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施工管理の志望動機|未経験から目指す場合の書き方とポイントを例文付きで解説!

施工管理の志望動機|未経験から目指す場合の書き方とポイントを例文付きで解説!

公開 2025/02/05

更新 2025/02/25

Zキャリア編集部

Zキャリア編集部は、初めて就職・転職する方々へ、就職活動に役立つ情報を発信しています。具体的な職種や業界に特化した情報提供を心がけ、将来のキャリアを考える上で参考になるような内容をお届けしています。

目次

施工管理の仕事をしたいと思っているけど、志望動機の書き方や今から何をすればいいのかわからない方も多いはずです。この記事では「施工管理の仕事内容」「志望動機の作り方」をわかりやすく解説しています。

  • 施工管理の面接を受けるけど初めての職種で志望動機が思いつかない
  • 施工管理への就職を考えているけど、自分に合っているかわからない
  • 施工管理を目指しているけど何をしていいか、わからない

そんな方に向けてこの記事では「施工管理の仕事内容」「志望動機の作り方」をわかりやすく解説します。未経験から施工管理を目指す方が、自信を持って面接に臨めるよう、具体的な例文や注意点も交えて詳しく説明していきます。ぜひ最後まで読んで、就職活動を成功させましょう!

この記事でわかること

  • 施工管理を目指す場合の志望動機の作り方
  • 施工管理の志望動機の例文
  • 内定率をあげる志望動機の伝え方のポイント

志望動機の位置付け

就職活動において、志望動機はあなたを採用するべき理由を企業に伝えるための重要な役割を担います。単に「この仕事が好きだから」「この会社で働きたいから」と言うのではなく、自分の個性や能力をアピールし、企業の求める人物像と合致していることを示す必要があるのです。

企業は、あなたの志望動機から、入社意欲、仕事に対する理解度、そして将来的な活躍の可能性を見極めようとしています。

未経験職種の場合

施工管理が未経験の場合、志望動機は非常に重要です。なぜなら、企業はあなたのポテンシャルを見て採用を判断するからです。これまでの実績やスキルではなく、

  • 「なぜ施工管理を目指すのか」
  • 「どのような熱意を持っているのか」
    を効果的に伝える必要があります。

未経験だからこそ、あなたの強い思いや明確なビジョンが、採用担当者の心を動かす鍵となるのです。「なぜこの仕事に惹かれたのか」「どのような貢献をしたいのか」を具体的に説明することで、あなたの熱意が伝わり、採用担当者に良い印象を与えることができるでしょう。

経験職種の場合

すでに施工管理の経験がある場合は、志望動機の重要性はそこまで高くありません。企業は、あなたのこれまでの実績やスキルを重視するからです。

具体的には、どのような規模のプロジェクトを経験してきたのか、どのような役割を担ってきたのか、どのような成果を上げてきたのかといった点をアピールすることが重要になります。

もちろん、志望動機が不要ということではありません。 経験者であれば、「なぜ現職を退職するのか」「今後どのようなキャリアを築きたいのか」といった点を明確に説明することが重要になります。過去の経験を踏まえ、将来のビジョンと結びつけながら、転職理由を明確に伝えましょう。

志望動機はいつ伝える?

志望動機を伝えるタイミングは主に2つあります。

  • 書類選考時: 履歴書や職務経歴書に志望動機を記入する欄がある場合
  • 面接時: 面接官から志望動機を質問された場合

書類選考を通過した場合、面接官は提出された書類に基づいて質問をしてきます。そのため、書類と面接で伝える内容に一貫性を持たせることが大切です。

書類選考では、限られた文字数で簡潔に伝える必要があり、面接では、より具体的に、自分の言葉で伝えることが求められます。どちらの場合も、嘘や誇張をせずに、正直に、自分の言葉で伝えるように心がけましょう。

何文字でまとめるのがベスト?

