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内定辞退を電話で伝えたいけど怖い...基本的な方法とコツを完全解説!メールでの伝え方も紹介します

内定辞退を電話で伝えたいけど怖い...基本的な方法とコツを完全解説!メールでの伝え方も紹介します

公開 2025/07/17

Zキャリア編集部

Zキャリア編集部は、初めて就職・転職する方々へ、就職活動に役立つ情報を発信しています。具体的な職種や業界に特化した情報提供を心がけ、将来のキャリアを考える上で参考になるような内容をお届けしています。

目次

内定辞退、どう伝える?電話が怖い方必見!基本的なマナーからメールでの伝え方、好印象な例文まで網羅しています。企業への誠実な対応で、円満に内定辞退するコツと将来のキャリアを守るコツを解説します。トラブル時の対処法も紹介しています。

監修

キャリアコンサルタント

瀧本博史

キャリコンリンク合同会社代表。就職課の責任者を務めた後、自治体の職業相談員を経て、キャリアコンサルティングを専門とした活動を30年以上行っている。現在は年間約2000件の職業相談を行なっており、これまでの相談実績は60,000件超。キャリアコンサルタントの独立開業支援にも取り組んでいる。厚生労働大臣認定講習「キャリアコンサルタント養成講座」講師。元国立大学特任講師(キャリア教育分野)。お笑い芸人「ラランド」や実業家の「西村博之」氏ともメディア上で共演実績があり、大手企業へのメディア監修も多数務める。著作に「オンライン就活は面接が9割(青春出版社)」「本気で内定!面接対策シリーズ(新星出版社)」など著作も多数出版している。

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内定を辞退したいけど、どうすればいいかわからない...

内定を獲得したものの、様々な事情で辞退を考えなければならない状況は誰にでも起こり得ます。いざ辞退するとなると、「どう伝えれば失礼にあたらないだろうか」「怒られたり引き止められたりしないだろうか」といった不安がよぎり、なかなか行動に移せないかもしれません。特に、初めての転職活動や就職活動で内定辞退をする場合は、そのプレッシャーも大きいでしょう。しかし、内定辞退は法的に認められた権利であり、適切な手順とマナーを守れば、企業側も理解を示してくれます。大切なのは、感謝の気持ちを伝えつつ、誠意をもって迅速に対応することです。この記事では、内定辞退の基本的な方法から、電話やメールでの具体的な伝え方、さらには注意すべきポイントまで詳しく解説していきますので、安心して手続きを進められるようにしましょう。

監修
瀧本博史
内定辞退は法的には労働者の権利ですが、社会人としてのマナーが問われる重要な場面です。企業は採用活動に多くの時間とコストをかけており、辞退の連絡が遅れるとその分影響が大きくなります。誠実かつ迅速な対応は、将来的に別の形でその企業や担当者と関わる可能性も考慮すると、自身のキャリアを守る上でも非常に大切です。近年の労働市場の流動性を踏まえ、良好な関係性を保つ努力をしましょう。
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内定辞退と内定承諾後辞退の違い

「内定辞退」は入社意思を示しておらず内定をもらった段階での辞退

「内定辞退」とは、企業から内定の通知を受けた後、応募者が正式な入社意思を企業に伝える前、つまり内定承諾書を提出するなどの手続きを完了する前に辞退することを指します。この段階では、まだ労働契約が完全に成立していない、あるいは成立していても解約のハードルが低い状態と一般的に考えられています。企業側も、複数の候補者に内定を出し、辞退者が出る可能性をある程度見込んでいることが多いです。しかし、だからといって無礼な対応が許されるわけではありません。選考に時間と労力を割いてくれた企業への感謝と敬意を忘れず、できる限り速やかに、そして誠実に辞退の意思を伝えることが重要です。この段階での辞退は、企業側の採用スケジュールへの影響も比較的小さく抑えられるため、後のトラブルに発展するケースは少ないと言えるでしょう。

「内定承諾後辞退」は入社意思を示し、入社稼働前段階での辞退

「内定承諾後辞退」とは、応募者が企業に対して明確に入社の意思を示し、内定承諾書を提出したり、口頭で入社を約束したりした後に、実際に入社して働き始める前に辞退することを指します。この段階では、法的には労働契約が成立していると解釈されるのが一般的です。企業側は応募者が入社するものとして、入社準備(備品の用意、研修の計画、配属先の調整など)を進めている可能性が高いため、「内定辞退」のケースと比較して、企業に与える影響が大きくなります。そのため、辞退を伝える際には、より一層の誠意と丁寧な説明が求められます。企業によっては、辞退理由を詳しく尋ねられたり、説得されたりすることもあるかもしれませんが、冷静かつ正直に対応することが大切です。

