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ひきこもりとニートは何が違う?人口や男女比、末路や対処法も紹介

ひきこもりとニートは何が違う?人口や男女比、末路や対処法も紹介

公開 2025/09/26

Zキャリア編集部

Zキャリア編集部は、初めて就職・転職する方々へ、就職活動に役立つ情報を発信しています。具体的な職種や業界に特化した情報提供を心がけ、将来のキャリアを考える上で参考になるような内容をお届けしています。

目次

「ひきこもりとニートは何が違うの?」という疑問に答えながら、その実態について人口や男女比、就労経験などのデータから探ります。働くモチベーションの上げ方やおすすめ職種なども紹介。

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「ひきこもりとニートって何が違うの?」「自分はどっち?」と気になった方はいませんか。

本記事では、ひきこもりとニートの違いやひきこもりやニートに関するデータを紹介します。また、現在の状況からの脱出方法やモチベーションを上げる方法も併せて紹介します。やりたいことがない、働こうという気力が湧かない方向けにモチベーションの上げ方も紹介します。

この記事を読めば、あなたの現在地を知ることができ、どんなことをすれば現状を脱することができるかのヒントを得ることができます。

合わせて読みたい

ひきこもりとニートの違い

ひきこもりの定義

ひきこもりの定義を厚生労働省が以下のように述べています。

「様々な要因の結果として社会的参加(就学、就労、家庭外での交遊など)を回避し、原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態を指す現象概念(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)」

定義は以上のようになっていますが、簡潔にいうと半年以上社会的な関わりがない人のことを指しています。実際に内閣府が行うアンケートでは、「自室からほとんど出ない」「自室からは出るが、家からは出ない」「近所のコンビニなどには出かける」「趣味の用事のときだけ外出する」のいずれかを回答し、その状態になって6ヶ月以上経つと回答した人たちを『広義のひきこもり群』と定義しています。

参照:ひきこもりの定義など|厚生労働省

ニートの定義

ニートの定義は厚生労働省が以下のように述べています。

「ニートとは15~34歳の非労働力(仕事をしていない、また失業者として求職活動をしていない者)のうち、主に通学でも、主に家事でもない独身者」

元々はイギリスで「Not in Education, Employment, or Training(就学・就業・職業訓練のいずれにも該当しない者)」の頭文字を取って「NEET」という造語ができたことが始まりです。イギリスの「NEET」が失業者も含む不就業の若者(13歳から19歳)を表す概念であったのに対して、日本では失業者を除く概念として登場し、対象年齢も15歳から34歳と広い年齢層に対して用いられるようになりました。

参照:ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書|財団法人 社会経済生産性本部

ひきこもりとニートの違いは「対人関係の有無」と「年齢」

ニートとひきこもりの違いは非常に曖昧ですが、定義上での違いは対人関係に言及されているかどうかという点です。ひきこもりは「6ヶ月以上対人関係がない」人とされていますが、ニートにはそう言った記述はありません。

また、ニートには「15〜34歳」と年齢についての条件がありますが、ひきこもりは特に言及されていないため、15歳以下や35歳以上も含まれています。

注目すべきは、ニートのうち57.9%と、約半数がひきこもりを経験しているという点です。「ひきこもり」と「ニート」のどちらの特徴も備えている人の多さから、その違いが曖昧になっているのでしょう。

参照:ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書|財団法人 社会経済生産性本部

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ひきこもりとニートのデータ

ひきこもりの人口と男女比

2022年の調査によると、ひきこもりの人口及び男女の割合は以下のようになっています。

  • 人口 全国推計146万人(50人に1人)
  • 男性の割合 53.5%
  • 女性の割合 45.1%

ひきこもりといえば男性が多いというイメージをもっていた方もいるのではないでしょうか。専業主婦や家事手伝い、家事、育児、介護などを担う女性の中に、他者との関係が閉ざされたまま「女性だから」というジェンダーの差別と生きづらさを抱えた女性が多く含まれていたのではないかと考えられています。