志望動機は、短すぎても長すぎてもいけません。最低でも200字以上、長くても400字以内に収めるようにしましょう。

短すぎると、あなたの熱意や人柄が十分に伝わりません。逆に、長すぎると、要点がぼやけてしまい、読み手に伝わりにくくなってしまいます。

志望動機では、あなたの思いや熱意を伝えることに焦点を当てましょう。より詳細な情報は、職務経歴書の職務内容説明欄に記載する方が効果的です。

志望動機の作り方

ここからは、効果的な志望動機を作るための具体的な方法について解説していきます。

①仕事内容を理解する

まずは、志望する仕事の基本情報をしっかりと押さえましょう。

  • 具体的にどのような仕事内容なのか?
  • どのような役割を担うのか?
  • 将来的にどのようなキャリアパスがあるのか?
  • どのような知識やスキルが求められるのか?
  • 業界の現状や将来性はどうなのか?

これらの情報を事前に調べておくことは重要ですが、調べた知識を面接の場でアピールしすぎないように注意しましょう。採用担当者は業界や職種に精通しているため、謙虚な姿勢で、基本的な知識を理解していることを示す程度に留めておくのが適切です。

②なぜその職種に就きたいか?を整理する

仕事内容を理解した上で、「なぜその職種に就きたいのか?」を明確にしましょう。

自分の性格や能力、経験と照らし合わせて、なぜその職種が自分に合っていると思うのかを説明できるように整理しましょう。例えば、「人とコミュニケーションを取るのが好きだから」「ものづくりに興味があるから」「責任感があるから」など、具体的な理由を挙げることが重要です。

自分の熱意を伝えることも大切ですが、無理に立派なエピソードを作る必要はありません。過去の経験から、仕事への適性や熱意を示せるような小さな成功体験を語る方が、より自然で効果的です。

③なぜその会社に入りたいか?を整理する

企業のホームページや求人票などを参考に、会社の魅力や独自性を整理しましょう。企業理念、事業内容、社風、福利厚生など、様々な情報を収集し、なぜその会社で働きたいのかを明確にしましょう。明確な独自性が見出せなくても、企業についてしっかりと調べたという事実が大切です。

「なぜその会社で働きたいのか」を、あなた自身の考えや価値観と結びつけて説明することで、より説得力のある志望動機になります。例えば、「地域社会に貢献したいという私の考えと、貴社の地域密着型の事業展開が一致していると感じたため」のように、具体的な理由を挙げましょう。

④志望動機を清書する

「なぜその職種に就きたいのか」と「なぜその会社に入りたいのか」を組み合わせ、志望動機を完成させましょう。あなたの性格や価値観、経験を踏まえると、その職種や会社が最適であるという流れで書くと、読み手にとって理解しやすくなります。全体を400字以内でまとめると、ちょうど良い文量になります。 後ほど、具体的な例文を交えて解説しますので、参考にしてください。

仕事内容を理解する

まずは、施工管理の仕事内容を、初めての方でも理解できるように解説していきます。面接で役立つキーワードも紹介しますので、しっかりと理解しておきましょう。

<施工管理の仕事まとめ>

  • 施工管理の仕事は以下の大きく4つ
  • 「工程管理」「品質管理」「原価管理」「安全管理」であり、言葉を覚えておいた方がいい
  • 施工管理は建設現場で肉体労働を担当することはない
  • 施工管理は案件先で働く

施工管理にはどんな業務がある?

施工管理の仕事は、建物を建てる際、設計図通りに工事が進むように、工程・品質・原価・安全の4つの要素を管理することです。

具体的には、以下の4つの管理業務があります。

  • 工程管理:工事をスケジュール通りに進めるための管理
  • 品質管理:建物の品質が設計図通りであることを確認するための管理
  • 原価管理:工事費用が予算内に収まるように管理
  • 安全管理:工事現場で働く人々の安全を守るための管理

これらの管理業務を通して、施工管理技士は、建物を安全かつ効率的に完成させるという重要な役割を担っています。

工程管理

工程管理とは、工期までに工事を完成させるために、作業ごとの日程を調整し、全体のスケジュールを管理する業務です。

建設工事は、基礎工事、鉄骨工事、内装工事など、様々な工程に分かれており、それぞれの工程に多くの作業員や協力会社が関わっています。工程管理では、これらの工程がスムーズに進むように、工程表を作成し、進捗状況を管理します。