「内定承諾後辞退」であれば入社手続きが進んでいる段階なので、より丁重に伝える必要がある

内定承諾後の辞退は、企業がすでに入社準備を進めている段階であるため、単なる内定辞退よりも企業に与える影響が大きくなります。例えば、社会保険の手続き、備品の購入や手配、研修プログラムの準備、配属部署の決定など、企業は受け入れに向けて具体的な動きを開始しています。そのため、辞退の連絡は一層の配慮と誠意をもって行う必要があります。電話で直接謝罪と辞退の意思を伝えた上で、改めてメールでもお詫びと辞退の旨を伝えるなど、丁寧な対応を心がけましょう。辞退理由についても、正直に、しかし企業を不快にさせない言葉を選んで説明することが求められます。企業によっては、採用活動が振り出しに戻ることもあり、その人的・時間的コストは計り知れません。その点を十分に理解し、最大限の誠意を示すことが社会人としてのマナーです。

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内定辞退をする際に抑えるべきポイント

内定辞退で抑えるべき3つのポイント

できるだけ早く辞退をする旨を連絡する

内定辞退を決めた場合、最も重要なポイントの一つは、できる限り迅速に企業へ連絡することです。企業は採用計画に基づいて人員配置や研修準備を進めており、辞退者が出た場合には代わりの候補者を探したり、採用計画自体を見直したりする必要が生じます。連絡が遅れれば遅れるほど、企業側の負担は増大し、迷惑をかける度合いも大きくなってしまいます。特に、人手が不足しているという企業は2020年代においては、一貫して60%を超えているという状況もあり、企業は常に人材確保に力を入れています。そのため、辞退の意思が固まったら、他の選考状況などを考慮しつつも、いたずらに連絡を引き延ばすことは避け、速やかに担当者に伝えるのが社会人としての最低限のマナーと言えるでしょう。

選考に時間とお金をかけていただいているので、感謝の意をしっかりと伝える

内定を出すまでに、企業は書類選考、複数回の面接、適性検査など、多くの時間と費用、そしてリソースを投じています。採用担当者だけでなく、面接官や関係部署の社員も関わっており、応募者のために貴重な時間を割いてくれています。内定辞退の連絡をする際には、まず選考に携わってくれた方々への感謝の気持ちを誠実に伝えることが非常に重要です。辞退するという事実は変わりませんが、「貴重なお時間をいただいたにも関わらず申し訳ございません」といった謝罪の言葉と共に、「選考を通じて多くのことを学ばせていただきました」など、具体的な感謝の言葉を添えることで、相手に与える印象は大きく変わります。誠意ある態度は、たとえ辞退という結果になったとしても、企業との良好な関係を維持するために不可欠です。

電話の場合は、相手の仕事の状況を配慮して電話をかける

内定辞退の連絡を電話で行う場合、相手の状況を配慮するタイミング選びが重要です。企業の始業直後や終業間際、昼休憩の時間帯は、担当者が会議中であったり、他の業務で多忙であったりする可能性が高いため避けるのが賢明です。一般的には、午前中であれば10時から11時半頃、午後であれば14時から16時頃が比較的落ち着いている時間帯とされています。ただし、企業や部署によって業務の繁閑は異なるため、可能であれば事前に担当者の都合が良い時間帯を確認するか、まずはメールでアポイントを取るのも一つの方法です。電話をかける際には、まず自身の名前と内定をいただいている旨を伝え、担当者本人に代わってもらってから、丁寧にお詫びと辞退の意思を伝えましょう。

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内定辞退を丁寧に行うべき理由

他社の選考に影響する場合がある

内定辞退の対応が不誠実であった場合、その情報が業界内で共有され、今後の転職活動に悪影響を及ぼす可能性はゼロではありません。特に専門職や狭い業界では、人事担当者同士が情報交換を行っていることも考えられます。不適切な辞退の仕方をしたという評判が広まれば、他の企業の選考においても、「マナーがなっていない」「入社してもすぐに辞めてしまうのではないか」といったネガティブな印象を与えかねません。もちろん、全ての企業がそのような情報交換を行っているわけではありませんが、リスクを避けるためにも、誠意ある対応を心がけることが肝心です。将来の自分のキャリアを守るという意味でも、円満な内定辞退は非常に重要と言えるでしょう。

