- 面接に納得いかないモヤモヤの正体
- よく言われる不採用サインと実態
- 手応えがなくても受かるケース
- 面接に落ちた後の気持ちの切り替え方
- 次の面接に向けた具体的な準備
面接に納得いかない…そのモヤモヤした気持ちの正体とは?
面接が終わった後に感じる、言葉にしにくいモヤモヤ感。その原因として考えられる具体的な状況は、以下の通りです。
- 面接官の反応が薄かった
- 質問にうまく答えられなかった
- 逆質問でアピールできなかった
- 想定外の質問に焦ってしまった
各項目について、詳しく見ていきましょう。
面接官の反応が薄かった
面接官の反応が薄いと、自分の話が響いていないのではないかと不安になるものです。一生懸命話しているのに、相手がパソコンの画面ばかり見ていたり、相槌が少なかったりすると、「自分に興味がないのかな?」と感じてしまいます。
ですが、これは必ずしもネガティブなサインとは限りません。面接官によっては、あえて感情を出さずに冷静に候補者を見極めるスタイルの人もいます。また、多くの候補者と会うため、一人ひとりに大きなリアクションを取らないだけかもしれません。反応の薄さだけで、結果を判断するのはまだ早いでしょう。
質問にうまく答えられなかった
「もっと良い答え方があったはずなのに…」と後から悔やんでしまうのは、よくあることです。準備していた答えが飛んでしまったり、緊張で言葉に詰まったりして、自分の良さを伝えきれなかったと感じると、納得いかない気持ちが残ります。
特に、自分の強みや志望動機など、アピールすべき重要な場面でうまく話せないと、その悔しさは大きくなるでしょう。ですが、完璧に答えられる人の方が少ないものです。少しつまずいたからといって、全てがダメだったと決めつける必要はありません。
逆質問でアピールできなかった
面接の最後に設けられることが多い「何か質問はありますか?」という逆質問の時間。ここで何も質問できなかったり、「特にありません」と答えてしまったりすると、企業への興味や入社意欲が低いと見なされたのではないかと不安になります。
また、調べればすぐに分かるようなことを聞いてしまったり、待遇面ばかりを質問してしまったりした場合も、「アピールのチャンスを逃した…」と後悔につながりやすいです。逆質問は、自分をアピールする最後のチャンスでもあるため、うまく活用できなかったと感じるとモヤモヤが残るでしょう。
想定外の質問に焦ってしまった
準備していた質問には答えられても、全く予想していなかった質問をされて頭が真っ白になってしまうこともあります。焦ってしどろもどろになったり、的外れな回答をしてしまったりすると、「最悪だ…」と落ち込んでしまいます。
企業側は、こうした想定外の質問を通じて、候補者の対応力や人柄を見ている場合があります。うまく答えられなかったこと自体が、直接不合格につながるとは限りません。ですが、自分の中で「うまくできなかった」という感覚が強いと、面接全体が失敗だったように感じてしまうものです。
面接で落ちるサインって本当にあるの?
