大学中退、就職どうする？企業に響く理由の伝え方と書き方例文
公開 2025/06/04
Zキャリア編集部
Zキャリア編集部は、初めて就職・転職する方々へ、就職活動に役立つ情報を発信しています。具体的な職種や業界に特化した情報提供を心がけ、将来のキャリアを考える上で参考になるような内容をお届けしています。
目次
- 大学中退からの就職、不安に思っていませんか？
- なぜ会社は大学中退の理由を知りたいの？
- すぐに辞めてしまわないか心配している
- あなたの考え方や人柄を知りたい
- 仕事への意欲や目的意識を確認したい
- よく聞かれる大学中退の理由と会社の本音
- 「お金がなくて辞めました」（経済的な理由）
- 「勉強に興味が持てませんでした」（学業不振・意欲低下）
- 「体調を崩して続けられませんでした」（病気・ケガ）
- 「人間関係がうまくいかなくて…」（対人関係）
- 面接で中退理由を伝えるときの基本マナー
- ウソはダメ！正直に、でも前向きに話そう
- 中退から学んだこと・反省点を具体的に
- これからの仕事へのやる気をしっかりアピール
- 【理由別】これで安心！大学中退理由の伝え方例文集
- ケース1：「お金がなくて…」経済的な理由で中退した場合
- ケース2：「勉強に興味が持てなくて…」学業不振・意欲低下の場合
- ケース3：「他にやりたいことが見つかって…」進路変更の場合
- ケース4：「体調を崩してしまって…」病気・ケガで中退した場合
- ケース5：「人間関係がうまくいかなくて…」対人関係が理由の場合
- 履歴書にはどう書く？大学中退の学歴欄
- 「中途退学」と正直に書くのが基本
- 中退理由はどこまで書くべき？
- 大学中退からの就職活動Q&A
- 大学中退って、やっぱり不利になるの？
- 面接で中退理由を何度も聞かれたらどうする？
- どんな会社や仕事を選べばいいかわからない
- 不安なことはプロに相談！新しい一歩を踏み出そう
大学中退の理由、面接や履歴書でどう伝えればいいか悩んでいませんか？この記事では、よくある中退理由別の印象や、採用担当者に納得してもらえる伝え方のポイント、具体的な例文を分かりやすく解説します。中退後の就職活動の不安を解消し、自信を持って一歩を踏み出しましょう！
大学中退からの就職、不安に思っていませんか？
大学を途中で辞めて就職活動を始めようとすると、「中退した理由を面接でなんて説明すればいいんだろう…」「やっぱり不利になっちゃうのかな…」なんて、たくさんの不安が頭をよぎるかもしれません。
ですが、大丈夫です！
大学中退という経験は、決してあなたのすべてを決めてしまうものではありません。大切なのは、その経験とどう向き合い、これからどうしたいかを自分の言葉で伝えることです。
この記事では、そんなあなたの悩みに寄り添い、面接や履歴書で中退理由を上手に伝えるためのコツを、分かりやすくお伝えします。この記事を読めば、きっと自信を持って就職活動の一歩を踏み出せるはずです。一緒に見ていきましょう！
なぜ会社は大学中退の理由を知りたいの？
面接で「どうして大学を中退したのですか？」と聞かれると、ドキッとしてしまうかもしれません。ですが、会社はあなたを責めたいわけでも、困らせたいわけでもありません。
会社が中退理由を知りたい背景には、いくつかの大切なポイントがあります。それを理解しておけば、質問されたときにも落ち着いて、しっかりと自分の考えを伝えることができますよ。
- すぐに辞めてしまわないか
- あなたの考え方や人柄
- 仕事への意欲や目的意識
- 会社との相性
すぐに辞めてしまわないか心配している
会社は、新しい人を採用して育てるために、時間もお金もたくさんかけています。だから、「せっかく入社してくれたのに、またすぐに辞めてしまったらどうしよう…」という点を気にしています。
大学を中退したという経験があると、「もしかしたら、うちの会社でも長続きしないのではないかな？」と、少し慎重にあなたのことを見ているのです。長く一緒に働いてくれる人かどうかを知りたい、というのが本音の一つです。
あなたの考え方や人柄を知りたい