今後、辞退する会社と仕事上の取引がある可能性がある

内定を辞退した企業であっても、将来的に仕事上の取引先として関わる可能性は十分に考えられます。特に同じ業界内での転職であれば、その可能性はさらに高まります。もし不誠実な形で内定辞退をしていた場合、後々気まずい思いをしたり、ビジネスに支障をきたしたりするかもしれません。逆に、誠意をもって丁寧に辞退していれば、将来的に良好なビジネスパートナーとして協力し合える可能性も残ります。ビジネスの世界では、どこでどのような縁があるかわかりません。「立つ鳥跡を濁さず」という言葉があるように、たとえ入社しなくても、相手企業への敬意を払い、円満な関係を保つ努力をすることが、長期的な視点で見ても自身のキャリアにとってプラスに働くでしょう。

採用する側には多額の時間とお金がかかっている

企業が一人を採用するまでには、求人広告の掲載費用、会社説明会の開催費用、書類選考や面接にかかる人件費、採用ツールの利用料など、多額の費用と多くの時間が費やされています。内定を出した応募者が辞退すると、これらのコストが無駄になるだけでなく、再度募集をかけたり、他の候補者を選考したりするための追加コストや時間が発生します。特に、社員が「不足」と感じている企業の割合が51.7%にものぼるという調査結果もあり、多くの企業が人材確保に苦心している現状があります。内定辞退の連絡をする際には、こうした企業側の負担を理解し、選考に時間と費用をかけてもらったことへの感謝と、辞退することへのお詫びの気持ちを誠実に伝えることが不可欠です。丁寧な対応は、企業側の損失を少しでも和らげる配慮と言えるでしょう。 

参照:「人手不足に対する企業の動向調査(2024年10月)/株式会社 帝国データバンク

内定承諾後に辞退すると、法的な問題はありますか?
瀧本博史
内定承諾は法的には労働契約の成立と見なされますが、民法上、労働者は入社予定日の2週間前までに申し出れば原則として自由に契約を解除できます。ただし、企業側は入社準備を進めているため、多大な迷惑をかける可能性があります。企業側が実際に損害を証明できた場合に限り、請求される可能性があるが、認められるケースは非常に少ないですが、誠意のない対応は避けるべきです。できる限り早く、丁寧に辞退の意思を伝えましょう。
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電話かメール、どちらが良い?

電話とメール両方で行うのがベスト

内定辞退の連絡方法として最も丁寧で確実なのは、まず電話で直接担当者に辞退の意思とお詫びを伝え、その後改めてメールでも連絡を入れるという方法です。電話では、声のトーンや話し方で誠意を直接伝えることができ、企業側も状況をすぐに把握できます。一方、メールは辞退の意思を明確に記録として残せるというメリットがあります。口頭でのやり取りだけでは、「言った言わない」のトラブルに発展する可能性も否定できませんが、メールを送っておくことで、正式に辞退の連絡をした証拠となります。電話で伝える際には、まずお詫びの言葉を述べ、辞退の意思を明確に伝えた後、改めてメールでも連絡する旨を伝えるとスムーズです。この二重の連絡が、企業に対する最大限の配慮と言えるでしょう。

電話が難しいと感じる場合は、メールで行う

電話で内定辞退を伝えることに強い抵抗を感じる場合や、担当者が不在でなかなかつかまらないといった状況では、メールのみで辞退の連絡を行うことも一つの選択肢です。ただし、メールのみで連絡する場合は、電話で伝える以上に丁寧な言葉遣いや誠意が伝わる文面を心がける必要があります。件名には「内定辞退のご連絡/氏名」のように、内容が一目でわかるように記載しましょう。本文では、まず内定をいただいたことへの感謝を述べ、その後、辞退の意思とその理由(簡潔に)、そしてお詫びの言葉を丁寧に記述します。メールは一方的な連絡になりがちなので、送信後は企業側がメールを確認したかどうか、返信がない場合は数日後に再度連絡するなどの配慮も必要になることがあります。