参照:「ひきこもり」全国推計146万人 50人に1人 内閣府調査を受けたKHJの見解|特定非営利活動法人 KHJ全国ひきこもり家族会連合会

参照:こども・若者の意識と生活に関する調査(令和4年度)|こども家庭庁

キャリアアドバイザー
ひきこもり女性については、ひきこもり女性の実態や現状を解説します〜抜け出すためのコツも紹介〜で詳しく解説しています。

ニートの人口と男女比

2022年の調査によると、ニートの人口及び男女の割合は以下のようになっています。

  • 人口 約57万人(15歳〜24歳が26万人、25歳〜34歳が31万人)
  • 男性の割合 83.9%
  • 女性の割合 15.6%

ひきこもりと比べて、男女の割合に顕著な差が出ていることがわかります。これは、女性が「専業主婦」「家事手伝い」など何らかの役割を担っている人が多いのに対し、男性はそういった名称を用いた役割が存在しないことからこのような結果になったと考えられます。

参照:労働力調査(基本集計)2022年(令和4年)平均結果の要約、概要、統計表等|総務省

参照:ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書|財団法人 社会経済生産性本部

ひきこもりとニートの就業経験

ひきこもりの12〜39歳

  • 現在就業していないが過去に就業経験のある人 62.5%
  • 就業経験がない人 30.6%

ひきこもりの40〜69歳

  • 現在就業していないが過去に就業経験のある人 90.3%

ひきこもりの方のほとんどが就業経験があるという結果となっています。

ニートは就業経験なしと答えた人が 63.9%と半数を超えています。ひきこもりと比べて就業経験のない人が2倍ほど多いという結果となっています。

参照:こども・若者の意識と生活に関する調査(令和4年度)|こども家庭庁

参照:資料シリーズNo.217【第3章】『若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③―平成29年版「職業構造基本調査」より―』|労働政策研究・研修機構(JILPT)

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家にこもるようになった原因ランキング

家にこもるようになった原因ランキング

1位 退職したこと(14.9%)

家にこもるようになった原因第1位は「退職したこと」です。これは、仕事が単なる「収入源」ではなく、個人の社会的役割・生活リズム、人間関係という大きな3要素を抱えていることが大きな理由です。

「〇〇社の社員」「課長」といった役割や肩書きを失うことで、「自分は何者でもなくなった」という意識に繋がります。そのため「今何してるの?」という何気ない質問も怖くなり人と会うことを避けるようになってしまいます。

また、仕事は強制的に生活リズムを作り上げているので、その強制がなくなると、生活リズムが不規則になってしまいます。昼夜逆転の生活になったり、身なりを整える必要がなくなったりと、社会的な生活習慣が失われていきます。

職場という人間関係を構築する場を離れたことから、日常的なコミュニケーションが一気に減少してしまいます。仕事以外の趣味や地域のつながりなどを持っていない場合はなおさらです。この急激な孤独が、ひきこもる大きなきっかけになり得るのです。

キャリアアドバイザー
退職したことが大きな原因と聞くと、働くことに対して不安な気持ちが出てきますよね…職場が自分に合っていなかったことが大きな要因のため、自分に合った環境を選ぶことがとても重要と言えます。キャリアアドバイザーに相談して良い転職をしましょう!

2位 人間関係がうまくいかなかったこと(14.0%)

家にこもるようになった原因第2位は「人間関係がうまくいかなかったこと」です。ひきこもり、ニートどちらも共にコミュニケーションの難しさを感じている人が多いようです。

厚生労働省の資料では、ニートのうち64.4%が「人に話すのが不得意」と感じているというアンケート結果が出ています。それに加えて別のアンケートでは

  • 面接に通る(75.1%
  • 面接で質問に答える(64.8%
  • 職場で友達をつくる(64.6%
  • 上司から信頼される(64.1%

といった対人コミュニケーションが発生する行動に苦手意識をもっている人が多いという結果になっています。コミュニケーションが苦手だった・苦手になったことで家にこもりがちになった方も多いことがわかります。

3位 新型コロナウイルス感染症が流行したこと(12.3%)

