森岡さんのプロフィール
- 所属:キャリアアドバイザー
- 担当業務:求職者の転職サポート(面談・求人紹介・入社後フォロー)
- 経歴:大学在学中にアイドルグループの立ち上げに挑戦し、2年間休学。卒業後、広告営業を2社経験した後、キャリアアドバイザーに転身。現在はZキャリアで社内MVPを獲得するなど成果を上げている
今回は、Zキャリア(運営:株式会社ROXX)でキャリアアドバイザーを務める森岡さんにインタビューを実施しました。内向的だった自分がどう変わっていったのか、そしてキャリアアドバイザーの仕事で大切にしていることについて、率直に語っていただきました。
自分から誰かを誘えなかった学生時代
――学生時代はどのように過ごされていたのですか?
まさに「内向的」という言葉がぴったりの過ごし方でしたね。自分から何かを企画したり、友人を誘ったりするのがとにかく苦手で、小中高を通じて、自分から誰かを遊びに誘ったことは、おそらく一度もないと思います。人と関わること自体は嫌いではないので、誘われたら行くし、誘ってもらえるような関係性は築けていました。
――部活動などはされていたのですか?
友達から誘われたのをきっかけに小学校から高校までサッカーを続けていました。予定のない日は自宅で一人で遊びを考案しては没頭するタイプ。プラモデルを組み立てて独自のルールで遊んだり、ボードゲームを本来とは違う遊び方で一人で楽しんだり。そういう一人遊びが永遠にできてしまう性格でしたね。
「何かやり遂げたものを持って社会に出なさい」。人生を動かした一言

――大学時代に人生を変えるきっかけがあったと聞いています。
就活を始めたタイミングで、たまたま参加した金融機関の説明会がきっかけです。そこで流れた経営者のインタビュー動画の言葉が刺さりました。「学生時代に、これだけはやり遂げたと言えるものを一つ持って社会に出なさい。勉強じゃなくてもいい。それが壁にぶつかった時に乗り越える糧になる」と。その言葉を聞いて自身を振り返ったとき、自分には何もなかったんです。このまま何となく人生が終わってしまうという焦りが一気に湧いてきて、好きだったアイドルの世界で、自分でグループを立ち上げてみようと決意しました。
――周囲の反応はいかがでしたか?
ほぼ全員に止められましたね。ただ、2年間休学して、合計3〜4年をその活動に費やしました。アルバイト代を注ぎ込みながらの運営で、事業として成り立ってはいませんでしたが、最終的には1,500人規模のホールのステージでライブをする機会にも恵まれました。ただ、関わる人が増えるほど自分の意見が言えなくなってしまい、思い描いていた方向とは違う形になっていった。最終的にはグループを託して、自分は就職の道を選びましたね。
24歳で営業デビュー。最初の1年間は売上ゼロ
――新卒で入社された会社では、どのようなお仕事をされていたのですか?
屋外広告を扱う会社で、企業向けの営業を担当していました。電話営業を中心に、展示会での飛び込みや直接訪問など、手段を問わず新規開拓していくスタイルです。ただ、もともと営業をやりたかったわけではなく、人手不足で営業に回されたのがスタートでした。気持ち的にも全く乗り気ではなかったですし、正直かなり苦しかったですね。
――成果はいかがでしたか?
最初の1年間で上げた売上はゼロです。先輩に付きながら営業事務のような形で半年ほど過ごし、自分で動き出したのは入社半年後からでしたが、そこから半年経っても成果は何も出ませんでした。毎週月曜日が来るのが憂鬱で、逃げ出したい気持ちでいっぱいでしたね。
転機は2年目の夏。大型案件が「自信」を生んだ
――そこからどのように変わっていったのですか?
2年目の夏に、大きな案件を受注できたのが転機でした。業界の展示会に参加して、先輩の見よう見まねで飛び込みの挨拶をしたんです。正直、決まるイメージは全くなかったのですが、担当者の方からご相談をいただいて、先輩に相談しながら提案を重ねた結果、大規模なプロモーション案件として成約しました。都内の繁華街でプロモーションが展開されて、SNSでも大きな話題になったんです。
――その経験が、その後のスタイルにどう影響しましたか?
成果が出たことで、初めて「もっとやれるかもしれない」という前向きな感覚が芽生えました。それ以降、先輩や上司への質問の頻度と深さが変わりましたね。どうやったら案件が取れるのか、どういうトークをしているのか、どういう前提で顧客と関わっているのか。表面的な質問ではなく、その真意まで聞きに行くようになった。それを実践に落とし込み続けた結果、安定的に成果が出るようになっていきました。
キャリアアドバイザーへの転身。「人の人生と向き合う」仕事