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電話で内定辞退を伝える場合の例文

基本的な例文

「お世話になっております。〇月〇日に内定の通知をいただきました〇〇大学の〇〇(氏名)と申します。採用ご担当の〇〇様はいらっしゃいますでしょうか。

(担当者に代わる)お世話になっております。〇〇大学の〇〇です。先日は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。大変申し上げにくいのですが、誠に勝手ながら、この度の内定を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。

貴重なお時間を割いて選考していただいたにも関わらず、このような形となり大変申し訳ございません。本来であれば直接お伺いしてお詫びすべきところ、お電話でのご連絡となり恐縮です。何卒ご容赦いただけますようお願い申し上げます。」

このように、まずは内定へのお礼と、辞退する旨、そしてそれに対する謝罪を明確に伝えましょう。

内定から内定承諾までの期間が長い(企業に回答をせずに待たせた)場合の例文

「お世話になっております。〇月〇日に内定の通知をいただき、お返事をお待たせしておりました〇〇大学の〇〇(氏名)と申します。採用ご担当の〇〇様はいらっしゃいますでしょうか。

(担当者に代わる)お世話になっております。〇〇大学の〇〇です。この度は内定のご連絡をいただき、また、お返事までお時間をいただきまして誠にありがとうございました。熟考を重ねた結果、誠に恐縮ではございますが、この度の内定を辞退させていただきたくご連絡いたしました。

お忙しい中、選考にお時間を割いていただき、さらに回答をお待たせしたにも関わらず、このようなお返事となり大変申し訳ございません。多大なるご迷惑をおかけしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。本来であれば直接お詫びすべきところ、お電話でのご連絡となりますことをご容赦ください。」

回答を待たせたことへのお詫びを加えることが重要です。

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内定辞退を電話で伝える場合の細かいポイント

電話で内定辞退を伝える4ステップ

1.採用の担当者につないでいただく

内定辞退の電話をかける際は、まず受付や電話に出た社員の方に、自分の氏名と大学名(または現職名)、そして内定をいただいている旨を伝え、採用担当者の方につないでいただくようお願いしましょう。例えば、「お世話になっております。〇〇大学の〇〇と申します。この度、内定のご連絡をいただきました件で、採用ご担当の〇〇様にお電話いたしました。〇〇様はいらっしゃいますでしょうか」といった形で伝えます。担当者の名前が分からない場合は、「採用ご担当者様」で問題ありません。重要な連絡ですので、必ず担当者本人に直接伝えることが大切です。他の社員に伝言を頼むのではなく、確実に担当者に辞退の意思を伝えるようにしましょう。

2.営業時間中で企業側の仕事がひと段落したタイミング(午後やピーク帯以外など)に電話する

電話をかける時間帯は、企業の営業時間内であることはもちろん、相手の業務が比較的落ち着いているタイミングを見計らうのがマナーです。一般的に、始業直後(午前9時~10時頃)や終業間際(午後5時以降)、そして昼休み(正午~午後1時頃)は避けた方が良いでしょう。これらの時間帯は朝礼や会議、業務の引継ぎなどで忙しい可能性が高いです。比較的繋がりやすく、相手も対応しやすいのは、午前中であれば10時半~11時半頃、午後であれば14時~16時頃とされています。ただし、これはあくまで一般的な目安であり、業界や企業によって状況は異なります。電話をかける前に、企業のウェブサイトなどで営業時間を再確認し、できる限り相手の負担にならない時間帯を選びましょう。

3.非常に残念である旨を伝えつつ、辞退の意思をはっきりと示す

内定辞退の電話では、まず選考に時間と労力を割いてくれた企業への感謝の気持ちと、内定を辞退することに対する残念な気持ちを伝えることが大切です。しかし、それと同時に辞退の意思は明確に、そしてはっきりと伝える必要があります。「大変申し上げにくいのですが」「誠に恐縮ですが」といったクッション言葉を使いつつも、「内定を辞退させていただきます」と結論を伝えましょう。曖昧な表現や、まだ迷っているかのような印象を与える話し方は、企業側を混乱させ、引き止めにあう可能性を高めてしまいます。相手に期待を持たせるような言い方は避け、辞退の決意が固いことを理解してもらうことが、スムーズな手続きのためには重要です。

