- やりたいことや夢がない原因
- やりたい仕事を見つける方法
- フリーターのままでいるデメリット
やりたいことや夢がない原因
一般的に、フリーターは大きく以下の3つに分けられます。
- 「やむを得ず」型
- 「モラトリアム」型
- 「夢追求型」型
このうち、「やむを得ず型」と「モラトリアム型」がいわゆる「夢がないフリーター」と言えるでしょう。いずれも、何らかの原因でやりたいことや夢が見つからなくなったパターンです。
さらに、フリーターになる経緯については、最初から夢がなかったり、一度夢に破れた結果無気力になってしまったりと、さまざまなパターンが考えられます。
フリーターになった原因に合わせた社会復帰のルートをシミュレーションすることで、自分に合った職場環境を見つけることが可能です。また、キャリアアップの道も見えやすくなるため、フリーターであるハンディを乗り越えやすくなるでしょう。
ここでは、フリーターが「やりたいことや夢」を見失ってしまう原因を掘り下げます。
コンプレックスが強い
強すぎるコンプレックスは、夢を見失ってしまう大きな原因です。たとえば、本当は接客業に就きたいのに声にコンプレックスがあるためになかなかエントリーできなかったりと、コンプレックスはそれだけで夢に向かう足枷になり得ます。
コンプレックスを自覚している場合、自己分析や地道な成功体験を積み重ねることで乗り越えられる場合も少なくありません。
過去の失敗にとらわれすぎている
就活の大きな失敗も、夢へ向かう意欲を奪う原因です。たとえば、夢だった職種に思いきってエントリーしたのに書類選考であっさり落とされたり、行き過ぎた圧迫面接で傷ついたりすると、もともとタフな人でも気力を失ってしまうでしょう。失敗から何かを学ぶことも大切ですが、「たまたま相性が合わなかっただけ」などと軽くとらえ、気持ちを切り替えることも必要です。
物事を現実的にとらえている
現実を客観的にとらえていることによって夢に向かう行動を止めてしまうかもしれません。もちろん、非現実的な見方が常に重要というわけではありません。しかし、実現が難しい夢に向かうためには、現実的な考えを持ちすぎない方がいいかもしれません。
両親の期待を優先している
将来の夢に関して周囲と意見が合わなければ、どうしても夢を見失ってしまいがちです。特に両親の影響は多く、幼い頃から夢を否定されつづけると自然に両親の意向に合わせてしまい、本当の夢を諦めてしまうかもしれません。今の目標に自信が持てない人は一度立ち止まり、両親との関係を見直してみましょう。
やりたいことや夢がなくても良い理由

「夢ややりたいことがない」という人も、焦る必要はありません。夢がなくても社会人としての成長は可能です。また、経験を積む中で本当にやりたいこと、夢がふと見つかることもあるでしょう。
ここでは、「やりたいことや夢がなくても良い理由」を解説します。
仕事の中で夢を見つけられる
夢を持つのは、学生だけの特権ではありません。社会人として働く中で見つかる夢もあります。むしろ、社会経験を積んだうえで見つけた夢は現実味があるため、実現可能性が高いかもしれません。
「仕事の中で夢を見つける」主なパターンは以下の通りです。
- 苦手な営業職で働いていたが、顧客へのアドバイスが楽しくなり、コンサルタントの夢を持った
- ITエンジニアとして働く中で本当は人との関わりが好きなことに気づき、プロジェクトマネージャーにエントリーした
- 保育士として働く中でハンディキャップのある子どもと接し、「精神保健福祉士」になろうと思い立った
このように、入口では多少の苦手意識があったとしても、働く中で新しい夢や目標が見つかることは決して珍しくありません。
夢はいつでも持てる
フリーターで、夢がないからといって、気にする必要はありません。なぜなら、夢は何歳から持っても構わないからです。大切なのは時間を無駄にしないことです。時間を大切にし、今を必死に生きれば、やりたいことや夢は自然と見つかります。視野を広くもって、さまざまなことに挑戦してみてください。
フリーターからやりたい仕事を見つける方法
フリーターからやりたい仕事を見つけるうえでおすすめの方法は以下の通りです。
- 強みや得意分野を突き詰める
- できることから始める
それぞれ詳しく見ていきましょう。
強みや得意分野を突き詰める
「好き」や「得意」は、働くうえで大きなモチベーションにつながります。どんな人でも、本当に好きなことなら集中して何時間でも続けられるし、上達のための努力も苦にならないでしょう。好きなことがどうしても見つからなければ、「まわりに褒められたこと」を考えてみると強みの発見につながります。まずは子どもの頃を思い出して、「本当は何が好きだったんだろう?」と問いかけてみることで方向性が見えてくるかもしれません。
できることから始める
「就活といっても、何から始めればいいのかわからない」という人も多いのではないでしょうか。そんな人はまず、「今、できること」から始めてみましょう。とりあえず採用されそうな求人にエントリーするのも1つの方法です。目の前の仕事をこつこつと続けるうちに「できること」の幅が広がり、強みが自然と見つかります。
どうしてもやりたいことが見つからない場合に取るべき行動

