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正社員を目指す履歴書の書き方マニュアル:アルバイト歴の伝え方から写真・テンプレート選びまで解説

正社員を目指す履歴書の書き方マニュアル:アルバイト歴の伝え方から写真・テンプレート選びまで解説

公開 2024/07/10

更新 2025/08/19

Zキャリア編集部

Zキャリア編集部は、初めて就職・転職する方々へ、就職活動に役立つ情報を発信しています。具体的な職種や業界に特化した情報提供を心がけ、将来のキャリアを考える上で参考になるような内容をお届けしています。

目次

こんにちは。今回は、「未経験からの正社員転職」に必要な書類について解説していきます。初めて正社員として働き始めたい方に向けて、”各書類の違い”と”書き方のポイント”について紹介していきます。

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初めて正社員を目指すとき、「履歴書ってどうやって書けばいいんだろう?」「アルバイト経験しかないけど、大丈夫かな?」と不安に思う方は多いのではないでしょうか。

履歴書は、選考の第一歩となる大切な書類です。書き方一つで、採用担当者に与える印象は大きく変わります。

この記事では、正社員を目指す高校生から20代前半の未経験者の方に向けて、履歴書の基本的な書き方から、アルバイト経験の効果的なアピール方法、好印象を与える写真の選び方、履歴書の入手方法や注意点まで、分かりやすく解説していきます。 この記事を読んで、自信を持って履歴書を作成し、正社員への第一歩を踏み出しましょう。

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正社員を目指すための履歴書の基本的な書き方

まずは、正社員応募で使う履歴書の基本的な書き方について押さえていきましょう。履歴書は、応募者の人となりや基本的な情報を伝える重要な役割を持っています。ここで解説する各項目について、一つひとつ確認しながら進めてください。

履歴書の基本構成と書き方

  • 履歴書と職務経歴書は何が違う?それぞれの役割
  • 採用担当者はここを見る!正社員応募で履歴書が重要な理由
  • 基本情報(氏名・連絡先・日付)の正確な記載方法
  • 学歴・職歴欄の基本的な埋め方と注意点
  • 免許・資格欄でアピールできること・書き方のコツ
  • 志望動機・自己PR欄で熱意と強みを伝えるポイント

履歴書と職務経歴書は何が違う?それぞれの役割

履歴書は基本情報、職務経歴書は仕事経験の詳細を伝えるための書類で、それぞれ役割が異なります。履歴書は、氏名や学歴、連絡先といった応募者のプロフィールを伝えるものです。一方、職務経歴書は、これまでどのような仕事をして、どんなスキルや経験を積んできたかを具体的に説明する書類です。

企業によっては両方の提出を求められる場合もありますし、履歴書のみの場合もあります。まずは、応募先の企業がどの書類を必要としているかを確認しましょう。

採用担当者はここを見る!正社員応募で履歴書が重要な理由

企業は履歴書から人柄や基礎能力を見ています。丁寧な文字、正確な情報、分かりやすい文章からは、仕事に対する真摯な姿勢や基本的なビジネスマナーがうかがえます。特に未経験者の場合、職務経験が少ない分、履歴書の完成度が選考に影響を与えることも少なくありません。

書類選考は、面接に進むための最初の関門です。ここで良い印象を与えられなければ、面接の機会を得られない可能性もあります。時間をかけて丁寧に作成することが、正社員への道を切り開く第一歩となります。

基本情報(氏名・連絡先・日付)の正確な記載方法

氏名や連絡先、日付といった基本情報は、間違いなく正確に記載することが最も重要です。氏名は戸籍上の漢字で、フリガナも忘れずに記入します。日付は提出日または郵送日を記載し、和暦・西暦はどちらかに統一しましょう。

電話番号やメールアドレスは、企業からの連絡を受け取るための大切な情報です。日中連絡がつきやすい番号や、普段からチェックしているメールアドレスを正確に記入してください。住所も都道府県から、建物名や部屋番号まで省略せずに記載しましょう。

学歴・職歴欄の基本的な埋め方と注意点

学歴は義務教育卒業以降、職歴は原則すべて記載します。学歴は、入学・卒業(または中退)した年月と学校名を正式名称で記載します。「高校」ではなく「高等学校」と書きましょう。

職歴も同様に、入社・退社した年月と会社名を正式名称で書きます。所属していた部署や役職があればそれも記載します。アルバイト経験も職歴として記載できますが、その書き方については後のセクションで詳しく解説します。職歴がない場合は「職歴なし」と記載し、その下に「以上」と書きましょう。