家にこもるようになった原因の第3位は「新型コロナウイルス感染症が流行したこと」で、これは近年の社会状況を色濃く反映した結果です。

コロナ禍による外出自粛は、いつしか「家にいるのが当たり前」という生活習慣として定着してしまいました。その結果、行動制限がなくなった今でも、以前の生活に戻れずにいる方は少なくありません。

また、人とのつながりが希薄になったことで外出のきっかけを失ったり、便利なオンラインツールが普及して外出の必要性そのものが減ったりしたことも大きな要因です。

どんな人でもひきこもりになり得るとても大きな出来事であったことがわかります。

参照:こども・若者の意識と生活に関する調査(令和4年度)|こども家庭庁

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ひきこもりやニートの末路

体力や思考力が低下する

外出することが少なくなることで、体力がなくなっていきます。家の中での生活では体力の低下を感じにくいため、非常に危険です。生活リズムの乱れや不健康な食事、運動不足は生活習慣病のリスクを引き上げます。

また、長く引きこもって人とコミュニケーションを取らなくなることで、思考停止が常態化し、考える機能が低下していきます。考える機能が低下すると、以下の力が低下します。

  • 記憶する
  • アイデアを出す
  • 感情をコントロールする
  • 応用する
  • コミュニケーションする
  • やる気を出す

長期的に社会から孤立することは心身の健康にとって良い影響を与えません。

参照:引きこもりの解決に必要なこととはー支援を行って感じたリアルな話|Bless Corporation

友人と疎遠になって孤立してしまう

ひきこもることによって生活する環境が大きく異なり、結果友人と疎遠になってしまうことがあります。仲の良い友人と話したい気持ちはありつつも、どこか後ろめたい恥ずかしい気持ちで話しかけられなかったという経験はないでしょうか。

友人との交流は「自分が誰かに必要とされている」「受け入れられている」という感覚を与え、自己肯定感を高めてくれます。そのため、友人と疎遠になってしまうと、自己肯定感が低下してしまう恐れがあります。

将来への不安が常に付きまとい、悶々とした生活を送る

この記事が現在述べているように、周囲からもひきこもり続けていることに関するリスクについて話されることもあるかもしれません。「何かしなくてはいけない」と動き出さなくてはいけないことは分かっているけれど動けない、という2つの気持ちに板挟みになって嫌になってしまうことでしょう。

ひきこもりから抜け出せるような状態ではないけれど、ひきこもり続ける以上ずっと消えない不安とプレッシャーに押しつぶされそうになるというジレンマに苦しみ続けてしまいます。

家族との関係が悪くなる

ひきこもることで非常に責められた経験がある方もいらっしゃるかもしれません。また、最初は「ゆっくり休んだ方が良い」と受け入れてくれた家族も、ひきこもり期間が長くなるにつれ冷たくなっていき肩身が狭くなったという方もいらっしゃるかもしれません。

そうすると次第に会話を避けるようになり、結果、家族との関係が悪くなってしまう場合があります。家族にも助けを求められないという状況になると、会話する相手が誰もいなくなり、自分の考えが正しいのか、世の中がどうなっているのかを判断する基準を失い、妄想的な思考に陥りやすくなってしまいます。

経済的に困窮する

働かないでいると、支出はするのに収入はないという状況が続き、貯金があってもいずれ枯渇してしまいます。貯金が底をつきると生活がままならなくなり、経済的に困窮してしまいます。

また、税金を納めないことによって不利益が生じる可能性が出てきます。

生活保護を受給するケースもありますが、申請には様々な条件があり、誰もが受けられるわけではありません。

親に何かあった際に生活がままならなくなる

現在は親の援助によって生活が続けられるような状況でも、その援助は永遠に続くわけではありません。親の退職や高齢化に伴って金銭的な限界が訪れます。

特に高齢化により親が大病にかかるケース、介護が必要になるケースでは生活費以上の大金が必要になるため、非常に苦しい状況になってしまいます。

年齢を重ねるごとに就労できる可能性が低くなる

ひきこもり続けて年齢を重ねると、正社員として就職できる可能性が下がり続けていきます。フリーターのデータではありますが、以下のようなデータが出ています。

フリーター継続期間と正社員になれた割合

フリーターの継続期間が一年を超えると、正社員になれる割合は目に見えて落ちていきます。そして、4 年を境として正社員になれる割合は再び急落します。このことから、正社員経験を積まない時期が長くなるほど採用されにくくなってしまうことがわかります。