どうしてもやりたいことが見つからない時こそ、足元を見つめてできることを積み重ねることで前に進めるチャンスが広がります。無気力になる前におすすめの行動は以下の通りです。
- お金を稼ぐ
- Zキャリアに相談する
より多くのお金を稼ぐ
何をするにもお金は必要です。やりたいことがどうしても見つからないなら、お金を稼ぎましょう。希望していない仕事でも、働いた対価としてより多くのお金が入ってくればやりがいにつながります。地道に貯金をしていれば、いつか本当に夢が見つかった時、チャレンジする支えになるはずです。
Zキャリアに相談する
「やりたいことがどうしても見つからない」という人は、「Zキャリア」に相談してみましょう。
Zキャリアは、非大卒および未経験者向けの求人、就活対策に特化したエージェントです。
- 登録
- 自己分析
- 適性診断
- 履歴書添削
- 面接対策
など、就活で必要になるサービスがすべて無料で利用できます。そのうえ、常時89,000件以上の求人が掲載されているため、専任のキャリアアドバイザーと相談したうえで自分に合った職種にエントリー可能です。「やりたいことがなくて就活をためらっている」人は是非、Zキャリアに御相談ください。
やりたいことのないフリーターのままでいるデメリット
働き方に縛られないフリーターは一見すると自由に思えるかもしれません。ただ、現実的には、社会的な信用が低かったり手厚い社会保障を受けにくかったりと、長く続けるほどいろいろと問題が出てくる傾向にあります。
フリーターを長く続ける主なデメリットは以下の通りです。
- 社会的信用が低い
- 老後の社会保障が薄い
ここでは、やりたいことがないままフリーターを続けるデメリットを見ていきましょう。
社会的信用が低い
時代とともに少しずつフリーターへの理解が進んでいるとはいえ、まだまだフリーターの社会的信用は低いのが現状です。また、平均年収でも正社員よりも低い傾向にあるため、年齢を重ねてもクレジットカードを作りにくく、高額のローンも通りにくいでしょう。さらに、結婚して子どもを持つ場合、どうしても一定以上の収入が求められるため、フリーターを長く続けるほど人生の選択肢が狭まってしまいます。
老後の保障が薄い
社会保障を受けにくいこともフリーターを続ける大きなデメリットです。フリーターも社会保険に加入できますが、加入できる事業所も限られており、ハードルが高いと言わざるを得ません。社会保障の手厚さは、老後の安心と直結します。リタイア後、安定した暮らしを楽しみたいなら早い段階でスキルアップを目指し、正社員採用を実現させましょう。
まとめ

夢ややりたいことがないままフリーターを続けるのも、若いうちは選択肢の1つと言えるかもしれません。
ただ、フリーターの期間が長引くほど社会的な信用が得られにくく、手厚い社会保障を受けにくくなるため、長いスパンで見ればデメリットのほうが大きいのが実情です。もともと好きなことや得意なことをベースにスキルを充実させることで人材価値が高まり、正社員への道が開かれます。将来のビジョンがどうしても浮かばないなら、非大卒・未経験者向けの就活エージェント「Zキャリア」に相談することも1つの方法です。「どうせフリーターだから」とネガティブにならず、プロのサポートを受けながら成長することで、人生をより充実させられます。