公開 2025/03/10
Zキャリア編集部
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目次
介護士は非常にやりがいが大きい仕事です。一方で、体力的・精神的にきつい面もあります。介護士を辞める場合は社会人としてのマナーや転職後のビジョンを意識しつつ、準備を整えることが基本です。
この記事では、介護士がきついと言われる理由や将来性、転職のポイントを解説しています。
やりがいが大きい仕事である一方で、介護士の仕事の大変な面を考慮して、就職や転職をすすめない声もあります。主な理由は以下の通りです。
介護士の仕事は、あらゆる場面で体力勝負です。たとえば、利用者の移乗や入浴、トイレなど、さまざまな介助で力仕事が求められます。散歩の見守りであっても、とっさのアクシデントの際には利用者のケガを防ぐため、瞬発力が必要です。ある程度はテクニックでカバーできますが、明らかに体格差がある利用者を介助する場合、力のない人ではきついと感じられるでしょう。
介護現場は時間が不規則になりがちな職場の1つです。たとえば、介護施設に勤務する介護士の場合、急な欠員や人材不足によってシフトが突然変更されるケースも珍しくありません。特に、日勤から夜勤、夜勤から日勤へのシフト変更は生活リズムそのものがずれるため、きついと感じる人が多いようです。
介護士は日々、たくさんの利用者と接するため、個々の利用者に合わせた柔軟な対応を求められます。たとえば、身体疾患の人と認知症の人では症状が違うため、まったく異なる対応が必要です。また、同じ病気であっても利用者の性格は一人ひとり違うため、それぞれの個性に合わせた対応が求められます。大規模な介護施設になるほど一度に関わる利用者の人数が増えるため、もともとコミュニケーションが苦手な人にとってはきつく感じるかもしれません。
介護現場では今、利用者によるハラスメントが問題視されています。統計によると、全国の介護施設のうち、「1年間で何らかのハラスメント発生を把握している」と回答した事業所の比率はそれぞれ以下の通りです。
(施設種別)
このように、半数近くの介護事業所が何らかのハラスメントを把握しており、対策に追われています。介護現場でよく見られる利用者、及びその家族からの主なハラスメントは以下の通りです。
また、介護施設では、同僚や上司によるハラスメントも存在します。退職した施設勤務の介護職員の中で、46.8%が退職理由として「上司の思いやりのない言動、きつい指導、パワハラなどがあった」と回答しています。さらに、介護職員のうち41.3%が「同僚の言動(きつい言い方・悪口・嫌み・嫌がらせなど)でストレスがあった」と回答しています。
このように、介護現場ではさまざまなストレスがかかるため、精神的な負担も大きくなります。ハラスメントが原因で仕事を続けるのがつらいと感じるなら、無理をせずに環境を変えることを考えても良いでしょう。
参照:「介護現場におけるハラスメントに関する調査研究報告書/厚生労働省」
参照:「介護労働者の就業実態と就業意識調査結果報告書/介護労働安定センター」
介護職は責任が重い仕事です。ケガや病気、死亡事故が起きれば施設全体が責任を問われ、場合によっては退職も考えられます。また、事故には至らなくても、いわゆるヒヤリハットでも責任問題に発展する可能性があり、気が抜けません。
もちろん、どの職種も責任のある仕事ですが、「命を直接預かる」という意味では、介護職は特に責任が重いと言えるでしょう。
介護職で特にきついと言われる仕事は主に以下の通りです。
入浴設備が整っている事業所では、利用時間中に介護職が入浴介助を行います。真夏の入浴介助は特に重労働で、わずか1時間程度の介助でもしっかりとした水分補給が必要です。入浴介助は特に事故が起きやすいため、集中力と責任感が求められる仕事でもあります。
介護現場では、利用者の排泄介助は日常業務です。そういった業務に抵抗感を感じる人にとっては、きついと感じられるでしょう。
入居型の多くの介護施設では夜勤業務があります。夜勤ではスタッフが少なくなるうえ、高齢者の場合は心身の急変が多く、少しの油断が重大事故につながることも事実です。夜勤を避け、日勤のみで働くことも可能ですが、日勤だけでは管理職手当などがつかない限り、収入が減ってしまいます。
