- お盆休みがない会社の仕組み
- お盆期間中も仕事が多い職種
- 休みが少ないことのデメリット
- 休みをしっかり取れる会社への転職のコツ
お盆休みを返上して働くのはなぜ?
「どうしてみんなが休んでいるのに自分の会社は仕事なんだろう?」と疑問に思うかもしれません。お盆休みは多くの人にとって夏の大型連休ですが、実はすべての会社で休みになるわけではありません。ここでは、お盆休みがない会社の仕組みについて以下の3つのポイントから解説します。
- お盆休みは法律で義務付けられていない
- 会社の就業規則によって休日が決まる
- 「法定休日」の基準を満たしていれば違法ではない
各項目について、詳しく解説していきます。
お盆休みは法律で義務付けられていない
実はお盆休みは、法律上の休日ではありません。祝日とは違い、国が定めた休みではないため、会社に休日にする義務はないのです。
多くの企業がお盆を休みにするのは、古くからの慣習や、取引先が休業するため仕事が進まないといった理由が背景にあります。
あくまで会社ごとの判断で設けられている休暇制度の一つと考えると分かりやすいでしょう。
会社の就業規則によって休日が決まる
会社の休日は、会社のルールで決まる「就業規則」というもので定められています。この規則に「お盆休みは○月○日から○日まで」と書かれていれば休みになりますし、記載がなければ出勤日となります。
シフト制の仕事では、お盆期間も通常通り勤務スケジュールが組まれることがほとんどです。自分の会社の休日がどうなっているか気になる場合は、就業規則を確認してみるとよいでしょう。
年間休日日数が「法定休日」の基準を満たしていれば違法ではない
お盆休みがなくても、会社が法律で定められた休日(法定休日)の基準を守っていれば、違法にはなりません。
労働基準法では、「毎週少なくとも1回、または4週間を通じて4日以上」の法定休日を与えることが定められています。この基準や、労働時間の上限(週40時間など)をクリアした上で年間の休日が設定されていれば、どのタイミングで休みとするかは会社の裁量に任されているのです。
みんなは休みなのに…お盆も仕事が多い職種
世の中には、多くの人が休む時期にこそ忙しくなる仕事があります。もし、「お盆はゆっくり休みたい」と考えているなら、どのような職種がお盆休みも働くことが多いのか知っておくことが大切です。ここでは、お盆期間中も稼働していることが多い代表的な職種を3つのカテゴリーに分けて紹介します。
- 接客・販売業や飲食業
- 観光・レジャー・交通関連
- 医療・介護職やインフラ系
各項目について、詳しく解説していきます。
接客・販売業や飲食業
デパートやスーパー、アパレルショップ、レストランなどは、多くの人が休む時期が繁忙期になります。
お盆休みを利用して買い物や外食を楽しむ人が増えるため、むしろ人手を増やして対応する必要があります。セールイベントなどが開催されることも多く、一年で最も忙しい時期の一つとなることも珍しくありません。
サービスを提供し、お客様に喜んでもらうことが好きな人にはやりがいのある仕事ですが、世間の連休とは休みがずれる傾向にあります。

観光・レジャー・交通関連
お盆の帰省ラッシュや旅行シーズンには、帰省や旅行客で混雑するため、交通機関や観光地で働く人たちは大忙しです。ホテルや旅館のスタッフ、テーマパークのキャスト、駅員やバスの運転手、空港の地上スタッフなどがこれにあたります。
多くの人の楽しい思い出作りをサポートする、非常にやりがいのある仕事です。その分、多くの人が移動したり遊んだりする時期は、休むのが難しい職種といえるでしょう。
医療・介護職やインフラ系
人の命や健康、生活に不可欠なサービスは、お盆休みだからといって止めることはできません。病院やクリニックで働く医師や看護師、介護施設のスタッフなどは、24時間365日体制で利用者のケアにあたっています。
また、電気・ガス・水道といったライフラインを維持する仕事や、警察官、消防士なども同様に、私たちの安全な暮らしを守るため、連休中も交代で勤務しています。
お盆休みがないことで感じるデメリット
周りが楽しそうに過ごしている中で働き続けると、心や体にさまざまな影響が出ることがあります。「自分だけが辛いのかも」と感じるかもしれませんが、決してそんなことはありません。ここでは、お盆休みがないことで生じやすいデメリットについて、具体的に見ていきましょう。
- 心身が十分にリフレッシュできない
- 周囲と予定が合わず孤立感を感じる
- 仕事へのモチベーションが低下する
各項目について、詳しく解説していきます。
心身が十分にリフレッシュできない
まとまった休みがないと、日々の疲れが取れず蓄積することがあります。1日や2日の休みでは、仕事の緊張感から完全に解放されるのは難しいものです。
特に体力を使う仕事や、精神的に気を使う仕事の場合、長期休暇で心身ともにリセットする時間がなければ、だんだんと疲労が溜まってしまい、体調を崩す原因にもなりかねません。

