- 猛暑で仕事を休むのは正当な権利
- 仕事を休む際のスマートな伝え方
- 暑い職場から抜け出すための転職という選択肢
猛暑で仕事を休みたい時に知っておくべきこと
猛暑日に「仕事を休みたい」と感じるのは、決して甘えではありません。自分の体調を最優先に考え、適切な判断をすることが大切です。ここでは、仕事を休む際に知っておくべき基本的なポイントを解説します。具体的には以下の3つの項目について解説します。
- 熱中症のリスクがあれば休む判断をする
- 夏バテも体調不良であり立派な理由になる
- 会社には従業員を守る安全配慮義務がある
各項目について、詳しく見ていきましょう。
熱中症のリスクがあれば休む判断をする
自分の命を守ることを最優先に考えてください。めまい、頭痛、吐き気などの症状は熱中症のサインかもしれません。少しでも「いつもと違う」と感じたら、無理は禁物です。
仕事を休むことに罪悪感を覚えるかもしれませんが、熱中症で倒れてしまっては元も子もありません。自分の体を守るための勇気ある決断だと考え、まずは休養を取ることを選択しましょう。
夏バテも体調不良であり立派な理由になる
「夏バテくらいで…」と思う必要は全くありません。夏バテは立派な体調不良の一つです。食欲不振や全身の倦怠感は、仕事のパフォーマンスを大きく低下させ、思わぬ事故につながる危険性もあります。
集中力が続かない状態で無理に仕事をしても、良い結果にはつながりにくいものです。夏バテも体調不良として正直に伝え、しっかりと体を休ませることが、結果的に仕事への貢献にもつながります。
会社には従業員を守る安全配慮義務がある
実は、会社には従業員が安全で健康に働けるように配慮する義務があります。これは「安全配慮義務」と呼ばれ、法律で定められています。
極端に暑い環境で仕事をさせることは、この義務に反する可能性があります。猛暑による体調不良は、個人の問題だけでなく、職場環境の問題でもあるのです。そのため、体調が悪い時に休むのは、労働者として当然の権利と言えます。
職場の暑さは法律違反になるってホント?
「この暑さ、普通じゃない…」と感じた時、それが法律的にどうなのか気になるかもしれません。職場の温度については、いくつかのルールが存在します。ここでは、職場の暑さと法律の関係について、以下の3点を解説します。
- 事務所衛生基準規則がひとつの目安になる
- エアコンがないだけでは違法と断定はできない
- 労働基準監督署などの公的機関に相談できる
詳しく解説していきます。
事務所衛生基準規則がひとつの目安になる
オフィスのような室内で働く場合、「事務所衛生基準規則」というルールがあります。これによると、事業者は空気調和設備を設けている場合、室内の温度を18度以上28度以下にするよう努めなければならないとされています。
これはあくまで「努力義務」であり、罰則があるわけではありません。ですが、職場環境の目安として、このような基準があることは知っておくと良いでしょう。
参考:「事務所衛生基準規則/e-gov 法令検索」
エアコンがないだけでは違法と断定はできない
残念ながら、職場にエアコンがないこと自体が、すぐに違法となるわけではありません。特に屋外での作業や、空調の設置が難しい工場などでは、エアコンがないケースも少なくありません。
ですが、会社はエアコン設置以外の方法(例えば、スポットクーラーの設置、休憩時間の確保、水分補給の推奨など)で、従業員の健康を守る対策を講じる義務があります。何も対策がされていない場合は問題と言えるでしょう。
労働基準監督署などの公的機関に相談できる
職場の環境が劣悪で、会社に相談しても改善されない場合は、労働基準監督署(労基署)に相談するという方法があります。労基署は、会社が労働に関する法律を守っているかをチェックする公的機関です。
匿名での相談も可能ですので、「会社に直接言うのは怖い」という場合でも安心です。自分の健康を守るための最終手段として、こうした相談先があることを覚えておきましょう。