免許・資格欄でアピールできること・書き方のコツ

応募職種に関連する免許や資格は積極的にアピールしましょう。取得年月とともに、免許・資格の正式名称を記載します。例えば、「普通免許」ではなく「普通自動車第一種運転免許」のように書きます。

特にアピールしたい資格がない場合でも、空欄にするのは避け、「特になし」と記載するのがマナーです。もし、現在取得に向けて勉強中の資格があれば、「〇〇資格取得に向けて勉強中」のように記載することで、学習意欲を示すこともできます。

志望動機・自己PR欄で熱意と強みを伝えるポイント

熱意と自身の強みを具体的に伝えることが、志望動機・自己PR欄のポイントです。なぜその企業で働きたいのか、自分のどのような経験やスキルがその企業で活かせると考えているのかを、自身の言葉で説明しましょう。

自己PRでは、「〇〇ができます」という強みだけでなく、それを裏付ける具体的なエピソードを添えると説得力が増します。例えば、「コミュニケーション能力」をアピールするなら、「アルバイト先で、お客様の要望を丁寧に聞き取り、感謝の言葉をいただいた経験」などを加えると良いでしょう。企業の求める人物像を意識し、それに合致する自身の魅力を伝えることが大切です。

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アルバイト経験を正社員応募で活かす履歴書の書き方

「正社員経験はないけれど、アルバイトなら頑張ってきた」という方も多いはずです。ここでは、その貴重なアルバイト経験を、正社員応募の際に効果的にアピールするための書き方について解説します。伝え方次第で、立派なアピールポイントになります。

アルバイト経験のアピール方法

  • アルバイト歴は職歴欄に書いて良い?基本的なルール
  • 「社会人経験」として評価される伝え方のコツ
  • ポジティブな印象を与える具体的なアピールの例文と考え方

アルバイト歴は職歴欄に書いて良い?基本的なルール

結論から言うと、アルバイト経験も立派な職歴として記載してOKです。特に応募する職種に関連する業務経験であれば、積極的に記載しましょう。短期間のアルバイトであっても、そこで得た経験やスキルがあればアピールになります。

職歴欄には、会社名(店舗名だけでなく運営会社名も確認しましょう)、雇用形態(「アルバイトとして入社」など)、在籍期間、簡単な業務内容を記載します。複数のアルバイト経験がある場合は、すべて記載するのが基本ですが、応募職種との関連性が薄い場合や、あまりにも短期間のものが多数ある場合は、取捨選択することも考えられます。

「社会人経験」として評価される伝え方のコツ

アルバイト経験から学んだスキルや姿勢をアピールすることが重要です。単に「レジ打ちをしていました」と書くだけでなく、その経験を通してどのようなことを学び、身につけたのかを具体的に伝えましょう。

例えば、「お客様への丁寧な対応を心がけ、リピーター獲得に貢献した」「後輩スタッフへの指導を任され、チームワークの大切さを学んだ」「在庫管理を工夫し、廃棄ロス削減に努めた」など、主体的に仕事に取り組んだ姿勢や、責任感、協調性などをアピールできるエピソードを探してみてください。これらは立派な「社会人経験」として評価されます。

ポジティブな印象を与える具体的なアピールの例文と考え方

職歴欄や自己PR欄でアルバイト経験に触れる際は、貢献意識や改善行動を具体的に書くと、採用担当者にポジティブな印象を与えやすくなります。実績として数字で示せるものがあれば理想的ですが、そうでなくても問題ありません。

大切なのは、「どのような状況で、何を課題だと考え、どのように工夫・行動し、その結果どうなったか(または何を学んだか)」というプロセスを説明することです。例えば、「忙しい時間帯のレジ業務で、お客様をお待たせしないよう、常に効率的な手順を考えながら作業していました」のように、自分なりに考えて行動したことを伝えましょう。仕事への真摯な向き合い方が伝わります。

アルバイト経験からのアピールポイント例

正社員として働くことに、プライベートの時間がなくなるのではないかと不安を感じている方は、正社員で働くとプライベートは犠牲になる?残業が発生しづらい職種も紹介します の記事をご覧ください。

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正社員応募で好印象を与える履歴書写真の準備

履歴書で最初に目に入るのが顔写真です。写真の印象は、書類全体のイメージを左右することもあります。ここでは、正社員応募にふさわしい、好印象を与える履歴書写真の準備について解説します。

履歴書写真の基本マナー

  • 写真の基本ルール(サイズ・有効期限・撮影時期)
  • 服装・髪型・表情で気をつけるべきマナー
  • スマホ撮影はOK?避けるべき写真の例と撮影場所の選び方

写真の基本ルール(サイズ・有効期限・撮影時期)

