- 6月病の具体的なサイン
- 6月病と5月病の違い
- 6月に不調になりやすい原因
- すぐに試せるセルフケア方法
- 仕事のストレスを軽くする考え方
6月病のサイン?心と体に現れる不調をチェック
新しい環境にも少しずつ慣れてきたはずなのに、なぜか心や体に不調を感じることがありませんか。それはもしかしたら「6月病」のサインかもしれません。ここでは、具体的にどのようなサインが現れるのか、その項目を挙げていきます。
- なんとなくやる気が起きなくなる
- 朝なかなか起きられなくなる
- 小さなことでイライラしやすくなる
- 食欲がなくなったり食べ過ぎたりする
- 寝つきが悪くなったり眠りが浅くなったりする
なんとなくやる気が起きなくなる
これまで楽しめていた仕事や趣味に興味が持てなくなり、何をするにも億劫に感じてしまう状態です。例えば、朝出勤する準備を始めるのがすごく面倒に感じたり、休日に友達と会う約束すら疲れると思ってしまったりします。
これは、4月からの緊張感や頑張りが続いて、心と体がエネルギー切れを起こしているサインかもしれません。ただ怠けているわけではなく、無意識のうちに溜まった疲れが原因で、心からの「休みたい」という信号が出ている状態になります。
朝なかなか起きられなくなる
目覚ましが鳴っても体が鉛のように重く、布団から出るのがとても辛くなることもありえます。何度もスヌーズ機能を使い、結局ギリギリの時間に慌てて準備を始める、なんてことが続くかもしれません。
これは単なる寝坊とは少し違います。夜しっかり寝ているつもりでも、疲れが取れていない証拠です。精神的なストレスが睡眠の質を下げてしまい、体が十分に回復できていない可能性があります。日中も眠気が取れず、仕事に集中できなくなることも多いです。
小さなことでイライラしやすくなる
普段なら気にならないような同僚の些細な言動や、ちょっとした仕事のミスに対して、カッとなってしまうことが増えます。自分の感情がコントロールできず、後から「なんであんなに怒ってしまったんだろう」と自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。
そんなときは、知らず知らずのうちにストレスが溜まり、感情のダムが決壊寸前になっている状態かもしれません。周りの人との関係がギクシャクしてしまう原因にもなり、さらにストレスを感じる悪循環に陥ってしまうこともあります。
食欲がなくなったり食べ過ぎたりする
好きだったものが食べたくなくなったり、逆にお腹が空いていないのにスナック菓子などを延々と食べてしまったりと、食生活が乱れがちになります。ランチの時間になっても食欲が湧かず、ゼリー飲料だけで済ませてしまう日もあるかもしれません。
ストレスは食欲をコントロールする自律神経にも影響を与えます。心が不安定になると、食事のバランスも崩れやすくなります。栄養が偏ると、さらに体調不良や気分の落ち込みにつながってしまうため、注意が必要です。
寝つきが悪くなったり眠りが浅くなったりする
ベッドに入っても仕事のことが頭から離れず、何時間も眠れない夜が続くことがあります。やっと眠れても、夜中に何度も目が覚めてしまったり、嫌な夢を見たりして、朝起きてもスッキリしない感覚が残るかもしれません。
これは、心身が緊張状態にあるサインです。リラックスできていないため、体が休息モードに切り替われないのです。睡眠不足は集中力や判断力の低下を招き、日中のパフォーマンスにも大きく影響してしまいます。
そもそも6月病とは何か?5月病との違い
「5月病」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、「6月病」は「5月病」とは何が違うのでしょうか。どちらも新しい環境で起こりがちな心身の不調ですが、その原因や現れるタイミングには少し違いがあります。
- 新生活の疲れが時間差で現れる症状
- 5月病は環境変化への急性ストレス
- 6月病はストレスの慢性化が主な原因
新生活の疲れが時間差で現れる症状
