- 40代で非正規のまま働き続けた場合に起こりやすいこと
- 非正規雇用のメリットとデメリット
- 40代から正社員を目指すための進め方
40代で非正規のまま働き続けた末路は?
「この先どうなるのだろう」と考えると、胸がざわつくかもしれません。先に起こりやすいことを知っておけば、今のうちから手を打てます。ここでは、40代で非正規のまま働き続けた場合に起こりやすい3つのことを挙げます。
- 収入が増えず生活が苦しくなりやすい
- 老後のお金に不安を抱えやすい
- 結婚や家庭を持つことをためらいやすい
どれも今から備えられることなので、ひとつずつ確認していきましょう。
収入が増えず生活が苦しくなりやすい
非正規の働き方では、収入が上がりにくいことがあります。時給の仕事だと、年数を重ねても給料がほとんど変わらない職場もあります。その一方で、家賃や食費、光熱費は毎月かかり続けます。
たとえば実家暮らしで今はなんとかなっていても、親が高齢になると頼れなくなる場面が出てきます。50代になってから慌てないためにも、今の収入で先々まで暮らせるかを一度見直してみてください。

老後のお金に不安を抱えやすい
非正規のままだと、老後の備えが手薄になりやすいです。働き方によっては、会社の年金制度や退職金の対象にならないこともあります。貯金に回せるお金も少なくなりがちなので、「働けなくなったらどうしよう」という不安が大きくなってしまいます。
自分が加入している年金の種類は、給与明細や年金の通知で確認できます。まずは今の状況を知るところから始めてみてください。
結婚や家庭を持つことをためらいやすい
収入や雇用が安定しないと、結婚に踏み出す気持ちになりにくいことがあります。男性の場合、「家族を養えるか不安」と感じて、恋愛そのものを遠ざけてしまうケースもあります。
ただ、非正規だから結婚できないと決まっているわけではありません。大事なのは、先の見通しを自分で立てられる状態にしておくことです。働き方を見直すことが、将来の選択肢を取り戻すことにつながります。
40代の非正規雇用のメリット
不安な話が続いて、気持ちが沈んだかもしれません。ですが、非正規雇用には良い面もあり、それを知ると今の働き方を前向きに見直せます。ここでは、代表的なメリットを2つ紹介します。
- 働く時間を選び私生活を大切にできる
- 職場や仕事内容を変えやすい
それぞれのメリットを、身近な例とあわせて紹介します。
働く時間を選び私生活を大切にできる
非正規雇用は、働く時間や日数を自分で決めやすい働き方です。たとえば家族の介護や通院がある人は、シフトを調整しながら無理なく働けます。残業が少ない職場なら、趣味や休息の時間も確保しやすくなります。
非正規のままで幸せと感じられるかどうかは、この私生活とのバランスが大きく関わります。収入とのバランスも含めて、自分が何を大事にしたいかを考えてみてください。
職場や仕事内容を変えやすい
非正規雇用では、職場を移るハードルが比較的低いです。合わない職場だと感じたら、契約の区切りで別の仕事に移ることができます。
いろいろな現場を経験するうちに、自分に向いている仕事が見えてくることもあります。たとえば倉庫作業や接客、配送などを経験した人は、その幅広さが強みになります。これまでの職場の数を、マイナスではなく経験の数として捉えてみてください。
40代の非正規雇用のデメリット
メリットがある一方で、非正規ならではの悩みもあります。先に知っておけば、同じ悩みで立ち止まる時間を減らせます。ここでは、働くなかで感じやすいデメリットを3つ挙げます。
- 契約終了で急に仕事を失うことがある
- 責任が重くても待遇が変わりにくい
- 正社員との扱いの差を感じやすい
働く現場でよくある場面を交えながら、順に解説します。
契約終了で急に仕事を失うことがある
非正規雇用は、契約更新がされないと仕事を失ってしまいます。会社の業績や人員の見直しによって、突然「次の更新はありません」と言われることもあります。長く働いてきたのに使い捨てのように感じて、つらい思いをすることもあるでしょう。
次の仕事が決まらないまま収入が途切れると、生活への影響も大きくなります。契約の期間や更新の条件は、雇用契約書で確認しておくと安心です。
責任が重くても待遇が変わりにくい
長く働くほど、任される仕事が増えていくことがあります。たとえば新人の教育やシフトの管理まで任されているのに、時給はほとんど変わらないという場面です。
非正規なのに責任が重いと感じるのは、こうした仕事と待遇のずれが原因です。ですが、その経験は正社員の仕事に近いことをしてきた証拠になります。転職のときには、立派なアピール材料として使えます。
正社員との扱いの差を感じやすい
同じ職場で働いていても、正社員との差を感じる場面があります。ボーナスや手当の有無、研修を受けられるかどうかなど、雇用形態で扱いが分かれる職場もあります。
