- 非正規で幸せを感じるための考え方
- 非正規雇用で働くメリット・デメリット
- 非正規から正社員を目指すときの進め方
非正規でも幸せに生きることはできる?
「非正規のままで幸せになれるのかな」と悩むのは、将来を真剣に考えているからこそです。幸せの形を知っておくと、周りと比べて落ち込む時間を減らせます。ここでは、次の3つの視点から考えていきます。
- 幸せの基準は人によって違う
- 雇用形態より自分に合う働き方が大切になる
- 大切にしたいことを知ると満足感が高まる
まずは幸せの基準から、順番にひもといていきます。
幸せの基準は人によって違う
幸せの基準は、一人ひとり違うものです。お金をたくさん稼ぐことに満足する人もいれば、好きなことに時間を使えるほうがうれしい人もいます。
たとえば、週4日のアルバイトをしながら趣味のバンド活動を続けている場合、収入は多くなくても毎日が充実しているケースもあるでしょう。周りと比べるより、自分が何に満たされるのかを大事にしてみてください。
雇用形態より自分に合う働き方が大切になる
正社員か非正規かより、自分に合う働き方かどうかが満足感を左右します。正社員として働いていても、長時間労働で心と体が疲れてしまうこともあるでしょう。
反対に、非正規で働きながら職場の人間関係に恵まれ、楽しく続けているケースもあります。大事なのは、今の働き方で心と生活のバランスがとれているかどうかです。ときどき自分の気持ちを振り返ってみてください。
大切にしたいことを知ると満足感が高まる
大切にしたいことがはっきりすると、働き方を選びやすくなります。「家族との時間」「趣味」「安定した収入」など、自分にとって外せないものを書き出してみてください。
優先順位が見えてくると、今の働き方を続けるか変えるかも判断しやすいです。下のような質問に答えてみると、自分の軸が見つかりやすくなるかもしれません。

