公開 2025/08/12
Zキャリア編集部
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目次
総務の仕事に興味があるけど、将来性やキャリアプランが不安な方へ。この記事では、総務の具体的な仕事内容、働くメリット・デメリット、そして将来のキャリアプランの描き方まで、高卒やノンデスクワーカーの方にも分かりやすく解説します。
「総務の仕事って、将来どうなるんだろう?」そんな風に考えるかもしれません。総務のキャリアプランを考える上でのポイントは以下の通りです。
総務の仕事は、会社全体を支える縁の下の力持ちのような存在です。社員が働きやすい環境を整えたり、会社の行事を運営したりと、その業務は多岐にわたります。直接売上を作る仕事ではありませんが、「いつもありがとう」と感謝される場面も多く、会社に貢献している実感を得やすいのが大きな魅力です。誰かの役に立つことに喜びを感じる人にとって、大きなやりがいにつながるでしょう。
総務は、未経験からでも挑戦しやすい職種の一つです。特別な資格がなくても始められる業務が多く、人物重視で採用されるケースも少なくありません。例えば、人と話すのが好き、細かい作業が得意といった長所を活かせます。入社後に仕事を通してスキルを身につけていけるので、社会人経験が浅くても安心してキャリアをスタートできます。
総務の仕事を通して、経理や労務、法務といった専門知識を身につけるチャンスがあります。経験を積むことで、長く活躍できる専門スキルが手に入ります。将来的には、総務のスペシャリストとしてキャリアを極めたり、人事や経理など他の管理部門へキャリアチェンジしたりすることも可能です。着実にスキルアップできるため、安定したキャリアを築きたい人におすすめです。
総務の仕事は「会社の何でも屋さん」と言われることもあり、その範囲は非常に広いです。具体的な仕事内容は以下の通りです。
社員が仕事で使うペンやコピー用紙などの備品を発注・管理します。在庫が切れないように常に気を配り、快適な職場環境づくりをサポートする重要な役割です。また、オフィスのレイアウト変更や、壊れた設備の修理手配なども担当します。社員がスムーズに仕事を進められるよう、見えないところで会社を支える仕事です。
忘年会や社員旅行、お花見といった社員同士の交流を深めるイベントの企画から運営までを担当します。会場の予約や食事の手配、当日の司会進行など、準備することはたくさんありますが、イベントが成功し、社員の楽しそうな顔を見たときには大きな達成感を得られます。会社のチームワークを高める上で欠かせない仕事です。
会社の代表電話の応対や、訪れたお客様の案内をします。会社の第一印象を決める「顔」ともいえるポジションです。丁寧で明るい対応が求められるため、コミュニケーション能力が自然と身につきます。社外の人と接する機会も多く、ビジネスマナーを実践的に学べる貴重な経験となるでしょう。
会議で使う資料の作成や、勤怠データ・経費の入力など、パソコンを使った事務作業も総務の仕事です。正確さと丁寧さが求められる業務ですが、基本的なパソコン操作ができれば問題ありません。WordやExcelのスキルは、こうした日々の業務を通して自然とレベルアップしていくでしょう。
総務として働くことには、将来のキャリアに活かせる多くのメリットがあります。主なメリットは以下の通りです。
総務は、人事、経理、法務など、さまざまな部署と関わりながら仕事をします。そのため、会社経営の全体像が見えるようになり、幅広い知識が自然と身につきます。特定の分野だけでなく、会社がどう動いているのかを理解できるのは、総務ならではの大きなメリットです。この経験は、将来どんな仕事に就くにしても必ず役立ちます。
社内のあらゆる部署の社員や、社外の業者さんなど、毎日たくさんの人と関わるのが総務の仕事です。さまざまな立場の人と円滑に仕事を進める中で、調整力や交渉力が身につきます。人と話すことが得意になるのはもちろん、相手の意図を汲み取ったり、分かりやすく説明したりするスキルが磨かれます。
総務の仕事で得られる備品管理、書類作成、電話対応といったスキルは、どんな業界や会社でも必要とされる基本的なビジネススキルです。つまり、どこでも通用するポータブルスキルが身につくということです。もし将来、転職を考えることになっても、総務の経験は大きな武器になるでしょう。
