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ブラック企業で無断欠勤したらどうなる?やるべき事と転職の進め方

ブラック企業で無断欠勤したらどうなる?やるべき事と転職の進め方
公開 2025/10/07
Zキャリア編集部
Zキャリア編集部
Zキャリア編集部は、初めて就職・転職する方々へ、就職活動に役立つ情報を発信しています。具体的な職種や業界に特化した情報提供を心がけ、将来のキャリアを考える上で参考になるような内容をお届けしています。

ブラック企業に耐えきれず無断欠勤してしまい、これからどうすればいいか、クビになるのかと不安に思っていませんか?この記事では、無断欠勤後の具体的な対処法から、円満に退職するための手順、次の職場で後悔しないための転職活動のポイントまで、分かりやすく解説します。

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この記事でわかること

  • 無断欠勤後の正しい対処法
  • 解雇や給料に関する法的な知識
  • 会社に行かずに退職する具体的な手順
  • 次の職場で失敗しないための転職のコツ
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まずは無断欠勤してしまった理由を分析しよう

無断欠勤という行動に出てしまったのは、それだけ心身が追い詰められていた証拠です。自分を責める前に、なぜそうなってしまったのかを冷静に振り返ってみましょう。長時間労働や休日出勤が常態化していませんでしたか?上司からのパワハラや、正当な評価がされない環境に疲弊していませんでしたか?自分が置かれていた状況を客観的に分析することで、次の職場選びで「何を避けるべきか」という明確な基準ができます。この辛い経験を、より良い未来への教訓として活かすことが大切です。

ブラック企業を無断欠勤した後にやるべきこと

無断欠勤をしてしまい、気まずさや不安でいっぱいかもしれませんが、落ち着いて行動することが大切です。無断欠勤してしまった理由を自分なりに整理することができたら、次は3つのことを行いましょう。

ブラック企業を無断欠勤した後にやるべきこと

  • 会社に正直に連絡する
  • どうしても環境に耐えられず退職したいなら、意思をはっきり伝える
  • 今後の手続きについて確認する

各項目について、詳しく解説していきます。

まずは会社に正直に連絡する

無断で休んでしまった後、会社に連絡するのはとても勇気がいることです。ですが、音信不通(バックレ)は絶対に避けましょう。気まずいからといって連絡を無視し続けると、状況はさらに悪化してしまいます。例えば、会社は安否確認のために実家や緊急連絡先に電話をすることがあります。家族に余計な心配をかけてしまうかもしれません。

また、連絡が取れない状態が続くと、悪質なケースと判断され「懲戒解雇」という最も重い処分を受ける可能性も高まります。電話をかけるのがどうしても怖い場合は、メールでも構いません。まずは、「無断で休んでしまい申し訳ありませんでした」という謝罪と、「今後のことについてご相談したく、ご連絡いたしました」という要件を伝えましょう。大切なのは、社会人として誠実な対応を心がける姿勢を見せることです。

「どうしても現在の環境に耐えられない」「退職したい」という気持ちが強ければ、退職したい意思をはっきりと伝える

落ち着いて自己分析をして、「どうしても現在の環境に戻ることはできない」「できれば明日からも出社したくない」という気持ちの方が強ければ、会社に連絡を入れる際に退職したいという意思を明確に伝えましょう。曖昧な言い方をすると、「もう少し頑張ってみないか」「改善するから」などと引き止められ、辞めるタイミングを逃してしまう可能性があります。ブラック企業は、人手が足りていないことが多く、一人でも辞められると困るため、強く引き止めてくることがあります。

「体調不良が続いており、これ以上勤務を続けることが困難なため、退職させていただきたいです」「今後のキャリアを考え、別の道に進みたいと考えています」など、具体的かつきっぱりと伝えることが重要です。もし、高圧的な態度で引き止められたとしても、法律上、労働者には退職する権利があります。強い意志をもって、自分の気持ちを伝えましょう。

今後の手続きについて確認する

退職の意思を伝えたら、最後に今後の手続きについて具体的に確認することが大切です。もう会社に行きたくない場合、ほとんどの手続きは郵送などで完結させることができます。最低限、以下の点については必ず確認し、忘れないようにメモを取っておきましょう。

  • 退職届の提出方法(郵送で良いか、指定のフォーマットはあるか)
  • 健康保険証や社員証、制服など会社からの貸与品の返却方法
  • ロッカーなどに残っている私物の受け取り方法
  • 離職票や源泉徴収票など、退職後に必要な書類の発行と送付のタイミング