工期までに建物を完成させることが重要な目標となるため、適切な工程管理が求められます。遅延が発生した場合には、原因を分析し、対策を講じる必要もあります。

品質管理

品質管理とは、施工内容が設計図書や仕様書通りの品質になっているかを確認する業務です。

具体的には、材料の品質チェック、施工状況の検査、完成後の検査などを行い、建物の品質が基準を満たしているかを厳しく管理します。

また、完成した成果物を写真に記録する業務も含まれます。品質管理は、建物の安全性や耐久性を確保するために非常に重要な業務です。

原価管理

原価管理とは、工事には決められた予算があり、資材費や人件費といった原価を予算内で管理する業務です。具体的には、見積書の作成、発注業務、請求業務などを行い、工事費用を適切に管理します。

予算を超過してしまうと、その分利益が減ってしまうため、適切な原価管理が必要不可欠です。 さらに、無駄を減らしコストカットができれば、利益率を改善することができます。

安全管理

安全管理とは、建設現場では高所での作業や重機を扱うなど、危険が伴うため、建設工事を無事故で終えるために、作業員の作業から事故リスクを排除する業務です。

具体的には、作業員の安全教育、作業現場の安全点検、安全対策の実施などを行い、事故の発生を未然に防ぎます。

機材の点検や工法の確認、作業員の健康状態チェックなど、様々な業務が含まれます。安全管理は、人命に関わる重要な業務であり、施工管理技士としての責任と使命感を持つことが重要です。

施工管理の働き方

建設業界の場合、それぞれの建設現場が仕事場となります。 つまり、仕事場が固定されていません。携わっている案件の現場に出勤するようになります。

施工管理は、現場監督と呼ばれることもありますが、肉体労働を行うことはありません。あくまで管理業務が中心となります。

建設現場の管理を行うため、仕事中に外に出ている割合と事務所内で働いている割合は、半分半分くらいです。現場では、作業員や協力会社とコミュニケーションを取りながら、工程の進捗状況や安全管理などを確認します。事務所では、書類作成やデータ分析、会議などを行います。

施工管理のやりがいは?

施工管理の仕事には、様々なやりがいがあります。ここでは、代表的なやりがいを5つ紹介します。

スケールの大きい仕事ができる

オフィスビル、ショッピングモール、橋、道路など、社会的に大きなインパクトを与えるプロジェクトに関われます。

自分が関わった建物が完成し、多くの人々に利用される様子を見ると、大きな達成感を感じることができるでしょう。 また、施工が完了したプロジェクトは地図にも残り、自分の仕事が形として残るという喜びもあります。

成果が見えやすい

建物が完成した時、自分の仕事が目に見える形で残るため、大きな達成感を得られます。また、自分が担当した部分も明確に残るため、責任感とやりがいを感じられます。自分の仕事が、街の風景の一部となることは、大きな誇りとなるでしょう。

キャリアパスの幅が広い

建設業界は、業界規模もトップクラスで、仕事の幅や種類も豊富です。そのため、自分の適性や好みに合わせてキャリアを築いていけます。

例えば、「マンション専門の施工管理」や「商業施設専門の施工管理」、「仏閣専門の施工管理」といった形で、専門性を高めていくことも可能です。また、施工管理の経験を活かして、設計やコンサルタントなどの仕事に転職することもできます。

高い収入を狙える

施工管理に関する国家資格を取得していけば、年収500万円、600万円と、着実に収入を上げていけます。また、経験や能力によっては、さらに高い年収を得ることも可能です。

将来的に独立すれば、案件ベースで働くことができ、一年の半分を休みにし、残り半分で高収入を稼ぐといった働き方も可能です。

スキルアップがしやすい

施工管理には、スキルアップを明確に示せる国家資格があります。主な国家資格は以下の通りです。

  • 建築施工管理技士
  • 土木施工管理技士
  • 管工事施工管理技士
  • 電気工事施工管理技士
  • 電気通信工事施工管理技士
  • 造園施工管理技士
  • 建設機械施工管理技士