中退という大きな決断に対して、あなたがどのように考え、どのように行動したのか。その一連のプロセスを通して、あなたの個性や物事の捉え方、困難にどう向き合うタイプなのかといった「人となり」を知ろうとしています。
例えば、困難な状況に直面したときに、投げ出してしまうのか、それとも何かを学んで次に活かそうとするのか。そういった部分が、会社の雰囲気や仕事の進め方に合うかどうかを見ているのです。
仕事への意欲や目的意識を確認したい
「なぜこの会社で働きたいのか」「これからどんな風に成長していきたいのか」といった、仕事に対する熱意や将来の目標を持っているかどうかも、会社は注目しています。
中退後の期間に何を考え、どんな準備をして就職活動に臨んでいるのか。その姿勢から、あなたの仕事への本気度や目的意識を測ろうとしているのです。「この人は、うちの会社でいきいきと働いてくれそうだな」と思ってもらいたいですよね。
よく聞かれる大学中退の理由と会社の本音
大学を中退する理由は、本当に人それぞれです。「経済的な事情で…」「他にやりたいことが見つかって…」など、様々だと思います。
ここでは、面接でよく聞かれる代表的な中退理由と、それを聞いた会社側が一般的にどんなことを考えるのか、その「ホンネ」の部分を少しだけ紹介します。ご自身の理由と照らし合わせながら、面接でどう話すかのヒントにしてください。
「お金がなくて辞めました」（経済的な理由）
「家庭の事情で学費が払えなくなってしまった」「生活のために働かざるを得なかった」など、経済的な理由は、比較的やむを得ない事情として理解されやすい傾向にあります。
ですが、会社としては「計画的にお金のことや将来のことを考える力はあるかな？」「もし仕事で困った状況になったら、どうやって乗り越えようとするタイプかな？」といった点も、少し気になるかもしれません。困難な状況への向き合い方を見ている、ということです。
「勉強に興味が持てませんでした」（学業不振・意欲低下）
「大学の勉強内容が、思っていたものと違った」「どうしても興味を持てず、授業に行くのがつらくなった」というのも、正直な理由の一つです。
ですが、会社は「なぜ興味を持てなかったんだろう？」「うちの会社で任せる仕事に対しても、同じように興味を失ってしまうのでは？」と、少し心配になることもあります。何に興味があって、これからどうしたいのかを明確に伝えられないと、仕事への意欲も低いのでは、と思われてしまうかもしれません。
「他にやりたいことが見つかりました」（進路変更）
「大学で学ぶうちに、本当にやりたいことが別に見つかった」というのは、前向きな理由に聞こえます。実際に、それが明確で、今の就職活動に繋がっているのであれば、目標設定力や行動力をアピールできるチャンスです。
ですが、「そのやりたいことって、具体的に何だろう？」「うちの会社でやりたいことと、どう関係があるのかな？」といった点が会社にとっては重要です。もし目標が曖昧だったり、計画性が感じられなかったりすると、「またすぐに心変わりしてしまうのでは？」と、移り気な印象を与えてしまう可能性もあります。
「体調を崩して続けられませんでした」（病気・ケガ）
「入学してから体調を崩してしまい、どうしても学業を続けるのが難しかった」というのも、誰にでも起こりうることです。
会社としては、まず「今はもうすっかり良くなったのかな？」「これから仕事をしていく上で、健康面に問題はないかな？」という点を最も気にします。現在の健康状態と、今後安定して仕事に取り組めるかどうかを、しっかりと伝える必要があります。自己管理能力についても見られるポイントです。
「人間関係がうまくいかなくて…」（対人関係）
「サークルや研究室での人間関係がうまくいかず、大学に行くのがつらくなってしまった」という理由の場合、伝え方がとても重要になります。
正直に話すことは大切ですが、「周りの人が悪かった」というような、誰かのせいにするような話し方をしてしまうと、「うちの会社に入っても、周りの人と協力して仕事を進められないかも？」と、協調性に不安を持たれてしまう可能性が高いです。どうすれば円滑な人間関係を築けるかを考えているかどうかが問われます。
面接で中退理由を伝えるときの基本マナー
