公開 2024/12/02
更新 2025/02/25
Zキャリア編集部
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目次
営業職が向かないと悩んでいませんか。営業職からのジョブチェンジは有利に働くケースが多くあります。この記事では、営業職からジョブチェンジする際におすすめの職種と、志望理由の例文について紹介しています。
この記事でわかること
営業の仕事は、ビジネスの基本を学ぶのに最適です。お客様と直接話して望んでいるものを理解し、それに合った提案をすることで、コミュニケーション能力やプレゼン能力が身につきます。
そのため、営業職での経験は、ビジネスにおける「基礎力」として他の職種に転向する際にも有利に働くことが多いです。
さらに、営業職では成果主義が強調されることが多いため、結果を出せばすぐに評価が上がり、昇進の機会も多いと言われます。このため「営業職はキャリアアップに最適だ」と考える人も多いでしょう。しかし、実際に営業職に就いてみると、当初のイメージとは違う現実に直面することも少なくありません。
営業職の実態は、決して楽なものではなく、プレッシャーや責任も非常に大きい職業です。この記事では、営業の仕事を続けるか悩んでいる方に、具体的な対処法を解説します。
営業職に就いていると、日々の業務の中で大変だと感じることもあります。ここでは、営業職の辛さを感じやすい代表的な理由をいくつか紹介します。
営業職では、多くの場合、売上や契約の件数に基づいて評価が行われます。ノルマ達成によるインセンティブの魅力は大きいですが、達成できない場合のリスクも理解しておく必要があります。目標未達の場合、基本給のみとなり、収入が大きく減ってしまう可能性があるのは確かです。
これは営業職のメリットでもありデメリットでもあります。
例えば、営業マンとして月々の売上目標が設定されている場合、その目標に達しないことで給与が減少するだけでなく、上司からの指導やプレッシャーも強まることがあります。このような状況が続くと、モチベーションが低下し、業務への意欲が失われることも少なくありません。さらに、他の営業担当者との成績比較が行われることもあり、プレッシャーを感じてしまうこともあります。
個人のお客様に対して営業をしていると、お客様との都合が最優先になります。そのため、平日日中のアポはもちろん、夜や週末に商談が入ることもよくあるでしょう。特に、新しいお客様を開拓しようとすれば、お客様の都合に合わせて夜遅くや休日に訪問することも必要になってきます。
また、契約後のアフターフォローやクレーム対応も営業の仕事の一環であり、これも緊急性が高いため、私生活の予定が急に変更されることもあります。
長時間労働が続くと、どうしてもプライベートの時間が減ってしまい、心も体も疲れがちになってしまいます。なかなか自分の時間が取れないと、家族や友人と過ごす時間も減ってしまったり、趣味やリフレッシュを楽しむ余裕もなくなってしまったりするかもしれません。
営業職において、「数字を上げる」ことは非常に重要な要素です。売上や契約件数といった具体的な数字は、日々の業務の成果を測る上で欠かせない指標となります。そのため、多くの営業担当者は、目標達成を常に意識しながら業務に取り組んでいます。
毎月の売上目標を達成すると、次のステップとして新たな目標が設定されます。これは、成長を続けるためのチャレンジとして捉えることができます。しかし、常に目標を追いかける中で、思うように成果が出ない時期もあるかもしれません。そのようなときは、焦らず、自身のペースで進んでいくことが大切です。
会社全体の目標達成に向けて、個々の営業担当者の貢献が期待されています。目標達成に向けて努力する中で、時には困難に直面することもあるでしょう。
営業職が自分に合わないと感じる理由には、いくつかのパターンがあります。代表的な理由を3つ紹介します。
営業職では、多くの顧客とコミュニケーションを取りながら、信頼関係を築き、ニーズに合った提案をすることが求められます。
そのため、積極的に顧客にアプローチし、訪問や電話、メールなどでこまめに連絡を取り合うことが重要になります。特に、新規顧客開拓では、自ら顧客に働きかける機会も多く、粘り強くコミュニケーションを続けることが求められます。
しかし、じっくりと物事を進めたい方や、一人で集中して仕事に取り組みたい方にとっては、このような営業スタイルに戸惑いを感じることもあるかもしれません。無理に自分を変えようとしても長続きせず、最終的に「自分には向いていない」と感じるケースが少なくありません。
