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「バリュー株式会社」桜庭佑征氏に聞く——20代未経験者の転職を支える、潜在ニーズを引き出す面談スタイル

「バリュー株式会社」桜庭佑征氏に聞く——20代未経験者の転職を支える、潜在ニーズを引き出す面談スタイル
公開 2026/06/09

20代特化型の人材紹介事業を展開するバリュー株式会社。代表とともに事業立ち上げから携わる桜庭佑征様に、求職者の潜在的なニーズを引き出す面談スタイルや、未経験から事務職・ITエンジニア・施工管理職への転職支援について伺いました。

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バリュー株式会社について

  • 社名:バリュー株式会社
  • 事業内容:20代特化型の人材紹介事業
  • 設立:2022年
  • 特徴:未経験から事務職、ITエンジニア、施工管理職などへの転職支援に強みを持つ。学歴不問で、幅広い20代の求職者をサポートしている

今回は、バリュー株式会社のキャリアアドバイザー・桜庭佑征様(以下、桜庭さん)にインタビューを実施しました。20代向けの転職支援の流れや、面談で大切にしている価値観について、率直に語っていただきました。

若年層特化の人材紹介事業を展開するまでの背景

Zキャリアガイド編集部────まずは事業の成り立ちから伺えればと思います。御社は2022年の創業当初から人材紹介を主軸にされていたのでしょうか。

BPO事業からの転換で、若年層特化の人材紹介へと領域を拡大

桜庭さん────もともとは、BPO事業から始まりました。代表自身が当時20代前半でして、私も同世代だったこともあり、創業時から「同年代の方たちと一緒に何か事業をやりたい」という想いを共有していたんです。最初は若い方を対象としたBPO業務を続けてきました。

ただ、転職市場を観察するなかで、日本国内でも転職回数が増えてきている現状が見えてきたんですね。代表が人材領域の事業ポテンシャルを感じて、1年半ほど前から完全に人材紹介事業に切り替えました。現在はこの一本に集中しています。

Zキャリアガイド編集部────もともと20代の方を意識した事業を続けてこられたわけですね。20代という年齢層に絞り込むことには、どのような意図があるのでしょうか。

キャリアアドバイザーと求職者様が同世代だからこそ寄り添える

桜庭さん────もともと20代の方に目線を向けて事業を組み立ててきましたので、人材紹介に転換するときも自然と20代特化のスタイルになりました。学歴は問わず、未経験の方も歓迎しています。

支援実績として比較的多いのは、事務職、ITエンジニア、施工管理職の3つの領域です。事務職とITエンジニアは未経験からの転職難易度が高めの職種とされていますが、そこを得意領域として伸ばしてきました。

自身の挫折経験を活かして求職者と向き合う

Zキャリアガイド編集部────桜庭様ご自身のご経歴についても伺えればと思います。どのような道のりで現在のキャリアアドバイザーの仕事に就かれたのでしょうか。

音楽の道での挫折を経て、キャリアアドバイザーの仕事へ

桜庭さん────出身は青森県でして、音楽系の専門学校に進むために上京しました。当時は音楽の道を志していたのですが、将来について考える中で方向性が変わり、卒業後は法人営業として1年間働いていました。営業の仕事にもやりがいを感じていたので、当時は特に転職するつもりはなかったんです。ただ、ちょうどそのタイミングで現代表から「会社を作るので一緒にやらないか」と声をかけていただきまして。「せっかくなら新しい環境で挑戦してみよう」という気持ちで参画したのが、バリュー株式会社の始まりです。

Zキャリアガイド編集部────音楽の道での挫折経験は、現在の面談業務でも生きている部分はあるのでしょうか。

挫折経験が、求職者の不安に共感する力になる

桜庭さん────そうですね。自分自身が挫折を経験してきたからこそ、求職者の方が抱える迷いや不安に対して、自然と共感できる部分はあると感じています。キャリアの選び方に正解がないことや、思い描いた未来通りにいかない苦しさは、頭で理解するだけではなかなか掴めない感覚です。

20代で転職を考える方の多くは、「このまま今の仕事を続けていいのか」という不安を抱えています。そうした方の言葉の奥にある気持ちに耳を傾けることが、私の役割だと考えています。

求職者の本音を引き出す転職支援の流れ

Zキャリアガイド編集部────実際に求職者の方が御社に相談された場合、内定までどのような流れで進むのでしょうか。

求職者のペースに合わせた柔軟な支援を実現

桜庭さん────まず最初に転職の相談をお受けし、その後の初回面談で業界・職種の軸決めを行います。多くの場合、軸はその日のうちに決まることが多いですね。1つか2つに職種を絞り込んだら、次回は求人の打ち合わせを実施し、エントリーへと進みます。そこから面接対策を経て、面接、内定というのが基本的な流れです。期間については、求職者の状況に合わせて柔軟に対応しています。早い方であれば1週間ほどで内定を獲得するケースもありますし、じっくり考えたい方は3ヶ月かけて活動される場合もあります。夜勤の仕事をされている方が「夜に面談したい」というご要望があれば、その時間帯に合わせる形ですね。

面談はオンラインが中心で、ZoomやGoogle Meetを活用してきました。お互いの表情や雰囲気を確認できることが、信頼関係の構築には欠かせないと考えています。

