丸山さんのプロフィール
- 所属:キャリアアドバイザー
- 担当業務:求職者に対する転職相談・求人紹介・入社後フォロー
- 経歴:高校卒業後、公務員試験を経て警察官として約4年勤務。交番勤務や刑事業務を経験した後、人材業界へ転職。現在はZキャリアでキャリアアドバイザーを担当
今回は、Zキャリア(運営:株式会社ROXX)でキャリアアドバイザーを務める丸山さんにインタビューを実施しました。公務員から民間への転職経験と、営業未経験から成果を出すまでの過程について、率直に語っていただきました。
幼少期からの夢を実現。公務員試験を突破するまで
――公務員を目指したきっかけを教えてください。
幼少期にテレビの影響で「かっこいいな」と感じたのがきっかけですね。子どもの頃からの夢がそのまま続いて、トントンと大人になったという感覚です。正直なところ、深い理由があったわけではなく、シンプルに「なりたい」という気持ちが原動力でした。
――公務員試験の勉強はどのように進められたのですか?
高校卒業レベルの国語、数学、社会、理科などの学科試験が中心でした。正直、自分は勉強が得意なほうではなかったので、人生で一番勉強した時期だったかもしれません。学校に夜9時まで残って勉強していましたね。予備校のテキストを使いながら、同じ公務員を目指す仲間と一緒に取り組んでいました。学科試験に加えて体力測定や面接もあるので、バランスよく対策していく必要があります。
――試験に合格した時の心境はいかがでしたか?
素直に嬉しかったですね。周りの家族や友人も喜んでくれました。小さい頃からの夢だったので、家族も「ずっと言っていたもんね」という温かい反応でしたね。
公務員として5年間。現場で培った対応力
――公務員としてはどのような業務を担当されていたのですか?
まず約10か月間の研修を経て、地域の安全を守る現場に配属されました。住民の方への巡回や、緊急の通報があれば現場に急行するといった対応が日々の業務でしたね。その後、専門的な捜査部門にも携わりました。さまざまな事案に対応するなかで、現場での判断力や対応力は確実に鍛えられたと感じています。
――現場の仕事で身についたスキルは何ですか?
一番はコミュニケーション能力ですね。さまざまな立場の方と日常的にやり取りする仕事だったので、相手に合わせた対応力は自然と身につきました。書類の作成能力も含めて、基本的なビジネススキルの土台はこの時期に形づくられたと思っています。
民間への転職を決意。新しい環境を求めて

――転職を考えたきっかけは何でしたか?
いくつかの要因が重なりました。年功序列的な評価の仕組みのなかで、自分の頑張りがどこまで反映されるのかという疑問を感じるようになったこと。そして、より自分の心身を大切にしながら長く働ける環境を求めたいという思いが強くなったことが大きいですね。収入面でのキャリアアップも視野に入れていたので、複数の理由が重なって民間への転職を決断しました。
――転職活動はどのように始めたのですか?
まずは上司に意思を伝えるところからスタートしました。筋を通したかったので、直属の上司から順に報告していきましたね。退職後は新しい環境を求めて上京し、転職サービスを活用して活動を進めました。正直なところ、民間企業にどんな職種や業界があるかもよくわかっていない状態でしたが、キャリアアドバイザーと話すなかで「人材業界なら自分の経験を活かせるかもしれない」と感じ、業界を絞っていきました。
――人材業界を選んだ理由を教えてください。
人と話す仕事には自信がありましたし、自分自身がゼロから民間の世界に飛び込んだ経験があるからこそ、同じような境遇の方の手助けができるのではないかと感じたんです。前職で培ったコミュニケーション能力を活かしつつ、人の役に立てる仕事がしたいという思いが入り口でしたね。
書類選考の壁。公務員経験者が意識すべきポイント
――転職活動で苦労されたことはありますか?
書類選考でかなり苦戦しましたね。体感としては、応募した求人の2割ほどしか通過しなかった印象です。公務員から民間への転職では、経験者募集の求人が多い現状もあって、書類の段階で落とされることが続きました。公務員を目指している方に伝えたいのは、書類が落ちるのは当たり前くらいの心構えでいた方がいいということ。そこで挫けないことが大切です。
――書類選考を通過するためのコツはありますか?
公務員経験者の場合、民間企業に直結するスキルをアピールしづらいと感じるかもしれません。ただ、コミュニケーション能力や書類作成能力、業務で培った対応力など、汎用的に活かせるスキルは確実にあります。「前職でこういう場面でこう工夫した」という具体的なエピソードとセットで書くと、採用担当者にも伝わりやすくなるのではないでしょうか。
面接で最も大切なのは「笑顔」と「準備」