営業職は、成果を出せば高収入が得られる可能性がありますが、それには多くの労力と時間を費やす必要があります。プライベートを犠牲にしてでも働くことが求められる営業の働き方は、一部の人にとっては魅力的ではないかもしれません。仕事に対する価値観や人生の優先順位が「お金よりもプライベート」だと考える人にとっては、営業職は不向きと感じるでしょう。
また、家庭を持っている人や、趣味やライフスタイルを大切にしたい人にとって、仕事とプライベートの時間調整が難しくなることは、生活のバランスを崩してしまう原因となるかもしれません。こうした価値観の違いが、営業職を避けたいと思う原因となっています。
営業職には、営業マネージャーや部長などの昇進の道が用意されていますが、このキャリアパスに対してモチベーションを感じない人もいます。特に、営業職自体に興味が持てない場合や、数字を追いかけることに疲れてしまった場合、キャリアアップのチャンスがあってもそれを目指す意欲が湧かないことが多いです。
また、他の分野に興味がある場合や、営業以外の職種でキャリアを築きたいという思いが強い場合、営業職でのキャリアアップは自分のゴールとはかけ離れたものとなります。こうした場合、長く営業職に留まることは難しくなり、自然とジョブチェンジを考えるようになるでしょう。
営業職を離れて新しい職種にチャレンジすることは、勇気がいる決断です。しかし、その際には慎重に考えるべきいくつかのポイントがあります。
営業職は、成果次第で高収入を得られることが大きな魅力ですが、他の職種に転職する場合、収入が減る可能性があります。特に、インセンティブやボーナスが大きな割合を占める営業職では、成果が出なくても最低限の収入が保証されている他の職種と比べて、収入の変動が大きいです。
たとえば、営業職から事務職やサポート業務に転職する場合、固定給の比率が高まり、インセンティブがなくなるため、収入が下がることが多いです。これを受け入れるかどうかが、ジョブチェンジを考える上での重要なポイントです。
また、給料が下がるということは、手取りの減少だけでなく、住民税などの税金にも影響することを忘れてはいけません。
住民税などは前年の年収をもとに算定されるため、転職後の年収が下がると、翌年の住民税の負担が大きくなる可能性があります。つまり、転職直後は収入減の影響を感じにくくても、翌年になってから家計を圧迫する可能性もあるのです。
ジョブチェンジを検討する際は、転職後の収入減をどの程度許容できるのか、住民税などの税金も含めた年間の収支をシミュレーションし、慎重に判断することが大切です。
営業職で培ったスキルや経験は多くの職種に応用できますが、新しい職種で必要なスキルや適性が自分にあるかどうかを見極めることも大切です。たとえば、クリエイティブ職や技術職では、営業職でのコミュニケーション能力とは異なるスキルが求められることがあります。
そのため、転職を考える際には、自分の興味や得意分野が新しい職種にどう活かせるかを事前に調べ、必要なスキルを磨く準備をしておくことが重要です。
営業職の経験には、他の職種でも役立つスキルやノウハウが多く含まれています。ここでは、営業職の経験がジョブチェンジにおいて有利である理由をいくつか紹介します。
営業からのジョブチェンジが有利である理由
項目 | 割合 |
順調だった | 34.6% |
まあ順調だった | 46.9% |
やや大変だった | 12.3% |
とても大変だった | 6.2% |
参照元〖営業職の転職事情〗経験者81人アンケート調査(2024.10.8更新) 株式会社R&G(参照日2024.10.16)※1
このデータにあるとおり、営業経験を元にした転職は、順調と回答している人が多いです(※1)。順調な転職活動を可能にしていると考えられる代表的な理由を三つ紹介します。
営業職の大きな強みは、顧客との直接的なやり取りを通じて折衝経験が豊富であることです。顧客折衝経験とは、簡単に言うと、お客様と直接やり取りをして、そのニーズを理解し、最適な商品やサービスを提供したり、問題を解決したりする経験のことです。
顧客のニーズを的確に理解し、それに応じた提案を行うスキルは、他の職種でも非常に重宝されます。例えば、マーケティング職やカスタマーサポートなど、顧客対応を求められる職種において、営業経験者は即戦力として期待されることが多いです。
営業職は、数字を上げるために強いコミットメントが求められる職種です。目標に向かって計画的に行動し、粘り強く成果を出すためのスキルは、どの職種でも評価される要素です。特に、プロジェクト管理やチームリーダーのポジションにおいて、このような姿勢は大きな武器となります。