6月病とは、正式な病名ではありませんが、新生活の疲れが少し遅れて出てくる状態を指す言葉です。4月に入社や異動で新しい環境になり、一生懸命頑張ってきた疲れが、梅雨の時期と重なってドッと出てくるイメージです。
4月、5月は気を張って乗り切れたものの、少し環境に慣れてきた6月頃に、張り詰めていた糸がプツンと切れたように不調を感じ始めます。5月病と症状は似ていますが、現れるタイミングが少し遅いのが特徴になります。
5月病は環境変化への急性ストレス
一方、5月病はゴールデンウィーク明けに起こりやすい不調を指します。4月からの新しい環境に適応しようと、無我夢中で頑張ってきた反動が出やすいのがこの時期です。
大型連休で一度リラックスしたことで、再び仕事モードに戻るのが難しくなり、「会社に行きたくない」という気持ちが強くなります。環境の変化という急なストレスに対して、心と体が追いつかずに悲鳴を上げている状態が5月病です。
6月病はストレスの慢性化が主な原因
6月病は、急性的なストレスというよりも、溜まってきたストレスが慢性化した状態といえます。4月から続く緊張感や、新しい人間関係、覚えることの多い仕事など、日々の小さなストレスが積み重なって、心身のキャパシティを超えてしまうのです。
また、6月は祝日がないため、まとまった休みが取りにくいことも影響しています。リフレッシュする機会がないまま、じわじわと疲れが蓄積し、やる気の低下や体調不良として表面化してきます。
なぜ6月は心身の不調を感じやすいのか?
新しい環境の疲れだけでなく、6月という季節そのものにも、心身の不調を引き起こしやすい要因が潜んでいます。ここでは、6月に不調を感じやすくなる具体的な理由について見ていきましょう。

新生活に慣れはじめてきて、緊張が少しゆるむから
4月や5月は、「失敗できない」「早く覚えなきゃ」という高い緊張感で自分を奮い立たせています。ですが、6月になると少しずつ仕事に慣れ始め、その緊張感が緩んできます。
すると、これまで緊張感で抑えられていた疲れやストレスが一気に表面化することがあります。気を張っていた分、その反動でどっと疲れが出てしまうのです。これは、マラソンを走りきった後に足が動かなくなる感覚に似ているかもしれません。
梅雨の気候が自律神経を乱すから
6月は梅雨の時期で、気圧の変動が激しくなります。低気圧が続くと、私たちの体調をコントロールしている自律神経が乱れやすくなります。
自律神経が乱れると、頭痛やだるさ、めまいといった身体的な不調が出やすくなります。また、日照時間が少なくなることで、気分を明るくするセロトニンという脳内物質の分泌が減少し、気分が落ち込みやすくなることも原因の一つです。
祝日がなく心身が休まらないから
6月は1年の中で唯一、祝日がない月です。ゴールデンウィークが終わってから、次の祝日である7月の海の日まで、まとまった休みがありません。
週末の2日間だけでは、溜まった疲れを完全にリセットするのが難しいと感じる人も多いでしょう。心身を十分に休ませる機会がないまま働き続けることで、疲労がどんどん蓄積されていってしまいます。これが、6月病の引き金になることもあります。
理想と現実のギャップを感じ始めるから
入社前に思い描いていた理想と、実際の状況との間にギャップを感じ始めるのもこの時期です。「もっとやりがいのある仕事だと思っていた」「人間関係が思ったより大変」といった戸惑いが、ストレスにつながります。
特に、社会人経験が浅い場合、理想と現実のギャップに悩むことは少なくありません。このギャップをうまく乗り越えられずにいると、仕事へのモチベーションが下がり、6月病の症状として現れてしまうことがあります。
今日からできる6月病を乗り切るセルフケア
なんだか調子が悪いと感じたら、大きなことを始める必要はありません。日常生活の中で少し意識を変えるだけで、心と体を軽くすることができます。ここでは、今日からすぐに試せる簡単なセルフケアの方法を紹介します。

各項目について、詳しく見ていきましょう。
生活リズムを意識して整える