大学を中退した理由は、伝え方一つで採用担当者に与える印象がガラッと変わります。ここでは、面接で中退理由を話すときに心がけておきたい基本的なマナーや、少しネガティブに聞こえがちな理由も前向きな印象に変えるための大切なポイントを3つ紹介します。
ウソはダメ！正直に、でも前向きに話そう
まず一番大切なのは、中退したという事実は隠さず、正直に話すことです。ウソをついたり、あいまいな言い方でごまかしたりするのは絶対にNGです。もし後でバレてしまったら、信頼を大きく失ってしまいます。
ですが、ただ正直に事実を述べるだけでは、ネガティブな印象で終わってしまうかもしれません。大切なのは、その事実を伝えた上で、「その経験から何を学んだのか」「これからの仕事にどう活かしていきたいのか」といった前向きな言葉を添えることです。
例えば、「授業に興味が持てなかった」という理由なら、「興味を持てなかったのは事実ですが、その経験から、自分が本当にやりたいこと、情熱を注げることを見つける大切さを学びました」というように、未来に繋がる言葉を加えるのがポイントです。
中退から学んだこと・反省点を具体的に
「大学中退」という経験は、決してあなたの人生にとってマイナスなだけではありません。その経験を通して気づいたこと、反省したこと、そしてそこから何を学んだのかを具体的に話せるように準備しておきましょう。
例えば、
- 「計画性が足りなかったと反省し、今では目標を立ててコツコツ努力することを心がけています」
- 「自分一人で抱え込まず、周りの人に相談することの大切さを学びました」
- 「本当にやりたいことを見つけるためには、まず行動してみることが重要だと気づきました」
というように、具体的なエピソードを交えながら話せると、あなたがその経験から成長したこと、そして自己分析がしっかりできていることをアピールできます。
これからの仕事へのやる気をしっかりアピール
過去の経験について正直に話すことも大切ですが、会社が一番知りたいのは、あなたが「これからどうするのか」ということです。
中退した経験をバネにして、入社したらどんな風に頑張りたいのか、仕事に対する熱意や意欲を自分の言葉でしっかり伝えましょう。
「中退という経験をしましたが、その分、人一倍頑張って早く一人前になりたいです」「貴社で〇〇という仕事に挑戦し、将来的には△△のような形で貢献したいです」など、具体的な目標や入社後のビジョンを話せると、あなたの本気度が伝わり、採用担当者にも良い印象を与えられるはずです。
- ハキハキと、自信を持って話す
- 相手の目を見て、誠実な態度で
- 結論から先に話し、分かりやすく
- 企業の求める人物像を意識する
【理由別】これで安心！大学中退理由の伝え方例文集
ここからは、具体的な中退理由ごとに、面接でどう伝えれば良いかの例文を紹介します。
大切なのは、これらの例文を丸暗記するのではなく、あくまで「話し方の型」として参考にすること。 ご自身の状況や考えに合わせて、自分の言葉でアレンジしてみてくださいね。「こんな風に話せば、採用担当者に自分の気持ちが伝わりやすいんだな」というイメージを掴むためのヒントになれば嬉しいです。
ケース1：「お金がなくて…」経済的な理由で中退した場合
経済的な理由で中退した場合、その事実を正直に伝えることが基本です。その上で、困難な状況でどのように考え行動したか、そしてその経験から何を学んだかを具体的に話しましょう。
【伝え方の構成例】
中退理由と経緯を正直に話す
例：「家庭の経済状況が変化し、学費の支払いを続けることが困難になりました。」
状況を改善しようと努力したことを伝える（あれば）
例：「学業と両立させながらアルバイトを増やし、なんとか学費を捻出しようと試みましたが、両立が難しい状況でした。」
その経験から学んだこと・成長した点を話す
例：「この経験を通して、計画的にお金を管理することの重要性や、働くことへの責任感をより一層強く感じるようになりました。」
仕事への意欲と将来の目標を伝える
例：「一日も早く経済的に自立し、貴社の一員として貢献できるよう、精一杯努めたいと考えております。」