「これって不採用のサインかも?」と噂されるような言動が気になるかもしれません。よく言われる不採用サインの例は、以下の通りです。
- 面接時間が予定より極端に短い
- 面接官がメモを全く取らない
- 入社後の具体的な話をされない
- 次の選考に関する案内がない
- 定番の質問しかされなかった
各項目について、詳しく解説していきます。
面接時間が予定より極端に短い
予定されていた面接時間よりも大幅に早く終わってしまった場合、「自分に興味がなくて早く切り上げられたのでは?」と不安になるかもしれません。30分の予定が15分で終わってしまうと、話を聞いてもらえなかったと感じてしまいます。
ですが、これも一概に不採用サインとは言えません。面接官が必要な情報を全て聞き出せたと判断した場合や、逆に候補者の受け答えが的確で、スムーズに面接が進んだ結果である可能性もあります。また、次の予定が詰まっているなど、企業側の都合も考えられます。
面接官がメモを全く取らない
自分の経歴や自己PRを話している時に、面接官が全くメモを取らないと、「内容に関心がないのかな」と感じてしまうでしょう。熱意を込めて話しているのに、手元が動いていないと、話が全く響いていないような気持ちになります。
ですが、面接官のスタイルは人それぞれです。メモを取らずに会話に集中し、候補者の表情や話し方から人柄を判断しようとする人もいます。また、記憶力に自信があり、後でまとめて記録するタイプかもしれません。メモの有無だけで合否を判断するのは難しいでしょう。
入社後の具体的な話をされない
面接中に入社後の働き方に関する話が全く出ないと、「この会社で働くイメージを持たれていないのかな」と心配になることがあります。「もし入社したら、どんな仕事から始めますか?」といった未来の話がないと、不採用を遠回しに伝えられているように感じるかもしれません。
ですが、これも選考の段階によります。一次面接など、初期の選考では、まず候補者の基本的な人柄や経歴を確認することが目的の場合が多いです。そのため、具体的な配属先や業務内容の話は、次の選考に進んでからになることも珍しくありません。

次の選考に関する案内がない
面接の最後に、今後のスケジュールに関する説明がなかったり、「結果は後日改めてご連絡します」とだけ言われたりすると、不採用を悟ってしまうかもしれません。手応えを感じた面接であれば、「次は〇〇日に二次面接を…」といった話があるのでは、と期待してしまいます。
ですが、合否に関わらず、結果は後日連絡するというフローが会社で決まっているケースがほとんどです。その場で次の案内がないからといって、不採用が確定したわけではありません。落ち着いて企業からの連絡を待ちましょう。
定番の質問しかされなかった
自己紹介や志望動機、長所・短所といった基本的な質問だけで面接が終わってしまった場合も、不安になることがあります。自分の経験について深く掘り下げて質問されないと、「自分という人間に興味を持ってもらえなかった」と感じてしまうからです。
これも、一次面接などではよくあることです。多くの候補者の中から、まずは基本的な条件や人柄が自社に合うかを見極めるために、あえて定番の質問に絞っている可能性があります。深掘りされなかったからといって、評価が低いとは限らないのです。
手応えがなくても面接に受かるケース
「面接はボロボロだった…」と感じていても、意外と合格の連絡が来ることもあります。自分ではダメだと思っていても、企業側は違う見方をしているかもしれません。手応えがなくても受かるケースは、以下の通りです。
- 緊張が誠実な印象を与えている
- ポテンシャルや人柄が高く評価されている
- 企業が求める人物像と合致している
- 他の候補者との比較で優位に立っている
詳しく解説していきます。
緊張が誠実な印象を与えている
面接でガチガチに緊張してしまい、うまく話せなかったとしても、その緊張が真剣さの表れとしてプラスに評価されることがあります。スラスラと流暢に話せることだけが正解ではありません。言葉に詰まりながらも、一生懸命伝えようとする姿勢が「誠実そうだ」「真面目に仕事に取り組んでくれそうだ」という好印象につながるのです。
特に、未経験者向けの求人では、スキルや経験よりも人柄を重視する企業が多いです。そのため、緊張している姿がかえって「純粋で素直そうだ」と受け取られ、合格につながるケースは少なくありません。
ポテンシャルや人柄が高く評価されている