など、これらの点を最初にしっかり確認しておくことで、その後のやり取りを最小限に抑え、スムーズに退職手続きを進めることができます。

会社に連絡するのが怖いです。引き止められたり怒られたりしないか不安です…。
キャリアアドバイザー
その気持ち、とてもよく分かります。ですが、勇気を出して一歩踏み出すことが、この辛い状況から抜け出すための第一歩です。電話がどうしても無理なら、まずはメールで連絡してみましょう。伝えるべき要点(謝罪・退職の意思・手続きの確認)を事前にメモしておくと、少し落ち着いて話せるはずです。もし、どうしても自分で伝えるのが難しい場合は、退職の意思伝達を代行してくれる「退職代行サービス」という選択肢もありますよ。
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無断欠勤したらクビになる?給料や損害賠償の不安

無断欠勤をしてしまうと、「このままクビになるのでは?」「働いた分のお給料はもらえない?」といったお金に関する不安も大きいでしょう。ですが、過度に心配する必要はありません。法律上の扱いについて、以下のポイントを知っておきましょう。

無断欠勤でどうなる?解雇や給料の不安

それぞれ詳しく見ていきましょう。

すぐに解雇されることは少ない

無断欠勤は契約違反にあたるため、会社の就業規則によっては解雇の理由になり得ます。ですが、無断欠勤1回ですぐにクビ(懲戒解雇)になることは、実際にはほとんどありません。懲戒解雇は、労働者にとって最も重い処分です。そのため、会社側も慎重に判断します。

一般的には、会社からの連絡を何度も無視し、2週間以上にわたって無断欠勤が続くなど、極めて悪質なケースでなければ、懲戒解雇が認められることは少ないです。だからこそ、会社からの連絡を無視せず、早めに自分から連絡を入れることが非常に重要になります。誠実な対応をすることで、最悪の事態を避けることができるのです。

働いた分の給料は受け取れる

「無断で休んだのだから、給料はもらえないかもしれない」と心配になるかもしれませんが、安心してください。法律上、働いた分の給料を受け取る権利は、労働者に保障されています。これは労働基準法で定められた会社の義務であり、「無断欠勤したから」「迷惑をかけたから」といった理由で、会社が一方的に給料を支払わないことは違法です。

もし、会社から「給料は払わない」などと言われた場合は、まずは支払いを請求する意思を伝えましょう。それでも応じてもらえない場合は、地域の労働基準監督署に相談するという方法もあります。働いた対価は、正当な権利として堂々と請求して問題ありません。

損害賠償を請求されることは稀である

「自分が休んだせいで会社に損害を与えてしまった。お金を請求されたらどうしよう」と不安に思うかもしれません。ですが、実際に損害賠償を請求されることは滅多にありません。会社が従業員に損害賠償を請求するには、その従業員の欠勤によって「具体的にいくらの損害が発生したか」を、客観的な証拠をもって証明する必要があります。

これは非常に難しく、一人の従業員が休んだことで発生する損害を立証できるケースは、よほど特殊な状況でない限り、まずないと考えてよいでしょう。会社側からの脅し文句として「損害賠償を請求するぞ」と言われる可能性はゼロではありませんが、法的な根拠は薄い場合がほとんどです。過度に心配せず、冷静に対応しましょう。

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もう出社しないための退職の進め方

「もう二度と会社の人間と顔を合わせたくない」そう思うのは当然のことです。幸い、退職手続きは会社に行かなくても進めることができます。郵送などを活用した、円満な退職の進め方について、以下のステップで解説します。

郵送で完結!退職手続きの基本ステップ

具体的な方法を一つずつ確認していきましょう。

退職届を内容証明郵便で送付する

退職の意思を伝えたら、速やかに退職届を提出します。このとき、最も確実な方法は退職届を内容証明郵便で送ることです。内容証明郵便とは、いつ、誰が、誰に、どんな内容の文書を送ったのかを郵便局が証明してくれるサービスです。これを利用することで、「退職届は受け取っていない」といった会社側の言い逃れを防ぎ、退職の意思を伝えた確実な証拠を残すことができます。

退職届の書き方は難しくありません。便箋に「退職届」と書き、本文に「この度、一身上の都合により、来たる〇年〇月〇日をもちまして退職いたします。」と記載します。あとは提出日、所属部署、自分の名前を書き、捺印すれば完成です。退職理由は「一身上の都合」で問題ありません。

会社に置いてある私物を返却してもらう

会社に私物が残っている場合、郵送での返却を依頼しましょう。上司や総務担当者に連絡し、ロッカーや机の中にある私物をまとめて、着払いで自宅に送ってもらうようお願いするのが一般的です。その際、返送してほしいものをリストアップして伝えると、入れ忘れなどのトラブルを防ぐことができます。

