公開 2025/03/17
更新 2025/03/31
Zキャリア編集部
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目次
フリーターを続けると将来どんな困りごとに直面するのか不安ですか?
本記事では収入面の不安定さから社会的信用の低さ、年齢による就職の壁まで、フリーターが抱える問題点を徹底解説。
正社員との違いや年齢別の対処法も紹介し、キャリアアップの方法も提案します。
「フリーター」という言葉を耳にすると、「自由に働ける」というイメージがあるかもしれません。しかし、実際にフリーターとして働き続けると、様々な困りごとに直面することになります。
フリーターとは、正社員として働かず、アルバイトやパートとして収入を得ている若年層を指します。自分の時間を自由に使えたり、職場の責任が比較的少なかったりと、一見メリットも多く感じられますが、長期的に見ると多くの課題が浮かび上がってきます。
なぜフリーターに困りごとが生じるのでしょうか。その根本的な理由は「安定性の欠如」にあります。
たとえば、ある日突然シフトが減らされたり、病気やケガで働けなくなった場合に収入が途絶えてしまったりするリスクが常にあります。また、年齢を重ねるにつれて、「いつまでこの働き方を続けられるのか」という将来への不安も大きくなっていきます。
この記事では、フリーターが直面する様々な困りごとを以下の観点から詳しく解説します。
さらに、これらの問題を解決し、フリーターから抜け出すための具体的な方法も紹介します。「今はフリーターだけど将来が不安…」「このままでいいのかな」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
フリーターが最初に直面するもっとも大きな困りごとは、経済面の不安定さです。日々の生活から将来設計まで、お金に関する様々な問題が生じます。
フリーターの最大の悩みの一つが、「安定した収入が得られない」という点です。時給制の働き方では、働いた時間に応じて給料が変動するため、毎月の収入にばらつきが生じます。
例えば、時給1,000円で月に20日、1日8時間働いた場合でも、月収は16万円程度です。これに対して、20歳の正社員の平均月収は23万円前後となっており、その差は年間で約84万円にもなります。
また、フリーターの場合、以下のような収入面での困りごとが発生します。
このような収入の不安定さは、日々の生活を圧迫するだけでなく、精神的なストレスにもつながります。「来月はどれくらい稼げるだろうか」という不安を常に抱えながら生活することになるのです。
フリーターの多くは、社会保険に加入できないという問題に直面します。一般的に、週30時間未満の勤務では社会保険に加入できず、自分で国民健康保険や国民年金に加入する必要があります。
これによって生じる問題は以下の通りです。
これらの問題は、若いうちはあまり実感がないかもしれませんが、年齢を重ねるにつれて大きな不安要素となります。特に病気やケガで働けなくなった場合、収入がなくなるだけでなく、治療費の負担も大きくなります。
低く不安定な収入と社会保障の問題は、貯金を難しくし、将来の計画を立てにくくします。一般的に、安定した生活を送るためには「収入の20%程度は貯金する」と言われていますが、フリーターの収入ではそれが困難なことが多いです。
例えば、月収16万円だと、固定費(家賃、光熱費、食費など)を差し引くと自由に使えるお金は非常に限られます。貯金に回せたとしても月に数千円〜1万円程度で、1年間で10万円程度しか貯まりません。
将来設計の面では、以下のような困りごとが生じます。
これらの問題は、日々の生活だけでなく、将来の人生設計全体に影響を及ぼします。「今は何とかなっている」という状況でも、先を見据えると大きな不安が生じるのです。
経済面の課題に加えて、フリーターは社会的な立場においても様々な困りごとに直面します。周囲からの目線や社会的信用の問題は、日常生活に大きな影響を与えることがあります。
フリーターは「安定した収入がない」と見なされるため、社会的信用が低いとみなされがちです。これにより、以下のような場面で不利になることがあります。
ある例として、都内で一人暮らしをしていたフリーターの方が、より良い物件に引っ越そうとした際、「フリーターということで審査が通らない」と何度も断られたというケースがあります。結局、家賃が高いにも関わらず条件の悪い物件に妥協せざるを得なかったとのことです。
このような社会的信用の低さは、「お金があっても使えない」という状況を生み出し、生活の質を下げる要因となります。
フリーターとして働き続けることは、結婚や家族形成においても大きな課題となります。主な困りごとには以下のようなものがあります。
