公開 2025/08/08
Zキャリア編集部
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目次
履歴書のローマ字の書き方で悩んでいませんか?本記事では、氏名や住所などの正しいローマ字表記のルールから、なぜ必要なのか、書き間違えた場合の対処法まで分かりやすく解説します。履歴書作成の不安を解消しましょう。
履歴書でローマ字の記入を求められると、どこにどう書けばいいのか戸惑うかもしれません。ですが、基本的なルールさえ押さえれば大丈夫です。具体的なポイントは以下の通りです。
各項目について、詳しく解説していきます。
氏名は、名、姓の順番で書くのが基本です。例えば「山田 太郎」さんの場合、「TARO YAMADA」のように表記します。すべて大文字で書くのが一般的です。この時のアルファベット表記は「ヘボン式」というルールに沿って書きます。ヘボン式は、日本語の音を英語圏の人にも分かりやすく伝えるための表記法で、駅名や地名にも使われています。
住所のローマ字表記は、番地から逆に書くのがルールです。日本語の住所とは順番が全く逆になるので注意しましょう。例えば、「〒160-0023 東京都 新宿区 西新宿1-1-1 Zキャリアビル101号室」の場合、以下のようになります。「#101 Z-Career Bldg., 1-1-1 Nishi-shinjuku, Shinjuku-ku, Tokyo 160-0023, Japan」都道府県名や市区町村名の最後には、カンマ(,)を入れると、より丁寧な印象になります。
学歴や職歴をローマ字で書くことはあまりありませんが、外資系企業や海外との取引が多い会社では求められることがあります。その場合は、企業が指定したルールに従って書くことが何よりも大切です。応募要項に「英文レジュメ提出」などの記載がないか、しっかり確認しましょう。特に指定がなければ、学歴や職歴は日本語で書いて問題ありません。
ヘボン式には細かいルールがいくつかあり、少し難しく感じるかもしれません。ここでは、特に間違いやすいポイントについて解説します。以下の通りです。
詳しく見ていきましょう。
「優樹(ゆうき)」や「佐藤(さとう)」のように伸ばす音(長音)は、ヘボン式では表記しないのが一般的です。そのため、「YUKI」「SATO」となります。ですが、パスポートでは「YUUKI」や「SATOH」のように表記することもあり、会社によってはそちらに合わせるよう指示される場合もあります。応募先のルールをまず確認しましょう。
「本田(ほんだ)」や「純(じゅん)」のように、名前に「ん」が入る場合は、すべて「N」で表記します。細かいルールでは、特定の子音の前で「M」に変わることもありますが、基本的にはすべて「N」で書いておけば問題ありません。シンプルに覚えておきましょう。
「服部(はっとり)」や「吉川(きっかわ)」のような、小さい「っ」が入る名前(促音)の場合は、「っ」の後ろにある子音を重ねて書きます。「服部」なら「HATTORI」、「吉川」なら「KIKKAWA」となります。このルールは覚えやすいので、ぜひマスターしておきましょう。
そもそも、なぜ日本語の履歴書でローマ字を書く必要があるのでしょうか。その理由を知ることで、より丁寧に書こうという意識が芽生えるはずです。理由は以下の通りです。
詳しく見ていきましょう。
グローバル化が進み、社内に外国籍の社員がいる会社も増えています。日本語が読めない採用担当者が書類選考に関わる場合、ローマ字表記は欠かせません。特に外資系の企業や、海外に拠点を持つ会社に応募する際は、誰が読んでも分かるように、という意識で書くことが大切です。
漢字の名前は、同じ漢字でも複数の読み方があったり、珍しい読み方をしたりすることがあります。ローマ字を併記することで、採用担当者が名前を読み間違えるのを防ぐことができます。自分の名前を正しく覚えてもらうための、大切な情報になります。
入社後、社員の情報を管理する人事システムに登録する際、ローマ字での入力が基本となっている会社は多いです。選考の段階からローマ字の情報を集めておくことで、入社手続きがスムーズに進みます。採用する側の事務的な理由も、背景にはあるのです。
ローマ字を書く際には、いくつか気をつけておきたいポイントがあります。少しの注意で、履歴書の完成度がぐっと上がります。注意点は以下の通りです。
詳しく解説していきます。
氏名や住所のローマ字表記では、大文字と小文字の使い分けに気をつけましょう。一般的には、名前はすべて大文字(TARO YAMADA)、住所は地名の頭文字だけを大文字(Nishi-shinjuku)にするのが綺麗に見えます。会社によってはすべて大文字で指定されることもあります。指示がある場合は、それに従いましょう。
もしパスポートを持っているなら、公的書類であるパスポートの表記と統一しておくと安心です。特に海外出張や海外赴任の可能性がある会社では、給与の振り込みや各種手続きでパスポート情報が必要になることがあります。選考段階から表記を合わせておけば、後々の手続きがスムーズに進みます。
ここまで様々なルールを説明してきましたが、一番大切なのは応募先企業の指示に従うことです。会社によっては、独自の表記ルールを設けている場合があります。履歴書のフォーマットに注記があったり、応募要項に記載があったりするので、提出前によく確認しましょう。指示通りに書くことが、ルールを守れる人材であることのアピールにも繋がります。
どんなに気をつけていても、うっかり書き間違えてしまうことはあります。そんな時に慌てないよう、正しい対処法を知っておきましょう。対処法は以下の通りです。
詳しく解説していきます。
もし書き間違えてしまったら、新しい用紙に書き直すのが基本のマナーです。面倒に感じるかもしれませんが、それが一番丁寧な印象を与えます。「一枚の書類を丁寧に仕上げる」という姿勢は、入社後の仕事への取り組み方を連想させます。少しの手間を惜しまずに、完璧な状態で提出しましょう。
修正液や修正テープ、二重線での訂正は絶対にNGです。履歴書は公的な書類なので、誰でも簡単に修正できる状態では信頼性が損なわれてしまいます。アルバイトの応募であれば許されるかもしれませんが、正社員の就職・転職活動ではマナー違反と見なされることがほとんどです。きれいな状態の書類を提出することを心がけましょう。
書き終えたら、友人や家族、学校の先生などに一度見てもらうと安心です。自分では気づかなかったスペルミスや、大文字・小文字の間違いなどを指摘してもらえるかもしれません。客観的な視点でチェックしてもらうことで、ケアレスミスを防ぐことができます。提出する前の最終確認として、誰かに見てもらう習慣をつけると良いでしょう。
履歴書の作成は、就職・転職活動の第一歩であり、とても重要です。もし書き方に少しでも不安があれば、一人で悩まずにプロの力を借りるのがおすすめです。具体的なメリットは以下の通りです。
詳しく解説していきます。
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履歴書の作成でつまずいてしまうと、その先のステップに進むのが億劫になってしまうかもしれません。そうなる前に、ぜひ一度Zキャリアのエージェントに相談してみてください。キャリアのプロがマンツーマンで向き合い、一人ひとりの悩みや希望に寄り添いながら、最適な道筋を一緒に考えます。小さな疑問や不安でも、遠慮なく話してください。あなたの新しい一歩を、全力で応援します。
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