参照:労働政策研究報告書No. 199「大都市の若者の就業行動と意識の分化―「第4回 若者のワークスタイル調査」から―」|労働政策研究・研修機構(JILPT)

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動いた方が良いのは分かってるけどきっかけがないと難しい…

動いた方が良いというのは自分が一番分かっていて、分かっているけれどもどうにもならない、という状況の方も、もう未来を諦めている、という方もいらっしゃると思います。

そこで、ここからは働くきっかけになるかもしれない考え方をお伝えしたいと思います。

【働きたくない…】モチベーションを上げる考え方

趣味にお金を注ぎ込む未来を想像する

一番想像しやすいのがこちらなのではないでしょうか。旅行に行きたい、ライブに行きたい、趣味に関する新しいグッズが買いたい、などの気持ちをモチベーションに頑張る方法です。現在働いている方もこの理由で働けているという人が多くいます。

「好きなことをする」ということは人生を彩り、自己肯定感を上げることができるとても素敵なことです。好きなことに対して、金銭的な妥協をせずに全力で楽しむことができるようになるのは大きなモチベーションになるのではないでしょうか。

日中の自由と引き換えに新たな自由が手に入る

働くとなると、どんな形であれ現在よりも自由な時間が減ることになります。それは大きなデメリットに感じてしまうかもしれません。しかし、働くことで日中の時間とは別の自由を手にすることができます。

まず、「働いていない」という後ろめたい気持ちからの解放です。罪悪感をなくして自分を許すことで、自己肯定感を高めることができます。加えて、周囲からのプレッシャーや他人からの見え方を気にすることからも解放されます。この重圧から解放されることで心の自由が得られます。

また、金銭的な制約から解放されます。家族に迷惑をかけないように、貯金をなるべく減らさないように我慢してきたことはありませんか。働き出すことで支出だけでなく収入が増えるので金銭的な自由を手に入れることができます。

さらに、将来への漠然とした不安から解放されます。何をすれば良いのかわからなかった状態から、これからの道筋が見える状態に変わります。これによって心の自由に加え、選択の自由も生まれます。

自分のやりたいことを仕事にする

ここで紹介するのは、働くことそのものをモチベーションにすることです。実際に行われたアンケートでも、ニートの方は興味のある仕事がしたいという結果が出ています。

ニートの方は新入社員に比べて「面白い仕事であれば、収入が少なくても構わない」「たとえ経済的に恵まれなくても、気ままに楽しく暮らす方が良い」「あまり収入がよくなくても、やりがいのある仕事がしたい」という項目が高くなっています。

このことから、働くことに抵抗があっても、自分のやりたいことなら働けると考える人が多いことがわかります。「やりたいことをやる」ことをモチベーションに就職活動をするのはいかがでしょうか。

参照:ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書|財団法人 社会経済生産性本部

歳を重ねてから働く意思が出てきても、その頃の就労は難しくなることを知る

次に紹介するのは、マイナスをゼロにするという考え方です。ある調査では、ニートの人の就業希望者が年齢が上がるごとに増加していることがわかっています。以下は年齢別の就業希望者の割合です。

男性

  • 15〜19歳 29.1%
  • 35〜39歳 42.2%

女性

  • 15〜19歳 26.3%
  • 35〜39歳 41.8%

年齢が上がるにつれ、男性で13.1%、女性で15.5%も就業希望者の割合が増えています。

しかし前述の通り、正社員経験がない時期が長いほど採用率は下がっていく現状があります。

このことから、年齢を重ねると就業意思が高まるのに就業しにくくなるという状況になることがわかります。「この状況を避けたい」という気持ちをモチベーションにするという方法もあります。

参照:『若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③―平成29年版「職業構造基本調査」より―』|労働政策研究・研修機構(JILPT)

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でも、遠い将来のことなんて考えられない!