逆に、健康保険証や社員証、制服、PC、会社の経費で購入した備品など、会社から借りているものは、速やかに返却する義務があります。私物を送ってもらう段ボールに一緒に入れて送り返すなど、会社と相談してスムーズな方法で返却しましょう。

離職票などの必要書類を請求する

退職後、次の仕事が決まるまでの間、失業保険(雇用保険の基本手当)を受け取るためには、ハローワークでの手続きに離職票が不可欠です。離職票は、会社がハローワークで手続きをして発行される書類なので、退職者本人が直接もらうことはできません。退職の連絡をする際に、必ず「離職票を発行して郵送してください」と明確に伝えておきましょう。通常、退職日から2週間〜1ヶ月程度で自宅に届きます。

その他、転職先の年末調整で必要になる「源泉徴収票」や、国民年金への切り替えに必要な「年金手帳」なども、手元にあるか確認し、なければ併せて発行を依頼しましょう。これらの書類は、次のステップに進むための大切なパスポートです。

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次の職場で後悔しないための転職活動

辛い経験をしたからこそ、次の職場選びは絶対に失敗したくないものです。焦って次の転職先を決めてしまい、また同じことの繰り返し…なんてことにならないように、後悔しない転職活動を進めるための3つのポイントを押さえておきましょう。

二度と失敗しないための転職活動の進め方

  • 自分の希望する働き方を整理する
  • 企業の口コミや評判を入念に調べる
  • 労働条件をしっかり確認して応募する

キャリアアドバイザー
辛い経験をした後は、次のステップに進むのが少し怖いと感じるかもしれません。ですが、それは「自分に本当に合う働き方」を見つける絶好のチャンスでもあります。焦る必要はまったくありません。まずは自分自身と向き合う時間を作りましょう。Zキャリアでは、そんな気持ちに寄り添いながら、新しい一歩を踏み出すサポートをしています。
それぞれ詳しく解説していきます。

自分が働く上での希望条件を整理する

次の職場で失敗しないためには、まず自分の中での転職の軸を決めることが何よりも大切です。そのために、まずは前の職場の何がそんなに嫌だったのかを、具体的に書き出してみましょう。例えば、「給料が低い」「休みが少ない」「残業が多すぎる」「人間関係が最悪だった」「仕事内容が合わなかった」など、なんでも構いません。書き出した嫌なことの裏返しが、次に求める職場の条件になります。

「給料は手取りで〇〇円以上」「完全週休2日制で年間休日は120日以上」「残業は月20時間以内」「個人で黙々とできる作業が良い」など、具体的な希望条件が見えてくるはずです。すべての希望を100%満たす職場を見つけるのは難しいかもしれませんが、これだけは譲れないという条件に優先順位をつけておくと、求人を探す際のブレない軸になります。

企業の口コミや評判を入念に調べる

気になる求人を見つけたら、すぐに飛びつくのは危険です。求人票に書かれているのは、あくまで企業の「良い面」だけ。その情報だけを信じて入社すると、「話が違う…」ということになりかねません。企業のリアルな情報を多角的に集めることを徹底しましょう。企業の公式サイトや求人情報だけでなく、転職口コミサイトや、X(旧Twitter)などのSNSで、実際にその会社で働いている人や、過去に働いていた人の声を探してみるのがおすすめです。

「会社の雰囲気」「残業の実態」「有給休暇の取りやすさ」など、求人票だけでは分からない内部の情報を得られる可能性があります。ただし、ネット上の情報は個人の主観的な意見も多く、ネガティブな情報に偏りがちです。あくまで参考程度と捉え、複数の情報源を比較検討して、総合的に判断することが大切です。

労働条件をしっかり確認して応募する

応募する前や面接の段階で、給与や休日などの労働条件を細かく確認することも、入社後のミスマッチを防ぐために非常に重要です。特に注意して確認したいのが「固定残業代(みなし残業代)」の有無です。求人票の給与額に固定残業代が含まれている場合、その金額が何時間分の残業に相当するのかを必ず確認しましょう。固定残業時間を超えた分の残業代がきちんと支払われるのかも、重要なチェックポイントです。

また、「週休2日制」と「完全週休2日制」の違いも知っておく必要があります。前者は「月に1回以上、週2日の休みがある」という意味で、毎週2日休めるとは限りません。こうした細かい点までしっかり確認し、疑問点があれば面接の際に遠慮なく質問しましょう。

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転職活動の進め方に困ったらどうする?