経済的な理由はやむを得ない事情として理解されやすいですが、「計画性」や「問題解決能力」も見られています。努力した点や学んだことを加えることで、前向きな印象を与えられますよ。
ケース2：「勉強に興味が持てなくて…」学業不振・意欲低下の場合
「勉強に興味が持てなかった」という理由は、正直に伝えつつも、なぜ興味を持てなかったのか、そしてその経験を踏まえて「今、何をしたいのか」を明確にすることが重要です。
【伝え方の構成例】
中退理由を正直に話す（ギャップがあったなど）
例：「大学入学前に抱いていた学問のイメージと、実際に授業を受けて感じた内容との間にギャップがあり、残念ながら学ぶことへの興味や関心を維持することが難しくなってしまいました。」
努力したことや、中退を決意した経緯を説明する
例：「自分なりに興味を持とうと努力したり、友人に相談したりもしたのですが、このまま時間を過ごすよりも、もっと自分が情熱を注げる分野に進むべきだと考え、中退を決意いたしました。」
自己分析の結果と、これからやりたいことを明確に伝える
例：「中退後、自分が本当に何に興味があり、どんなことにやりがいを感じるのかをじっくりと自己分析しました。その結果、実践的なスキルを身につけて、より早く社会の役に立ちたいという思いが強くなりました。」
応募企業でやりたいこと・貢献したいことを具体的に話す
例：「貴社で〇〇という仕事に挑戦し、これまで学べなかった実践的な知識や技術を吸収しながら、一日も早く戦力として貢献したいと考えております。」
- 興味が持てなかった理由を具体的に
- 「努力しなかった」と誤解されないように
- 自己分析をしっかりしたことをアピール
- 次の目標が明確であることを示す
ケース3：「他にやりたいことが見つかって…」進路変更の場合
「他にやりたいことが見つかった」という理由は、前向きな印象を与えやすいですが、その「やりたいこと」が具体的で、かつ応募企業で実現したいことと繋がっているかがポイントになります。
【伝え方の構成例】
やりたいことが見つかった経緯を説明する
例：「大学で様々な分野の基礎を学ぶ中で、特に〇〇という分野の面白さや将来性に強く惹かれ、この道に進みたいという気持ちが明確になりました。」
なぜ大学中退という選択をしたのかを説明する
例：「その〇〇の分野について、より専門的に、そして実践的に学びたいと考えましたが、現在の大学のカリキュラムではその目標を達成することが難しいと感じ、中退して新たな道で専門性を高めることを決意いたしました。」
その「やりたいこと」と応募企業の接点を明確にする
例：「現在は、その〇〇の分野で社会に貢献できる企業で働きたいと考えており、特に貴社が取り組んでいらっしゃる△△の事業や、□□という企業理念に大変共感し、志望いたしました。」
入社後にどのように貢献したいかを具体的に伝える
例：「もし採用いただけましたら、〇〇の分野で培いたいと考えている知識や情熱を活かし、貴社の発展に貢献できるよう全力で取り組む所存です。」
「やりたいこと」が曖昧だと、「また気が変わるのでは？」と思われてしまうことも。なぜその仕事に興味を持ったのか、企業で何をしたいのかを具体的に話せるように準備しましょう。
ケース4：「体調を崩してしまって…」病気・ケガで中退した場合
体調不良が理由の場合、企業が最も気にするのは「現在の健康状態」と「仕事への影響」です。完治していること、そして今後の健康管理への意識を伝えることが重要です。
【伝え方の構成例】
中退理由と経緯を正直に、簡潔に伝える
例：「大学入学後、慣れない環境での生活や学業のプレッシャーなどから体調を崩してしまい、医師とも相談の上、学業を継続することが困難と判断し、治療に専念するためにやむなく中退いたしました。」
現在の健康状態を明確に伝える（完治していることなど）
例：「現在は完治しており、日常生活はもちろん、仕事をする上でも全く支障がない状態です。医師からもそのように診断されております。」
その経験から学んだこと（健康管理の重要性など）を話す
例：「この経験を通して、心身の健康がいかに大切であるかを痛感し、日々の体調管理やストレスコントロールの重要性を学びました。」