大人になってから後悔するかもしれない、と言われても、10年以上先の未来なんて想像できないですよね。それに今が楽しいことが大事で、将来に囚われすぎる必要はないという考えの方もいるかもしれません。

「このままではダメだ」と誰よりも分かっていても、体も心も中々動かず、そんな自分をまた責めてしまうという負のループにはまっていませんか。あなたが「将来について考えたくない」と考えるのは自分の心を守るための防衛本能かもしれません。

無理やり数十年後の将来について考えるのではなく、近い未来について軽く考えてみることから始めましょう。

重く考えすぎない!将来との向き合い方

「やりたいこと」が見つからないなら「やりたくないこと」から考えてみる

現在やりたいことが見つからないため、どうやって動き出せば良いのか分からない人もいるかと思います。実際にやりたいことが明確にある人の方が少ないという結果も出ています。あるアンケートでは「夢・ビジョンがある」と答えた人は40%であり、半数以下という結果が出ていました。20代だとさらに夢やビジョンがある人が少なくなり、27%ほどになります。

やりたいことから考えることが難しいのなら、「これだけは絶対にやりたくない」ということから考えていきましょう。例えば、「土日休みじゃないと嫌」「激務は嫌」「転勤はしたくない」「とにかく低賃金だけは許せない」などです。回避したいことを挙げることで具体的な希望が見えてきます。

参照:仕事における将来の夢やビジョン「ある」と答えた割合は?|ITmediaビジネス

いきなり数年後について考えるのではなく、明日の計画から立ててみる

数年後の自分なんて誰にも分かりません。そのため、そんな先の未来のことを考えるのはやめて「明日の午前中に何をするか」ということから決めてみましょう。「最寄り駅まで歩いてみる」「ハローワークのサイトを10分眺めてみる」など絶対にできることで構いません。それを実行できたら自分を褒め、それを積み重ねることで自信に繋がります。

計画を「やり続けるもの」として重く捉えるのではなく、実験程度に考えてみる

何かを始める時に、「これをずっと続けなきゃいけない」と思ってしまうと気が重くなってしまいます。そのため、全てを『お試し』や『実験』と思えば良いのです。

「とりあえず1ヶ月だけバイトをやってみよう。合わなかったら辞めれば良い。」くらいの心持ちで構いません。失敗しても「この仕事は自分に合わないというデータが取れたから、ある意味成功」と考えて、すぐ次にいきましょう。様々なことに挑戦していくうちに、何か夢中になれることに出会えるかもしれません。

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いきなり働くのは難しい!まずは準備運動から始めよう

フリーター継続期間と正社員になれた割合

1.生活リズムを整える

社会生活の基本である生活リズムを取り戻すことから始めていきましょう。これが一番重要とも言えます。試していただきたいのは以下の3つです。

  • 太陽を浴びて起きる:いきなり早起きから始めるのではなく、「何時に寝ても、必ず毎日同じ時間にカーテンを開けて太陽の光を浴びる」ことから始めてみましょう。
  • 食事時間を決める:食事の内容はなんでもOKです。「朝食は7時、昼食は13時、夕食は19時」のように食事時間のみを固定します。
  • 常にパジャマ”を辞める:一日中部屋着でいると、中々心をONの状態にすることが難しいです。起きたらとりあえず外に出られる格好に着替える習慣をつけましょう。

2.体力作りをする

長期間家にこもっていたことで、体力も気力も落ちています。体力のない状態で突然社会人として働くことは難しいため、体力をつけていきましょう。

おすすめなのは散歩をすることです。それも目的のある散歩をしてください。ただ散歩するのではなく、「コンビニの新商品を見に行く」「欲しい本を通販でなく駅前の本屋さんに買いに行く」など目的を作ることで義務感をなくします。段々目的がネタ切れしてきたら、「変な形の雲の写真を5枚撮る」「非常口の標識を10枚撮る」など遊び感覚の目的を立ててみてください。