履歴書に貼る写真は、一般的に縦4cm×横3cmサイズで、3ヶ月以内に撮影されたものを使用するのがマナーです。古い写真や、現在の髪型・雰囲気と大きく異なる写真は避けましょう。

写真の裏には、万が一剥がれてしまった場合に備えて、氏名を記入しておくと丁寧です。のりで貼り付ける際は、シワになったり、はみ出したりしないように注意してください。写真がきれいに貼られているかも、丁寧さを見るポイントの一つです。

服装・髪型・表情で気をつけるべきマナー

清潔感のある身だしなみが何よりも重要です。服装は基本的にスーツが無難ですが、業界や職種によっては、ジャケットにシャツ・ブラウスといったオフィスカジュアルでも良い場合があります。迷った場合はスーツを選びましょう。

髪型は顔がはっきりと見えるように整え、長い髪はまとめます。髪色も派手すぎない、落ち着いた色が良いでしょう。表情は、歯を見せずに口角を少し上げる程度の自然な笑顔か、キリッと引き締まった真面目な表情を意識します。ピアスなどのアクセサリーや、派手なメイクは避けるのが一般的です。

スマホ撮影はOK?避けるべき写真の例と撮影場所の選び方

履歴書の写真は、証明写真機や写真館で撮影するのが最も望ましいです。プロに撮影してもらうことで、適切なライティングや背景、表情のアドバイスを受けられ、質の高い写真を用意できます。

スマートフォンでの自撮りや、友人などに撮ってもらったスナップ写真の切り抜きは、原則として避けましょう。背景が乱雑だったり、影ができてしまったり、表情が不自然になったりしやすく、採用担当者にマイナスの印象を与えかねません。どうしても自分で撮影する場合は、白い壁を背景にし、正面から自然光で撮影するなど、最大限の配慮が必要です。過度な加工も避けましょう。

履歴書写真で避けるべき例

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履歴書はどこで買う?サイズや形式(手書き・PC)の選び方

いざ履歴書を書こうと思っても、「どこで手に入れればいい?」「サイズや形式はどれを選べば?」と迷うかもしれません。ここでは、履歴書の入手方法や、サイズ・形式の選び方について解説します。

履歴書の入手と形式選択

  • 履歴書の入手方法(市販・ダウンロード)と選び方のポイント
  • サイズはA4?B5?どちらを選ぶべきか
  • 手書きとパソコン作成、どちらが有利?採用担当者の視点
  • おすすめの履歴書テンプレート形式とは?(※具体的なツール名は避ける)

履歴書の入手方法(市販・ダウンロード)と選び方のポイント

履歴書は、文具店、コンビニ、100円ショップなどで購入するか、インターネット上からテンプレートをダウンロードして入手できます。市販のものは手軽に購入でき、セットになっているものも多いです。ダウンロードするものは、様々なフォーマットから自分に合ったものを選べる利点があります。

選ぶ際のポイントは、自分の経歴やアピールしたい内容に合わせて、適切な記入欄があるかを確認することです。例えば、職歴欄や自己PR欄が広いもの、JIS規格に準拠したものなどがあります。100円ショップのものであっても、内容がしっかり書かれていれば問題ありません。

サイズはA4?B5?どちらを選ぶべきか

履歴書のサイズは主にA4とB5がありますが、近年はA4サイズが一般的になりつつあります。企業からの指定がない場合は、A4サイズを選んでおくと無難でしょう。

特に、職務経歴書も一緒に提出する場合、履歴書と職務経歴書のサイズを揃えるのがマナーとされています。職務経歴書はA4サイズで作成することが多いため、履歴書もA4に合わせるのが合理的です。B5サイズが間違いというわけではありませんが、迷った場合はA4を選びましょう。

手書きとパソコン作成、どちらが有利?採用担当者の視点

基本的には手書きでもパソコン作成でもどちらでも問題ありませんが、近年はパソコンで作成された履歴書が主流です。パソコン作成は、修正が容易で読みやすく、データを使い回せるメリットがあります。一方、手書きは文字の丁寧さから人柄や熱意が伝わると考える採用担当者もいます。

応募する企業の社風や、募集要項での指示(手書き指定など)があればそれに従いましょう。特に指定がない場合は、自身のPCスキルや、どちらがよりきれいに作成できるかを考慮して選ぶと良いでしょう。IT系の企業などでは、PC作成の方がスキルを示す上で有利になることもあります。

手書きとパソコン作成の比較

手書きのメリット・デメリット

  • メリット: 丁寧さや熱意が伝わりやすい可能性がある
  • デメリット: 修正が大変、作成に時間がかかる、読みやすさに個人差が出る

パソコン作成のメリット・デメリット

  • メリット: 作成・修正が容易、読みやすい、データを活用しやすい、PCスキルを示せる
  • デメリット: 個性が伝わりにくいと感じる人もいる、誤字脱字に気づきにくい場合がある

おすすめの履歴書テンプレート形式とは?