今後の仕事への意欲と健康管理への意識を伝える
例：「今後はこの経験を活かし、自己管理を徹底しながら、貴社で元気に、そして長く貢献していきたいと強く考えております。」
- 病名などを詳細に話す必要はない
- 「現在は問題ない」ことを明確に
- 健康管理への意識の高さを示す
- 仕事への意欲をしっかり伝える
ケース5：「人間関係がうまくいかなくて…」対人関係が理由の場合
人間関係が理由の場合、伝え方を間違えると協調性に問題があるのでは、と誤解されかねません。誰かのせいにせず、自分自身の未熟さや反省点を述べ、そこから学んだことを伝えるのがポイントです。
【伝え方の構成例】
中退理由を正直に、ただし客観的に伝える
例：「大学生活を送る中で、周囲の方々とのコミュニケーションの取り方や距離感の取り方において、私自身に未熟な点があり、結果として学業に集中できる環境を自ら手放してしまう形となりました。」
自分の行動を振り返り、反省点を述べる
例：「当時は自分の考えをうまく伝えられなかったり、逆に相手の意図を誤解してしまったりすることがありました。その点については深く反省しており、中退後は自分自身のコミュニケーションのあり方について見つめ直す良い機会となりました。」
その経験から学んだこと、今後の改善意欲を伝える
例：「この経験から、相手の立場に立って物事を考えることや、自分の意見を伝える際にも配慮を持つことの大切さを学びました。」
仕事でどのように活かしていきたいかを話す
例：「今後は、この経験から学んだことを活かし、職場の方々と積極的にコミュニケーションを取り、お互いを尊重しながら良好な関係を築き、チームの一員として貢献していきたいと考えております。」
人間関係が理由の場合、他責にしないことが鉄則です。自分の行動を客観的に振り返り、そこから得た学びや今後の改善意欲を伝えることで、成長性をアピールできます。
履歴書にはどう書く？大学中退の学歴欄
面接だけでなく、就職活動の第一歩である履歴書でも、大学中退の事実は正確に伝える必要があります。ここでは、履歴書の学歴欄に大学中退の事実をどう書けばいいのか、その基本的な書き方と押さえておきたいポイントを説明します。
「中途退学」と正直に書くのが基本
まず一番大切なのは、面接と同じく、嘘やごまかしは絶対にしないことです。学歴詐称になってしまうと、もし採用された後でも取り返しのつかないことになる可能性があります。
学歴欄には、以下のように正直に事実を記載しましょう。
- 〇年〇月 〇〇大学 △△学部 入学
- 〇年〇月 〇〇大学 △△学部 中途退学
いつ入学し、いつ中退したのかも、年月を正確に書くことが大切です。学校名や学部名も、省略せずに正式名称で記入しましょう。
中退理由はどこまで書くべき？
履歴書の学歴欄に、詳しい中退理由まで細かく書く必要は必ずしもありません。なぜなら、履歴書のスペースは限られていますし、詳細なニュアンスやあなたの思いは、面接で直接口頭で説明する方がより正確に、そして気持ちを込めて伝えられる場合が多いからです。
基本的には「中途退学」と記載するだけで問題ありません。
もしスペースに余裕があり、かつポジティブな理由（例：「キャリアチェンジのため」など）で、どうしても一言添えたい場合は、
- 〇年〇月 〇〇大学 △△学部 中途退学（経済的理由により）
- 〇年〇月 〇〇大学 △△学部 中途退学（早期就職希望のため）
のように、ごく簡潔に（ ）書きで添える程度なら良いでしょう。ですが、無理に書く必要はありません。大切なのは、面接でしっかりと説明できるように準備しておくことです。
大学中退からの就職活動Q&A
ここまで、大学中退理由の伝え方や履歴書の書き方について説明してきましたが、それでもまだ「こんな時はどうすればいいの？」「本当に大丈夫かな…」と、いろいろな疑問や不安が残っているかもしれません。
ここでは、大学中退者の方が就職活動でよく抱く質問とその答えをQ&A形式でまとめました。少しでもあなたの不安解消のヒントになれば嬉しいです。
大学中退って、やっぱり不利になるの？
「大学中退という経歴は、就職活動で不利になりますか？」という質問は、多くの方が気にすることだと思います。
