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職種・仕事内容

施工管理(工事管理)はどんな仕事?仕事内容や求人状況、資格について解説

公開 2024/03/21

施工管理

Zキャリア編集部

Zキャリア編集部は、初めて就職・転職する方々へ、就職活動に役立つ情報を発信しています。具体的な職種や業界に特化した情報提供を心がけ、将来のキャリアを考える上で参考になるような内容をお届けしています。

目次

この記事では、施工管理(工事管理)とは何か、その仕事内容や求人状況、必要な資格について解説しています。 施工管理は建築や土木などの工事現場で重要な役割を担い、工事の進行や品質、安全、コストを管理します。 具体的な仕事内容や求人状況を紹介し、建築施工管理技士の資格取得についても触れています。 また、施工管理の求人倍率の高さや、求められる実務経験についても詳しく解説しています。 結びに、施工管理の重要性や魅力について述べ、興味がある方は求人情報をチェックすることを勧めています。

施工管理(工事管理)はどんな仕事?仕事内容や求人状況、資格について解説


施工管理(工事管理)は、建築や土木などの工事現場で工事の進行や品質、安全、コストなどを管理する職種です。施工管理は「現場の監督」に相当するポジョンであり、工事の成功に欠かせない重要な役割を担っています。

今回は施工管理の基本的な仕事内容や求人状況、「施工管理の仕事には資格が必要なのか」について解説します。なお、実務未経験から施工管理への転職に関心がある方は、こちらの記事も参考にしてください。

施工管理(工事管理)はどんな職種?基本的な仕事内容を解説

現場を統括することが施工管理の仕事です。
その仕事内容は、大きく分けて以下の7つになります。

【1】建築計画の策定                                                      【2】施工計画の作成                                                      【3】工程管理                                                         【4】品質管理                                                         【5】安全管理                                                         【6】原価管理                                                         【7】書類管理
これらの工程には、工事に関する深い専門知識が求められることが比較的多いです。特に中規模〜大規模の工事の取りまとめを行うには専門知識が求められ、建築施工管理技士の資格も必要となります。それでは、具体的な仕事内容について紹介します。

【1】建築計画の策定

建築計画の策定では、工事の発注者や設計者と打ち合わせを行い、工事の目的や規模、予算、期間などを確認します。工事の内容や仕様、工法などを検討し、建築計画を策定します。

【2】施工計画の作成

【1】で策定した建築計画に基づいて、工事の具体的な手順や工程、人員や資材の配置、機械や道具の選定などを決め、施工計画を作成します。施工計画を施工前に現場の施主に提出し、承認を得た上で施工を始めるのが一般的です。

【3】工程管理

工事の開始から完了まで、施工計画に沿って工事の進行状況を管理します。また、工事の完成度や品質を確認し、検査や試験を実施します。工事の遅延やトラブルが発生した場合は、原因を分析し対策を講じます。

【4】品質管理

品質管理を通じて工事の規格や基準、法令や契約などを確認し、遵守します。実際の工事現場で「設計図や仕様書の通りに進められている」のかを1つひとつチェックしたり、工事の品質を向上させるために、改善や改良の提案を行います。品質は工事の安全性や耐久性はもちろん、実際の建造物などの景観にも影響するケースがあるため、重視されることが多いです。

【5】安全管理

安全管理を通じて工事現場の危険やリスクを把握し、予防や対策を行います。また工事に関係するスタッフの安全教育や指導を行い、安全意識を高めます。

【6】原価管理

工事のコストを管理するために、工事の予算や見積もり、実績などを把握し、分析や評価を行います。また工事のコストを削減するために、無駄の排除や作業の効率化に関する提案をします。

【7】書類管理

工事の契約書や設計図、施工計画書や工程表、検査報告書や試験結果書などを作成・保管します。また工事の記録や報告、連絡などを行います。なお従来、施工管理に必要な書類は「紙」で管理するケースが多かったものの、近年は施工管理アプリの導入も広がり、クラウド上で書類管理を行うケースも増えています。「紙で書類を管理する現場」と「アプリで書類を管理する現場」があるため、どちらにも対応できると良いでしょう。

施工管理(工事管理)の求人状況・有効求人倍率は?

施工管理(工事管理)は「現場の監督」のため、工事現場には不可欠な職種です。そのため建設業界において、施工管理(工事管理)は極めて高い求人ニーズがある職種です。

具体的には、厚生労働省の発表によると、建築・土木・測量技術者の有効求人倍率は2023年度時点で7.29倍です。全産業平均が1.23倍であることを考えると施工管理の求人倍率は比較的高いことが分かります。

施工管理(工事管理)の仕事に必要な資格は?

中~大規模の工事をまとめる施工管理は、建築施工管理技士の資格が必要です。建築施工管理技士は国家資格で、1級・2級があります。受験に必要な実務経験年数は学歴と指定学科を卒業しているかどうかで変わります。                                                                       

例えば2級の場合、大学の指定学科卒業後には、次のような実務経験が必要です。
・例)1年以上の実務経験   

高校卒業後で指定学科以外を卒業している場合は、次のような実務経験が必要です。
・例)4年6ヶ月以上の実務経験

まとめ

施工管理(工事管理)は、工事現場で工事の進行や品質、安全、コストなどを管理する職種で、工事の成功に欠かせない重要な役割を担っています。施工管理の有効求人倍率は、他の求人と比べても高く、求人ニーズがある職種です。ぜひ、施工管理職に興味がある方は掲載求人から応募されてみてください。


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