資格取得という明確な目標があるため、計画的にスキルアップを目指していくことができます。

施工管理の将来性

施工管理は、将来性が高い職業と言えます。 ここでは、3つの観点からその将来性を解説していきます。

需要が伸びる

建設業界は人手不足が深刻化しており、今後も施工管理技士の需要は伸びていくと予想されています。

建設技能者のうち60歳以上が全体の約4分の1(25.7%)を占めており、10年後にはその大半が引退することが見込まれます。一方、これからの建設業を支える29歳以下の若年層は全体の約12%程度と、高齢化が急速に進んでいるのが現状です(※1)。

この状況下で、建設需要は堅調に推移しており、特に、マンションや商業施設などの建設、そして老朽化したインフラの改修・更新など、施工管理技士の活躍の場は広がっています。

人材不足は、建設プロジェクトの遅延やコスト増加、さらには安全管理の質の低下など、様々な問題を引き起こす可能性があります。建設業界では、人材の確保と育成が急務であり、経験豊富な施工管理技士は今後ますます必要とされるでしょう。

参考(※1):「最近の建設業を巡る状況について/国土交通省」(データ参照日:2025/01/06)

全国どこでも働ける

建築工事や土木工事は、全国どこでも必要とされるインフラです。そのため、施工管理技士は、全国各地で働けます。

地方では高い給与の仕事が少ない傾向にありますが、建設業界であれば、地方部でも多くの仕事があります。地方、都会どちらでも暮らせるので、自分のライフスタイルに合わせた働き方を選ぶことが可能です。

資格で手に職がつけられる

施工管理技士の資格は、国家資格であるため、高い信頼性と専門性を証明できます。他の職種以上に明確にスキルを証明できるため、転職や独立の際にも有利になります。実務経験を積みながら資格の級数を上げていけば、高い収入を得ることも可能です。

施工管理に求められる能力

施工管理の仕事には、様々な能力が求められます。ここでは、代表的な5つの能力を紹介します。これらの能力と、あなたのこれまでの経験を結びつけ、自分の適性をアピールすることが大切です。

コミュニケーション能力

建設工事では、多くの関係者とコミュニケーションをとる必要があります。具体的には、作業員、協力会社、設計者、施主など、様々な立場の人と関わりながら、工事を進めていくことになります。

そのため、相手に合わせたコミュニケーションを図ることが重要です。初めて正社員に挑戦する場合は、明るさをアピールしてみましょう。

マルチタスク能力

工期が定められている中で、多くの業務を並行して行わなければなりません。例えば、工程管理、品質管理、原価管理、安全管理など、様々な業務を同時進行で行う必要があります。

そのため、複数の仕事を効率的に、かつ正確に進められる能力が求められます。初めて正社員に挑戦する場合は、アルバイト等で業務を並行してできた経験をアピールしましょう。

学習意欲

建設業界は、常に新しい技術や工法が開発されています。そのため、施工管理技士は、常に新しい情報を学び続けなければなりません。また、建築基準法や関連法規など、専門的な知識も必要となります。

初めて正社員に挑戦する場合は、アルバイトのマニュアルをしっかり読み込んだといった経験をアピールしましょう。

リーダーシップ

将来的には、プロジェクトに関わる多くの人に指示を出していくことになるため、リーダーシップが求められます。

具体的には、作業員や協力会社に指示を出したり、工程の進捗状況を管理したりする際に、リーダーシップを発揮する必要があります。初めて正社員に挑戦する場合は、後輩に仕事を教えた経験などをアピールしましょう。

危機管理能力

建設現場には、様々なリスクが潜んでいます。 特に、重機を使った作業や高所での作業は危険が伴います。そのため、常に注意深く、リスク管理を行うことができる能力が必要です。

具体的には、作業前にリスクアセスメントを実施したり、作業中の安全確認を徹底したりするなど、安全対策を講じる必要があります。初めて正社員に挑戦する場合は、仕事を慎重にしていた経験などをアピールしましょう。

自分の能力に自信がない場合

「施工管理に必要な能力はわかったけど、自分に自信がない…」と感じている方もいるかもしれません。 しかし、安心してください。立派なエピソードや明確な実績がなくても大丈夫です。

ささいな成功体験でOK

面接では、小さな成功体験をアピールすることで、あなたの能力を十分に伝えられます。例えば、アルバイトでのお客様対応、部活動でのチームワーク、勉強での目標達成など、どんな経験でも構いません。