猛暑を理由に仕事を休む際の伝え方
体調不良で仕事を休むと決めたら、次は会社への連絡です。伝え方一つで相手に与える印象は大きく変わります。スムーズに理解を得るための伝え方について、以下の4つのポイントを解説します。
- 頭痛や吐き気など具体的な症状を伝える
- 曖昧な表現は避けて正直に申告する
- 当日の朝なるべく早く電話で連絡を入れる
- 無断欠勤は絶対にしない
各項目について、詳しく見ていきましょう。
頭痛や吐き気など具体的な症状を伝える
ただ「体調不良です」と伝えるよりも、「頭痛と吐き気があり、熱中症の疑いがあるため」のように、具体的な症状を伝えましょう。症状を具体的に話すことで、状況の深刻さが伝わりやすくなり、相手も心配して休みを承認しやすくなります。
医師の診察を受ける予定がある場合は、その旨も伝えるとより説得力が増します。

曖昧な表現は避けて正直に申告する
「なんとなくダルくて…」といった曖昧な表現は、サボっていると誤解されかねません。正直に「猛暑の中での作業が続き、夏バテの症状が出ています」と伝える方が、誠実な印象を与えます。
嘘をつく必要はありません。猛暑による体調不良は誰にでも起こりうることです。正直に、かつ丁寧に伝えることを心がけましょう。
当日の朝なるべく早く電話で連絡を入れる
休むことを決めたら、始業時間の10〜15分前までには電話で連絡するのが社会人としてのマナーです。メールやチャットでの連絡を許可している会社もありますが、基本的には上司に直接電話で伝えるのが最も確実です。
早めに連絡することで、会社側も人員の再配置など、当日の業務の調整がしやすくなります。周りへの配慮を忘れないようにしましょう。
無断欠勤は絶対にしない
どんな理由があっても、連絡をせず無断で休むことだけは絶対にやめましょう。無断欠勤は、上司や同僚に多大な心配と迷惑をかけるだけでなく、社会人としての信用を大きく損ないます。
電話するのがつらいほど体調が悪い場合でも、周囲の人に代理で連絡してもらうなど、まずは一本連絡を入れる努力をすることが大切です。
今すぐできる猛暑の仕事の乗り切り方
仕事を休むほどではないけれど、暑さがつらい日もあります。そんな時に試せる、自分自身でできる暑さ対策はたくさんあります。ここでは、仕事のパフォーマンスを落とさずに猛暑を乗り切るための4つの方法を紹介します。
- こまめな水分と塩分の補給を徹底する
- 冷却グッズを最大限に活用する
- 体調の異変を感じたらすぐに上司へ報告する
- 無理せず休憩をこまめに取る
詳しく解説していきます。
こまめな水分と塩分の補給を徹底する
喉が渇いたと感じる前に水分を補給するのがポイントです。汗をかくと水分だけでなく塩分も失われるため、スポーツドリンクや経口補水液、塩分タブレットなどを活用して、両方を効率的に補給しましょう。
特に外仕事や体を動かす仕事の場合は、意識して休憩時間ごとに水分と塩分を取る習慣をつけることが大切です。
冷却グッズを最大限に活用する
最近は、体を冷やすための便利なグッズがたくさんあります。例えば、ハンディファンや首にかけるネッククーラー、濡らすと冷たくなるタオル、衣類にスプレーする冷却スプレーなどです。
こうしたグッズをうまく活用するだけで、体感温度はかなり変わります。自分に合ったものを見つけて、仕事中の不快感を少しでも和らげましょう。

体調の異変を感じたらすぐに上司へ報告する
少しでも「おかしいな」と感じたら、我慢せずにすぐに上司や周りの同僚に報告しましょう。めまいや立ちくらみといった初期症状の段階で対処することが、重篤な熱中症を防ぐ上で非常に重要です。
周りに伝えることで、一時的に涼しい場所で休ませてもらえたり、作業を代わってもらえたりするかもしれません。自分の状態を早めに共有することは、自分だけでなくチーム全体のリスク管理にもつながります。
無理せず休憩をこまめに取る
