- 試用期間でクビになる本当の理由
- 試用期間を無事に乗り切るためのコツ
- 試用期間の基本的なルール
- 万が一クビになった時の対処法
試用期間にクビになるのが怖い?まずは制度を理解しよう
新しい職場での試用期間、「ちゃんとやっていけるかな」「もしクビになったらどうしよう」と不安に思うかもしれません。ですが、まずは試用期間がどんなものか正しく知ることが、不安解消の第一歩です。具体的な内容は以下の通りです。
- 会社があなたを見極めるためのお試し期間
- 正社員と同じように簡単にクビにはならない
各項目について、詳しく見ていきましょう。
会社があなたを見極めるためのお試し期間
試用期間は、一言でいうと「会社とのお見合い期間」のようなものです。会社側は、新しく入社した人が会社の雰囲気や仕事内容に合っているか、これから一緒に長く働いていけそうかを見ています。ですが、これは働く側にとっても同じです。「この会社は自分に合っているか」「ここで頑張っていけそうか」を判断するための大切な期間でもあります。お互いを知るためのポジティブな期間だと考えて、あまり怖がりすぎずに仕事に取り組んでみましょう。
正社員と同じように簡単にクビにはならない
「試用期間」と聞くと、簡単にクビにされてしまう不安定な立場だと感じるかもしれません。ですが、安心してください。労働契約法により「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合」は解雇できないと定められています。つまり、会社が「なんとなく気に入らないから」といった曖昧な理由でクビにすることはできません。
さらに、試用期間であっても入社から14日を過ぎている場合、会社は少なくとも30日前に解雇の予告をするか、解雇予告手当を支払う義務があります。客観的に見て誰もが納得するような、正当なルールと理由がなければ、解雇は認められないのです。
どんな場合に試用期間でクビになる?
試用期間中にクビになることは滅多にありませんが、可能性がゼロというわけではありません。どういった場合にクビになる可能性があるのか、具体的なケースは以下の通りです。

無断欠勤や遅刻を繰り返してしまう
社会人としての基本を守ることが何よりも重要です。連絡もせずに会社を休んだり、何度も遅刻を繰り返したりする行為は、著しく信頼を損ないます。例えば、チームで進めている作業がある日に無断で休んでしまうと、他のメンバーに大きな迷惑がかかり、全体の計画が狂ってしまいます。体調不良などでやむを得ず休む場合でも、始業時間前にきちんと連絡を入れるのが最低限のマナーです。
仕事へのやる気が全く見られない
未経験からのスタートであれば、初めから完璧に仕事ができる人はいません。会社側もそれは理解しています。ですが、前向きな姿勢を見せることは誰にでもできます。教えられたことをメモに取らなかったり、改善しようとする意欲が見られなかったりすると、「この人は成長する気がないのかな」と思われてしまいます。わからないなりに一生懸命取り組む姿勢が、評価につながるのです。
経歴やスキルについて嘘をついていた
面接の際に、自分を良く見せたいという気持ちから、経歴やスキルについて嘘をついてしまうのは絶対にやめましょう。正直に伝えることが「信頼」につながります。例えば、「持っていない資格を持っている」と偽ったり、できない業務を「できます」と答えたりした場合、働き始めてから必ずわかってしまいます。嘘が発覚すれば、能力以前の問題として、人としての信頼を失い、一緒に働くのは難しいと判断されても仕方ありません。
周りの人と協力する姿勢がない
ほとんどの仕事は、一人で完結するものではなく、チームで進めていきます。そのため、チームの一員として働く意識が求められます。挨拶をしない、必要な報告や連絡をしない、他の人の意見に耳を貸さないといった態度は、職場の和を乱してしまいます。周りの人と良好な関係を築き、協力しながら仕事を進めようとする姿勢が大切です。
試用期間でクビにならないための3つのコツ
では、試用期間を無事に乗り切り、会社に「この人を採用して良かった」と思ってもらうためには、何を意識すれば良いのでしょうか。ポイントは以下の通りです。