その経験から何を学び、どのように成長したのかを具体的に説明することで、あなたの潜在能力をアピールできます。

飲食店のアルバイト経験がある場合

私は、明るいコミュニケーション力が強みです。 2年間、飲食店でアルバイトを続けていました。ホール係として、お客様への接客、オーダーテイク、配膳、レジなど、幅広い業務を担当しました。

お客様に笑顔で明るく接客することで、お褒めの言葉をいただくことも多く、コミュニケーションの大切さを学びました。また、上司や同僚に対しても、積極的にコミュニケーションを図り、良好な関係を築くことを心がけていました。

お客様とのコミュニケーションを通して、相手のニーズを理解すること、状況に応じて適切な対応をすることの大切さを学びました。この経験は、施工管理の仕事においても、様々な関係者とコミュニケーションを図る上で活かせるのではないかと考えています。

清掃のアルバイト経験がある場合

私は、仕事を効率的に進めることが強みです。2年間、清掃会社でアルバイトを続けていました。オフィスビルの清掃を担当し、床の掃除機掛け、ゴミ回収、トイレ清掃などを行っていました。

広いオフィスを限られた時間内で清掃するため、どのような順番で作業するのが効率が良いかを常に考えていました。

例えば、掃除機をかける前にゴミを集めておく、人の少ない時間帯にトイレ清掃を行うなど、工夫を凝らすことで、作業時間を短縮することができました。

その結果、効率的に作業を進める方法を見出し、先輩からお褒めの言葉をいただきました。この経験から培った効率性を重視する姿勢を活かし、施工管理の仕事でも、工程管理などをスムーズに行い、プロジェクトの成功に貢献したいと考えています。

スーパーのレジのアルバイト経験がある場合

私は、相手に合わせてわかりやすく説明することが強みです。2年間、スーパーマーケットでレジ業務のアルバイトを続けていました。レジ打ち、商品の袋詰め、お客様対応などを行いました。

また、新人教育も担当していました。毎月入ってくる新人に、レジ操作や接客マナーなどをわかりやすく教えることを心がけていました。

新人の方がどのようなポイントでつまづき、どのような点で困っているのかを丁寧にヒアリングし、一人ひとりに合わせた教え方をするようにしていました。

例えば、レジ操作が苦手な方には、操作方法を一つずつ丁寧に説明したり、接客が苦手な方には、笑顔の作り方や言葉遣いを具体的にアドバイスしたりしていました。

この経験を通して、相手の立場に立って物事を考えることの大切さを学びました。この経験は、施工管理の仕事においても、様々な関係者とコミュニケーションを図る上で活かせるのではないかと考えています。

未経験からのチャレンジで大切なこと

未経験から正社員就職を目指す際に大切なことは、スキルや実績、資格以上に、前向きな気持ちやコミュニケーション能力をアピールすることです。

企業は、あなたの「成長ポテンシャル」に期待しています。 現在のスキルや実績を心配する必要はありません。企業がフリーターを採用する際に重視した事項(15~34歳)として、「コミュニケーション能力」(53%)、「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」(69%)、「マナー・社会常識」(60%)などが上位に来ています(※2)。「スキルや実績」の有無が選考に与える影響は、大きくないと分かるでしょう。

フリーターを正社員として採用する際に重視した事項

参考(※2):「平成30年若年者雇用実態調査の概況(14ページ)/厚生労働省」(データ参照日:2025/01/06)

会社ホームページの見るべきポイント

ここまでは、職種への志望動機の作り方を解説しました。ここからは、会社への志望動機をどのように作るかを解説していきます。企業のホームページには、様々な情報が掲載されています。これらの情報を効果的に活用することで、より説得力のある志望動機を作成することができます。

<志望動機を作るために見るべき会社HPのポイント>

  • 企業ホームページの「採用ページ」を中心に読む
  • 「社員インタビュー」を読んで自分と似たキャリアを歩んでいる人や目標とできるような人を知っておく
  • 会社のビジョンや代表者の言葉は会社の基礎となっているので、読んでおく

採用ページ

会社ホームページには、通常「採用ページ」が設けられています。採用ページには、企業がどのような事業を行っているのか、どのような人が活躍しているのか、福利厚生やキャリアアップ制度など、様々な情報が掲載されています。

