公開 2025/02/14
Zキャリア編集部
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目次
一般的には「フリーター=年収が低い」というイメージがあるかもしれませんが、平均して月収30万円以上であれば正社員よりも稼げると言えます。ただ、働くうえで大切なのは年収だけではありません。正社員にはフリーターにはない社会保障や福利厚生があり、長いスパンで見れば心身ともに無理なく働ける場合もあります。
この記事では、フリーターと正社員の年収や月収を比較しつつ、それぞれのメリット・デメリットを検証します。
この記事でわかること
一般的には、「フリーター=年収が低い」というイメージがあるかもしれません。ただ、フリーターであっても働き方によっては正社員以上の年収をキープすることが可能です。
ここでは、フリーターと正社員の年収の差を比較します。
参考:「令和5年度賃金構造基本統計調査(14ページ)/厚生労働省」
このグラフは正社員と正社員以外の賃金推移を比較したものです。年代別の平均年収(月収)は以下の通りです。
フリーターの場合、年功序列によるベースアップが期待しにくく、年代ごとの年収の差があまりない現状がうかがえます。働く日数が減ったり、時間が短くなったりすると月収が減り、年収もその分だけ少なくなります
年代別の正社員の平均年収(月収)は以下の通りです。
正社員の場合、年代が上がるごとに年収がベースアップしていく点が特徴です。
一方、フリーターの平均年収は30〜34歳で264万円であり、正社員とは84万円ほどの開きがあります。フリーターの場合、年功序列による賃金体系が定着していないため、年代が上がるほど正社員との年収の差が開いていくのが現状です。
フリーターであっても平均360万円(月収30万円)以上の収入があれば、正社員より稼げると言えます。しかし、正社員のメリットは単純な収入面だけではありません。
社会保障や福利厚生など、正社員には年収以外のメリットがいくつかあります。
正社員の大きなメリットとして挙げられるのが社会保障です。正社員の場合、国民年金に上乗せして厚生年金が積み立てられます。厚生年金はリタイア後に受け取れるため、長く働くほど定年後も安心です。厚生年金以外にも、正社員なら労災や失業保険がほぼ自動的に適用されるため、予期せぬケガや急な退職の際も収入が保障されます。
現状ではフリーターでも社会保険に加入できる事業所が少ないため、働き方によっては充分な補償を受けられない可能性があります。
リタイア後の収入保障を期待するなら、若いうちから正社員を目指すのがおすすめです。
福利厚生は働きやすさを左右する大きな要素です。
福利厚生には
などが含まれます。最近では、フリーター向けの福利厚生を拡充している企業も増えていますが、現実的には全体で見ると少数派かもしれません。福利厚生が充分に受けられないと、手当の面で正社員と差がついてしまい、働くうえでのモチベーション低下につながります。
福利厚生はリフレッシュの意味もあるため、長く働くほど重要性を増します。心身の健康を保ちつつ長いスパンで働きたい場合は正社員がおすすめです。
人生のやりがいは年収だけではありません。正社員よりも平均年収が稼げなかったとしても、フリーターにはフリーターならではの楽しみと幸せがあります。
正社員と比較した場合、「フリーターのほうが幸せだと感じる理由」についてまとめました。
フリーターは正社員と比べて、仕事の責任が重くなりにくいです。
どのバイトでも、「いつでも辞められる」という前提があるため、責任ある業務やポジションは任されにくい傾向にあります。
「責任が重くない=ストレスやプレッシャーが軽い」と考えれば、幸せを感じやすくなるのかもしれません。
フリーターならシフトも基本的に申告制のため、自分のペースで無理なく働けます。プライベートな理由で休むのも、事前に申請していれば自由です。正社員と比べると1日の拘束時間を短くできるため、体力に不安があったり、持病を抱えていたりする人でも体調をコントロールしつつ、働きつづけられます。
1つの仕事にあまり拘束されず、比較的辞めやすい点もフリーターのほうが幸せな理由です。もちろん、バイトでも責任感が問われますが、正社員と比較すると求められる業務が軽く、辞めやすいと言えるでしょう。