まずは毎日同じ時間に起きて、同じ時間に寝ることを意識してみてください。休日も、平日と大きく生活リズムを変えないことがポイントです。つい夜更かしをしたり、昼過ぎまで寝てしまったりすると、体のリズムが崩れて余計にだるさを感じやすくなります。
朝起きたらカーテンを開けて太陽の光を浴びるのもおすすめです。体内時計がリセットされ、心身が活動モードに切り替わりやすくなります。規則正しい生活は、乱れがちな自律神経を整えるための第一歩になります。
軽い運動で気分をリフレッシュする
無理のない範囲で体を動かす習慣を取り入れてみましょう。激しい運動をする必要はありません。例えば、一駅手前で降りて歩いて帰る、寝る前にストレッチをする、といった簡単なもので十分です。
体を動かすと、気分が前向きになるセロトニンという物質が分泌されます。また、適度な疲労感は、夜の寝つきを良くする効果も期待できます。じっとしていると気分も沈みがちになりますが、少し体を動かすだけで気持ちが晴れやかになるかもしれません。
栄養バランスの取れた食事を心がける
1日3食、できるだけ決まった時間に食べるようにしましょう。特に、朝食を抜かずにしっかり食べることが大切です。朝食は、1日のエネルギー源となり、体温を上げて活動的に過ごすためのスイッチになります。
また、心の安定に関わるセロトニンの材料となる「トリプトファン」を多く含む、バナナや大豆製品、乳製品などを意識して摂るのも良いでしょう。忙しいからといってインスタント食品や菓子パンばかりで済ませず、少しでも栄養バランスを考えてみてください。
趣味や好きなことに没頭する時間を作る
仕事のことを完全に忘れる時間を意識的に作ることがとても大事です。好きな音楽を聴く、映画を観る、ゲームに熱中する、友達とおしゃべりするなど、何でもかまいません。
「何もしない」時間も立派なリフレッシュになります。ぼーっと窓の外を眺めたり、お気に入りのカフェでゆっくり過ごしたりするのも良いでしょう。オンとオフの切り替えをしっかりすることで、心のエネルギーを充電することができます。
仕事のストレスを減らすための考え方
6月病の原因が仕事にある場合、日々の働き方や物事の捉え方を少し変えるだけで、ストレスを大きく減らせるかもしれません。ここでは、仕事のストレスを軽くするためのヒントを紹介します。

完璧を目指さずハードルを下げる
「100点満点じゃなくても大丈夫」という気持ちを持つことが大切です。特に、新しい仕事に就いたばかりの頃は、すべてを完璧にこなそうと気負いがちですが、それは自分を追い詰める原因になります。
まずは「60点くらいできれば上出来」と考えてみてください。少しハードルを下げるだけで、心に余裕が生まれます。うまくいかないことがあっても、「今はまだ慣れていないから仕方ない」と自分を許してあげることが、長く働き続けるためのコツです。
小さな目標達成で成功体験を積む
大きな目標だけを見ていると、達成までの道のりが遠く感じてしまい、途中でやる気を失ってしまうことがあります。そこで、今日一日でできるような小さな目標を立てて、それをクリアしていくことを意識してみましょう。
例えば、「今日はこの書類を午前中に終わらせる」「〇〇さんに挨拶をしてから帰る」といった簡単なものでかまいません。小さな目標でも、達成できれば「自分はできた」という成功体験になり、自信につながります。この小さな成功体験の積み重ねが、仕事へのモチベーションを維持する力になります。
信頼できる人に悩みを打ち明ける
一人で悩みを抱え込まないことが非常に重要です。仕事の悩みや不安を、信頼できる家族や友人、あるいは職場の先輩や同僚に話してみましょう。
人に話すだけで、自分の気持ちが整理されてスッキリすることがあります。また、他の人から客観的なアドバイスをもらうことで、自分では思いつかなかった解決策が見つかるかもしれません。誰かに話を聞いてもらうだけでも、心の負担はかなり軽くなります。
計画的に有給休暇を取得して休む
体調が悪くなる前に、計画的に休みを取ることを考えてみてください。祝日のない6月だからこそ、意識的に休息日を作ることが大切になります。