非正規雇用で働くメリット
幸せの形が人それぞれだとわかると、非正規という働き方の見え方も少し変わってきます。良い面を知っておくと、今の働き方を前向きに活かしやすくなります。非正規雇用ならではのメリットは、次の3つです。
- 働く時間や日数を選びやすい
- プライベートの時間を確保しやすい
- いろいろな仕事を経験しやすい
働く場面に当てはめながら、ひとつずつ紹介します。
働く時間や日数を選びやすい
非正規雇用は、働く時間や日数を自分で調整しやすい働き方です。「平日の午前中だけ」「週3日だけ」のように、生活に合わせたシフトを組める職場も多くあります。
たとえば、資格の勉強をしながら働きたい場合も、勉強時間を確保しやすいでしょう。自分のペースを守りながら働けるのは、大きな魅力になります。
プライベートの時間を確保しやすい
残業や休日出勤が少なめの職場を選びやすく、プライベートの時間を大切にしやすいです。仕事が終わったあとに友だちと会ったり、趣味に打ち込んだりする時間を作れます。
家族の介護や子育てと両立したいときにも、働き方を合わせやすいでしょう。仕事以外の時間を充実させたい人にとって、心強い選択肢になります。
いろいろな仕事を経験しやすい
非正規雇用は、いろいろな仕事に挑戦しやすいところも魅力です。未経験歓迎の求人が多く、飲食・販売・倉庫作業などを気軽に試せます。
「接客は苦手だと思っていたのに、意外と楽しかった」という発見もあるかもしれません。経験を重ねるうちに、自分に向いている仕事が少しずつ見えてきます。
非正規雇用で働くデメリット
メリットを知って少し安心した一方で、「やっぱり不安な部分もある」と感じた人もいるでしょう。あらかじめ弱点を知っておけば、困る前に手を打てます。非正規雇用で気をつけたいデメリットをまとめました。
- 収入が上がりにくい
- 契約終了で仕事を失う可能性がある
- 責任に見合った待遇を受けにくい
どんな場面で困りやすいのか、ひとつずつ確認していきます。
収入が上がりにくい
非正規雇用は時給や日給で働くことが多く、収入が上がりにくいのが悩みどころです。昇給があっても金額が小さかったり、ボーナスがなかったりする職場も少なくありません。
そのため、家賃や食費を払うと手元にほとんど残らず、「生活できない」と感じてしまうことがあります。体調を崩してシフトに入れない月は、収入が一気に減るのも心配なところです。
契約終了で仕事を失う可能性がある
非正規雇用は契約期間が決まっていることが多く、契約が更新されない可能性があります。会社の業績が悪くなったときに、真っ先に人数を減らされる対象になりやすいのが現実です。
長く働いてきたのに「使い捨てにされた」と感じるのは、とてもつらいことでしょう。いつ仕事がなくなるかわからない不安は、心の負担にもなってしまいます。
責任に見合った待遇を受けにくい
非正規雇用では、責任と待遇が釣り合わないと感じる場面があります。たとえば、アルバイトなのに新人の教育や店舗の締め作業を任されることもあるでしょう。
正社員と同じくらい責任が重いのに、給料や手当、福利厚生に差があることも珍しくありません。こうした扱いの差を「差別されている」と感じ、やる気をなくしてしまう人もいます。
非正規から抜け出せないと感じるのはなぜ?
将来の不安を知って、「早く変わりたいのに、なかなか動けない」と焦りを感じた人もいるでしょう。動けない理由がわかると、自分を責めずに次の一歩を考えられます。抜け出せないと感じる主な理由は、次の2つです。
- 職歴に自信が持てず応募をためらう
- 自己責任と考えて一人で抱え込む
当てはまるものがないか、自分の状況と照らし合わせて確認していきます。
職歴に自信が持てず応募をためらう
「アルバイトの経験しかない」と、職歴に自信が持てないまま応募をあきらめてしまう人は少なくありません。ですが、非正規の仕事で身につけた経験は、立派なアピール材料になります。
たとえば、レジ打ちで培った正確さや、クレーム対応で鍛えた対応力は、ほかの職場で活かせる力です。まずは、これまでの経験を振り返るところから始めてみてください。
自己責任と考えて一人で抱え込む
「非正規なのは自分の甘えだ」「自己責任だから仕方ない」と、自分を責めすぎると動けなくなってしまいます。思い込みが強くなると、絶望的な気持ちになって行動する元気もわきにくくなるでしょう。
非正規で働くことになった理由は、家庭の事情や体調などさまざまです。一人で抱え込まず、誰かに話してみるだけで気持ちが軽くなることもあります。

非正規から正社員を目指すときの進め方
動けない理由がわかったら、あとは小さく行動を始めるだけです。進め方を知っておくと、遠回りせずに正社員を目指せます。取り組みたいポイントは3つあります。
- 早めに転職活動を始める
- 非正規の職歴も履歴書に書く
- 転職エージェントに相談する
どれも今日から始められることなので、順に紹介していきます。
早めに転職活動を始める
正社員を目指すなら、早めに動き出すほど選べる求人が増えます。20代は未経験歓迎の求人に応募しやすく、30代前半ならポテンシャルを見てもらえるチャンスも十分にあるでしょう。
「もう少しお金を貯めてから」と先のばしにすると、そのぶん年齢の壁が高くなってしまいます。まずは求人サイトを眺めるなど、小さな行動から始めてみてください。
非正規の職歴も履歴書に書く
「アルバイトや派遣の経験は書かないほうがいい」と迷うかもしれませんが、職歴として書くのがおすすめです。何も書かないと、その期間に何をしていたのか面接で質問されやすくなります。
たとえば「〇〇株式会社 アルバイトとして勤務(ホール業務)」のように書き、担当した仕事も添えてみてください。働いてきた事実は、まじめに続けてきた証拠として伝わります。
転職エージェントに相談する
一人で進めるのが不安なら、転職エージェントを頼ってみてください。エージェントは、希望に合う求人の紹介から書類の添削、面接の練習までサポートしてくれます。

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