実際、未婚のフリーターと既婚のフリーターの比率を見ると、フリーターは未婚率が高い傾向にあります。経済的な不安定さが結婚の障壁になっている可能性が高いと言えるでしょう。
フリーターが長期的に直面する大きな問題の一つが、キャリア形成に関する課題です。正社員とは異なる働き方ゆえに、スキルやキャリアの発展に関して様々な困りごとが生じます。
フリーターの仕事は、専門的なスキルが身につきにくい業務が多いという特徴があります。その理由と影響は以下のようなものがあります。
例えば、飲食店でのアルバイト経験が5年あっても、それが事務職やIT業界への転職時にアピールポイントになることは少ないでしょう。対照的に、正社員として働いていれば、業務の幅が広がったり、プロジェクトを任されたりする機会も増え、転職時にアピールできるスキルや経験が蓄積されていきます。
これらのスキルや経験の不足は、将来正社員を目指したときに大きな障壁となります。「経験がない」という理由で、希望する職種や業界への転職が難しくなる可能性が少なくありません。
フリーターにとって大きな問題の一つが、年齢を重ねるにつれて就職のハードルが高くなっていくことです。一般的に、以下のような年齢による壁が存在します。
20代前半(〜25歳頃) この時期は比較的就職のチャンスが多く、「第二新卒」として扱われることもあります。企業側も若さと可能性に期待して採用を考えるケースが多いです。しかし、フリーター期間が長くなるほど、職場でのルールやビジネスマナーの習得に不安を持たれることも増えていきます。
20代後半(26〜29歳) この年齢になると、同年代は既に数年間の社会人経験を積んでいるため、フリーターとの経験値の差が明確になります。特に大手企業や人気企業では、新卒採用や若手採用に力を入れている場合が多く、20代後半のフリーターには門戸が狭まる傾向があります。
30代以降 30歳を超えると、多くの企業で「若手」としては扱われなくなります。管理職候補や即戦力として期待される年齢である一方、フリーター経験しかない場合、その期待に応えられるスキルや経験がないと判断され、採用されにくくなります。
企業の人事担当者の視点からすると、「なぜ長期間フリーターを続けてきたのか」「ビジネスマナーや社会人としての基本は身についているか」「組織に馴染めるのか」といった疑問や不安を抱くケースが多いです。年齢が上がるほど、これらの不安を払拭するハードルも高くなるのです。
フリーターとして働く中で感じる困りごとの一つが、「重要な仕事や責任ある役割を任せてもらえない」という点です。これには以下のような影響があります。
例えば、小売店でアルバイトをしている場合、レジや商品陳列は任されても、発注業務や売上管理、スタッフのシフト作成といった重要な業務は正社員が担当することが一般的です。
フリーターと正社員では、雇用形態の違いから生じる様々な格差があります。ここでは、具体的な違いとそれによって生じる困りごとを見ていきましょう。
フリーターと正社員の間には、生涯を通じて稼ぐことができる金額に大きな開きがあります。その差は約1億円以上になるとも言われています。
正社員の生涯賃金の例
フリーターの生涯賃金の例
この差の理由としては、以下の点が挙げられます。
この生涯賃金の差は、住宅購入や子どもの教育、老後の生活など、人生の様々な場面に影響を及ぼします。例えば、生涯賃金が1億円少ないと、マイホームの購入が難しくなったり、子どもの大学進学に際して教育ローンの返済が負担になったりする可能性があります。
正社員とフリーターの間には、福利厚生の面でも大きな差があります。これらの違いは日常生活の質に直接影響します。
社会保険と健康管理 正社員の場合、社会保険(健康保険、厚生年金)に加入でき、保険料の半分は会社が負担します。一方、多くのフリーターは国民健康保険と国民年金に自分で加入し、保険料を全額自己負担することになります。
その他の福利厚生 正社員には、以下のような福利厚生がある場合が多いですが、フリーターはこれらを利用できないことがほとんどです。
これらの福利厚生の有無は、金銭的な負担の差だけでなく、生活の質や安心感にも大きく影響します。例えば、病気になったときに有給休暇が取れるかどうかで、収入や治療への取り組み方が変わってきます。
正社員とフリーターでは、雇用の安定性に大きな差があります。この違いは、精神的な安心感やストレスレベルに直結します。
解雇のしやすさ 正社員は労働基準法により、「客観的に合理的な理由」がなければ解雇できないという保護を受けています。一方、フリーターは契約期間の満了時に更新されない可能性があり、シフトカットなどで実質的に仕事がなくなるケースもあります。