ほうれんそうを意識して行動する
仕事を進める上で、こまめな報告・連絡・相談が基本です。これは「報(ほう)・連(れん)・相(そう)」と呼ばれ、円滑なコミュニケーションの土台となります。作業の進捗を報告することで、上司は全体の状況を把握でき、的確なアドバイスができます。もしミスをしてしまっても、すぐに報告すれば、被害を最小限に抑えることができます。一人で判断せずに相談することで、より良い方法が見つかることも多いです。
わからないことは素直に質問する
「こんなことを聞いたら迷惑かな」とか「やる気がないと思われたらどうしよう」などと考えて、質問をためらう必要は全くありません。知らないことを恥ずかしがらないでください。むしろ、わからないことをそのままにして、自分の勝手な判断で仕事を進めてしまう方が、大きなミスにつながる可能性があります。質問をすることは、仕事を正しく理解しようとする意欲の表れとして、ポジティブに受け取ってもらえます。
時間やルールなど基本的なことを守る
特別なスキルや経験がなくても、誰にでもできることがあります。それは、当たり前のことを当たり前にこなすことです。始業時間を守る、挨拶をきちんとする、会社の備品を大切に使う、といった基本的なルールを守ることは、社会人としての信頼の第一歩です。こうした小さなことの積み重ねが、「この人なら安心して仕事を任せられる」という評価につながっていきます。
もしクビと言われたらどうすればいい?
万が一、試用期間中にクビを言い渡されてしまった場合、頭が真っ白になってしまうかもしれません。ですが、そんな時こそ冷静に対応することが大切です。具体的な対処法は以下の通りです。

まずはクビになる理由をはっきり聞く
もしクビを言い渡されたら、感情的にならず、まずは解雇理由を具体的に確認します。なぜクビになるのかを客観的な事実として把握することが、次の行動を考える上で非常に重要になります。
また、クビの理由が納得できるものだったら、口頭での説明だけで終わらせず、「解雇理由証明書を発行してください」と自分から依頼しましょう。労働基準法に基づき、労働者から請求があった場合、会社には解雇の理由を記した「解雇理由証明書」を交付する義務があります。
理不尽な理由なら専門家へ相談する
提示された解雇理由が曖昧であったり、「なんとなく社風に合わないから」といった納得のいかないものであったりした場合は、一人で抱え込まずに相談してください。不当な理由による解雇(不当解雇)の可能性も考えられます。
その場で安易に退職合意書などにサインせず、一度持ち帰って、以下のような公的窓口や専門家に相談することをおすすめします。
- 総合労働相談コーナー
- 労働基準監督署
- 外部の労働組合(ユニオン)や弁護士
- 転職エージェントもし本当にクビと言われたら、頭が真っ白になりそうです。どうすれば良いですか?お気持ちお察しします。突然のことで動揺するのは当然です。ですが、そんな時こそ冷静になることが大切です。まずは「解雇理由証明書」の発行を依頼し、クビの理由を文書で確認しましょう。理由に納得できない場合は、その場で同意書などにサインせず、一度持ち帰って私たちのような転職のプロにご相談ください。今後の対応策を一緒に考え、全力でサポートします。
すぐに気持ちを切り替えて次を探す
残念ながら会社を去ることになったとしても、それは社会人人生の終わりではありません。今回の経験を次に活かすことが大切です。「なぜ上手くいかなかったのか」「自分に足りなかったものは何か」を振り返ることで、次の職場では同じ失敗を繰り返さないように成長できます。気持ちを切り替えて、「もっと自分に合う会社があるはずだ」と前向きに考え、新しい仕事探しを始めましょう。
今の職場や試用期間に不安があるなら
ここまで、試用期間でクビになるケースや、ならないためのコツについて解説してきました。ですが、それでも不安が消えなかったり、「そもそも今の職場が自分に合っていないかも」と感じたりすることもあるかもしれません。
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