こうした差に「差別されている」と感じて、働く意欲がしぼんでしまうのは自然なことです。モヤモヤを抱えたまま我慢を続けるより、自分が納得できる働き方を探すほうが、気持ちも前を向きやすくなります。
40代の非正規が抜け出せないと感じる理由
デメリットを知って、「分かっていても動けない」と感じた人もいるかもしれません。動けない理由が分かると、どこから手をつければいいかが見えてきます。ここでは、よくある2つの理由を取り上げます。
- 年齢を理由に応募をためらってしまう
- 自己責任だと思い込み動けなくなる
どちらも考え方しだいで乗り越えられるので、それぞれの中身を順に見ていきます。
年齢を理由に応募をためらってしまう
40代になると、年齢の壁を気にして応募そのものをやめてしまうことがあります。求人を見ても「どうせ若い人が採用される」と思い、画面を閉じてしまうこともあるでしょう。
ですが、応募しなければ結果はゼロのままです。年齢より人柄や経験を見て採用を決める職場もあります。まずは気になる求人に1件応募してみるところから始めてみてください。
自己責任だと思い込み動けなくなる
「非正規なのは自己責任」「甘えだ」と、自分を責めてしまう人もいます。周りの声やネットの書き込みを見て、絶望的な気持ちになることもあるかもしれません。
ですが、非正規で働くことになった理由は人それぞれです。景気や家庭の事情など、自分ではどうにもならなかったこともあったでしょう。過去を責めるより、これから何ができるかに目を向けてみてください。
40代から正社員になるのは厳しい?
自分を責める気持ちが少しほどけたら、次はこれからの可能性に目を向けていきましょう。正社員を目指せる道を知ると、「もう遅い」という思い込みから抜け出せます。ここでは、40代から正社員を目指すうえで知っておきたい2つのことを紹介します。
- 人手を求める業界なら正社員を目指せる
- 非正規で積んだ経験は評価されることがある
どちらも前向きになれる材料なので、順番にお伝えします。
人手を求める業界なら正社員を目指せる
40代からの正社員就職は簡単ではありませんが、人手を求める業界ならチャンスがあります。たとえば介護や物流、製造、建設などの現場では、年齢よりも「長く働いてくれるか」を大事にする職場があります。
未経験から始めて、働きながら資格を取れる会社もあります。求人を探すときは、「未経験歓迎」「年齢不問」といった言葉に注目してみてください。
非正規で積んだ経験は評価されることがある
非正規で働いてきた年数も、大切な職務経験として見てもらえることがあります。たとえば同じ職場で長く働いた人なら、「続ける力がある」と伝えられます。
新人に仕事を教えた経験があれば、まとめ役としての力もアピールできます。雇用形態だけで自分の経験を小さく見積もらないことが大事です。これまでの働きぶりを、自信を持って伝えてみてください。
40代非正規から正社員を目指す進め方
正社員を目指せると分かったら、あとは行動に移すだけです。進める順番が分かっていれば、迷わずに一歩ずつ進めます。ここでは、40代非正規から正社員を目指すための4つのステップを紹介します。
- これまでの仕事内容を書き出す
- 非正規の職歴も省かず履歴書に書く
- 長く続けられる仕事を選ぶ
- 転職エージェントに相談する
今日から始められることも多いので、上から順に取り組んでみてください。
これまでの仕事内容を書き出す
まずは、これまでの仕事を紙やスマホに書き出してみてください。働いた職場の名前や期間だけでなく、そこで任されていたことも書いておきます。
たとえば「レジの締め作業」「新人スタッフへの説明」など、小さなことで構いません。書き出してみると、思っていたより多くの経験があることに気づけます。この作業が、履歴書や面接で話す内容のもとになります。

非正規の職歴も省かず履歴書に書く
履歴書には、非正規の職歴も省かずに書くのがおすすめです。「アルバイトや派遣は書かないほうがいい」と考える人もいますが、書かないと空白の期間があるように見えてしまいます。
職歴欄には、雇用形態と一緒に働いた期間を書いておきます。そのうえで担当していた仕事を一言添えると、何ができる人なのかが伝わりやすくなります。
長く続けられる仕事を選ぶ
40代からの転職では、長く続けられるかどうかを大事にしてみてください。給料の高さだけで選ぶと、体力や生活リズムが合わずに続かないこともあります。
自分の体力や得意なこと、通勤のしやすさなども考えて選ぶと安心です。一生続けられる仕事を見つけられれば、将来のお金の不安も少しずつ小さくしていけます。

転職エージェントに相談する
一人で転職活動を進めるのが不安なら、転職エージェントに相談してみてください。エージェントは、希望や経験に合った求人を一緒に探してくれます。履歴書の書き方や面接の練習もサポートしてもらえるので、久しぶりの転職活動の不安も和らぎます。
40代で非正規のままの末路が心配な人ほど、今のうちに動き出しておくと安心です。まずはZキャリアのエージェントに、今の気持ちや希望を気軽に相談してみてください。