企業理念やビジョン、求める人物像なども掲載されている場合があり、これらを参考に、企業がどのような人材を求めているのかを把握しましょう。また、社員紹介やインタビュー記事などを通して、実際に働いている社員の姿を知ることもできます。

社員インタビュー

採用ページに社員インタビューが掲載されている場合は、必ず目を通しておきましょう。自分と似たキャリアの人や、目標とするキャリアの人を見つけ、どのような経験をしてきたので、どのような考えを持っているのかを参考にしましょう。

社員インタビューからは、企業の雰囲気や働き方、社員のやりがいや成長などを知ることができます。面接で「社員インタビューでどの人が印象的でしたか?」と聞かれた際に、すぐに答えられるように準備しておきましょう。

会社のビジョン

会社ホームページには、会社のビジョンや事業のビジョンが掲載されているので、目を通しておきましょう。企業が目指す未来、社会への貢献、顧客への価値提供など、企業のビジョンを知ることで、その企業で働くことの意味や意義を理解できます。

会社のビジョンをそのまま志望動機にするのは簡単ですが、どのようなビジョンを持っているのかを理解した上で志望動機を作成することで、より説得力のあるものになります。

代表者の言葉

会社ホームページに代表者挨拶などが掲載されている場合は、目を通しておきましょう。代表者の言葉からは、企業の理念やビジョン、経営方針、社員への想いなどを知ることができます。

代表者が強い思いを持って会社を経営している場合や、代表者の存在感が大きい場合は、代表者の言葉を参考に志望動機を作成するのも良いでしょう。代表者の名前をインターネットで検索し、他の媒体での発言や考え方を調べておくことも有効です。

求人票の見るべきポイント

ここからは、志望動機を作成するために、求人票のどの部分を見るべきかを解説していきます。求人票には、仕事内容や応募資格、給与などの基本的な情報だけでなく、企業の求める人物像やアピールポイントなども記載されています。

<志望動機を作るために見るべき求人票のポイント>

  • 自分が担当するであろう業務の詳細情報を読んでおく
  • スキルアップや成長ができる制度を知っておく

職務内容

求人票の職務内容欄は、応募企業があなたに求める役割や責任、具体的な仕事内容を知るための重要な情報源です。記載されている内容を注意深く読み解き、自分が担当するであろう業務を具体的にイメージしましょう。

例えば、「顧客対応」とだけ書かれている場合でも、実際には電話対応、メール対応、対面での接客など、様々な業務が含まれている可能性があります。求人票に記載されている内容に加え、企業のウェブサイトや求人サイトの情報も参考にしながら、より詳細な業務内容を把握することが大切です。

仕事内容を理解した上で、自分の強みが活かせる業務は何か、どのような貢献ができるのかを考えましょう。また、未経験者でも応募可能かどうかを確認することも重要です。

スキルアップに関する制度

求人票には、福利厚生として「資格取得費用補助」「資格手当」「昇給に関する条件」などが記載されている場合があります。これらの制度は、あなたのスキルアップやキャリアアップに役立ちます。

企業が人材育成に力を入れていることを示すものであり、働きながら成長できる環境であることをアピールすることが可能です。志望動機に、これらの制度を活用してスキルアップしたいという意欲を盛り込むことも効果的です。

志望動機を作る時の注意点

条件をメインの志望理由にしない

給与や休日といった条件をメインの志望理由にしないように注意しましょう。もちろん、給与や休日は重要な要素ですが、「待遇が良いから」ではなく、「この会社でやりたいことがあるから」という姿勢を見せることが大切です。

企業は、自社の仕事や理念に共感し、貢献してくれる人材を求めています。仕事内容や企業理念への興味、自身のスキルや経験を活かして貢献したいという意欲を具体的に伝えましょう。