ラジオ体操をするのも非常に効果的です。「それだけで?」と思われるかもしれませんが、全身の筋肉を使い、血流が良くなるので、頭がとてもスッキリします。

3.他人との接点を作ってみる

次にやるべきことは、他人との関わりを作ることです。最初からガッツリ人間関係を構築するのではなく、「少し話してみる」「家族以外の人間がいる場所に行く」ことから始めていきましょう。

挑戦しやすいのは、コンビニやスーパーでの会計時に「ありがとうございます」はもちろん「温めますか?→はい、お願いします」などの簡単な会話を交わすことです。「はい」と相槌だけで終わってしまうところに少し付け加えて話してみましょう。

図書館やカフェに行くのもおすすめです。静かすぎず、うるさすぎず、適度に人の気配がする場所は、社会の空気感に慣れるのに最適です。何かをする必要はありません。ただそこに座って本を読んだり、スマホをいじったりするだけでOKです。

4.単発・短期バイトやボランティアから始める

生活リズムを整え、体力をつけ、外出や他人とのコミュニケーションに慣れてきたら、お金を稼ぐという行為に体を慣らしていきましょう。最初から正社員を目指すのも悪くありませんが、まず責任やプレッシャーが少ないものからトライしていくのがおすすめです。1日だけの短期バイトや1週間や1ヶ月だけの短期バイトは、仕事が終われば人間関係がリセットされます。「とりあえず契約期間を乗り切ればOK」という気持ちで臨めますし、「働いてお金をもらう」という成功体験が大きな自信になります。

地域の清掃活動や、イベントの手伝いなど、無償の活動に参加するのも有効です。「お金をもらっていない」という気軽さがあり、「ありがとう」と直接感謝される経験は、自己肯定感を大きく高めてくれます。

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【アルバイト】ひきこもりやニートから始めやすい!おすすめ職種

工場・倉庫での軽作業

ベルトコンベアで流れてくる商品の検品、シール貼り、梱包、商品の仕分けなどを行います。担当する工程が決まっており、同じ作業を繰り返すことが多いです。

担当する業務が明確で、黙々と作業することができます。そのため、他のスタッフと無理に話す必要がありません。仕事内容がマニュアル化されており、未経験からでも始めやすいのが特徴です。

清掃スタッフ

オフィスビル、商業施設、ホテル、マンションなどの共用部分を掃除機やモップなどを使って清掃します。ゴミの回収やトイレ掃除なども含まれます。

担当エリアを一人で清掃することが多いため、コミュニケーションを取ることも少なく黙々と作業ができます。また、早朝や深夜など勤務時間も幅広いため都合の良い時間に働くことが可能です。

データ入力

紙の書類やアンケート、音声データなどを、パソコンを使って指定のフォーマット(Excelなど)に正確に入力していく作業です。

PCとネット環境があれば、在宅で仕事ができます。PCでの作業が基本となるため、電話応対や接客、業務上のコミュニケーションもあまり発生しません。納期を守れば、自分のペースで働くことができることも魅力です。

ポスティング

チラシや広告、無料の地域情報誌などを、指定されたエリアの住宅やマンションのポストに一軒ずつ投函して回ります。

完全に一人で働くことができるため、コミュニケーションを避けたい方にとてもおすすめのバイトです。また、担当エリアを歩いて回るため運動不足の解消にもなります。

新聞配達

早朝に販売所に届く新聞を受け取り、バイクや自転車で決まったルートの家庭や会社に配達します。

早朝に決まったルートを一人で回るため、配達先の方と顔を合わせることはほとんどありません。1日2〜3時間程度の勤務が多く、短時間で終わります。早朝の仕事のため、Wワークしやすいこともメリットとして挙げられます。

スーパーの品出し・バックヤード

バックヤード(店の裏側)に届いた商品を売り場に運び、棚に陳列・補充します。在庫の整理や簡単な清掃なども行います。

作業が単純で覚えやすく、未経験からでも始めやすくなっています。また、開店前やバックヤードでの作業が多いため、お客様と話す機会は限られています。しかし、スーパーによっては「品出し」の求人を出しているのに、実際はレジや接客まで任せられるところもあるため注意が必要です。

