなぜSESを選んだのか、そして多くのSES企業の中でなぜその会社を志望するのか、明確な理由を伝える必要があります。「様々なプロジェクトを通じて幅広い経験を積みたい」「多様な技術に触れてスキルアップしたい」といったSESの魅力と、その企業独自の強み(例えば、得意な技術領域、研修制度の充実度、企業文化など)を結びつけて説明しましょう。自分の言葉で、熱意を持って語ることが大切です。
未経験者であっても、将来どのように成長していきたいか、具体的なビジョンを持っていることが期待されます。「最初の数年間は様々な案件で基礎を固め、将来的には〇〇分野のスペシャリストになりたい」「いずれはリーダーとしてチームをまとめられるようになりたい」など、短期・中期・長期的な目標を示すと良いでしょう。その目標達成のために、どのようなスキルを身につけたいか、どのような努力をするつもりかまで具体的に語れると、成長意欲の高さが伝わります。
SESの面接では、客先常駐という働き方への理解度や、様々な環境への適応力に関する質問がされることがあります。「勤務地が変わることに抵抗はありますか?」「新しい環境に慣れるのは得意ですか?」といった質問には、ポジティブな姿勢で答えることが重要です。「様々な環境で経験を積めることを楽しみにしています」「新しい環境で学ぶことに意欲があります」といった前向きな回答を準備しておきましょう。ストレス耐性やコミュニケーション能力に関する質問も想定されます。
どれだけ対策しても、面接には不安がつきものです。ですが、しっかり準備をすれば、自信を持って臨むことができます。ここでは、面接前の最終準備から当日の心構えまで、不安を自信に変えるためのポイントをお伝えします。
面接前日までに、最低限これらの準備は済ませておきましょう。抜け漏れがないか、以下のリストで確認してください。準備が万全なら、心にも余裕が生まれます。
面接前日準備チェックリスト
面接に対してネガティブな気持ちを抱いてしまうのは、誰にでもあることです。「面談がだるい」「落ちるかもしれない」と感じたら、まずは深呼吸してみましょう。そして、なぜそう感じるのかを少し考えてみます。準備不足が原因なら、もう一度対策を見直すことで不安は和らぎます。結果への不安が強い場合は、「面接は自分をアピールする場であり、合否は相性の問題でもある」と捉え方を変えてみるのも有効です。完璧を目指しすぎず、「練習のつもりで、自分の言葉で話そう」とリラックスして臨むことが大切です。
面接当日は、落ち着いて臨むことが何よりも大切です。時間に余裕を持って行動し、面接開始前には身だしなみを最終チェックしましょう。面接中は、ハキハキとした声で、相手の目を見て話すことを意識します。緊張して言葉に詰まっても焦る必要はありません。「申し訳ありません、少し考えさせていただけますでしょうか」と正直に伝え、落ち着いて考え直しましょう。最も重要なのは、誠実な態度で、自分の言葉で伝えようとすることです。面接が終わったら、丁寧にお礼を述べて退室しましょう。
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