――面接はいかがでしたか?
正直なところ、かなり難しかったです。元気やノリだけでは通用しない場面が多くて、「具体的な例を挙げてください」と深掘りされることも頻繁にありました。当時は回答がうまくできていたつもりでしたが、今振り返ると改善すべき点がたくさんあったと感じますね。
――面接で一番大事だと感じたポイントは何ですか?
笑顔です。これは本当に痛感しました。今、自分がキャリアアドバイザーとして求職者の方と接するなかで、「面接で緊張していませんでしたか」と何度も聞かれた当時のことを思い出します。真剣に向き合おうとするあまり表情が硬くなっていたんですね。人と一緒に働くうえで、朗らかさや馴染みやすさは非常に重要です。特に営業職や人と接する仕事を受ける場合、笑顔は通過率に大きく影響すると感じています。
――他に面接のコツがあれば教えてください。
ハキハキと話すこと、要点をまとめて自分の言葉で伝えること。この二つは基本ですが、非常に大切です。そのためにも、事前の準備と練習を重ねておくことが一番の近道ですね。面接はその場で考えるものではなく、事前にいかに整理しておくかで結果が変わります。
民間企業で感じた一番の違いは「数字」への意識

――公務員と民間企業で、一番違うと感じた点はどこですか?
売上を出さなければいけないという意識ですね。公務員は税金をもとに給与をいただく仕組みですが、民間企業では自分たちで収益を生み出す必要がある。数字に対する意識は、公務員時代にはなかった新しい感覚でした。
――営業として最初は苦労されましたか?
何もわからない状態からのスタートだったので、正直すべてが難しかったですね。ただ、3〜4か月ほど経つと「こういう流れでやればいいんだな」という感覚がつかめてきました。前職でも新しい業務に慣れるまでの期間は同じくらいだったので、どんな仕事でも最初の数か月を乗り越えれば見えてくるものがあると思います。
――営業で大事だと感じていることは何ですか?
傾聴力と、先輩のノウハウを積極的に吸収していく姿勢ですね。営業に求められるのは売上なので、そこに対して貪欲に向かう姿勢も大切です。未経験であれば、まずは先輩のやり方を学んで真似ることが、一番の近道だと感じています。
公務員からの転職を考えている方へ
――最後に、公務員から民間企業への転職を検討されている方へメッセージをお願いします。
どんな背景があるかは人それぞれですが、公務員として積み重ねてきた経験は決して無駄にはなりません。むしろ、民間企業でも大きな武器になります。最初は大変なことも多いですが、自分の頑張り次第でいくらでも道は広がっていく。挑戦したいと感じているなら、一歩踏み出してみる価値は十分にあると思います。
――丸山さんの率直な実体験に基づいた、心強いお話でした。本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
まとめ
丸山さんのように、公務員として働きながら民間企業への転職を検討している方は少なくないでしょう。Zキャリアでは、公務員経験を含め、一人ひとりの経歴やスキルを丁寧にヒアリングしながら、専任のキャリアアドバイザーが転職活動をサポートしています。「民間企業で何ができるかわからない」という段階からでも相談可能です。まずはお気軽に、あなたのキャリアに関するお悩みをお聞かせください。
取材日:2026年02月20日
執筆者:株式会社ROXX Zキャリアマーケティング事業部 近藤研吾