履歴書のテンプレートには様々な形式がありますが、基本項目が網羅され、アピールしたい欄が広いものが使いやすいでしょう。一般的には、厚生労働省が推奨する様式例や、JIS規格(日本産業規格)の様式例などが広く使われています。

これらの形式は、必要な情報がバランス良く配置されており、採用担当者も見慣れているため、内容をスムーズに伝えることができます。Webサイトでダウンロードできるテンプレートの中には、自己PR欄や志望動機欄が広く取られているものや、職務経歴を詳しく書けるものなど、様々なバリエーションがあります。自分の経歴やアピールしたい点に合わせて、最適なテンプレートを選びましょう。

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提出前に最終確認!履歴書作成で注意すべき点

履歴書が完成したら、提出する前に必ず最終確認を行いましょう。どんなに内容が良くても、小さなミスが原因で評価を下げてしまうのはもったいないことです。ここでは、履歴書作成で特に注意すべき点について解説します。

履歴書作成の最終チェック項目

  • 学校名・会社名は略さず正式名称で記載する
  • 誤字脱字・記入漏れがないか提出前に必ずチェック
  • 連絡先(電話番号・メールアドレス)は特に念入りに確認
  • 空欄を作らないための工夫と書き方のマナー

学校名・会社名は略さず正式名称で記載する

履歴書に記載する学校名や会社名は、必ず正式名称で記載しましょう。例えば、「〇〇高校」ではなく「〇〇県立〇〇高等学校」、「(株)△△」ではなく「株式会社△△」のように、省略せずに正確に書くのがマナーです。 資格名についても同様で、「英検」ではなく「実用英語技能検定」、「漢検」ではなく「日本漢字能力検定」のように、正式な名称で記載してください。普段使っている略称や通称で書いてしまうと、社会人としての常識を疑われてしまう可能性もあります。

誤字脱字・記入漏れがないか提出前に必ずチェック

提出前には最低でも3回は見直しを行い、誤字脱字や記入漏れがないかを徹底的にチェックしましょう。自分では気づきにくいミスもあるため、少し時間を置いてから見直したり、声に出して読んでみたりするのも効果的です。可能であれば、家族や友人など、第三者にチェックしてもらうのも良いでしょう。特に、年号の誤りや、入学・卒業、入社・退社の年月日の間違いは、経歴の信憑性に関わるため注意が必要です。細かい部分まで気を配る姿勢が、仕事に対する丁寧さにもつながると評価されます。

連絡先(電話番号・メールアドレス)は特に念入りに確認

電話番号やメールアドレスは、企業からの合否連絡や面接日程の調整などで使われる非常に重要な情報です。ここに誤りがあると、大切な連絡を受け取れなくなってしまう可能性があります。数字の打ち間違いや、メールアドレスのスペルミスがないか、特に念入りに確認しましょう。

メールアドレスは、プライベートすぎるものや、記号が多くて分かりにくいものは避け、氏名などを使ったシンプルなものが望ましいです。また、企業からのメールが迷惑メールフォルダに入らないように、設定を確認しておくことも大切です。

空欄を作らないための工夫と書き方のマナー

履歴書の記入欄に空欄があると、意欲がない、あるいは記入漏れと捉えられてしまう可能性があります。書くことがない場合でも、「特になし」と記載するなどして、できるだけ空欄は作らないようにしましょう。

例えば、本人希望欄に特に希望がない場合でも、「貴社規定に従います。」と記載するのが一般的です。資格欄に書けるものがない場合も「特になし」と書きます。備考欄なども活用し、勤務地や勤務時間に関する補足事項があれば記載するなど、空欄を埋める工夫をすることで、入社への熱意を示すことができます。

提出前の最終チェックリスト

履歴書の作成は、慣れないうちは時間もかかり、少し大変に感じるかもしれません。ですが、一つひとつの項目を丁寧に、そして正確に記入していくことが、正社員として採用されるための重要なステップです。 今回解説したポイントを押さえて、自信を持って提出できる履歴書を作成してください。あなたの熱意と魅力が、採用担当者にしっかりと伝わることを願っています。

もし、履歴書の書き方や自己PRのまとめ方、面接対策などで不安なことや、もっと詳しく相談したいことがあれば、一人で悩まずに、Zキャリアのエージェントに相談してみるのも一つの方法です。あなたの就職・転職活動を、専門的な視点からサポートしてくれます。

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