自分ではうまくアピールできなかったと思っていても、短い会話の中から今後の伸びしろ(ポテンシャル)や人柄を高く評価されている場合があります。例えば、ハキハキとした挨拶や明るい表情、素直な受け答えなどが、面接官に良い印象を与えているかもしれません。
企業は「今のスキル」だけでなく、「入社後にどれだけ成長してくれそうか」という視点でも候補者を見ています。そのため、現時点での経験が少なくても、素直さや学習意欲の高さが伝われば、「この人を育てたい」と思ってもらえる可能性があります。
企業が求める人物像と合致している
自分では気づいていない自分の長所や特徴が、企業が求めている人物像にぴったりと合致していることもあります。例えば、企業が「コツコツ真面目に取り組める人」を探している時に、少し口下手でも誠実な印象を与える候補者がいれば、高く評価されるでしょう。
企業の採用基準は様々です。コミュニケーション能力が高い人を求めている場合もあれば、チームの輪を大切にする協調性のある人を求めている場合もあります。自分では短所だと思っている部分が、ある企業にとっては大きな魅力になることもあるのです。
他の候補者との比較で優位に立っている
面接は、他の候補者との相対評価で合否が決まることがほとんどです。自分では「あまりうまくできなかった」と感じていても、他の候補者と比較された結果、評価が高くなることがあります。
例えば、同じ日に面接を受けた他の候補者が、遅刻をしたり、基本的なマナーを守れていなかったりした場合、相対的に自分の評価は上がります。自分一人で完璧な面接を目指す必要はありません。自分なりに精一杯頑張ったのであれば、自信を持って結果を待ちましょう。
面接に落ちてへこんだ時の気持ちの切り替え方
面接に落ちてしまうと、誰でも落ち込みます。ですが、大切なのはその気持ちを引きずらず、次に進むことです。へこんだ時の気持ちの切り替え方は、以下の通りです。
- まずは思いっきり気分転換をする
- 面接の結果は縁の問題と割り切る
- 信頼できる人に話を聞いてもらう
- 転職活動の目標を再確認する
各項目について、詳しく見ていきましょう。
まずは思いっきり気分転換をする
不採用の通知が来たら、まずは一旦、転職活動のことを忘れて思いっきりリフレッシュしましょう。好きな音楽を大音量で聴いたり、カラオケで歌ったり、友人と美味しいものを食べに行ったり、体を動かして汗を流したりするのも良い方法です。
落ち込んだ気持ちのまま次の選考に臨んでも、良い結果にはつながりにくいです。一度しっかりと心を休ませて、エネルギーを充電することが、結果的に次の成功への近道になります。自分なりのストレス解消法を見つけて、気持ちを切り替えましょう。

面接の結果は縁の問題と割り切る
面接に落ちたからといって、自分の全てが否定されたわけではありません。「今回は縁がなかっただけ」と割り切ることも大切です。企業との相性やタイミングなど、自分の力だけではどうにもならない要素も、採用活動には大きく影響します。
例えば、募集していたポジションが急遽なくなってしまったり、自分よりもその会社に合う経歴の人がたまたま応募してきたりすることもあります。人格を否定されたわけではないので、「自分を必要としてくれる会社は他にあるはずだ」と前向きに考えましょう。
信頼できる人に話を聞いてもらう
一人で悩みを抱え込まず、友人や家族など信頼できる人に話を聞いてもらうのも効果的です。自分の気持ちを言葉にして誰かに話すだけで、心がスッと軽くなることがあります。
「面接でこんなことを言えなかった」「すごく悔しい」といった愚痴を話すだけでも構いません。客観的な意見をもらうことで、自分では気づかなかった視点が見つかることもあります。「そんなことで悩む必要はないよ」という一言が、心を救ってくれることもあります。
転職活動の目標を再確認する
少し気持ちが落ち着いたら、「そもそも、なぜ転職したいんだっけ?」という原点に立ち返ってみましょう。どんな働き方をしたいのか、どんな仕事を通じて成長したいのか、転職活動を始めた時の目標を再確認するのです。
目標が明確になることで、「この会社に落ちたくらいで諦めていられない」「もっと自分に合う会社を探そう」と、新たなモチベーションが湧いてきます。ノートに自分の目標を書き出してみるのも良い方法です。
次の面接で後悔しないための具体的な準備
落ち込んだ気持ちを切り替えたら、次の面接に向けて動き出しましょう。同じ失敗を繰り返さないための具体的な準備は、以下の通りです。
- 落ちた面接の振り返りをノートに書く
- 企業研究をもう一度やり直す
- 自己PRと志望動機を練り直す
- 模擬面接で実践練習を繰り返す
詳しく解説していきます。
