公開 2025/05/01
Zキャリア編集部
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目次
高校生の就職活動に必須の履歴書。書き方の基本マナーから、学歴・職歴、志望動機、自己PRまで、各項目のポイントを見本と例文付きで分かりやすく解説!証明写真の注意点や提出方法も網羅。この記事を読めば、自信を持って履歴書を作成・提出できます。
【高校生向け】これで完璧!就職できる履歴書の書き方|見本と例文で徹底解説
「いよいよ就職活動!でも、履歴書ってどう書けばいいの?」
「初めての履歴書作成、何から手をつければいいか分からない…」
高校生の皆さんにとって、就職活動は未知の世界。特に「履歴書」は、自分を企業にアピールするための最初の関門であり、どう書けば良いか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
ですが、安心してください!この記事では、高校生の就職活動に特化した履歴書の書き方を、基本のマナーから提出方法まで、分かりやすく徹底解説します。
この記事を読めば、
はずです。さあ、一緒に就職活動の第一歩を踏み出しましょう!
履歴書を書き始める前に、いくつか準備しておくことや知っておきたい基本ルールがあります。焦って書き始める前に、まずはここをしっかり押さえておきましょう。スムーズに、そして間違いなく履歴書を作成するための大切なステップです。
まず、どんな履歴書用紙を使えば良いのでしょうか?選択肢はいくつかあります。
学校指定の履歴書
市販の履歴書
Webからダウンロードする履歴書
迷ったら、まずは学校の先生に進路指導室で相談してみるのが一番確実です。 どの履歴書を使うべきか、アドバイスをもらえるはずです。
履歴書をスムーズに作成するために、以下のものを事前に準備しておきましょう。
手書きでの提出の場合
企業から手書きの指定があった場合は追加で以下のものも準備しておきましょう。
履歴書は、あなた自身の分身のようなもの。雑に書かれていると、「仕事も雑なのかな?」と思われてしまうかもしれません。以下の基本マナーを守って、丁寧に作成しましょう。
・読みやすい丁寧な字で書く
・黒のボールペン(消せないもの)を使用する
・間違えたら書き直す(修正液・テープは使わない)
・空欄は作らない(「特になし」などと記入)
・コピーを取っておく(面接対策や控えとして)
・シワや汚れがつかないよう丁寧に扱う
これらの準備とマナーを頭に入れて、いよいよ履歴書の中身を書いていきましょう!
ここからは、履歴書の各項目について、具体的な書き方とポイントを見本を交えながら解説していきます。一つひとつ確認しながら進めていきましょう。
履歴書の一番最初に記入する基本情報です。間違いのないように正確に書きましょう。
履歴書の写真は、あなたの第一印象を左右する重要な要素です。清潔感があり、真面目な印象を与える写真を用意しましょう。
【貼り方の注意点】
スピード写真や履歴書写真用のアプリでも問題ありませんが、写真館で撮影してもらうと、よりきれいで好印象な写真が撮れることが多いですよ。服装や髪型のアドバイスももらえる場合があります。
学歴は、あなたのこれまでの学びの経緯を示す部分です。職歴は、高校生の場合は基本的に「なし」と書きます。
令和元年 4月 〇〇県立〇〇高等学校 普通科 入学 令和 4年 3月 〇〇県立〇〇高等学校 普通科 卒業見込み
持っている免許や資格は、あなたのスキルや努力をアピールできる大切な項目です。
・実用英語技能検定(英検)
・日本漢字能力検定(漢検)
・各種情報処理系の資格(ITパスポート、基本情報技術者試験など)
・簿記検定(日商簿記、全商簿記など)
・秘書技能検定
・普通自動車第一種運転免許(取得見込み含む)
・工業高校、商業高校、農業高校などで取得した専門的な資格
「趣味・特技」欄は、あなたの人柄や個性を伝えるチャンスです。単に単語を書くだけでなく、少し具体的に書くと良いでしょう。
もし仕事に役立ちそうな特技があれば、積極的にアピールしましょう。
学校での活動や地域での活動など、学業以外で頑張ったことをアピールする欄です。(※履歴書の様式によっては、この欄がない場合もあります)
志望動機は、履歴書の中でも特に重要視される項目です。 なぜこの会社で働きたいのか、あなたの熱意と意欲を具体的に伝えましょう。