例えば、「貴社の開発する〇〇に魅力を感じ、これまで培ってきた△△の経験を活かして貢献したい」のように記述することで、仕事への熱意が伝わりやすくなります。

書類の内容と面接の受け答えに統一感を出す

面接官は、提出された書類に基づいて質問をしてきます。そのため、書類と面接での受け答えに統一感を持たせることが重要です。

書類選考では、限られた文字数で簡潔に伝える必要があり、面接では、より具体的に、自分の言葉で伝えることが求められます。

書類と面接で異なる内容を伝えると、「準備不足」や「誠実さに欠ける」という印象を与えてしまう可能性があります。

事前に提出書類の内容をよく確認し、面接では、書類の内容を補足する形で、より詳細に説明できるように準備しておきましょう。例えば、書類に「コミュニケーション能力を活かしたい」と書いた場合は、面接で具体的なエピソードを交えて説明することで、説得力が増します

400文字以内にまとめる

志望動機の文字数は、短すぎても長すぎてもいけません。400字以内にまとめるようにしましょう。簡潔でわかりやすい文章を心がけ、結論→説明(具体例を挙げる)という流れで書くと、読み手にとって理解しやすくなります。

まず、結論として「なぜその会社で働きたいのか」を明確に示し、次に、具体的な理由や経験を挙げて説明してみましょう。面接では、400字の志望動機をすべて話すのではなく、要点を絞って簡潔に伝えるように練習してください。

【書類でも面接にも使える!】志望動機例文

ここからは、具体的な志望動機の例文を5つ紹介します。書類に書く内容を想定していますが、面接の場合は、そのまま言うのではなく、要点をまとめて簡潔に伝えるようにしましょう。

パターン①<飲食店のホール経験を元に施工管理を志望する場合>

私は、明るいコミュニケーション力が強みです。2年間、飲食店でアルバイトを続けていました。ホール係として、お客様への接客、オーダーテイク、配膳、レジなど、幅広い業務を担当しました。

お客様に笑顔で明るく接客することで、お褒めの言葉をいただくことも多く、コミュニケーションの大切さを学びました。また、上司や同僚に対しても、積極的にコミュニケーションを図り、良好な関係を築くことを心がけていました。

貴社についてホームページを拝見したところ、社内部活動制度や交流会があり、社員同士のコミュニケーションが活発であることを知りました。人と話すことが好きな私にとって、大変魅力的な環境だと感じました。

施工管理の仕事は、多くの人と関わりながら進めていく仕事だと理解しています。これまでの経験を活かし、円滑なコミュニケーションを図りながら、プロジェクトに貢献したいと考えております。施工管理としてのファーストキャリアをぜひ貴社で積んでいきたいと思います。

パターン②<清掃会社のアルバイト経験を元に施工管理を志望する場合>

私は、仕事を効率的にこなすことが強みです。2年間、清掃会社でアルバイトを続けていました。オフィスビルの清掃を担当し、床の掃除機掛け、ゴミ回収、トイレ清掃などを行っていました。広いオフィスを限られた時間内で清掃するため、どのような順番で作業するのが効率が良いかを常に考えていました。

その結果、効率的に作業を進める方法を見出し、先輩からお褒めの言葉をいただきました。この経験から培った効率性を重視する姿勢を活かし、施工管理の仕事でも、工程管理などをスムーズに行い、プロジェクトの成功に貢献したいと考えています。

また、貴社のホームページを拝見したところ、資格取得の補助費用制度が大変魅力的でした。同じ仕事をよりスピーディーに、より高品質に仕上げたいと考えている私にとって、資格取得のための勉強は、仕事を通して成長していく上で非常に重要だと考えています。ぜひ貴社で、施工管理の実務と学習を両立させながら、スキルアップを目指していきたいと考えています。

パターン③<スーパーマーケットのレジアルバイト経験を元に施工管理を志望する場合>

私は、相手に合わせてわかりやすく説明することが強みです。2年間、スーパーマーケットでレジ業務のアルバイトを続けていました。レジ打ち、商品の袋詰め、お客様対応などを行いました。また、新人教育も担当していました。毎月入ってくる新人に、レジ操作や接客マナーなどをわかりやすく教えることを心がけていました。新人の方がどのようなポイントでつまづき、どのような点で困っているのかを丁寧にヒアリングし、一人ひとりに合わせた教え方をするようにしていました。この経験を活かし、施工管理の仕事でも、相手に合わせた丁寧なコミュニケーションを心がけたいと考えています。貴社のホームページを拝見し、新人育成に力を入れているという点に共感いたしました。私自身、仕事を通して幅広く学び、成長していきたいと考えており、自分の仕事の成果を上げることにやりがいを感じます。ぜひ貴社で、施工管理として、周りの方と協力しながら、プロジェクトを成功に導きたいと考えております。