Zキャリアガイド編集部────面談のなかで、特に深く聞くようにされているポイントがあれば教えてください。

表面的な希望の奥にある「本当のニーズ」を掘り下げる

桜庭さん────キャリアの方向性については、重点的に伺っています。あわせて、過去の失敗経験や転職理由といった、その方の潜在的な部分まで丁寧に確認することを大切にしていますね。

具体例を挙げますと、「事務職に転職したい」とおっしゃる方は本当に多いのですが、お話を伺うと「事務的な業務」と「事務職」とでは違うケースが少なくありません。なぜ事務職を希望するのか、どのような業務内容に魅力を感じているのか、給与水準としてはどのぐらいを望んでいるのか。こうした情報を全て収集していくと、その方にとっては施工管理職のほうが合っているのではないか、というご提案ができる場合もあります。

求人検索サイトで条件だけを見て選ぶ転職であれば、求職者自身でも進められるはずです。私たちが介在する意味は、ご本人が気づいていない価値観や希望に沿った提案ができるところにあると思っています。

求人選びと面接対策のこだわり

Zキャリアガイド編集部────求人を選んで提案する際にも、独自の判断基準をお持ちなのでしょうか。

現実的に目指せる企業と、長期的なキャリア形成を両立させる

桜庭さん────求人をご提案する際は、「現実的に目指せる企業かどうか」を吟味するようにしています。明らかにマッチしない求人にエントリーすると、求職者の方の面接時間が無駄になってしまいますので、そこは慎重に判断します。加えて、その会社に入社したあとで、次のステップアップやキャリア形成にしっかり繋げていけるかという視点も重視しています。短期的に1回で大きくキャリアアップを狙うのではなく、段階的にステップを踏んでいける道筋を一緒に描くイメージですね。

Zキャリアガイド編集部────面接対策についても伺いたいのですが、職種ごとに気をつけているポイントはありますか。

会話の「キャッチボール」を意識した面接対策

桜庭さん────事務職の面接対策では、スクリプトを丸暗記してもらうのではなく、ご自身の気持ちで伝えていただくことを大切にしています。面接官との「キャッチボール」を意識してくださいとお伝えすることが多いですね。準備した文章を全て話そうとすると、会話自体が成り立たなくなってしまうので。

実際の対策では、想定される質問への回答を紙に書き出していただきます。紙に書くと、求職者の方も自分の考えをイメージしやすくなるんです。ITエンジニア職についても、未経験から挑戦される方の場合はスキル以上にコミュニケーション力や誠実さが評価されますので、その点が伝わるかを練習で確認しています。

印象に残る転職成功エピソード

Zキャリアガイド編集部────これまで支援された方のなかで、特に印象に残っているエピソードがあれば教えていただけますでしょうか。

ブランクや経歴に不安を抱える方が一歩を踏み出せたケース

桜庭さん────ご家族の介護のために前職を1年未満で退職し、その後4年間ほど介護に専念されていた方の支援が、強く印象に残っています。介護が落ち着いたタイミングで転職活動を始めたものの、ブランクへの不安が大きい状態でご相談に来られました。その方は、長期的に働ける環境で約1ヶ月で内定を獲得されました。

また、九州地方から上京されたばかりで、東京での仕事の探し方も分からないという20代の方もいらっしゃいました。当初はアルバイトでもいいかなと考えていた方でしたが、ご相談を重ねるなかで正社員として働く意義に気づかれ、こちらも1ヶ月で正社員への転職を実現されています。

職歴が飲食店や販売の経験のみで、未経験からエンジニアを目指された方も忘れられないですね。本当に誠実な方で、不安を抱えながらも1ヶ月で内定を得て、現在もエンジニアとして活躍されています。

Zキャリアガイド編集部────受付事務での年収アップ事例があったとも伺いました。

受付事務で年収80万〜90万円アップを実現したケース

桜庭さん────もともと年収300万〜340万円ほどで受付事務をされていた方が、同じく受付事務職で年収400万円台への転職を実現されたケースもありました。年収換算で約80万〜90万円のアップとなり、生活面でも大きな変化があったとお喜びいただきました。定期的に内定者向けのリアルイベントも開催していまして、久しぶりにお会いした方が元気に働かれている姿を見ると、この仕事のやりがいを改めて感じます。

Zキャリアガイド編集部────最後に、転職を検討されている20代の読者に向けてメッセージをお願いします。

1人で悩む前に、まずは気軽な相談から

桜庭さん────転職の悩みは、1人で抱え込んでいても解決しないことが多いと感じています。履歴書や職務経歴書がまだない段階でも構いませんし、職歴に空白期間がある方、未経験から挑戦できる仕事があるか不安な方も、どなたでも歓迎しています。過去のキャリアに自信が持てない方こそ、第三者と話すことで新しい視点や選択肢が見えてくることがあります。相談にあたって費用はいただきませんので、まずは気軽にお声がけいただければと思います。

まとめ

20代未経験者への転職支援を専門とするバリュー株式会社。求職者の表面的な希望ではなく、潜在的なニーズや価値観まで丁寧に引き出す面談スタイルが印象的でした。事務職、ITエンジニア、施工管理職といった、未経験からのハードルが高めとされる職種への支援実績を着実に積み重ねている同社の取り組みは、転職に迷う20代にとって新たな選択肢となるはずです。同社の取り組みについて関心を持たれた方は、ぜひ「公式サイト」もご覧ください。

取材日:2026年05月14日

執筆者:株式会社ROXX Zキャリアマーケティング事業部 平井祐樹

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