集中力が途切れたり、疲れを感じたりしたら、短時間でも良いので休憩を取りましょう。一度に長く働くよりも、こまめに休憩を挟んだ方が、結果的に一日を通した作業効率は上がります。
特に暑い時間帯は、意識的に休憩の頻度を増やすことが大切です。涼しい場所で少し目を閉じるだけでも、体力の回復につながります。
暑すぎる職場が限界なら転職も選択肢
毎年夏になるたびに体調を崩したり、今の職場の暑さに耐えられないと感じたりするなら、根本的な解決策として転職を考えるのも一つの手です。ここでは、猛暑の悩みから解放される可能性がある4つの仕事の選択肢を紹介します。
- 空調が完備された工場や倉庫
- 未経験から目指せるオフィスワーク
- 体力的な負担が少ない配送ドライバー
- 室内で働ける販売職や接客業
各項目について、詳しく見ていきましょう。
空調が完備された工場や倉庫
「工場=暑い」というイメージがあるかもしれませんが、最近では空調が完備された快適な工場も増えています。特に、精密機器や食品を扱う工場は、品質管理のために一年中一定の温度に保たれていることが多いです。
求人情報を見る際に、「空調完備」や「快適な職場環境」といったキーワードに注目してみると、意外な穴場が見つかるかもしれません。
未経験から目指せるオフィスワーク
デスクワークが中心のオフィスワークは、基本的に室内での作業のため、猛暑の影響を受けにくい仕事の代表格です。一般事務やデータ入力、コールセンターなど、未経験からでも挑戦しやすい職種がたくさんあります。
外での作業がつらいと感じるなら、キャリアチェンジを検討してみるのも良いでしょう。パソコンスキルなど、新しいスキルを身につけるきっかけにもなります。

体力的な負担が少ない配送ドライバー
配送ドライバーの仕事は、基本的にエアコンの効いた車内で過ごす時間が長いため、炎天下で作業し続ける仕事に比べて体力的な負担は少ない傾向にあります。
もちろん、荷物の積み下ろしなどで外に出る時間はありますが、ずっと屋外にいるわけではありません。一人で黙々と作業するのが好きな人にも向いている仕事です。
一人で過ごすことが多い分、周囲の目がないためしっかりと対策する必要があります。涼しい車内にいる間も水分補給を欠かさず行うことが大事です。
室内で働ける販売職や接客業
アパレルショップや家電量販店、携帯ショップなど、店舗での販売や接客の仕事も室内が基本です。お客様が快適に過ごせるよう、店内は常に涼しく保たれています。
人と話すことが好きで、体力的な負担を減らしたいと考えているなら、こうした仕事も選択肢の一つになります。未経験者を歓迎する求人も多いのが特徴です。
猛暑の仕事の悩みは一人で抱え込まないで
猛暑の中での仕事は、心身ともに大きな負担がかかります。つらいと感じるのは当たり前のことです。大切なのは、その悩みを一人で抱え込まず、適切な対処をすることです。最後に、覚えておいてほしい3つのことをお伝えします。
- 無理して働き続ける必要はない
- 自分に合った職場環境を見つけることが大切
- Zキャリアのエージェントに相談してみよう
詳しく解説していきます。
無理して働き続ける必要はない
自分の健康以上に大切な仕事はありません。体調に異変を感じながら無理して働き続けると、大きな事故や病気につながる可能性があります。
「自分が休んだら周りに迷惑がかかる」という気持ちもわかりますが、まずは自分の心と体を守ることを第一に考えてください。健康であってこそ、良い仕事ができるのです。
自分に合った職場環境を見つけることが大切
人によって、働きやすい環境は異なります。もし今の職場が「自分には合わない」と感じるなら、より良い環境を探すために行動を起こしてみましょう。
我慢し続けるのではなく、自分にとって快適で、能力を発揮できる場所を見つけることは、長いキャリアを考える上で非常に重要です。
Zキャリアのエージェントに相談してみよう
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