「前の会社をすぐに辞めてしまったし、自分に合う会社なんて見つかるわけない…」「一人で転職活動を進めるのは、なんだか不安だな…」そんな風に感じたら、転職のプロである「転職エージェント」の力を借りるのも賢い選択です。転職エージェントは、無料で様々なサポートをしてくれる心強い味方です。

転職のプロに相談して次のステップへ

転職エージェントを利用するメリットを具体的に見ていきましょう。

自分の強みや適性を客観的に知る

ブラック企業で働いていると、自信を失い、「自分には何のスキルもない」「どこへ行っても通用しない」と思い込んでしまいがちです。ですが、自分では気づいていない強みが、誰にでも必ずあります。

転職エージェントは、キャリア相談のプロです。これまでの経験や仕事内容について話す中で、「その経験は、〇〇の仕事で活かせますよ」「コツコツ作業するのが得意なら、こんな職種が向いているかもしれません」といったように、客観的な視点から自分の強みや向いている仕事(適性)を教えてくれます。一人で悶々と悩むよりも、プロの視点を取り入れることで、自分に自信が持てるようになり、仕事選びの視野も一気に広がります。

非公開の優良求人を紹介してもらう

転職サイトなどで公開されている求人は、世の中にある求人のほんの一部にすぎません。実は、多くの企業が一般には公開していない「非公開求人」という形で募集を行っています。転職エージェントは、こうした非公開求人を多数保有しています。

特にZキャリアのような若者向けの転職エージェントは、「経験よりも人柄やポテンシャルを重視したい」と考える企業との繋がりが強く、未経験からでも安心してスタートできる優良企業の求人をたくさん持っています。自分一人では決して出会えなかったような、働きやすい環境の会社や、将来性のある会社を紹介してもらえる可能性が広がるのは、転職エージェントを利用する大きなメリットです。

面接対策や書類の書き方を教わる

ブラック企業を短期間で辞めた場合、転職活動で一番の壁となるのが、面接での退職理由の説明です。正直に話しすぎるとネガティブな印象を与えかねませんし、嘘をつくのはもちろんNGです。

転職エージェントに相談すれば、「会社の体制に問題があった」という事実を伝えつつも、それを「自身の学びや反省点」「今後の仕事への意欲」に繋げるような、ポジティブな伝え方を一緒に考えてくれます。また、採用担当者の目に留まる履歴書や職務経歴書の書き方についても、具体的なアドバイスをもらえます。書類選考の通過率が上がり、自信を持って面接に臨めるようになるでしょう。

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まとめ:一人で悩まずプロに相談しよう

ここまで、ブラック企業を無断欠勤してしまった後の対処法や、次のステップについて解説してきました。最後に、これからの未来に向けて、大切なことをお伝えします。

まとめ:一人で悩まずプロに相談しよう

  • 無断欠勤は自分を追い詰めていたサイン
  • 次のステップへ踏み出す準備を始めよう

改めて、ポイントを確認していきましょう。

無断欠勤は自分を追い詰めていたサイン

無断欠勤という行動は、決して褒められたものではありません。ですが、社会人として「やってはいけない」と分かっていながら、それでも行動してしまうほど、心と体が追い詰められていた証拠です。

まずは、「よく頑張ったね」と自分自身を労ってあげてください。そして、自分を責めすぎず、今はゆっくりと心と体を休めることを最優先に考えましょう。今回の辛い経験は、決して無駄にはなりません。これを機に、「自分にとって本当に大切なものは何か」「どんな働き方がしたいのか」をじっくり考える、貴重なきっかけになったと前向きに捉えましょう。

次のステップへ踏み出す準備を始めよう

心が少し落ち着いたら、未来に向けて、小さな一歩を踏み出してみましょう。この記事で紹介したように、まずは会社との退職手続きを一つひとつ、着実に進めていくことから始めます。それが終われば、次は自分のための時間です。

どんな仕事があるのか、色々な求人サイトを眺めてみるだけでも構いません。焦る必要はありませんが、少しずつでも行動を起こすことで、「自分は前に進んでいる」という実感が湧き、徐々に自信を取り戻していくことができます。

Zキャリアのエージェントに相談してみよう

もし、少しでも転職活動に不安を感じたり、何から手をつけていいか分からなくなったりしたら、どうか一人で抱え込まないでください。私たちZキャリアは、ノンデスクワークを中心に、未経験からでも安心して働ける正社員の求人をたくさん紹介しています。

何よりも、これまで辛い思いをしてきた気持ちに寄り添い、親身に話を聞くことを大切にしています。キャリアアドバイザーが、あなたの強みや希望をじっくりと聞き、ぴったりの仕事探しを全力でサポートします。相談はすべて無料です。この辛い状況から抜け出し、新しいキャリアを築くための第一歩を、私たちと一緒に踏み出してみませんか。

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