営業職は人手不足が続くことが多いため、営業経験者が他の職種から戻ってくることは珍しくありません。転職後に新しい職種が自分に合わなかった場合でも、営業職に戻ることでキャリアを再開できるチャンスが多いのです。営業経験があることで、再び営業職として働く際も即戦力として期待されやすく、他の職種への転職に比べてリスクが少ないと言えます。
営業職で培った経験やスキルは、さまざまな職種に応用でき、他業種への転職が有利に進むことが多いです。顧客との折衝やコミュニケーション力、プレゼンテーションスキルなど、営業の経験は多くの場面で役立ちます。ここでは、営業からジョブチェンジする際におすすめの職種を6つ紹介します。
営業からの転職先として非常に相性が良いのが販売職です。営業と同様に、顧客と直接対話し、ニーズに応じた提案を行うため、コミュニケーションスキルや接客の経験が活かせます。特に、個人向けや法人向けの営業を経験している場合、販売の現場で顧客に商品やサービスを提供する際に役立つでしょう。
また、販売職では顧客満足度を重視し、リピーターを増やすことが重要です。営業経験者はそのスキルを用いて、顧客との信頼関係を築きやすく、結果として売上に貢献しやすいでしょう。
ただし、販売職への転職を考える際には、給与面での変化も考慮する必要があります。一般的に、販売職は営業職よりも給与水準が低い傾向があります。
一方で、販売職は営業職に比べて、働く時間に余裕ができるというメリットもあります。顧客とのアポイント調整や、長時間の移動、残業などに追われる営業職とは異なり、販売職は勤務時間が比較的安定している場合が多いです。
そのため、ワークライフバランスを重視したい方や、プライベートの時間を充実させたい方にとって、販売職は魅力的な選択肢となるでしょう。
営業職から事務職へのジョブチェンジは、営業活動の裏方業務を経験していることでスムーズに移行できるケースが多いです。営業では、契約書や提案書の作成、顧客データの管理などの事務的な作業が日常的に行われます。そのため、事務職に求められる正確なデータ入力や文書管理のスキルが自然と身についていることが多いです。
さらに、営業の現場経験があれば、営業や販売のサポートを多く担う事務的な仕事で活躍できるでしょう。例えば、顧客からの問い合わせ対応や、受発注業務、見積書作成など、営業担当者を支える幅広い業務をスムーズにこなせる可能性があります。
また、営業職で培った顧客対応力や調整力は、事務職でも重宝されます。電話応対や社内外とのコミュニケーションをスムーズにこなすことができ、会社全体の業務効率を高める貢献が期待されます。
営業活動を通じて、様々な立場の人と関わり、交渉や調整を重ねてきた経験は、社内での意見交換や情報共有の場面で、相手に分かりやすく伝える力、相手の意見を丁寧に聞き取る力として活かされます。
技術職への転職を希望する営業職の方も多くいます。特にIT業界やメーカーの営業経験者は、業界特有の知識を活かして技術職に転向するケースが増えています。営業時代にクライアントの技術的なニーズや課題を理解し、製品やサービスの提案を行っていた場合、その経験が技術職での仕事に役立つでしょう。
技術職では専門的なスキルが求められることが多いですが、未経験者でも興味や学習意欲が強ければ、研修や資格取得を通じて成長できる場があります。営業での経験を基に、新しい分野に挑戦してみるのも良い選択肢です。
特に、開発の仕事には営業経験者が少なく、現場の生の声を反映できる存在は希少です。顧客とのやり取りを通して培ってきたコミュニケーション能力やニーズを汲み取る力は、開発現場で非常に役立ちます。営業での経験を基に、新しい分野に挑戦してみるのも良い選択肢です。
営業職で得た顧客視点の理解は、マーケティング職で非常に強力な武器となります。顧客のニーズや市場動向を的確に捉えることができるため、マーケティング施策の立案や実行において優位に立つことができます。特にデジタルマーケティングや広告戦略を担当する場合、営業の現場で得た実践的なデータや顧客の反応をもとに、より効果的なマーケティング戦略を組み立てることができます。
さらに、営業時代に培ったコミュニケーション力やプレゼンテーションスキルも、マーケティング活動においてクライアントやチームとの連携を円滑に進めるための大きな助けとなるでしょう。
カスタマーサクセス職は、顧客との関係構築に重点を置く職種であり、営業職の経験が大いに活かせる分野です。カスタマーサクセスの主な役割は、顧客が提供される製品やサービスを最大限に活用できるようサポートし、顧客の成功を導くことです。このため、営業経験者が持つ顧客対応力や問題解決能力が必要不可欠です。