4.今後関わりをもつ機会があるかもしれないので、その点を考慮する

内定を辞退する企業とは、これで縁が切れるとは限りません。将来、別の形で仕事上の取引先として関わる可能性や、転職市場で再び出会う可能性も十分に考えられます。特に同じ業界であれば、その可能性はさらに高まります。そのため、たとえ辞退する場合であっても、失礼のない丁寧な対応を心がけ、良好な関係を損なわないように努めることが賢明です。電話の最後には、「この度は貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。末筆ながら、貴社のご発展を心よりお祈り申し上げます」といった言葉を添えるなど、相手への敬意を示すことで、円満な辞退に繋がりやすくなります。一時的な感情や状況に流されず、長期的な視点を持って誠実に対応することが、自身のキャリアにとっても大切です。

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メールで伝える場合の例文

電話で伝えた後に念のためにメールをする場合の例文

件名:内定辞退のご連絡と御礼/〇〇(氏名)

〇〇株式会社 人事部 採用ご担当 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学の〇〇(氏名)です。 先ほどお電話にて内定辞退の旨をお伝えいたしましたが、改めてメールでもご連絡させていただきます。

この度は、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。 大変光栄な機会をいただきましたが、慎重に検討を重ねた結果、誠に勝手ながら、この度の内定を辞退させていただきたく存じます。

お電話でもお伝えいたしましたが、貴重なお時間を割いて選考していただいたにも関わらず、このような形となり大変申し訳ございません。 選考を通じて、〇〇様をはじめ、貴社の方々には大変お世話になりましたこと、心より感謝申し上げます。

末筆ながら、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

署名 〇〇(氏名)

〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科

電話番号:XXX-XXXX-XXXX

メールアドレス:XXXXX@XXXXX.com

このように、電話で伝えた内容を改めて確認する形で、感謝と謝罪の意を丁寧に記しましょう。

電話をせずメールのみで辞退を伝える場合の例文

件名:内定辞退のご連絡/〇〇(氏名)

〇〇株式会社 人事部 採用ご担当 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学の〇〇(氏名)と申します。 〇月〇日に内定のご連絡をいただきました件につきまして、誠に恐縮ながら、メールにて失礼いたします。

この度は、内定を賜り、誠にありがとうございました。 貴社より高い評価をいただきましたこと、大変光栄に存じます。 しかしながら、自身の適性や将来のキャリアプランなどを熟考した結果、誠に勝手ながら、この度の内定を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。

選考におきましては、〇〇様をはじめ、多くの皆様に貴重なお時間を割いていただきましたこと、心より感謝申し上げます。 このようなご連絡となり、大変ご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます。

本来であれば、直接お伺いしお詫びを申し上げるべきところではございますが、メールでのご連絡となりましたこと、何卒ご容赦いただきたくお願い申し上げます。

末筆ながら、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

署名 〇〇(氏名)

〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科

電話番号:XXX-XXXX-XXXX

メールアドレス:XXXXX@XXXXX.com

メールのみの場合は、電話ができなかったお詫びも添えるとより丁寧な印象になります。

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電話に加えてメールでも辞退を伝えた方がいい理由

口頭の確認のみだと「言った言わない」の問題に発展する可能性がある

電話での内定辞退は、直接相手に誠意を伝えられる反面、そのやり取りが記録として残らないというデメリットがあります。担当者が忙しく、辞退の連絡を正確に記憶していなかったり、他の社員への引継ぎがうまくいかなかったりする可能性もゼロではありません。後になって「辞退の連絡を受けていない」といった事態になると、双方にとって非常に気まずい状況を生み出します。このような「言った言わない」のトラブルを避けるためにも、電話で伝えた後に改めてメールで辞退の意思を送信しておくことが推奨されます。メールであれば、送信日時や内容が明確に記録されるため、確実に連絡した証拠となり、無用な誤解や問題を未然に防ぐことができます。

メールの送信履歴があると万が一トラブルになった際に自分を守る証拠となる

万が一、内定辞退に関して企業側と何らかのトラブルが発生した場合、メールの送信履歴は自分自身を守るための重要な証拠となり得ます。例えば、企業側が「辞退の連絡を受けていないため、入社の準備を進めて損害が発生した」などと主張してきた場合でも、メールで正式に辞退の意思を伝えた日時と内容を示すことができれば、不当な要求に応じる必要はありません。特に内定承諾後の辞退など、企業側に一定の負担を強いる可能性がある場合には、このような記録を残しておくことの重要性が増します。電話での連絡に加えてメールも送っておくという一手間が、後々の余計な心配や不利益から自身を保護することにつながるのです。

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【もしも】企業側とトラブルになった場合に知っておくべきこと

