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ケアマネジャーを辞めたい!主な退職理由と離職率を紹介!

ケアマネジャーを辞めたい!主な退職理由と離職率を紹介!

公開 2025/03/10

Zキャリア編集部

Zキャリア編集部は、初めて就職・転職する方々へ、就職活動に役立つ情報を発信しています。具体的な職種や業界に特化した情報提供を心がけ、将来のキャリアを考える上で参考になるような内容をお届けしています。

目次

ケアマネジャーは介護に携わる職種の中でも特に業務の幅が広く、やりがいがあります。一方で、「辞めたい」という声もある仕事です。ケアマネジャーを辞めるにあたっては、辞める前の手続きや退職後のキャリアパスを把握したうえで、「後悔しない辞め方」のシミュレーションが必要です。
この記事では、ケアマネジャーの主な業務内容、離職率、退職理由から退職後の理想的なビジョンを解説しています。

この記事で分かること

  • ケアマネジャーの主な退職理由
  • ケアマネジャーの主な業務内容
  • ケアマネジャーの離職率
  • ケアマネジャーに向いている人
  • ケアマネジャーに向いていない人
  • 辞める前のポイント

ケアマネジャーを辞めたいのはなぜ?主な退職理由

ケアマネジャーは、介護を必要とする当事者やその家族、介護スタッフを支える大切な職業です。しかし、現場では短期間で辞めてしまうケアマネジャーが多く、「激務だからやめたほうがいい」とも言われています。ケアマネジャーを「辞めたい」と思う主な理由は以下の通りです。

  • 業務が多い
  • クレームで心が折れる
  • 定期的な資格更新が必要
  • 引き継ぎ書類が多い

業務が多い

ケアマネジャーは任される業務が幅広く、激務になりやすい職種と言われています。ケアマネジャーの一般的な仕事内容は以下の通りです。

  • ケアプラン作成
  • 利用者への訪問(モニタリング)
  • 役所などでの会議
  • 事務作業(サービス計画書の作成など)

ケアマネジャーは利用者の日常生活を円滑に保ち、心身の健康状態を維持するため、適切なケアプラン(介護計画)を作成します。ケアプランの作成にあたっては、利用者の心身の状態や生活状況を細かく把握しなくてはなりません。そのため、ケアマネジャーは定期的なモニタリングやアセスメント(家族や役所との情報共有)を行い、利用者と緊密な関係を築きます。たとえばモニタリングは、介護保険利用の高齢者であれば原則として月1回行うのが義務です。担当の利用者が多いほど業務が増えるため、ベテランのケアマネジャーのほうが激務になりやすいのが実情です。

クレームで心が折れる

ケアマネジャーは人と直接対面する職種のため、クレームを受けやすい職種と言えるでしょう。ケアマネジャーに寄せられる主なクレームは以下の通りです。

  • もっと介護時間を増やしてほしい
  • 家族の分までケアしてほしい
  • もっと優秀なヘルパーを紹介してほしい
  • 不要なサービスまで利用させられている
  • 料金を安くしてほしい
  • 書類作成が遅い
  • もっと訪問してほしい

クレームの中にはケアマネジャーの努力によってある程度改善できるものもありますが、明らかに理不尽なものも少なくありません。クレームは利用者だけでなく、役所や介護施設の職員からも寄せられます。役所は介護による公費負担を少しでも抑えるため、ケアプランの縮小を求めてくるパターンが少なくありません。結果として「もっと質の良い介護を受けたい」と願う利用者と役所の間で板挟みになり、心理的なストレスから退職してしまうこともあります。

引き継ぎ書類が多い

利用者の引き継ぎ作業も、ケアマネジャーにとって負担の大きい業務の1つです。ケアマネジャーは長期間の担当が原則ですが、利用者の転居や変更希望などによっては、他のケアマネジャーに引き継ぐ場合があります。引き継ぎでは、利用者の生活状況を余すところなく伝えるため、膨大な引き継ぎ書類が必要です。また、利用者の変更が重なれば人数分の引き継ぎ業務が発生します。そのため、「引き継ぎ業務だけで辞めたくなる」という人が多いのも現状です。