メリットがある一方で、総務の仕事には大変な面もあります。覚悟しておくべきデメリットは以下の通りです。
総務の仕事は、売上のように成果が数字で見えにくいという側面があります。会社を裏で支える役割のため、頑張りが直接的な評価につながりにくいと感じることがあるかもしれません。ですが、多くの社員は総務の仕事に感謝しています。目立つ仕事ではありませんが、会社になくてはならない存在であることは間違いありません。
「何でも屋さん」と言われるように、総務は幅広い業務を担当します。中には、コピー取りや電球の交換といった、地味な作業も多いのが現実です。「誰かがやらなければいけない仕事」を進んで引き受ける姿勢が求められます。華やかな仕事ばかりをイメージしていると、ギャップを感じてしまうかもしれません。
総務は、部署間の利害が対立した際に、調整役を任されることがあります。例えば、予算の配分やオフィスの使い方などで、A部署とB部署の間に立って、調整役としての苦労を感じる場面も出てきます。双方の意見を聞き、会社全体にとって最善の解決策を見つけ出す、根気のいる役割です。
未経験から総務を目指す場合、どのようにキャリアプランを考えれば良いのでしょうか。具体的な方法は以下の通りです。
キャリアプランを立てる上で、自己分析が第一歩になります。「人と話すのが好き」「コツコツ作業するのが得意」「計画を立てるのがうまい」など、自分の得意なことや好きなことを書き出してみましょう。自分の強みを理解することで、総務の仕事の中でも、どんな業務で活躍できそうかイメージが湧きやすくなります。
総務の仕事は幅広いため、将来的にどんなプロになりたいかを考えてみましょう。例えば、「経理の知識を深めてお金の管理に強くなりたい」「労務を学んで社員の働き方をサポートしたい」など、方向性を定めることが大切です。目指す方向が決まれば、日々の仕事で何を意識して学べば良いかが明確になります。
「3年後には、後輩に仕事を教えられるようになっていたい」「5年後には、社内イベントの責任者を任されたい」など、目標を具体的に設定することが重要です。漠然とした将来像ではなく、具体的な目標を持つことで、今やるべきことが見えてきます。目標達成のために、どんな経験やスキルが必要かを逆算して考えられるようになります。
目標を立てたら、スキルを客観的に証明できる資格の取得を目指すのも良い方法です。例えば、経理に興味があるなら簿記、労務に関心があるなら社会保険労務士など、関連する資格はたくさんあります。資格取得という明確なゴールがあることで、勉強のモチベーションを維持しやすくなるでしょう。
総務としての価値を高め、キャリアアップを実現するために役立つスキルがあります。特におすすめのスキルは以下の通りです。
総務の仕事では、書類作成やデータ管理が日常的に発生するため、パソコンスキルは不可欠です。特に、ExcelやWordは必須と言えるでしょう。基本的な操作はもちろん、関数やグラフ作成、ビジネス文書の作成などがスムーズにできると、仕事の効率が格段に上がり、評価にもつながります。
経理知識で業務の幅が広がるため、簿記の資格はキャリアアップに非常に有効です。会社の経費精算や請求書の処理など、お金に関わる業務を担当できるようになります。総務と経理を兼務する会社も多いため、簿記の知識があれば、より多くの企業で活躍できるチャンスが広がります。
社員の入社・退社の手続きや、社会保険、給与計算といった労務管理の知識も、総務のキャリアを考える上で強力な武器になります。人事領域へのステップアップも視野に入れることができます。社員が安心して働ける環境を作る専門家として、会社にとってなくてはならない存在になれるでしょう。
ここまで総務のキャリアプランについて解説してきましたが、一人で考えるのは難しいと感じるかもしれません。そんな時は、転職のプロに相談するのも一つの手です。
自分の強みが分からなかったり、どんなキャリアを目指せばいいか迷ったりしたら、プロと一緒にキャリアを考えることをおすすめします。Zキャリアには、若年層の転職サポートに特化したキャリアエージェントがいます。これまでの経験をヒアリングし、適性や希望に合ったキャリアプランを一緒に考え、最適な求人を提案してくれます。一人で悩まず、まずは気軽に相談してみてください。
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