正直にお伝えすると、不利になる可能性が全くないとは言い切れません。 なぜなら、求人の中には「大卒以上」を応募条件にしている会社も実際に存在するからです。
ですが、「大学中退＝絶対に不利」と決まっているわけでもありません。 大切なのは、あなたが中退という経験から何を学び、これからどうしたいのかを、自分の言葉でしっかりと伝えられるかどうかです。
企業によっては、学歴よりもあなたのやる気や人柄、これからの成長の可能性を重視してくれるところもたくさんあります。「この人と一緒に働きたいな」「この人ならうちの会社で活躍してくれそうだな」と思ってもらえれば、中退という経歴が大きな壁になることはありません。
確かに「大卒」を条件とする求人もありますが、Zキャリアでは「学歴不問」や「未経験者歓迎」の求人も多数扱っています。あなたの可能性を信じて、前向きに活動しましょう！
面接で中退理由を何度も聞かれたらどうする？
一度説明したはずの中退理由を、採用担当者から何度も、あるいは角度を変えて質問されることがあるかもしれません。そんな時、「何か疑われているのかな…」と不安になったり、焦ってしまったりするかもしれませんね。
ですが、採用担当者が中退理由を繰り返し聞いてくるのには、いくつかの理由が考えられます。
- あなたが最初に説明した内容では、まだ十分に納得できていない。
- あなたの話に矛盾がないか、一貫性があるかを確認したい。
- プレッシャーを感じたときに、あなたがどう対応するかを見たい。
- 本当にあなたのことをもっと深く理解したいと思っている。
どんな理由であれ、大切なのは焦らず、感情的にならず、これまで説明してきた内容と矛盾しないように、誠実に答えることです。深掘りして質問されるということは、企業があなたに興味を持っている証拠、と前向きに捉えることもできますよ。
どんな会社や仕事を選べばいいかわからない
「大学を中退したけど、自分にどんな会社や仕事が向いているのか全然わからない…」と悩んでしまう人もいるでしょう。
そんな時は、まず「なぜ大学を中退したのか」「その経験から何を学んだのか」をもう一度じっくりと整理してみるのがおすすめです。そこから、あなたが本当に興味を持てること、大切にしたい価値観、避けたい働き方などが見えてくるかもしれません。
その上で、
- 「学歴不問」の求人を探してみる
- 「未経験者歓迎」の職種に注目してみる
- 自分が興味を持てる分野の仕事内容を調べてみる
といったことから始めてみてはいかがでしょうか。
Zキャリアのような就職支援サイトで、色々な会社の情報や仕事内容を見てみるのも、新しい発見があって良いかもしれません。たくさんの選択肢の中から、あなたに合う道がきっと見つかるはずです。
不安なことはプロに相談！新しい一歩を踏み出そう
大学中退からの就職活動は、一人で悩んでいると、どうしても不安が大きくなってしまったり、何から手をつけていいか分からなくなってしまったりすることもあると思います。
この記事でお伝えしてきた、中退理由の伝え方や履歴書の書き方のポイントが、少しでもあなたの就職活動の助けになれば、とても嬉しいです。
もし、「自分に合う仕事が具体的にどんなものか分からない」「面接対策をもっとしっかりやりたいけど、一人では限界があるかも…」と感じたら、一人で抱え込まずに、就職・転職のプロに相談してみるのも一つの有効な方法です。
Zキャリアでは、あなたと同じように新しい一歩を踏み出そうとしている若年層の方々を全力でサポートしています。経験豊富なキャリアアドバイザーが、あなたの状況や希望を丁寧にヒアリングし、あなたに合った求人の紹介はもちろん、履歴書の添削や面接対策まで、親身になってお手伝いします。
「ちょっと話を聞いてみたいだけなんだけど…」という軽い気持ちでも大丈夫です。
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私たちは、あなたの新しい一歩を心から応援しています！
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