企業側に引き止める権利はない

内定辞退を伝えた際に、企業側から強く引き止められたり、時には威圧的な態度を取られたりするケースも稀にあります。しかし、職業選択の自由は憲法で保障された国民の権利であり、どの企業で働くか、あるいは働かないかを最終的に決定するのは応募者自身です。企業側には、応募者を無理やり入社させたり、辞退を認めなかったりする法的な権利はありません。たとえ内定承諾書を提出していたとしても、入社日の2週間前までに辞退の意思を伝えれば、原則として労働契約は解約できると民法で定められています。したがって、企業からの過度な引き止めや圧力に対しては、冷静かつ毅然とした態度で対応することが重要です。

最終的に入社するしないは、労働者側の判断が優先される

企業は採用活動に多大なコストと時間をかけており、内定者にはぜひ入社してほしいと考えています。そのため、辞退の申し出に対して、様々な理由をつけて説得を試みたり、時には感情的な言葉を投げかけたりすることもあるかもしれません。しかし、最終的に入社するか否かを決定する権利は、常に労働者側にあります。企業側の事情や期待も理解しつつ、自身のキャリアプランや価値観に基づいた決断を尊重することが大切です。もし企業側の対応に困惑したり、不当だと感じたりした場合は、一人で抱え込まずに大学のキャリアセンターやハローワーク、労働基準監督署などに相談することも検討しましょう。

明確に意思を伝える方が良い

企業側とトラブルになりそうな場合、あるいは強い引き止めにあった場合には、曖昧な態度を取らず、辞退の意思を改めて明確に伝えることが重要です。相手に期待を持たせるような言動や、迷っている素振りを見せると、企業側も「まだ可能性があるかもしれない」と捉え、さらに説得を試みてくる可能性があります。そうなると、辞退のプロセスが長引いたり、精神的な負担が増えたりするだけです。お詫びの気持ちや感謝の念は伝えつつも、「大変申し訳ございませんが、辞退の意思は変わりません」とはっきりと伝えることで、企業側にも最終的な決断であることを理解してもらいやすくなります。誠実でありながらも毅然とした態度は、無用なトラブルを避けるために不可欠です。

メールの文面などで証跡を残す方が良い

企業との間で内定辞退に関するトラブルが懸念される場合、やり取りの証拠を残しておくことが極めて重要です。電話で重要な会話をした際には、その内容(日時、担当者名、会話の要点など)をメモしておくとともに、改めてメールでも同様の内容を送信し、記録として残しましょう。メールであれば送信日時や内容が客観的な証拠として保存されるため、後日「言った言わない」の水掛け論になったり、企業側から不当な主張がなされたりした場合に、自身の正当性を証明する助けとなります。特に、辞退の意思を伝えた日付や、企業側の反応などは、万が一の際に非常に重要な情報となり得ます。冷静な対応を心がけつつ、自衛のために記録を残す習慣をつけましょう。

内定辞退の理由はどう伝えるのが良いですか?
キャリアアドバイザー
内定辞退の理由は、正直かつ簡潔に伝えるのが基本です。「熟考の結果、他社への入社を決意したため」といった伝え方で十分です。詳細な社名や条件を伝える必要はありません。大切なのは、お世話になったことへの感謝と、辞退することへのお詫びの気持ちを誠実に伝えることです。企業の悪口や批判と受け取れるような表現は避けましょう。
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転職エージェントを使っている場合は?

エージェントを使っている場合はエージェントに伝えればOK

転職エージェントを通じて応募し、内定を得た企業を辞退する場合、応募者自身が直接企業に連絡する必要はありません。まずは担当のキャリアアドバイザーに内定辞退の意思を伝えましょう。キャリアアドバイザーが応募者に代わって企業への連絡や手続きを行ってくれます。この際、なぜ辞退するのかという理由を正直に伝えることが大切です。キャリアアドバイザーは応募者の意向を尊重し、企業に対して角が立たないように上手く伝えてくれるでしょう。また、辞退理由によっては、今後の転職活動へのアドバイスももらえるかもしれません。エージェントを利用する大きなメリットの一つは、こうした気まずい連絡や交渉事を代行してくれる点にあると言えます。