落ちた面接の振り返りをノートに書く
感情的にならず、客観的に今回の面接を振り返ることが重要です。「どの質問にうまく答えられなかったか」「なぜ答えられなかったのか」「どう答えれば良かったか」などをノートに書き出してみましょう。
これをすることで、自分の弱点や課題が明確になります。例えば、「企業理念について聞かれた時に答えられなかった」のであれば、次の面接では企業研究をより深く行う必要があります。失敗をただの失敗で終わらせず、次への学びにつなげることが大切です。
企業研究をもう一度やり直す
その企業のウェブサイトを見るだけでなく、扱っている商品やサービスについて調べたり、SNSで情報発信をしていないかチェックしたりするなど、もう一歩踏み込んだ企業研究をしてみましょう。
企業のことを深く知ることで、志望動機に説得力が増し、逆質問で的確な質問ができるようになります。「この会社で働きたい」という熱意も伝わりやすくなるはずです。企業のどこに魅力を感じたのか、自分の言葉で説明できるように準備しておきましょう。
自己PRと志望動機を練り直す
これまでの経験や自分の長所をただ話すだけでなく、それが応募企業でどう活かせるのかを具体的に結びつけて、自己PRや志望動機を練り直しましょう。「貴社の〇〇という事業で、私の△△という強みを活かして貢献したいです」のように、具体性を持たせることがポイントです。
応募する企業一社一社に合わせて内容をカスタマイズすることで、「ちゃんと自分のことを考えてくれている」と面接官に好印象を与えられます。使い回しの志望動機では、熱意は伝わりにくいものです。

模擬面接で実践練習を繰り返す
頭の中で回答を準備するだけでなく、実際に声に出して話す練習を繰り返しましょう。家族や友人に面接官役をお願いするのも良いですし、それが難しければ、スマートフォンの動画機能で自分の話す姿を撮影してみるのもおすすめです。
客観的に自分を見ることで、話すスピードや声のトーン、目線、姿勢など、自分では気づかない癖を発見できます。自信を持って本番に臨めるように、繰り返し練習することが成功への鍵です。
一人で悩むのはもう終わり!転職のプロに相談する
自分一人で転職活動を進めることに限界や不安を感じたら、転職のプロであるエージェントに相談するのも一つの手です。エージェントを利用するメリットは、以下の通りです。
- 客観的なアドバイスで課題が明確になる
- 非公開求人など選択肢が広がる
- 面接対策や書類添削を無料で受けられる
- Zキャリアのエージェントに相談してみよう
詳しく解説していきます。
客観的なアドバイスで課題が明確になる
転職エージェントは、多くの求職者をサポートしてきたプロです。自分では気づけなかった自分の強みや、面接での改善点を、客観的な視点から的確にアドバイスしてくれます。
「なぜ面接に落ちてしまうのかわからない」という悩みも、プロの視点で見てもらうことで、原因がはっきりすることがあります。自分に合った求人の選び方から相談できるので、転職活動の道筋が見えてくるはずです。
非公開求人など選択肢が広がる
転職サイトなどには掲載されていない、エージェントだけが持っている「非公開求人」を紹介してもらえる可能性があります。これには、まだ世に出ていない優良企業の求人や、重要なポジションの募集が含まれていることもあります。
自分一人で探すだけでは出会えなかった企業と出会えるチャンスが広がるのは、大きなメリットです。自分の希望やスキルに合った求人をプロが探してくれるので、効率的に転職活動を進めることができます。
面接対策や書類添削を無料で受けられる
多くの転職エージェントでは、履歴書や職務経歴書の添削、本番さながらの模擬面接といったサポートを無料で受けることができます。応募する企業の特徴に合わせた面接対策をしてもらえるので、自信を持って本番に臨めます。
「この質問にはこう答えると、より魅力が伝わりますよ」といった具体的なアドバイスをもらえるのは、とても心強いです。面接が苦手だと感じている人ほど、利用する価値は高いでしょう。
Zキャリアのエージェントに相談してみよう
面接に納得がいかず悩んでいるなら、一度Zキャリアのエージェントに相談してみませんか。Zキャリアは、特に20代の若手層やノンデスクワーカーの転職サポートを得意としています。経験豊富なキャリアアドバイザーが、一人ひとりの悩みや希望に寄り添い、ぴったりの求人探しから面接対策、内定までをしっかりとサポートします。
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