株式会社CAREER JAPANについて
- 事業内容:20代を中心とした若年層向け転職支援サービス
- 主な対象:第二新卒、フリーター、正社員未経験の方など(年齢の目安は43歳まで)
- 面談形式:オンライン中心(全体の約8割)、電話面談にも対応
- 特徴:求職者の人柄や価値観をじっくり掘り下げ、「これからの未来」を起点としたキャリア提案を行う
今回は、株式会社CAREER JAPAN代表・松本歩太氏(以下、松本氏)と、現場のキャリアアドバイザー3名にインタビューを実施しました。20代向け転職支援の現場で大切にしている価値観や姿勢について、率直に語っていただきました。
CAREER JAPANの支援について
Zキャリアガイド編集部────はじめに、CAREER JAPAN様はどのような方を対象に転職支援をされているのか、教えてください。
第二新卒・フリーター層を中心に、43歳まで幅広く対応
松本氏────主な対象は20代で、フリーターの方や第二新卒の方を中心に転職支援を行っています。基本的には正社員での就業支援が中心となるため、これまで正社員として働いた経験がない方や、経験は浅いものの本格的にキャリアを築いていきたい方からのご相談が多いですね。
一方で、年齢の上限は43歳ぐらいまで広く受け付けています。「やりたいことが分からない」「学歴や職歴に自信がない」といった方にこそ力になれると感じているからです。経歴やブランクは問わず、現状を変えたい、安定して働きたいといった前向きな気持ちがあれば、ご相談いただいて問題ありません。
Zキャリアガイド編集部────そうなんですね。実際のキャリア面談の進め方はどのようになっていますか。
平均1〜1.5ヶ月、回数制限を設けず相談が可能
松本氏────平均的な支援期間は1ヶ月から1ヶ月半で、最短だと2週間ほどで内定に至るケースもあります。面談回数に制限は設けておらず、平均は4回程度ですね。不安が大きい方であれば10回ほどお話しすることもありますし、電話メンターのような形を含めると、30回近くサポートする場合もあります。
面談の形式は8割がオンラインで、残り2割はご都合に合わせて電話で対応しています。ご自宅から相談から内定まで完結できる仕組みで、自己分析や履歴書の書き方も含めて私たちがすべてサポートします。
面談では、価値観や人柄を知ることを意識している

Zキャリアガイド編集部────オンライン中心で柔軟に対応されているのですね。面談の中で特に大切にされているポイントはどこですか。
雑談から強みを引き出す対話
松本氏────過去に何をしてきたかよりも、今どんなことをして楽しい・嬉しいと感じるかを深掘りするようにしています。そこから「将来的に5年後、どんな生活を送れるようになっていたいか」という、人柄や価値観の部分を丁寧にお伺いしていきます。ざっくりとした表現で構いません。「趣味をしていてこんな瞬間が楽しかった」というぐらいのお話で十分です。
アルバイトの経験でも、休日の過ごし方や趣味、ちょっとした雑談からでも、「強み」を一緒に見つけ出していく作業を大切にしています。自分の強みに自分で気づける方は意外と少ないので、対話を通じて言葉を引き出していきます。
Zキャリアガイド編集部────雑談から強みを掘り出していただけるのは、自信のない方にとって心強いですね。求人を実際にご紹介する際の基準は、どのように設定されているのでしょうか。
求人を選ぶ際は、研修体制と職場のリアルな雰囲気を重視する
松本氏────求人選定で最も重視しているのは、「研修体制の充実度」と「職場のリアルな雰囲気」です。「未経験歓迎」と書かれた求人は世の中に多くありますが、私たちが企業様とやり取りする中で「この会社なら未経験でも見捨てずに育ててくれる」「挑戦の機会も与えてくれる」と確信できた求人だけをご紹介しています。
具体的には、現場に出る前の座学期間があり、加えてOJTでも学べる体制が整っていることがポイントですね。配属後すぐに業務を任される環境も世の中にはありますが、未経験から始めやすい研修体制が揃っている企業を、私たちは慎重に選んでいます。
Zキャリアガイド編集部────「未経験歓迎」の中身まで見極めていただけるのは安心感がありますね。ミスマッチを防ぐために、他に工夫していることはありますか。
紹介する仕事の大変な部分も包み隠さず伝える
松本氏────入社後のミスマッチを防ぐため、企業の魅力だけでなく、あえて大変な部分や厳しい部分も包み隠さずお伝えするようにしています。100%心から納得して進んでいただけるようにするためです。他にも、Web上の評判や企業のホームページも一緒にご紹介し、できる限り会社のリアルな姿を理解できるよう、一緒に模索しています。納得感を持って選考に進んでいただく流れを、何より大切にしている部分ですね。
求職者の「1番の味方」であるという社内ポリシー
Zキャリアガイド編集部────求職者目線での丁寧な情報提供は、信頼関係の基盤になりますね。CAREER JAPAN様が会社として、転職支援全体で大切にされているポリシーがあれば教えてください。
時には「転職しない」選択肢も提案する
松本氏────社内ポリシーとして、求職者にとって「1番の味方であること」を掲げています。企業に無理やり応募させたり、入社をせかしたりすることは絶対にいたしません。もし「今は転職しない方がいい」「別の道を探した方がいい」と判断できる場面があれば、正直にお伝えしています。単なる求人紹介業者ではなく、時に背中を押し、時に一緒に悩む人生のパートナーとして本音で向き合う。そこを重要視しているのです。
Zキャリアガイド編集部────転職を勧めないという選択肢があるのは、企業ではなく求職者本位の姿勢の表れですね。実際にそうしたケースはあるのでしょうか。
