公開 2025/03/31
Zキャリア編集部
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目次
大型ドライバーは、社会のインフラをささえる重要な仕事である一方で、「仕事がきつい」という声もあります。大型ドライバーへの就職や転職を考えている場合は仕事内容やメリット・デメリットを把握したうえで、適性の判断が必要です。
この記事では、大型ドライバーがきついと言われる理由、向いている人・いない人の特徴、転職に必要な準備を解説します。
大型ドライバーは不規則な勤務体制や重労働など、きつい面もいくつかあります。大型ドライバーがきついと言われる主な理由は以下の通りです。
大型ドライバーは長時間勤務が多いため、なかなか家に帰れない傾向にあります。特に長距離ドライバーの場合は遠方への配送が多く、プライベートが思うように確保できないのが現状です。また、既婚者の多くが仕事の悩みとして家族になかなか会えないことを挙げています。物流業界は法改正により、ドライバーの勤務時間が短縮されていますが、プライベートとの両立がまだまだ課題です。
大型ドライバーは勤務時間が不規則なため、生活リズムが安定しない点も課題として挙げられています。大型ドライバーは、早朝から出発する日もあれば、夜間帯で荷物を届ける仕事も珍しくありません。また、ちょっとした渋滞や荷待ちのずれがタイムスケジュールに影響し、勤務時間が増えることもあります。特に、日勤と夜勤を短期間で繰り返す勤務体系は体力的にも、精神的にも負担が大きいでしょう。
大型ドライバーは、業務上体への負担がかかります。腰痛や肩こり、慢性的な疲労をかんじるかもしれません。仕事の都合上、病院にもなかなか行けないため、症状がますます悪化して仕事がつらくなる、という悪循環も考えられます。腰痛だけでなく、肩や背中の慢性的な痛み、眼精疲労なども大型ドライバーの悩みと言えるかもしれません。
大型ドライバーは時間に追われる職業でもあります。ほとんどの仕事では目的地到着までのタイムリミットが設けられており、時間を守れなければ減給などのペナルティを受けることも少なくありません。特に、生鮮食品は鮮度が大切なため、指定された時間よりも1分でも早く到着する努力と工夫が求められます。また、1回あたりの運搬時間をできるだけ短くすることで依頼の数をこなし、収益アップに結びつける業者が多いのも事実です。制限時間が厳しくなるほど休憩時間を削られますし、先を急ぐあまり事故のリスクも高まるでしょう。
大型ドライバーの大変な業務として、荷物運搬が挙げられます。特に、荷下ろし作業ではたくさんの重い荷物を一度に移動させなくてはならず、女性だけでなく男性にとっても負担が大きい作業です。さらに、時間制限が厳しい現場では荷下ろしをスピーディーに行わなくてはならず、荷物の落下や転倒などの事故のリスクが高まります。
大型ドライバーはわずかなミスが重大事故につながるため、冷静さと集中力が求められる職種です。もちろん、事故を防ぎつつノルマ通りに荷物を送り届けるためには、プロとしての高度な運転技術が必要です。もともと運転が好きな人にとっては楽しい仕事かもしれませんが、プライベートのドライブとドライバーとしての業務では負担や責任が全く違うでしょう。集中力が途切れやすい人にとって、大型ドライバーはきつい仕事かもしれません。
トラック運転手は物流を支える大切な仕事ですが、業界全体の現実は厳しく、将来性が不安視されているのも事実です。その主な根拠としては以下の点が挙げられます。
ドライバーの業界では人材不足が深刻です。令和5年時点の統計を見ると、運輸業・郵便業の離職率は全体で10.3%、パートタイム労働者に限定すれば15.3%です。入職率を見ても、全体では10.1%、パートタイム労働者に限ると13.3%となっており、どちらも人手不足の現状がうかがえます。また、物流業界ではドライバーの高齢化も問題視されています。業界団体が公表した資料によると、令和4年の時点で就業しているトラック運転手のうち、40歳未満の比率は23.9%です。一方で、50歳以上が48.8%を占めており、ドライバーの高齢化が進んでいることが分かります。離職率のデータと照らし合わせると、物流業界は「高齢化かつ若い人材が入りにくい」と言えるでしょう。
トラックドライバーが肉体的・精神的に負担が大きい職種であることをふまえれば、人材不足の解消がますます急がれます。
参照:「日本のトラック現状と課題2023/公益社団法人全日本トラック協会」
トラックドライバーの将来を脅かす存在として挙げられるのが自動運転技術です。国内での自動運転の普及率はまだまだ高くありませんが、今後、技術がさらに発展すれば長距離ドライブも自動運転でまかなえる時代がおとずれると予測されています。もちろん、本格的な実現には事故防止対策や精度向上が求められますが、AIによってトラックドライバーが職を失う可能性もゼロではありません。