飲食店のキッチンスタッフ

マニュアルに沿った簡単な調理補助(野菜を切る、盛り付けなど)や、食器洗い(洗い場)を担当します。お客様の前に出ることはありません。

主に調理や洗い物を担当するため、お客様と直接話す機会はほとんどありません。しかし調理場でのコミュニケーションやホールスタッフとの連携が必要になります。コミュニケーションを全く取りたくないという方でなければ、新たな人間関係を構築する良い機会になるでしょう。

ホテルの客室清掃・ベッドメイキング

お客様がチェックアウトした後の客室に入り、シーツやタオルの交換、ベッドメイキング、バスルームや部屋全体の清掃、備品の補充などを行います。

チェックアウト後からチェックイン前までの時間に作業をするため、宿泊客と顔を合わせることはほとんどありません。作業手順が決まっているため、一度覚えれば一人で黙々と作業できます。

デリバリースタッフ

バイクや自転車、軽自動車などを使って、飲食店の商品(料理)や宅配サービスの商品をお客様の自宅やオフィスに届けます。

移動中はもちろん一人で行動でき、コミュニケーションも型が決まっているため、話すのが苦手な人でも始めやすいです。置き配希望の人も少なくないため、気構えすぎる必要はありません。運動不足の解消に加え、地理にも詳しくなることができます。

単発・短期のイベントスタッフ

コンサートやスポーツイベントなどで、会場の設営・撤去、グッズ販売、チケットのもぎり、お客様の案内・誘導などを行います。

様々な仕事を経験することができ、自分にどんな仕事が向いているか試す良い機会になります。また、人間関係もその場限りのため、他人の目を気にしすぎる必要はありません。まずは1日働いてみよう、という低いハードルから始められることも大きな利点です。

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【正社員】ひきこもりやニートから始めやすい!おすすめ職種

ITエンジニア

プログラミング言語を使ってシステムやアプリを開発したり、サーバーやネットワークが正常に動くように構築・運用・保守したりします。

実務経験を積むことで、専門スキルが身につき、将来的なキャリアアップや収入増に繋がります。スキルがあれば評価されるため、コミュニケーションに苦手意識があっても大丈夫です。IT業界は深刻な人手不足により、未経験者向けの研修制度が整っていることも多く、挑戦しやすいのも大きなポイントです。

工場の製造オペレーター

工場内で、製品を作るための機械をマニュアル通りに操作したり、製品に問題がないかチェック(検品)したり、材料を補充したりします。

機械の操作や製品の検査などの業務がマニュアル化されており、決められた手順に沿って作業することになるため、未経験からでも始めやすいのが特徴です。大企業やその関連会社が多く、給与や休日、福利厚生が安定している傾向があります。

ドライバー(配送・運送)

トラックを運転し、荷物を指定の場所(企業、倉庫、個人宅など)へ届けます。荷物の積み下ろしも行います。長距離、短距離など様々な種類があります。

運転中は一人のため、人間関係のストレスが少ないのが大きな魅力です。また、ネット通販の拡大によって需要が高く、仕事がなくなる心配が少ないので将来性もあります。普通免許(種類による)があれば挑戦できるため、学歴や職歴にコンプレックスを感じていても問題ありません。

介護職員

高齢者施設や利用者の自宅で、食事、入浴、着替え、トイレなどの身体的な介助や、掃除、洗濯などの生活援助、レクリエーションの企画・実行などを行います。

利用者の方とのコミュニケーションが中心であり、同世代との会話が苦手な人でも心理的なハードルが低いことも少なくありません。「介護職員初任者研修」や「介護福祉士」などの資格を取ることで、安定したキャリアを築くことができます。

警備員

商業施設やオフィスビルでの巡回、出入管理、防災センターでの監視業務や、工事現場やイベント会場での人や車両の誘導などを行います。

施設警備や夜間警備など、担当場所を一人で担当することが多く、コミュニケーションがあまり発生しません。年齢や経験を問わない求人が多く、比較的採用のハードルが低いのも特徴です。また、研修がある場合が多いため、未経験でも安心して仕事を始められます。

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