また、顧客の声を積極的に聞き、そのフィードバックを製品やサービスの改善に活かすという点でも、営業職の経験が役立つでしょう。カスタマーサクセス職は、営業で培ったスキルをさらに活かしながらも、長期的な顧客との関係構築を重視するため、顧客満足度向上に大きく貢献することができます。
営業職で培ったコミュニケーションスキルや人間関係の構築力は、人事職でも大きく活かされます。特に、採用担当や社員教育、評価制度の運用などの業務において、営業経験者は社内外の人々と円滑に関係を築くことができ、効果的な人事施策を進めることができます。
また、営業職の経験を通じて培った交渉力や調整力も、人事業務において重宝されるスキルです。採用面接や社内のトラブル解決など、複雑な状況においても冷静に対応できる人材として評価されるでしょう。
ジョブチェンジを検討する際、営業の経験をどのように新しい職種で活かすかを明確に伝えることが大切です。ここでは、営業職から各職種への転職を目指す場合の志望理由例をいくつか紹介します。
「営業職で培った顧客対応力と提案力を活かし、御社の販売職でお客様に最適な商品を提案することができると考えています。これまでに幅広い業種のお客様と関わり、お客様一人ひとりに合った提案をしてきた経験が、販売職でも活かせると感じています。また、販売現場でお客様との信頼関係を築き、リピーターを増やすことで、御社の売上向上に貢献できると考えています。」
「これまでの営業経験で、お客様との商談や社内調整など、様々な業務に携わってきました。その中で、営業や現場の担当者がどのような資料を必要としているのか、どのような情報があると業務がスムーズに進むのかを肌で感じてきました。
例えば、営業担当者には分かりやすく顧客情報をまとめた資料や、提案書作成に必要なデータなどを提供することで、営業活動を効率化できると考えています。また、現場担当者には、正確な納期情報や在庫状況を迅速に伝えることで、スムーズな作業進行をサポートできると確信しています。
これらの経験を活かし、事務職として、営業部や現場のニーズを的確に捉え、必要な情報を適切な形で提供することで、部署間の連携を強化し、会社全体の業務効率向上に貢献したいと考えています。」
「営業職を通じて、多くのクライアントが技術的な課題に直面していることを目の当たりにし、私自身も技術的なスキルを磨きたいと考えるようになりました。ユーザー一人ひとりに向き合う以上に、技術的な仕組みを作り、サービス全体の価値を上げていきたいと考え、学びを深めています。特に、IT分野に興味があり、独学でプログラミングやネットワークの基礎を学びました。営業での顧客対応経験を活かしながら、技術職として具体的なソリューションを提供できる存在になりたいと考えています。」
「営業職として培ってきた顧客ニーズや市場動向に関する知識を、マーケティング戦略の策定に活かしたいと考えています。私は営業時代、データや情報分析を重視して業務に取り組んでいました。営業活動で培ったデータ分析や提案力は、マーケティング職において非常に重要なスキルであり、御社のブランド力向上や新規顧客獲得に貢献できると確信しています。」
「営業職で培った顧客対応力を活かし、カスタマーサクセス職で御社の顧客が製品やサービスを最大限に活用できるようサポートしたいと考えています。これまでに多くのクライアントとの関係を築き、信頼を得ることに成功してきました。長期的な顧客の成功を支援するカスタマーサクセスの仕事に大きな魅力を感じています。」
「営業職で培ったコミュニケーションスキルや交渉力を活かし、御社の人事業務に貢献できると考えています。特に、採用活動や社員教育において、営業時代の経験を活かして候補者との良好な関係を築き、適切な人材を採用することができると確信しています。また、チーム全体の調整役としての役割を担い、社内の人間関係を円滑に進めることに貢献したいと考えています。」
営業職からのジョブチェンジを考える際、さまざまな職種に挑戦してみたいと考える方もいるでしょう。そのような場合、転職サイトを活用することで自分に合った仕事を見つけることができます。
Zキャリアは、多くの業界・職種の求人情報を提供している転職支援サービスです。営業職からのジョブチェンジを希望する方に向けて、業界ごとの転職アドバイスやキャリア相談も行っており、自分に合った新しい仕事を見つけるサポートを提供しています。Zキャリアを活用して、新しい一歩を踏み出しましょう。
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