――キャリアアドバイザーの仕事を選んだ理由を教えてください。
率直に言うと、より収入を上げたいという動機が大きかったです。広告営業で経験は積めていましたが、年収の伸びには限界を感じていました。もっと成果が報酬に直結する環境でチャレンジしたいと思っていたタイミングで、人材業界のキャリアアドバイザーという仕事に出会い、検討を始めました。
――キャリアアドバイザーの仕事で、難しいと感じる点はどこですか?
相手が「人」であるという一点に尽きます。自分の影響が及ばない範囲で相手の状況が変わることもありますし、一緒に進めてきたことが一瞬でひっくり返ることもある。数字として読みにくい変数が多い仕事ですね。自分自身の体調や心の状態も、声色やテキストの表現を通じて相手に伝わってしまう。だからこそ、自分を律する力やタフさは求められます。自分の人生経験、価値観、感情、すべてを総動員して目の前の方にどう貢献できるかを考え抜く。その繰り返しですね。
印象に残った支援。「悔しさ」を共有した経験
――キャリアアドバイザーとして、特に印象に残っている支援はありますか?
地方在住で、長年一つの仕事を続けてこられた方の支援ですね。もっと自分の努力が正当に評価される環境で、キャリアを切り拓いていきたいという強い意志を持った方でした。上京にあたって、ご本人の可能性を最大限に発揮できる環境を一緒に探していたのですが、第一志望の選考でうまくいかなかったんです。
――その後、どのように対応されたのですか?
ご本人がとても悔しがっていて、私自身も本気で悔しかったですね。ただ、その方は「森岡さんが紹介してくれる会社で働きたいので、また良い企業を紹介してください」と言ってくれた。そこから改めて全力で探し、別の企業で内定が出ました。入社後にお話しした際、「稼げるようになりました」と喜んでくれた時は、本当に嬉しかったですね。お互いに本気でぶつかり合ったからこそ、結果的に良いご縁につながった。この経験が、キャリアアドバイザーとしての自信にもなりました。
社内MVPを獲得。「前提」が成果を左右する

――社内MVPを獲得された際の成果を教えてください。
2か月連続で社内新記録を出しました。1か月で18名の転職支援を成功させ、翌月にも16名を支援しています。当時の目標が月10名程度でしたので、目標の約1.5〜1.8倍の成果を安定的に出せたことが評価されたのだと思います。
――成果を出し続けるために、一番大切にしていることは何ですか?
目の前の方の人生をどうすれば良くできるかを考え抜いて、提案しきること。その瞬間、その方の人生を誰よりも真剣に考えているという前提で向き合うことですね。こちらの前提が少しでもずれると、不思議なくらい成果に影響が出ます。後ろ向きな姿勢や遠慮は、相手にも伝わってしまう。本気でぶつかっていけば、言葉選びや求人の選び方も自然と洗練されていきます。スキルやテクニックは後からついてくる。大切なのは、まず前提を整えることですね。
内向的な自分を変えたいと思っている方へ
――最後に、自分に自信が持てなかったり、キャリア設計に悩んでいる方へメッセージをお願いします。
自信がなくても構いません。ただ、自分の可能性だけは信じてほしいです。可能性を自分で潰してしまったら、その時点で道は閉ざされてしまいます。苦手でもいい、できないかもしれないと思っても、とにかく動いてみる、挑戦してみる、そして継続してみる。そうすれば絶対に力はつくし、その先には今とは違う景色が待っています。「できなそうだな」からではなく、「できたら面白そうだな」「どうやったらできるかな」という前提で、自分が望む未来に向けて行動を起こしていく。内向的な自分を持っていても全然いい。私自身、家に帰れば今でも内向的な人間です。ただ、だからといって可能性を否定しないでほしい。肯定的な未来に向けてチャレンジしていけば、道は必ず開けます。
――森岡さんの実体験から紡がれた、力強いメッセージでした。本日はありがとうございました。
こちらこそ、ありがとうございました。
まとめ
森岡さんのように、自分に自信が持てないまま、キャリアの方向性に悩んでいる方は少なくないでしょう。Zキャリアでは、一人ひとりの経験や性格に寄り添いながら、専任のキャリアアドバイザーが転職活動をサポートしています。「何ができるかわからない」「自分に合う仕事が見つからない」という段階からでも相談可能です。まずはお気軽に、あなたのキャリアに関するお悩みをお聞かせください。
取材日:2026年03月05日
執筆者:株式会社ROXX Zキャリアマーケティング事業部 近藤研吾