考えるステップ:
なぜこの会社? 数ある会社の中から、なぜこの会社を選んだのかを考えます。会社のホームページやパンフレットをよく読み、どこに魅力を感じたのか(事業内容、製品、技術力、企業理念、社風、地域貢献など)を具体的に書き出してみましょう。
自分の興味・関心・強みとのつながり: 会社の魅力と、自分の興味・関心(ものづくりが好き、人と接するのが好きなど)や、自分の強み(真面目さ、手先の器用さ、コミュニケーション能力など)を結びつけます。「会社の〇〇という点に魅力を感じ、自分の△△という強みを活かせると思った」という流れを考えます。
入社後にどう貢献したいか: 入社したら、どんな仕事に挑戦したいか、どのように会社に貢献していきたいかを具体的に考えます。「〇〇の仕事を通して、貴社の発展に貢献したい」という意欲を示しましょう。
書くときの構成:
貴社を志望する理由
例:「私が貴社を志望する理由は、〇〇という点に強く惹かれたからです。」
具体的な理由・きっかけ
例:「貴社の〇〇という製品/サービスに魅力を感じています。特に△△という点に興味を持ちました。」
例:「説明会/職場見学で伺った〇〇というお話から、貴社の□□という社風に共感しました。」
例:「私の強みである〇〇を、貴社の△△という仕事で活かせると考えました。」
入社後の意欲・貢献
例:「入社後は、〇〇の業務に携わり、一日も早く戦力となれるよう努力したいです。」
例:「貴社の一員として、〇〇を通して地域社会に貢献していきたいです。」 {{/guide_format_03}}
【例文のポイント(高校生向け)】
テンプレートのような文章ではなく、自分の言葉で正直に書くことが何よりも大切です。 なぜその会社に興味を持ったのか、自分の経験や思いを具体的に伝えることで、熱意が伝わりますよ。
自己PRは、あなたの「強み」や「長所」を企業に伝え、採用するメリットを感じてもらうための項目です。
考えるステップ:
自分の強みを見つける: これまでの経験(学校生活、部活動、アルバイト、趣味など)を振り返り、自分の良いところ、得意なこと、人から褒められたことなどを書き出してみましょう。(例: 真面目、責任感が強い、協調性がある、向上心がある、手先が器器用、体力がある、コミュニケーション能力が高いなど)
具体的なエピソードを探す: 見つけた強みを裏付ける具体的なエピソード(いつ、どこで、どんな状況で、その強みがどう発揮されたか)を思い出します。
仕事でどう活かせるか考える: その強みを、応募する会社の仕事でどのように活かせるか、どのように貢献できるかを考えます。
書くときの構成:
結論(私の強みは〇〇です): まず、自分の最もアピールしたい強みを明確に伝えます。
具体的なエピソード: その強みが発揮された具体的な経験やエピソードを説明します。
仕事への活かし方・貢献: その強みを活かして、入社後にどのように活躍・貢献したいかを伝えます。
【例文のポイント(高校生向け)】
基本的に、給与や待遇、勤務時間などについて、高校生の場合は具体的な希望を書く必要はありません。
履歴書の内容をしっかり書くことも大切ですが、ちょっとしたミスで印象が悪くなってしまうことも…。ここでは、履歴書作成時に特に注意したいポイントを解説します。
どんなに内容が良くても、以下のようなミスがあると「注意力が足りないのかな?」と思われてしまうかもしれません。提出前には必ずチェックしましょう。
誤字・脱字: 名前や会社名の間違いは特に失礼!声に出して読んでみるのも有効。
空欄: 書くことがなくても「特になし」と必ず記入する。意欲がないと思われる可能性も。
修正液・修正テープの使用: 基本的にNG。書き直しがマナー。
複数の企業への使い回し: 志望動機などは企業ごとにしっかり考え直す。
鉛筆や消せるペンでの記入: 必ず黒のボールペンで。正式な書類としての意識を持つ。
情報が古い: 連絡先や資格取得年月など、最新の情報に更新する。
特に誤字脱字は、自分では気づきにくいものです。書き終えたら、少し時間をおいてから見直したり、家族や先生など、他の人にもチェックしてもらうと安心ですよ。
手書きの履歴書が指定の場合、丁寧に書いていても、うっかり間違えてしまうことはあります。そんな時、どうすれば良いのでしょうか?