また、人材不足の事業所では夜勤のシフトに入らなければならない可能性が高くなり、より大変さを感じるでしょう。
介護職にはもちろんメリットもいくつかあります。主なメリットは以下の通りです。
介護職として働くことで、幅広い年齢層の人とコミュニケーションを取ることができます。介護施設では若い世代からお年寄りまで、あらゆる年齢の利用者が入居しているため、日常的にコミュニケーションの幅が広がるでしょう。コミュニケーションの中で、思わぬ刺激や発見があるかもしれません。もともと会話が好きな人には向いている仕事と言えるでしょう。
介護職として実務経験を積み重ねることで、将来のキャリアパスの幅が広がります。介護士からの主なキャリアパスは以下の通りです。
上記以外にも、介護士としての実務経験が活かせる職種はたくさんあります。介護分野でのキャリアアップを検討しているなら、介護士として地道に経験を積むのも1つの方法です。
介護士を「辞めてよかった」と思う主な理由としては、以下の声が挙げられます。
介護士を辞めたことでストレスから解放された、という声もあります。やりがいがある仕事である一方で、利用者によるハラスメントや職場のパワハラなど、介護職特有のストレスがあるのも事実です。「職場に行こうとすると気が重く感じる」「日常的にハラスメントを受けている」という人は、早めの退職を検討するタイミングかもしれません。
腰痛は、介護職によく見られる症状の一つです。介護業務では、利用者の移動支援や身体介助を行うため、腰に負担をかける動作が多くなります。このような負担が続くことで、腰痛に悩まされることがあります。
しかし、介護士を辞めることで、介助から解放されるため、腰にかかる負担が軽減され、その結果、腰痛が改善することもあります。個人差はありますが、身体的なストレスから解放されることで、体調が回復する可能性もあるため、辞めてよかったと感じる人も少なくないでしょう。
介護士の時間外労働は一定の割合で存在しています。実際に、介護士(施設勤務)の時間外労働に関するアンケートによると、約8割の介護士が始業前の残業経験について「ある」と回答しています。また、就業後にも残業があったと答えた介護士は約5割を占めています。
正規の介護職員の平均的な残業時間はひと月あたり10.2時間となっており、この時間数は特別に多いとは言えません。しかし、職場の環境や状況によっては、さらに多くの残業時間が発生している場合もあり、より過酷な状況の人がいるかもしれません。もし、「もっとプライベートの時間がほしい!」と感じているなら、退職を考えることで新たな選択肢が見えてくるかもしれません。
介護士からケアマネジャーなどの専門職に転職することで、収入が増えることは珍しくありません。ケアマネジャーは介護計画を立てるなど、重要な役割を担っているため、報酬も高くなる傾向にあります。また、介護業界内でキャリアアップを目指すことや、異業種に転職して新たなスキルを活かすことでも収入アップが期待できます。転職は、収入だけでなく新たなキャリアの道を開くことがあります。
介護士を辞めたいと思っても、感情に任せて退職願を提出するのは社会人としてマナー違反です。また、転職後のビジョンを具体的に思い描くことで、理想のキャリアパス実現につながります。介護士を士を辞めるうえで必要な準備は以下の通りです。
介護士を続けられないと感じたら、まず、「どうして辞めたいのか」を深く考えましょう。「肉体的にきつい」「ハラスメントを日常的に受けている」など、ただちに心身への影響が見られる理由の場合は、早めに退職することで改善につながる可能性があります。
収入の低さなど、勤続年数が関係する理由の場合、上層部と根気強く交渉を続けることで改善につながるかもしれません。
辞める意思が固まったら、できるだけ早めに責任者に伝えましょう。民法では、「労働者は退職希望日の14日前に退職の予告をしなければならない」と定めています。ただし、介護現場の場合、早めにシフトを作成する必要があるため、少なくとも1ヶ月月前には伝えたほうが親切です。
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