不安が残ったままの転職は後押ししない
松本氏────内定が出た段階で辞退される方も、現職を続ける選択をされる方もいらっしゃいます。少しでも不安や悩みが残った状態での転職は、入社後にモヤモヤした気持ちが残りやすい傾向があるためです。悩みの種が解消されていないのであれば、私たちは強く背中を押すことはしません。現職を続けるという選択肢をお勧めすることもあります。求職者にとって最適な選択肢を、転職以外の視点も含めて一緒に考える姿勢を大切にしています。
4つの転職事例
Zキャリアガイド編集部────求職者本位の姿勢が随所に表れていて、印象的です。これまで関わってこられた中で、特に印象に残っている支援エピソードをお聞かせください。
高卒・アルバイト経験から、PM候補として活躍する24歳の例
松本氏────高校卒業後に飲食店のアルバイトを転々としていた24歳の男性が、泣きそうになりながら相談に来られたことがありました。「自分にはアピールできるものが一切ない」と感じておられたのです。
ただ、対話を続けるうちに見えてくるものがあり、アルバイト先で後輩の面倒見が良かったエピソードや、周囲から頼りにされていた話などから、サポート力と真面目な人柄が浮かび上がってきました。そこでITインフラのサポート職をご提案し、面接対策を3回ほど重ねたところ、初回20点ほどだった面接の出来栄えが80点ほどまで上がったのです。見事内定を獲得され、現在はPMリーダー候補として活躍されています。「あの時諦めなくて良かった」とおっしゃっていただけたのは、嬉しかったですね。
Zキャリアガイド編集部────自信を失っていた方が、対話を通じて活路を見出された例ですね。キャリアアドバイザーの皆様にも、それぞれ印象的な経験がおありかと思います。荒木様(株式会社CAREER JAPANのCA 以下、荒木氏)からお願いできますか。
35歳・物流職一筋の方に、新たな選択肢に挑戦いただいた例
荒木氏────35歳の男性で、これまで物流系のお仕事をずっと続けてこられた方です。最初は「この仕事しかできないかもしれない」と、ご自身で選択肢を狭めておられました。前職や転職理由をひとつずつ丁寧にヒアリングしていくと、その方の強みや可能性が見えてきたのです。物流の経験を活かせる管理職や工場長といった選択肢をご提案したところ、「自分にもこういうことができるかもしれない」と、最初の安定志向から成長志向へと考え方が変化していかれました。可能性を広げ、選択肢を増やすお力添えができたと感じられ、やりがいを実感した支援でした。
Zキャリアガイド編集部────ご自身では気づきにくい強みを引き出すサポートは、年齢を重ねた方にも価値が大きそうですね。福田様(株式会社CAREER JAPANのCA 以下、福田氏)はいかがでしょうか。
多数の企業に応募するも内定が全く取れないと混乱していた求職者をサポートした例
福田氏────直近で対応した求職者で、11社の面接を同時並行で進めておられる方がいらっしゃいました。3ヶ月ほどお仕事が決まらず、転職活動も初めてで、とにかく数を打って戦うしかないと焦りが見えていたのです。職種も業種もバラバラで、お仕事ができれば何でも良いという思考に近い状態でしたので、一旦立ち止まっていただきました。
お仕事は将来にわたって付き合っていくパートナーのようなものですから、性格やコミュニケーションの傾向からご本人に合う方向性を一緒に探し直したのです。最終的には販売職に絞り込まれそうな見通しで、落ち着いて選び直せた姿が印象的でした。
Zキャリアガイド編集部────焦りからくる迷走を、対話で軌道修正されたのですね。合志様(株式会社CAREER JAPANのCA 以下、合志氏)のエピソードもぜひお聞かせください。
条件の厳しい新卒環境から、好きを活かせる販売職へ転職いただいた例
合志氏────新卒で入った会社の労働条件が合わず、月収手取りが15万円を切る状態で働いておられた方を担当しました。まずは社会保険のある環境に転職したい、というご希望からスタートしたのです。お話を伺う中で、美容商品が大好きで、美容に関わるお仕事に就きたいという強い想いが見えてきました。美容系・アパレル系の販売職を一緒に検討し、最終的に販売職への転職を実現されています。好きなことを活かしつつ、働く環境の課題も同時に解決できたケースで、私自身も印象に残っている支援です。
これから転職を考える方へ伝えたいメッセージ
Zキャリアガイド編集部────どの事例も、求職者一人ひとりに寄り添う姿勢が伝わってきました。最後にこの記事を読んで転職を検討されている方へ、メッセージをお願いします。
転職活動は1人で戦うものではない
松本氏────「自分には何のスキルもない」「どうせどこも採用してくれない」と、ネガティブな悩みを1人で抱えておられる方は多いと思います。私たちが向き合うのは、これまでの過去ではなく、これからの未来です。社名にも「これから転職」という意味を込めていて、面談スタイルも同じ思想で設計しています。転職活動は1人で戦うものではありません。道に迷ったら一緒に地図を広げ、歩き疲れたら立ち止まる。そんな伴走の仕方を意識しています。自信がない方こそ、まずは率直な気持ちを私たちに聞かせていただければ嬉しいです。
まとめ
20代を中心としたフリーター・第二新卒の正社員就職を、対話を重ねながら丁寧に支援している株式会社CAREER JAPAN。「求職者にとって一番の味方であること」を貫く同社の姿勢や取り組みについて、より詳しく知りたい方は、公式サイトをご確認ください。
取材日:2026年05月11日
執筆者:株式会社ROXX Zキャリアマーケティング事業部 平井祐樹