いきなりボールペンで書き始めると、間違えたときに修正が大変です。下書きをしてから清書することで、ミスを減らし、きれいな履歴書を作成できます。
鉛筆で下書き: まずは鉛筆やシャープペンシルで薄く下書きをします。全体のバランスを見ながら書きましょう。
内容チェック: 下書きの段階で、誤字脱字や内容に間違いがないか、しっかり確認します。
ボールペンで清書: 下書きの上から、黒のボールペンで丁寧になぞります。インクが擦れないように注意しましょう。
インクが乾くのを待つ: 書いてすぐに消しゴムをかけると、インクが伸びて汚れてしまいます。完全に乾くまで待ちましょう。
下書きを消す: インクが乾いたら、鉛筆の下書きを消しゴムで丁寧に消します。
最終チェック: 消し忘れや汚れがないか、最後にもう一度全体を確認します。
完成した履歴書は、提出する前に必ず保存・コピーをしておきましょう。これには、いくつか大切な理由があります。
・面接対策に役立つ: 面接では履歴書に書いた内容をもとに質問されることが多いです。コピーがあれば、面接前に「何を書いたか」を正確に確認でき、自信を持って答えられます。
・控えとして安心: 万が一、提出した履歴書が届かなかったり、紛失してしまったりした場合の証明になります。
・次回の参考にできる: 他の企業に応募する際に、今回書いた内容を参考にすることができます。(ただし、志望動機などは使い回さず、企業ごとに見直しましょう)
手書きの履歴書の場合は、コンビニのコピー機などで簡単にコピーできます。提出前のひと手間を忘れずに行いましょう。
履歴書を完璧に書き上げたら、いよいよ提出です。しかし、履歴書だけを用意すれば良いわけではありません。提出方法にもマナーがあります。ここでは、書類選考に向けて知っておきたいことを解説します。
高校生の就職活動では、履歴書の他に提出を求められる書類がいくつかあります。企業からの指示をよく確認し、早めに準備しましょう。
・調査書: あなたの高校での成績や出欠状況、学校生活の様子などが記録された書類です。基本的に学校の先生が作成し、厳封(封をして開けられないようにしたもの)して渡されます。企業に直接提出する場合が多いです。発行には時間がかかる場合があるので、早めに先生にお願いしましょう。
・卒業見込証明書: あなたがその高校を卒業する見込みであることを証明する書類です。学校の事務室などで発行してもらえます。
・成績証明書: 高校での成績が記載された書類です。これも学校の事務室などで発行してもらえます。
・その他: 企業によっては、作文やエントリーシートなどの提出を求められる場合もあります。募集要項をしっかり確認しましょう。
調査書は自分で開封してはいけません!厳封されたまま提出するのがルールです。どの書類が必要か分からない場合は、遠慮なく学校の先生や応募先の企業に確認しましょう。
履歴書などの応募書類を提出する方法は、主に「郵送」「手渡し」「Web(データ)提出」の3つがあります。企業からの指示に従い、それぞれのマナーを守って提出しましょう。
郵送で提出する場合
手渡しで提出する場合
Web(データ)で提出する場合
郵送する場合や、手渡しでも封筒に入れて持参する場合、封筒の書き方にもマナーがあります。
【表面】
【裏面】
【封筒の種類】
宛名は、企業の正式名称を省略せずに書くことが大切です。「(株)」ではなく「株式会社」と書きましょう。
ここまで、高校生の就職活動における履歴書の書き方について、準備から各項目の記入方法、注意点、提出マナーまで詳しく解説してきました。
履歴書は、企業にあなたを知ってもらうための最初の、そしてとても大切なツールです。丁寧に、心を込めて作成した履歴書は、あなたの真剣さや熱意をきっと伝えてくれます。
初めての履歴書作成は、不安や戸惑いもあるかもしれませんが、この記事を参考に、一つひとつ丁寧に取り組めば大丈夫。完成した履歴書は、あなたの就職活動における自信にもつながるはずです。
あなたの就職活動がうまくいくことを心から応援しています!
履歴書の書き方で迷ったり、どんな求人に応募すれば良いか分からなかったり、面接が不安だったり…。就職活動では、色々な悩みが出てくるかもしれません。そんな時は、一人で抱え込まずに、プロに相談してみるのも良い方法です。
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