「周りが忙しそうだから休みにくい」と感じるかもしれませんが、心身が疲弊してしまっては、良い仕事はできません。思い切って1日休んでリフレッシュすることで、また新たな気持ちで仕事に取り組めるようになります。自分の心と体を守ることも、大切な仕事の一つです。
不調が続くなら環境を見直すという選択肢
セルフケアを試したり、考え方を変えたりしても、どうしても心身の不調が改善しない場合もあります。そんなときは、今の職場環境そのものが自分に合っていないのかもしれません。一度立ち止まって、環境を見直すことも考えてみましょう。
- 今の職場が不調の原因かもしれない
- 自分が本当にやりたいことと向き合う
- 転職でキャリアの可能性を広げる
今の職場が不調の原因かもしれない
もし、仕事のことを考えると気分が沈んだり、休日も心が休まらなかったりするなら、不調の原因は職場環境にあるかもしれません。例えば、人間関係がうまくいっていない、仕事内容がどうしても合わない、長時間労働が続いている、といった状況です。
「自分が弱いからだ」と責める必要はありません。人にはそれぞれ、合う環境と合わない環境があります。今の場所が合わないと感じるのは、決して特別なことではないのです。
自分が本当にやりたいことと向き合う
今の状況が辛いと感じたら、「自分はどんな働き方をしたいのか」「どんな仕事なら楽しく続けられそうか」を改めて考えてみる良い機会かもしれません。
学生の時には分からなかったけれど、実際に働いてみて初めて見えてくることもあるでしょう。「人と話す仕事が好きだと思っていたけど、実は一人で黙々と作業する方が向いているかも」といった新しい発見があるかもしれません。自分の心の声に正直に耳を傾けてみてください。
転職でキャリアの可能性を広げる
今の環境を変えるための一つの大きな選択肢が「転職」です。「まだ入社して数ヶ月しか経っていないのに」とためらう気持ちもあるかもしれません。ですが、心身の健康を損なってまで働き続ける必要はありません。
思い切って環境を変えることで、不調が嘘のように改善することもあります。また、新しい職場では、これまで気づかなかった自分の強みや可能性を発見できるかもしれません。転職は、決して逃げではなく、より良い未来を作るための前向きな一歩になります。
6月病を乗り越え新しい一歩を踏み出そう
6月病のような不調は、自分自身を見つめ直し、今後のキャリアを考えるきっかけにもなります。辛い時期を乗り越えた先には、きっと新しい道が開けているでしょう。最後に、新しい一歩を踏み出すためのポイントをお伝えします。
- 自分に合った職場環境を見つける
- 無理なく働ける仕事の条件を考える
各項目について、詳しく見ていきましょう。
自分に合った職場環境を見つける
自分にとって働きやすい環境とはどんな場所かを具体的に考えてみましょう。例えば、「残業が少ない会社」「休みが取りやすい会社」「同年代の人が多くて活気のある職場」「研修制度がしっかりしているところ」など、譲れない条件をいくつかリストアップしてみてください。
求人情報だけでは分からない職場の雰囲気などもあります。自分に合った環境を見つけるためには、情報収集がとても大事になってきます。
無理なく働ける仕事の条件を考える
やりがいも大切ですが、心身ともに健康で、長く働き続けるためには、無理のない労働条件も重要です。給与や休日、勤務地、勤務時間など、自分のライフスタイルに合った条件を整理してみましょう。
すべての希望が100%叶う職場を見つけるのは難しいかもしれません。ですが、自分の中で「これだけは譲れない」という優先順位をつけておくことで、仕事探しがしやすくなります。
Zキャリアのエージェントに相談してみよう
「自分に合う仕事が分からない」「転職活動の進め方が不安」と感じたら、一人で抱え込まずにプロに相談するのも一つの手です。
例えばZキャリアのような転職エージェントでは、話を詳しくお聞きし、一人一人の強みや向いている仕事を客観的な視点からアドバイスいたします。また、非公開求人の紹介や、面接対策などの転職活動をサポートしております。不調を乗り越え、新しいスタートを切りたいと思ったときは、ぜひ気軽に相談してみてください。