エージェントはいいづらいことも伝えてくれる

内定辞退の連絡は、誰にとっても精神的な負担が大きいものです。特に、お世話になった採用担当者に対して直接断りを入れるのは気が引けるという人も多いでしょう。転職エージェントを利用していれば、このような「言いにくいこと」もキャリアアドバイザーが代行してくれます。キャリアアドバイザーは、企業と応募者の間に立ち、円滑なコミュニケーションをサポートするプロフェッショナルです。応募者の辞退理由を企業側に丁寧に説明し、理解を求める役割を担ってくれます。これにより、応募者は直接的な気まずさを感じることなく、スムーズに辞退手続きを進めることができます。また、企業側もエージェントを通じて客観的な情報を得られるため、感情的なしこりを残しにくいというメリットがあります。

キャリアアドバイザー
転職エージェントとの付き合い方については、転職エージェントに「急かされる」と感じた!原因と対策方法を解説しますで詳しく解説しています。
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内定辞退したけど、どうしよう...

内定を辞退した後、「本当にこれで良かったのだろうか」「次の就職先はすぐに見つかるだろうか」といった不安に駆られることは少なくありません。特に、他に内定がない状況で辞退した場合や、期待していた企業からの内定を辞退した場合には、焦りや後悔の念が押し寄せてくることもあるでしょう。しかし、一度下した決断に過度に囚われず、気持ちを切り替えて次の行動に移ることが大切です。転職活動に対して、特に何の対策も行っていないという人が66.1%を占めており、過半数の人が転職活動の対策を行っていないというデータもあります。今回の経験を踏まえ、なぜその内定を辞退したのか、自分は何を求めているのかを再分析し、今後の活動に活かしましょう。

参照:「令和2年度転職者実態調査の概況/厚生労働省

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内定辞退後、別企業の選考を受け直したい場合にすべきこと

内定辞退後にすべきこと3選

業界や職種の見直し

内定を辞退したという事実は、一度立ち止まって自身のキャリアプランを見つめ直す良い機会と捉えることができます。なぜその内定を辞退するに至ったのか、その理由を深く掘り下げてみましょう。業界の将来性や働き方に疑問を感じたのか、職務内容が自分の適性や興味と合わないと感じたのか、あるいは企業文化や待遇面でのミスマッチがあったのか。これらの要因を分析することで、自分が本当に何を重視しているのか、どのような環境で働きたいのかが明確になります。その上で、改めて興味のある業界や職種について情報収集を行い、必要であればこれまで検討していなかった分野にも視野を広げてみることが、より納得のいく転職活動につながるでしょう。

求人の絞り込み

内定辞退の経験を踏まえ、自身の希望条件や優先順位がより明確になったら、次はその条件に合致する求人を効率的に探し出す段階に移ります。やみくもに応募するのではなく、業界、職種、勤務地、給与、福利厚生、企業文化など、自分にとって譲れないポイントを整理し、それに基づいて求人を絞り込みましょう。転職サイトの検索機能を活用する際には、詳細な条件設定を行うことで、より希望に近い求人を見つけやすくなります。また、企業のウェブサイトや口コミサイト、OB・OG訪問などを通じて、求人票だけでは分からないリアルな情報を収集することも重要です。この絞り込みの精度が、次の選考の成功率を高める鍵となります。

選考の対策の練り直し

内定辞退を経て再度選考に臨むにあたっては、これまでの選考対策を見直し、改善点があれば修正していく必要があります。以前の面接でうまく答えられなかった質問はなかったか、自己PRや志望動機は十分に練られていたか、企業研究は徹底できていたかなどを振り返りましょう。特に、なぜ前回の内定を辞退したのかという点は、次の面接で質問される可能性があります。その際には、ネガティブな表現を避け、前向きな理由や学びとして説明できるように準備しておくことが重要です。また、模擬面接を行ったり、キャリアアドバイザーに相談したりして、客観的なフィードバックをもらうのも効果的です。新たな気持ちで、万全の準備を整えて次の選考に挑戦しましょう。

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どんな企業を受け直すべきかわからない場合

Zキャリアでキャリアの相談をしてみよう

内定を辞退した後、次にどのような企業を目指すべきか、一人で悩んでしまうこともあるでしょう。そんな時は、転職のプロであるキャリアアドバイザーに相談してみるのがおすすめです。Zキャリアでは、経験豊富なキャリアアドバイザーが、あなたのスキルや経験、価値観を丁寧にヒアリングし、今後のキャリアプランについて一緒に考えてくれます。内定辞退に至った理由を共有することで、あなた自身も気づかなかった適性や、よりマッチする企業像が見えてくるかもしれません。客観的な視点からのアドバイスは、新たな可能性を発見するきっかけとなり、次のステップへの不安を軽減してくれるはずです。まずは気軽に相談し、専門家のサポートを受けながら、納得のいく転職活動を進めていきましょう。

