Iさんのプロフィール
- 所属:キャリアアドバイザー
- 担当業務:若年層の求職者に対するキャリア面談・転職支援
- 経歴:大学中退後、施工管理の会社に入社(約1年半)。その後、人材系の法人営業を経験し(約1年半)、株式会社ROXXに入社。現在1年目。
今回は、Zキャリア(運営:株式会社ROXX)でキャリアアドバイザーを務めるIさんにインタビューを実施しました。大学中退から3つの職種を経験してきた歩みと、未経験から営業やキャリアアドバイザーに挑戦するうえで大切なことについて、率直に語っていただきました。
コロナ禍での決断。大学中退から関東での就職へ

――まず、Iさんのこれまでの経歴を教えてください。
大学を2年生のときに中退しています。ちょうどコロナ禍の時期で、授業がオンライン中心になり、学業へのモチベーションを保つのが難しくなりました。きょうだいが3人いたので、家族の負担を少しでも減らしたいという思いもあり、中退を決断しました。その後、地方の実家に戻ってから就職活動を始めています。社会人経験はトータルで約4年です。
――就職活動はどのように進められたのですか?
エージェントを利用しました。関東で一人暮らしをしたいという気持ちが強かったので、「関東で自立できる仕事」を軸に探していましたね。もともと事務職を希望していたのですが、一人暮らしの生活費を考えると収入面で厳しいというアドバイスをいただいて。「事務的な業務もできますよ」と紹介してもらったのが施工管理の仕事でした。3社ほど面接を受けて、約1か月で内定が決まりましたね。エージェントの方のおかげで関東に来られたと感じています。
施工管理で学んだ社会人の基礎。現場と事務の両面
――施工管理ではどのような業務を担当されていたのですか?
公共インフラ関連の現場に配属されました。工事が正しい手順で進められているかの確認や、施工後の状態チェックなどが主な業務です。毎日3か所ほどの現場を巡回して、事務所に戻ってからはデータ入力や報告書の作成を行う流れでした。現場作業と事務作業の両方がある仕事だったので、もともと事務職を希望していた自分にとっては良い環境でしたね。
――施工管理で身についたスキルはありますか?
電話対応や報告の仕方といった、ビジネスマナーの基本です。社会人として初めての職場だったので、すべてがそこからのスタートでした。研修が1か月ほどしっかり用意されていて、とてもありがたかったですね。業務の幅が広い分、周囲を見ながら状況に応じて動く力も自然と身につきました。
「違う分野に挑戦したい」営業職へのキャリアチェンジ

――施工管理から転職を考えたきっかけは何でしたか?
約1年半続けたのですが、資格取得の道もあるなかで、「違う分野にも挑戦してみたい」という気持ちが大きくなっていきました。仕事が嫌だったわけではなく、新しいことへの意欲が湧いてきたタイミングです。在職中にFP(ファイナンシャルプランナー)の資格を取得していたので、その知識を活かせる営業職を中心に探していました。ただ、FP関連の求人自体は多くなかったので、業界を絞らず幅広く営業職を受けていきましたね。
――法人営業の仕事はいかがでしたか?
正直、最初はとても不安でした。施工管理の時代には無縁だった「数値目標」が明確に設定される環境で、結果を求められる世界に初めて飛び込んだ形です。ただ、お客様と信頼関係を築いていく楽しさを知ることができました。完全に新規のお客様に何度も足を運んで、最終的に「あなたに決めるよ」と言っていただけた経験は、大きな自信になっています。他にも営業がいるなかで選んでいただけたのは、一番嬉しかった瞬間ですね。
――法人営業で身についたスキルは何ですか?
提案力とKPI管理の考え方です。お客様に対してどう話せば伝わるか、どう提案すれば響くかを実践のなかで学びました。KPIやKGIといった指標を追いながら行動を改善していくプロセスも、法人営業で初めて経験しています。営業の基本的なスキルは、この時期に身についたと思いますね。
キャリアアドバイザーへ。「人の転職に直接関われる」やりがい
――キャリアアドバイザーに興味を持ったきっかけは何でしたか?
法人営業をしていた会社に、キャリアアドバイザーの部署が小規模ながらあったんです。2か月ほど業務を経験する機会があり、「これは楽しいかもしれない」と感じました。法人営業では、どうしても成果への関わり方が間接的になる場面がありましたが、キャリアアドバイザーは求職者の転職にダイレクトに関われます。一人の方の人生の選択に深く入り込めるやりがいの大きさに、惹かれましたね。
――今の職場を選んだ理由を教えてください。
支援の対象が、かつての自分と重なったからです。大学中退やキャリアに不安を抱えている方々がメインの対象だったので、自分の経験をそのまま伝えられると思いました。実際に面談のなかで自分の経歴を話すと、求職者の方が安心してくれるのを感じます。「同じ立場を経験した人がアドバイスしてくれている」という信頼感は、この仕事の大きな武器になっていますね。
入社2か月目でレコード達成。その後に訪れた壁の乗り越え方