収入の安定性 正社員は月給制であることが多く、勤務日数や時間に関わらず基本給が保証されます。対してフリーターは時給制のため、シフトが減ると収入も比例して減少します。例えば、店舗の売上が落ちたり、繁忙期が過ぎたりするとシフトが減り、収入が不安定になりがちです。
将来の不安 正社員は長期的なキャリアパスが見えやすいのに対し、フリーターは「この先、同じ働き方ができるのか」「年齢を重ねても雇ってもらえるのか」という不安を抱えがちです。特に小売業や飲食業では若いスタッフが好まれる傾向があり、年齢を重ねるにつれて雇用不安が高まります。
このような雇用の不安定さは、常に「次の仕事」を考えなければならないストレスや、将来への漠然とした不安を生み出します。例えば、病気や怪我で働けなくなった場合の収入保障がないことや、急に契約を打ち切られた場合の生活の見通しが立たないことなど、日常的に不安を抱えながら生活することになります。
フリーターが抱える困りごとは、年齢によって異なる面があります。ここでは年代別に特有の課題を見ていきましょう。
20代のフリーターは、「まだ若いからチャンスがある」と言われる一方で、様々な焦りや不安を抱えています。この時期特有の困りごとには以下のようなものがあります。
同世代との比較による焦り 大学の同級生や高校時代の友人が正社員として働き、キャリアを積み上げていく中、自分だけが取り残されているような感覚に襲われることがあります。SNSで友人の充実した生活や昇進報告を見ると、自己肯定感が下がりがちです。
将来の選択肢への不安 「このままでいいのか」「何をすべきなのか」という漠然とした不安が大きくなる時期です。正社員就職、スキルアップ、起業など様々な選択肢がある一方で、どの道を選ぶべきか迷いやすい時期でもあります。
おすすめの選択肢 20代は、次のキャリアステップに進むのにもっとも適した時期と言えます。
20代は、社会人としての基礎を築く重要な時期です。フリーターとしての経験も、接客スキルやコミュニケーション能力など、社会で役立つ能力を身につける機会になっています。それらの経験を活かしながら、次のステップを考えることが大切です。
30代になると、フリーターとしての困難さがより顕著になります。この年代特有の課題には以下のようなものがあります。
就職市場での厳しい現実 30代になると、「若手」というカテゴリーからは外れ、即戦力や管理職候補として見られる年齢になります。しかし、フリーター経験だけでは、そうした期待に応えるスキルや経験を示すことが難しく、就職活動で苦戦するケースが増えてきます。特に大手企業や安定した業界への転職は、より困難になる傾向があります。
結婚や家族形成の時期と重なる困難 30代は多くの人が結婚や家族形成を考える時期ですが、フリーターの不安定な雇用や収入では、パートナーに不安を与えたり、実家を出て独立した生活を始めることが難しかったりします。また、同年代の友人が家庭を持ち始めると、ライフスタイルの違いから交友関係が縮小しがちです。
収入面での限界 30代になっても時給はあまり上がらず、責任ある仕事を任されることも少ないため、収入面での頭打ち感が強くなります。一方で、生活費や将来への備えなど、必要な支出は増える傾向にあるため、経済的なプレッシャーが高まります。
30代フリーターの選択肢 厳しい状況ではありますが、30代でも次のようなステップを踏むことで状況を改善できる可能性があります。
30代は転機となる重要な時期です。このままフリーターを続けるか、キャリアチェンジを図るか、決断を迫られる年代と言えるでしょう。
40代以降になってもフリーターを続けていると、より深刻な課題に直面することになります。この年代特有の困りごとには以下のようなものがあります。
体力的な限界 飲食店や小売業などの肉体労働を伴うアルバイトやパートは、40代を超えると体力的にきつく感じることが増えてきます。長時間の立ち仕事や重い物の運搬など、若いころには問題なくこなせた業務が負担に感じられるようになります。
年金問題と老後の不安 40代になると、老後の生活が現実的な問題として迫ってきます。フリーターとして国民年金のみに加入していた場合、将来受け取れる年金額は月額6〜7万円程度と言われており、それだけでは生活が厳しいことが明らかになります。
雇用機会の減少 40代以降は、新たなアルバイトやパートを見つけること自体が難しくなる傾向があります。特に接客業や販売業では若い人材が好まれる傾向があり、年齢を理由に採用されにくくなるケースもあります。
40代以降のフリーターの選択肢 厳しい状況ではありますが、以下のような選択肢を検討することで状況を改善できる可能性があります。
40代以降は「今からでも遅くない」という姿勢で、できることから少しずつ状況の改善を図ることが大切です。