ケアマネジャーがなかなか退職できない理由

ケアマネジャー業界は今、人材不足などが深刻化しており、「なかなか退職できない」という声があります。ケアマネジャーが辞めたくても退職できない主な理由は以下の通りです。

  • 人材不足
  • キャリアアップには一定の実務経験が必要
  • 人材不足

ケアマネジャーは介護業界の中でも特に人材不足が懸念されています。ケアマネジャーが必要な全国の地域包括支援センターのうち、43.8%が介護支援専門員(ケアマネジャー)の人員配置について「やや不足している」と回答しました。一方、居宅介護支援事業所は41.9%が「適正である」とこたえており、同じ介護業界でも人員のバランスが二極化しつつあります。

ただ、居宅介護支援事業所でも新規利用者の受け入れについては48.8%が「条件・状況によって利用を断ることがたまにある」と答えており、人材不足によるサービスの質低下が深刻です。

参照:「令和5年度老人保健事業推進費等補助金老人保健健康増進等事業・介護支援専門員の養成に関する調査研究事業/厚生労働省

キャリアアップには一定の実務経験が必要

ケアマネジャーからより上位の職種にキャリアアップするには一定以上の実務経験が求められるため、「キャリアアップのためになかなか退職できない」人も少なくありません。

たとえば、2006年に新設された「主任ケアマネジャー」になるにはケアマネジャーとして5年以上(認定ケアマネジャーを取得済みであれば3年)の実務経験と研修の受講が必要です。

また、実務経験が長いほど転職でも有利になるため、あえて退職せずに経験を積むのも賢い選択と言えるでしょう。

ケアマネジャーはすぐに辞める人が多い?離職率から検証

統計を読む限り、ケアマネジャーの離職率は一般的な職種と比較して際立って高いとは言えません。

ケアマネジャー(介護支援専門員)に限定した離職率は令和5年時点で10.0%です。介護職員と訪問介護職員を合わせた全体の離職率は13.1%、一般的な職種の平均離職率は15.4%のため、他の職種と比較してもやや低い数字で推移していると言えるでしょう。

なお、ケアマネジャーを辞めた人のうち56.9%が「上司によるきつい指導やパワハラ」を退職理由に挙げています。ただし、一般的な職種でも「職場の人間関係の悪化」や「上司とのトラブル」は主な退職理由としてよく挙げられているため、これがケアマネジャー特有の問題とは言い切れません。一方で、ケアマネジャーは業務の負担が大きく、責任の重さや職場環境がストレス要因になりやすい職種であることも確かです。

参照:「令和5年度介護労働実態調査/公益財団法人「介護労働安定センター

参照:「令和5年度「介護労働実態調査」結果の概要について/公益財団法人「介護労働安定センター

参照:「令和5年雇用動向調査結果の概況/厚生労働省

ケアマネジャーが突然辞めると利用者はどうなる?

ケアマネジャーが突然辞めた場合、利用者だけでなくその家族や他の事業所など、幅広い箇所に影響がでます。

ケアプランの作成が滞れば利用者はいつも通りのサービスを受けられなくなるでしょう。当然、その影響は家族にも及びますし、引き継ぎが生じる他の事業者にとっても負担となります。

このような事情がわかっているからこそ、多くのケアマネジャーは「辞めたくても辞められない」状況にあるのです。

ケアマネジャーに向いている人の特徴

ケアマネジャーに向いている人の主な特徴は以下の通りです。

  • 物事を順序立てて考えられる
  • 向上心がある
  • つねに冷静さを保てる

物事を順序立てて考えられる

ケアマネジャーは常に、長期的な視点に立ってプランを作成する必要があります。

利用者の短期的なニーズを汲み取りつつ、長いスパンで利用者のQOL向上につなげられるよう、順序立てて必要なサービスを組み立てられる人がケアマネジャーとしては信頼されるでしょう。