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Zキャリアのすごいところ

未経験からチャレンジできる職種が特化して揃っている

Zキャリアの大きな特徴の一つは、未経験からでもチャレンジしやすい職種の求人を豊富に取り揃えている点です。これまでの経験やスキルに自信がない方や、全く新しい分野に挑戦したいと考えている方にとって、Zキャリアは心強い味方となるでしょう。例えば、ITエンジニア、Webデザイナー、営業職、事務職など、多様な職種で未経験者歓迎の求人が充実しています。企業が未経験者を採用する際に重視するポイントとして「人柄・社風との相性」が87.1%で最多であるというデータもあり、ポテンシャルを重視する採用が増えています。Zキャリアでは、そうした企業のニーズと求職者の意欲を的確にマッチングし、新たなキャリアへの一歩を後押ししてくれます。研修制度が充実している企業の求人も多いため、安心して新しい仕事に飛び込める環境が見つかるはずです。

参照:「業界・職種未経験者の採用で重視するポイントは、「人柄・社風との相性」が最多。評価する能力トップは「コミュニケーション能力」/株式会社学情のプレスリリース

求人数が80,000件以上ある

Zキャリアが誇る強みの一つは、その圧倒的な求人数の多さです。常時80,000件以上という豊富な求人情報の中から、あなたの希望や適性に合った仕事を見つけ出すことができます。この膨大なデータベースには、大手企業から成長中のベンチャー企業、地域に根差した優良企業まで、多種多様な企業の求人が含まれています。選択肢が多ければ多いほど、より自分にマッチした職場に出会える可能性は高まります。また、一般には公開されていない非公開求人も多数保有しており、Zキャリアを通じてしか応募できない魅力的な案件に出会えるチャンスも広がります。キャリアアドバイザーがあなたの希望を丁寧にヒアリングし、この豊富な求人の中から最適なものを提案してくれるでしょう。

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転職活動は、多くの疑問や不安がつきものです。特に内定辞退後となると、何から手をつければ良いのか、自分に合った仕事が見つかるのかといった悩みは尽きないでしょう。Zキャリアでは、こうした転職に関するあらゆる相談を無料で行うことができます。経験豊富なキャリアアドバイザーが、あなたの状況や希望を丁寧にヒアリングし、客観的な視点から的確なアドバイスを提供してくれます。今後のキャリアプランの設計から、具体的な求人の紹介、選考対策に至るまで、トータルでサポートを受けられるため、一人で悩むよりも効率的かつ安心して転職活動を進めることが可能です。まずは気軽に相談し、専門家の知見を活用してみてはいかがでしょうか。

書類作成や選考のやりとりなどすべてアドバイザーがやってくれる

転職活動において、履歴書や職務経歴書といった応募書類の作成は手間がかかり、また面接日程の調整などの企業とのやり取りも煩雑に感じることがあります。Zキャリアを利用すれば、こうした面倒な作業の多くをキャリアアドバイザーが代行してくれます。あなたの強みや経験を最大限にアピールできるような書類作成のアドバイスはもちろん、企業への応募手続きや面接日程の調整、条件交渉など、選考に関する様々なサポートを受けられます。これにより、あなたは企業研究や面接対策といった、より本質的な活動に集中することができます。特に働きながら転職活動を進める方にとっては、時間的な負担を大幅に軽減できる大きなメリットと言えるでしょう。

Zキャリアで新しい仕事を見つけよう

内定辞退という経験は、決してネガティブなものではなく、自分自身を見つめ直し、より良い未来を築くためのステップと捉えることができます。Zキャリアは、そんなあなたの新たな挑戦を全力でサポートする転職エージェントです。豊富な求人数、未経験からでもチャレンジしやすい職種のラインナップ、そして経験豊富なキャリアアドバイザーによる親身なサポート体制が整っています。書類作成や面接対策はもちろん、企業との細かなやり取りまで代行してくれるため、安心して転職活動に専念できます。一人で悩まず、まずはZキャリアに相談して、あなたにぴったりの新しい仕事を見つけ、輝ける未来への第一歩を踏み出しましょう。

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