辞めやすさは言い換えれば、「短期間でいろいろな仕事を経験できる」ということでもあります。たとえば、収入面でより条件の良いバイトに移ったり、職場環境が自分に合ったバイトにエントリーしたりと、スキル次第で身軽に仕事を変えられるのが大きな魅力です。
自由度の高い働き方など、フリーターのほうが幸せな面もありますが、長いスパンで見れば保障が手厚い正社員のほうが安心という声も少なくありません。
正社員とフリーターの違いについて、年収以外の面を含めて比較します。
正社員になる主なメリットは以下の通りです。
日本では約7割の企業の給与制度が年功序列と言われています。最近では、年功序列をはじめとした「日本型経営」が崩れつつあると言われています。ただ、実際には現在でも年代ごとの昇給を前提とした給与制度が主流です。
年功序列による給与制度の下では、正社員になると将来的な年収の見通しが立てやすくなります。そのため、「30代で結婚して子どもを持とう」「定年までには住宅ローンをきれいに完済できるだろう」など、長期的なビジョンを描きやすく、働くモチベーションにもつながるでしょう。
福利厚生を含め、長期的な安心を得たい人には正社員としての働き方がおすすめです。
フリーターは正社員と違って「1つの企業に長く縛られない」ため、より身軽で自由な働き方ができます。採用までのプロセスが正社員よりも短いため、自分の得意分野やその時々の興味に合わせて柔軟にバイトを選ぶことも可能です。退職のハードルも正社員より低いため、「本当にかなえたい夢を追いつつ最低限のお金を稼ぐ」というスタイルも珍しくありません。作家やミュージシャンに元フリーターが多い傾向があるのはそのためです。
本当に叶えたい大きな夢があったり、好きな仕事だけで稼ぎたかったりする人はフリーターのほうが働きやすいと言えます。
平均年収で比較すると、フリーターよりも正社員のほうが水準が高い傾向にあります。一方で、「バイトから正社員になって給料が下がってしまった」というパターンも珍しくありません。
ここでは、バイトから正社員になって給料が下がってしまう主な理由、下がった場合の対処法を解説します。
参考:「令和5年度賃金構造基本統計調査(14ページ)/厚生労働省」(データ参照日:2025/01/29)
月収換算で見ると、30〜34歳の平均は約29万円であり、年収に直すと348万円になります。バイトだけで30万円以上の月収をもらっていた場合、正社員の給料がそれ以下だと「月収が下がってしまう」というパターンにあてはまります。
たとえば、30代前半までバイトでしっかり稼いでいて、その後、正社員として採用されたとしても、30代の平均月収が保障されるとは限りません。バイトからの正社員採用を目指している場合、採用後の給与体系については入念なシミュレーションが必要です。
正社員になることでかえって収入が下がってしまう場合は、他の職場へのエントリーを検討しましょう。特に、30代以降から正社員を目指す場合、新卒並みの給与ではなく、年代に合った収入が保障されるかを確認しておく必要があります。
ただ、働くうえで大切なのは表面的な月収・年収だけではありません。額面上の給与が低くても、そのかわりに手厚い福利厚生が用意されていたり、キャリアサポートが充実していたりする企業もあります。
バイトから正社員を目指す場合は給与だけでなく、福利厚生や働きやすさも含めて判断しましょう。
バイトの日数を増やしたり、特殊なバイトを選んだりすることで、フリーターであっても正社員以上の収入を得られる可能性もあります。
フリーターは正社員と比較して働き方の自由度が高いため、「身軽な立場のまましっかり稼いでいく」というのも1つの方法です。
しかし、フリーターは社会保険の加入条件があるため加入可能な事業所が限られており、公的な社会保障を受けにくいでしょう。、結果として年代が上がるほど正社員との年収の差が開いていくため、将来的な収入保障の面ではどうしても不安が残ります。
失業やケガ・病気など、長期的なリスクを含めたうえで、長く安心して働きつづけられる道を選びましょう。
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