向上心がある

ケアマネジャーのキャリアパスとしては認定ケアマネジャーや主任ケアマネジャーなどの上位職が用意されており、実務経験を積み重ねることでベースアップにつながります。

つねに冷静さを保てる

ケアマネジャーは利用者や家族など、日常的なコミュニケーションが求められる職種です。ケアマネジャーを続けるかぎり、クレーム対応は避けられません。また、利用者や家族からケアプランが受け入れられなかった場合でも、サービスの必要性を根気強く説明する冷静さが求められます。

ケアマネジャーを「辞めてよかった」と思える人の特徴

ケアマネジャーを退職したほうがいい人の主な特徴は以下の通りです。

  • 激務に耐えられない
  • ストレスに弱い

激務に耐えられない

ケアマネジャーは日常的な業務が幅広いため、激務になりやすい傾向にあります。

ケアプランの作成や毎月のモニタリング、問い合わせ対応など、ケアマネジャーの担当業務は多く、担当件数が多いほど重い負担となるのが現状です。

ストレスに弱い

ケアマネジャーはクレーム対応などが多いため、もともとストレスに弱い人にとっては負担に感じてしまうでしょう。ケアマネジャーを長く続けていると、利用者だけでなく役所からも「プランの作成が遅い」などとクレームが寄せられることがあります。クレーム対応など、臨機応変なコミュニケーションが苦手な人は早めに退職したほうがいいかもしれません。

ケアマネジャーの退職後の仕事

ケアマネジャーの退職後の仕事は主に以下の通りです。

  • サービス提供責任者
  • 介護教員

サービス提供責任者

「ケアマネジャーよりもさらに利用者に近い立場で仕事をしたい」という人にはサービス提供責任者が向いています。サービス提供責任者は介護施設などに所属し、ケアマネジャーが作成した訪問介護計画書に従って利用者の具体的なタイムスケジュールを組み立てる職種です。ケアマネジャーと利用者をつなぐパイプ役であり、ヘルパーをまとめる立場でもあります。利用者に直接触れる仕事でもあるため、現場が好きな人にもおすすめです。

介護教員

ケアマネジャーとしての実務経験を活かせる職種として、介護教員が挙げられます。介護教員は、介護の専門学校などで授業を担当する仕事です。ケアマネジャーだけでなく、介護に関する幅広い実務経験が活かせるため、退職後の仕事としても向いています。

ケアマネジャーを辞めたいと思った時の対処法

ケアマネジャーを辞めたいと思ったらまず、前もって準備を整えましょう。ケアマネジャーを突然辞めると利用者や家族に大きな負担がかかり、社会人としてもマナー違反です。

ケアマネジャーを辞める前の準備としては以下の項目が挙げられます。

  • 休職を相談する
  • 辞める意思は14日前に伝える
  • ケアマネジャーからの転職なら「Zキャリア」に相談

休職を相談する

退職ではなく一定期間の休職をはさむことで、仕事のモチベーションが回復するかもしれません。

もちろん、休職にあたっては事前の報告と引き継ぎが必要です。

ケアマネジャーの仕事そのものにやりがいを感じているなら、思いきって休職を検討してみましょう。

辞める意思は遅くとも14日前に伝える

周囲への影響を最小限に抑えるためにも、辞める意志はできるだけ早めに伝えましょう。民法では、「労働者は退職希望日の14日前に退職の予告をしなければならない」と定めています。ケアマネジャーの場合、利用者や家族への充分な説明が必要です。

ケアマネジャーからの転職なら「Zキャリア」に相談

ケアマネジャーからの転職を本気で検討するなら、ぜひ、「Zキャリア」に相談しましょう。

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