トラック運転手の年収は平均並みか、むしろそれ以上の水準にあります。業界団体が公表している統計によると、男性大型ドライバーの平均月収は基本給のみで35万4,600円(令和5年時点)、賞与を含めれば41万2,100円です。給与所得者全体の平均年収は460万円(月収38万3,000円)であり、大型ドライバーの平均年収とそれほど差がないといえるでしょう。
ただ、大型ドライバーを含め、物流業界では長時間労働の傾向があり、時間単価で考えた場合は平均よりも低くなる可能性もあるでしょう。
参照:「2023年度版トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態/公益社団法人「全日本トラック協会」」
トラックドライバーの魅力として、「業務中は他人にあまり干渉されない」点が挙げられます。ドライバーにとって運転席は貴重なプライベート空間であり、最低限のルールを守っている限り、細かいレイアウトは基本的に自由です。また、運搬中は同業者とのコミュニケーションもほとんど必要ありません。このように、トラックドライバーは勤務中に1人の時間を確保できるため、「自分の空間で仕事がしたい」人には向いています。
トラックドライバーは、1日のほとんどの時間、ハンドルを握る仕事です。そのため、もともと運転が好きな人のほうがより楽しみながら働きつづけられるでしょう。長距離ドライバーであれば、単に運転が好きというだけでなく、大型車の運転にもある程度慣れておいたほうが仕事をスムーズに覚えられます。
トラックドライバーとしては地理に詳しいほうが有利です。大型トラックであっても、都内など近距離のエリアを担当する場合、裏道や時間帯ごとの混み具合を熟知しておくことで臨機応変に混雑を回避し、業務の効率化につながります。また、長距離ドライバーも、予期せぬ交通規制などでいつもの高速道路が閉鎖された場合など、複数のルートをあらかじめ頭に入れておくことで柔軟な対応が可能です。
トラックドライバーは荷物を時間通りに届ける必要があり、責任感が求められます。配送が遅れれば納品先のスケジュールが崩れ、大きな損失が出てしまうかもしれません。また、生鮮食品の場合はわずかな遅れが鮮度に大きく影響するため、時間とノルマを厳守する責任感と緊張感が必要です。
トラックドライバーに向いていない人の主な特徴は以下の通りです。
トラックドライバーは基本的に単独作業のため、孤独になりやすい面があります。そのため、チームでアイディアを出しながら仕事を進めたい人には物足りないかもしれません。
トラックドライバーは常に時間に追われる職種です。荷物の配送時間はもちろんのこと、帰りの時間まで細かく計算したうえでシフトが組まれているため、「帰り道は少しだけのんびり運転しよう」ということも難しい可能性もあります。時間やノルマに追われず、自分のペースで働きたい人には不向きな職種です。
トラックドライバーはわずかな判断ミスが大きな事故につながるため、常に冷静な判断力が求められます。たとえば、高速道路の横入りだけで感情的になっていては、事故を起こしてしまうかもしれません。このように、トラックドライバーは一瞬の判断ミスが取り返しのつかない事故につながるため、感情的に行動してしまう人には不向きです。
トラックドライバーを続ける限り、生活リズムの乱れは避けられません。ドライバーの仕事も多くはシフト制ではありますが、交通事情などによってはスケジュールがずれるかもしれず、「定時出社・定時退勤」が難しい職種ではあります。生活リズムの乱れは心身の不調や集中力の低下につながるでしょう。生活リズムを守りつつ規則正しく生活したい人には不向きな職種です。
トラックドライバーは心身ともに負担が大きいため、少しでも「きつい」と感じたら働き方を見直す必要があります。特に、短期間での退職を検討したほうがいい人の特徴は以下の通りです。
トラックドライバーは、心身の不調が業務効率の低下に直結します。そのため、心身の異変が少しでも見られる場合はすみやかな治療が必要です。
トラックドライバーが感じやすい心身の不調としては、以下の症状が挙げられます。
上記以外にも「おかしいな」と思ったら休職や退職を考え、医療機関を受診しましょう。
トラックドライバーとして集中力の低下は深刻な問題です。加齢などで集中力が低下すると運転中の判断ミスにつながるため、早めに対策をする必要があります。加齢以外にも、ストレスなどで集中力が低下することも少なくありません。「最近、運転中にぼーっとすることが増えた」、「好きだった運転が嫌いになった」などの異変が少しでも見られる場合はただちに病院で詳しい原因を特定しましょう。
大型ドライバーをどうしても辞めたいと思ったら、責任者への報告を含め、早めの準備が必要です。いきなり辞めると周囲に大きな負担がかかりますし、社会人としても印象が良くありません。大型ドライバーを辞めるうえで必要な準備は以下の通りです。
退職すると決めたら、できるだけ早く責任者に伝えましょう。民法では「14日前までに伝えればいい」と定めていますが、実際にはそれよりも早い段階で伝えたほうが親切です。また、会社によっては休職やシフトの変更など、退職以外の選択肢を提案してもらえるかもしれません。
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