面接での伝え方の注意点

ここでは、面接での志望動機の伝え方の注意点を二つ紹介します

作った志望動機のすべてを伝えようとしない

書類選考では400字程度の志望動機で十分だったかもしれませんが、面接では違います。面接官は限られた時間の中であなたの人物像や能力を見極めようとしています。そのため、長々と志望動機を説明するよりも、簡潔に要点を伝える方が効果的です。

事前に作成した志望動機をベースに、面接官の質問に合わせて内容を調整しましょう。例えば、「なぜこの会社を選んだのですか?」と聞かれたら、企業理念への共感や、自分が貢献できる具体的な業務内容などを簡潔に伝えましょう。

作った志望動機を棒読みしない

面接は、あなたと面接官とのコミュニケーションの場です。単に暗記した志望動機を棒読みするのではなく、会話を通して互いに理解を深めることが大切です。

そのためには、相手の目を見ながら、質問に対して簡潔に、そして自然な言葉で答えるように心がけましょう。また、熱意や誠意をもって話すことも重要です。自分の言葉で話すことで、あなたの個性や人柄が伝わり、面接官に良い印象を与えることができるでしょう。

緊張してうまく話せないこともあるかもしれませんが、事前に練習を重ねておくことで、落ち着いて対応できるはずです。

書類の添削や面接の対策は必要?

書類の添削や面接対策をしないで内定を獲得できるでしょうか?

ポテンシャルや今までの経験や実績にかかるので一概には結論は出せません。ただし、できるなら書類の添削や面接の対策はするべきです。

結論:できるならやるべき

施工管理の仕事に初めて挑戦するのであれば、可能な限り書類の添削や面接の対策を受けることをおすすめします。転職エージェントなどに相談することで、客観的な意見を聞くことができます。

自分の書類の書き方や面接の受け答えを客観的に見てもらうことで、改善点が見つかり、より効果的なアピールができるようになります。

どこまで対策するのが良い?

書類選考や面接は、企業があなたを採用するかどうかを判断する重要な場です。そのため、しっかりと対策をすることで、選考通過率を上げられます。

書類は、誤字脱字や表現の改善はもちろん、内容の充実が重要です。また、添削は、2~3回行うのがおすすめです。客観的な視点から意見をもらうことで、より効果的な書類を作成できます。

面接対策は、本番の2週間ほど前から始めるのがおすすめです。想定される質問への回答を準備しておくだけでなく、実際に面接官役の人と練習することで、本番での緊張を和らげることができます。

誰にやってもらえばいい?

書類添削や面接対策は、自分一人で行うこともできますが、客観的な視点からアドバイスをもらえると、より効果的です。では、誰に頼るのが良いのでしょうか?

親や友人、知り合いに見てもらうのも良いでしょう。しかし、彼らは転職活動のプロではありません。そのため、的確なアドバイスをもらえない可能性もあります。特に、業界や職種、企業の求める人物像に精通している人が身近にいない場合は、専門家の力を借りることを検討しましょう。

例えば、未経験転職を専門に取り扱っているZキャリアでは、これらのサービスをすべて無料で提供しています。転職エージェントのサポートを受けることで、自信を持って選考に臨むことができるでしょう。

Zキャリアに登録するだけで

Zキャリアは、20代の未経験職種への転職を専門に取り扱っている転職エージェントです。書類添削、面接対策など、内定まで必要なサービスをすべて無料で受けることができます。

Zキャリアの魅力は、充実したサポート体制だけではありません。書類の提出や企業との日程調整など、面倒な作業もすべて代行してくれるため、現職が忙しい方でも、短期間で転職活動を進めることができます。

また、自分に合った企業の求人を紹介してもらえるので、思わぬ形で良い求人に出会えるかもしれません。ぜひ、Zキャリアに登録して、転職活動を成功させましょう。


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