周囲と予定が合わず孤立感を感じる
地元の友人との集まりや家族旅行など、お盆は人が集まる大切な機会でもあります。しかし、自分だけ仕事だと、友人や家族と休みが合わないため、そうしたイベントに参加できません。
SNSで楽しそうな様子を目にすると、「自分だけが取り残されている」という寂しさや孤立感を感じてしまうこともあるでしょう。
こうした状況が続くと、プライベートでの楽しみが減り、ストレスを感じやすくなります。
仕事へのモチベーションが低下する
「がんばって働いても、ゆっくり休めない」という不満は、徐々に働く意欲が下がりやすい原因になります。特に、給与や待遇面で満足できていない場合、休みの少なさがより大きな不満につながりがちです。
「何のために働いているんだろう」と感じるようになり、仕事への集中力やパフォーマンスが低下してしまう可能性もあります。
リフレッシュする機会がないと、仕事に対する前向きな気持ちを保つのが難しくなるのです。
お盆明けに仕事を辞めたい…まず何をすべき?
お盆休みもなく働き続けた結果、「もうこの仕事を辞めたい」という気持ちが強くなることもあるでしょう。ですが、感情的に行動してしまうと後悔につながるかもしれません。まずは一度立ち止まり、冷静に自分の状況を見つめ直すことが大切です。ここでは、仕事を辞めたいと感じたときに、まず取り組むべきことを紹介します。
- 辞めたい理由を紙に書き出して整理する
- 有給休暇を取得して心と体を休める
- 転職サイトを眺めて選択肢を広げる
辞めたい理由を紙に書き出して整理する
まずは「なぜ辞めたいのか」を具体的に書き出して、自分の気持ちを客観視することが大切です。
単に「休みがないから」だけでなく、「友人と会えないのが寂しい」「給料が仕事内容に見合っていない気がする」など、具体的な理由を深掘りします。
不満な点をリストアップすることで、次に探す仕事で何を重視したいのかが明確になり、転職活動の軸を決めるのに役立ちます。

有給休暇を取得して心と体を休める
疲れている状態では、ネガティブな思考に陥りがちで、冷静な判断が難しくなります。もし有給休暇が残っているなら、思い切って休みを取り、冷静に考える時間を作ることをおすすめします。
仕事から離れてリフレッシュすることで、気持ちに余裕が生まれます。「本当に今辞めるべきか」「今の会社で改善できる点はないか」など、落ち着いて将来のことを考えられるようになるでしょう。
転職サイトを眺めて選択肢を広げる
すぐに転職活動を始めなくても、まずは他の会社の存在を知るだけでも気持ちが楽になることがあります。
転職サイトには、さまざまな業界や職種の求人が掲載されています。「年間休日120日以上」や「土日祝休み」といった条件で検索してみるのもよいでしょう。
今の職場がすべてではないと知ることで視野が広がり、「自分にはもっと合う場所があるかもしれない」と前向きな希望を持てるようになります。
お盆休みをしっかり取れる会社へ転職するコツ
「次こそは、お盆にしっかり休める会社で働きたい」そう決意したら、次は具体的な行動に移す番です。ここでは、転職を成功させるために知っておきたい、会社選びのコツを紹介します。
- 年間休日120日以上を目安に探す
- カレンダー通りに休める業界を選ぶ
- 面接で長期休暇の取得実績を質問する
年間休日120日以上を目安に探す
求人情報をチェックする際、年間休日120日以上が目安になります。これは、土日と祝日を合計した日数とほぼ同じです。この日数をクリアしている会社は、カレンダー通りに休める可能性が高いといえます。
夏季休暇や年末年始休暇が別途設定されている企業も多いので、「休日・休暇」の欄をしっかりと確認し、自分の希望に合うかどうかを見極めることが大切です。
カレンダー通りに休める業界を選ぶ
一般的に、個人のお客様ではなく、企業を相手にビジネスを行うBtoB企業を狙うと、カレンダー通りに休みやすい傾向があります。
例えば、メーカーの工場や、企業のシステム開発を行うIT業界などが挙げられます。取引先の企業が休みの間は仕事が進まないため、自然と大型連休を取得しやすくなるのです。
業界研究をすることで、休みやすい仕事の選択肢を広げることができます。
面接で長期休暇の取得実績を質問する
求人票に「夏季休暇あり」と書かれていても、実際には取得しにくい雰囲気の職場も存在します。そのため、面接の機会に実際の休暇取得状況を確認することが重要です。
「お盆休みや年末年始は、皆さまどのように過ごされることが多いですか?」といった形で質問すれば、角を立てずに職場の実情を知ることができます。
社員が実際にどのように休暇を取っているかを聞くことで、入社後のミスマッチを防げます。
働き方を見直すならプロに相談するのもおすすめ
自分一人で転職活動を進めるのは、不安なことも多いでしょう。特に、働きながら次の仕事を探すのは大変です。そんなときは、転職のプロであるエージェントに相談するのも一つの有効な手段です。客観的なアドバイスをもらうことで、自分に合った働き方を見つけやすくなります。
- 自分に合う仕事を客観的な視点で探せる
- 非公開求人など選択肢が広がる
各項目について、詳しく解説していきます。
自分に合う仕事を客観的な視点で探せる
転職エージェントは、たくさんの求職者をサポートしてきた経験から、プロの視点でアドバイスをもらえるのが大きなメリットです。
自分では気づかなかった強みや適性を見つけ出し、「休みを重視するなら、こんな業界や職種もありますよ」と、具体的な選択肢を提示してくれます。
一人で悩むよりも、効率的に自分に合った仕事を見つけられる可能性が高まります。
非公開求人など選択肢が広がる
転職サイトには掲載されていない「非公開求人」を紹介してもらえることがあります。これらは、企業が特定のスキルを持つ人材をピンポイントで探している場合や、人気の求人で応募が殺到するのを避けたい場合などに利用されます。
一般にはない求人に出会えるため、思いがけず良い条件の会社と巡り会えるチャンスが広がります。
Zキャリアのエージェントに相談してみよう
今の働き方に疑問を感じ、「お盆休みをしっかり取れる仕事に就きたい」と考えているなら、ぜひZキャリアのエージェントに相談してみてください。
Zキャリアは、若年層の転職サポートに特化しており、未経験からでも挑戦できる求人を多数扱っています。キャリアアドバイザーが一人ひとりの希望を丁寧にヒアリングし、休日や働き方の希望に合った会社探しを全力でサポートします。
まずは気軽に話を聞いてみることから、新しい一歩を踏み出してみませんか。