これまで見てきたフリーターの困りごとを解決するためには、フリーターから抜け出し、より安定したキャリアを築くことが一つの方法です。ここでは、そのための具体的なステップを紹介します。
フリーターから正社員への転職を成功させるためには、戦略的に就職活動を進めることが重要です。効果的なアプローチには以下のようなものがあります。
強みを活かせる業界・職種を選ぶ フリーターとしての経験から得た強みを活かせる業界や職種を選ぶと、未経験でも採用されやすくなります。例えば、以下のような経験は転職に活かせます。
未経験者歓迎の求人を探す 特に以下の業界・職種は、未経験者の採用に積極的な傾向があります。
効果的な応募書類の作成 フリーター経験をネガティブに捉えるのではなく、そこで得たスキルや成果を前向きにアピールすることが大切です。
就職活動は焦らず、自分に合った企業や職種を見極めながら進めることが大切です。数多く応募するよりも、自分の強みを活かせる求人に絞って質の高い応募書類を作成し、面接対策をしっかり行うことがポイントです。
フリーターから正社員を目指す上で、専門的なスキルや資格を持っていると大きな強みになります。ここでは、効果的なスキルアップの方法と就職に有利な資格を紹介します。
独学でも習得できるスキル 時間と場所を選ばず、自分のペースで学べるスキルには以下のようなものがあります。
これらは無料や低料金のオンライン講座、YouTube、書籍などで学ぶことができます。実際に何かプロジェクトを作ってみることで、スキルを証明することもできます。
就職に有利な資格 業界や職種によって求められる資格は異なりますが、比較的取得しやすく就職に有利な資格には以下のようなものがあります。
職業訓練制度の活用 ハローワークを通じて申し込める職業訓練は、無料または低料金で専門的なスキルを学べる貴重な機会です。
例えば、3カ月間のIT基礎コースを受講し、そこで得たスキルを活かしてITサポート企業に正社員として採用されたケースや、医療事務の訓練を受けて病院の受付スタッフとして就職できたケースなどがあります。
スキルアップや資格取得は、自分の市場価値を高め、就職の選択肢を広げるために非常に効果的です。フリーターの期間を「自己投資の時間」と捉え、将来に役立つスキルを計画的に身につけていくことをおすすめします。
フリーターから正社員を目指す際には、専門的な就職支援サービスを活用することで、効率的かつ効果的に就職活動を進めることができます。ここでは、活用すべきサービスと活用法を紹介します。
フリーター向け就職支援サービスの種類
就職支援サービス活用のメリット
Zキャリアでのサポート内容
Zキャリアでは、特に20代前半の若年層やフリーターの方向けに、以下のようなサポートを提供しています。
フリーターから正社員への転職は、一人で進めるより専門家のサポートを受けた方が成功率が高まります。特に「何から始めればいいかわからない」「自分に合った仕事が見つからない」という方は、ぜひZキャリアのようなサポートサービスを活用してみてください。
この記事では、フリーターが直面する様々な困りごとについて、経済面、社会面、キャリア面など多角的に解説してきました。フリーターとして働くことには、時間の自由さや責任の軽さといったメリットもある一方で、長期的に見ると多くの課題があることがわかります。
特に重要なポイントを振り返ってみましょう。
これらの困りごとは決して小さなものではありませんが、適切な対策を取ることで解決できる問題でもあります。フリーターから抜け出す方法としては、以下のようなアプローチが効果的です。
自分の強みを活かせる業界・職種を見つける
スキルアップや資格取得に取り組む
就職支援サービスを活用する
特に若いうちから行動を起こすことで、より多くの選択肢が広がります。「今の自分には無理かも」と思っていても、適切なサポートを受けることで、未経験の業界・職種にも挑戦できる可能性があります。
フリーターの困りごとに悩んでいる方、将来に不安を感じている方は、一人で抱え込まずに専門家のアドバイスを受けてみてください。Zキャリアのエージェントには、フリーターから正社員への転職を成功させた方のサポート経験が豊富にあります。あなたの強みや希望に合わせた求人紹介や、応募書類の添削、面接対策など、きめ細かなサポートを受けることができます。
一歩を踏み出すのは勇気がいることかもしれませんが、その一歩が将来の大きな違いを生み出します。「このままではいけない」と感じたら、それが行動を起こすべきタイミングです。Zキャリアのエージェントに相談して、あなたの新しいキャリアへの一歩を踏み出してみませんか?
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