――キャリアアドバイザーとしての手応えはいかがでしたか?
入社して2か月目に、売上目標のレコードを達成できました。先輩や上司にしっかり教えていただける環境で、楽しく仕事ができていましたね。ただ、3か月目以降はなかなか数字が伸びず、2か月目にうまくいった分だけギャップに苦しみました。3か月ほどスランプが続いた時期があります。
――そのスランプはどのように乗り越えたのですか?
マネージャーと一緒に、どのKPIが落ち込んでいるかを一つずつ確認して、時間をかけて改善していきました。面談数、推薦率、設定率など、キャリアアドバイザーの業務は改善すべきポイントが細かく分かれています。法人営業の経験でKPIを追う感覚は身についていたので、課題を一つひとつ潰していくアプローチで乗り越えられました。法人営業の時より改善すべき項目が明確な分、取り組みやすかったとも感じています。
営業職への不安を持つ方へ。飛び込んでみると景色が変わる
――営業職に不安を感じている方に、メッセージをお願いします。
営業で身につくスキルは、本当にどこに行っても活かせるものになります。一度は経験しておいて損はないですね。お客様も意外と優しかったり、信頼関係を築けたりする場面が多くて、怖いというイメージと実際の仕事にはギャップがあります。飛び込んでみたら、意外と楽しくやれるかもしれません。
――営業職は成果が求められる分、自由度も高いと聞きますが、実際はいかがですか?
結果を出せるようになると、働き方の自由度は確実に上がります。最初のうちは慣れるまで大変な時期もありますが、数字を出せるようになれば、スケジュールの組み方も含めて裁量が広がっていく仕事です。成果が目に見える形で返ってくるので、やりがいを感じやすい職種だと思いますね。
施工管理からキャリアチェンジを考えている方へ
――最後に、施工管理から他の職種へのキャリアチェンジを考えている方へメッセージをお願いします。
施工管理で身につくスキルは、想像以上に幅広い場面で活きてきます。スケジュール管理や現場でのコミュニケーション力は、営業でもほかの職種でも確実に役立ちますね。事務職を目指す場合でも、データ入力や資料作成のスキルは施工管理の現場で十分に身についているはずです。これまでの経験は、次のキャリアで必ず武器になります。自信を持って踏み出してほしいですね。
――Iさんの実体験に基づいた心強いお話でした。本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
まとめ
Iさんのように、これまでの経歴や今後のキャリア選択に不安がある方は少なくないでしょう。Zキャリアでは、一人ひとりの状況や経験に寄り添いながら、専任のキャリアアドバイザーが転職活動をサポートしています。学歴や経歴に自信が持てなくても、あなたの経験を活かせる求人を一緒に探していくことができます。まずはお気軽に、キャリアに関するお悩みをお聞かせください。
取材日:2026年02月20日
執筆者:株式会社ROXX Zキャリアマーケティング事業部 近藤研吾