ハイブリッドでの出社ってどんな働き方？メリット・デメリットを解説

ハイブリッド出社とはどんな働き方？

最近よく聞く「ハイブリッド出社」について、具体的にどんな働き方なのかを解説します。基本的なポイントは以下の通りです。

各項目について、詳しく見ていきましょう。

在宅ワークと出社を組み合わせる

ハイブリッド出社とは、簡単に言うと「在宅ワークと会社への出社を組み合わせた」働き方のことです。例えば、「月曜と水曜は家で仕事をして、火曜と木曜、金曜は会社に行く」といったスタイルです。毎日会社に行く必要がなく、かといって完全に在宅というわけでもない、柔軟な働き方として注目されています。オフィスでのコミュニケーションの良さと、在宅ワークの自由さを両方得られるのが特徴です。

出社する日数は会社によって様々

「ハイブリッド」と一言で言っても、出社する日数は会社やチームの方針によって大きく異なります。「週に3日は出社してください」と決められている会社もあれば、「月に1度のチーム会議の日だけ出社」という会社もあります。また、「出社日は自分で自由に決めてOK」という、さらに自由度の高いケースも存在します。求人情報を見るときは、どのくらいの頻度で出社が必要なのかをしっかり確認することが大切です。

ハイブリッドで出社するメリット

ハイブリッドで出社する働き方には、たくさんのメリットがあります。具体的には以下の点が挙げられます。

各項目について、詳しく解説していきます。

働き方の自由度が上がる

働き方の自由度が上がるのが、ハイブリッド勤務の大きなメリットです。在宅で仕事ができる日があれば、プライベートの用事との調整がしやすくなります。例えば、平日の昼間に役所へ行ったり、通院したりすることも可能です。仕事とプライベートのバランスが取りやすくなることで、心にも余裕が生まれます。自分のライフスタイルに合わせて働けることは、仕事へのモチベーションにも繋がるでしょう。

通勤にかかる負担を減らせる

毎日会社に行く必要がないため、通勤にかかる時間やストレスを減らせるのも嬉しいポイントです。毎朝の満員電車に乗るつらさや、通勤にかかる時間や交通費の負担が軽くなります。在宅の日は、通勤に使っていた時間を睡眠や趣味、自己学習などに充てることができます。心身の負担が減ることで、より仕事に集中しやすくなるでしょう。

自分のペースで仕事に集中できる

オフィスだと周りの話し声や雑音が気になってしまう人もいますが、在宅なら自分のペースで仕事に集中できる環境を作りやすいです。一人で静かに集中したい作業は在宅の日に行い、チームでの話し合いが必要な業務は出社の日にするなど、仕事内容に合わせて働く場所を選ぶことができます。メリハリをつけて働くことで、仕事の効率アップも期待できるでしょう。

ハイブリッドで出社するデメリット

良いことばかりに見えるハイブリッド出社ですが、もちろんデメリットもあります。事前に知っておきたい点は以下の通りです。

各項目について、詳しく見ていきましょう。

コミュニケーションが取りにくくなる

オフィスにいれば気軽にできた雑談や、ちょっとした質問がしにくくなり、コミュニケーションが不足しがちになることがあります。チャットやオンライン会議が主な連絡手段になりますが、対面に比べて相手の表情や雰囲気が分かりにくく、意図が伝わりにくい場合もあります。こまめに報告・連絡・相談をしたり、オンラインでも雑談の時間を設けたりするなど、意識的にコミュニケーションを取る工夫が必要です。

仕事と休憩の区別がつけにくい

自宅で仕事をしていると、仕事と休憩のオンオフの切り替えが難しくなることがあります。周りの目がないため、ついスマホを見てしまったり、だらだらと仕事を続けてしまったりすることも。逆に、いつまでも仕事モードが抜けずに、夜遅くまで働きすぎてしまうケースもあります。自分で時間を管理し、意識的に休憩を取ることが大切になります。

自宅の環境を自分で整える必要がある

快適に仕事をするためには、自宅の仕事環境を自分で整える必要があります。安定したインターネット回線はもちろん、長時間座っても疲れない椅子や、作業しやすいデスクなどが必要になるかもしれません。会社によっては、こうした環境を整えるための手当が支給される場合もありますが、基本的には自己負担となることが多いです。最初に少し費用がかかる可能性があることは、頭に入れておきましょう。

ハイブリッド出社が向いている人の特徴

メリット・デメリットを踏まえた上で、ハイブリッド出社はどんな人に向いているのでしょうか。特徴は以下の通りです。

各項目について、詳しく解説していきます。

自分でスケジュールを管理できる

ハイブリッド出社では、誰かに見られていなくても仕事を進める必要があります。そのため、自己管理能力がある人に向いています。「今日はこのタスクをここまで終わらせる」といった目標を自分で立てて、計画的に実行できることが大切です。サボってしまうことなく、責任感を持って仕事に取り組める人にはぴったりの働き方です。

オンラインでの報告や連絡が苦でない

在宅で仕事をする日は、オンラインでの報告・連絡が基本になります。そのため、チャットやメールなど、文章でのコミュニケーションに抵抗がないことが重要です。相手に分かりやすく状況を伝えたり、こまめに進捗を報告したりすることが求められます。顔が見えないからこそ、丁寧で分かりやすいやり取りを心がけられる人に向いています。

一人で作業に集中するのが得意

一人で黙々と作業に集中するのが得意な人にとって、在宅ワークは非常に効率的な働き方です。オフィスでの雑音や、急な声かけなどで集中が途切れることがないため、自分のペースで深く仕事に没頭できます。プログラミングやデザイン、資料作成など、一人で集中して進めたい作業が多い職種の人には特におすすめです。

自分に合うハイブリッド出社の仕事を見つけるには

ハイブリッド出社の仕事に興味が湧いたら、次はどうやって仕事を探せばいいのでしょうか。見つけるためのコツは以下の通りです。

どんな働き方がしたいか明確にする

まずは、自分の理想の働き方を明確にすることが大切です。「週に何日くらい出社したいか」「どんな仕事なら在宅で集中できそうか」など、具体的に考えてみましょう。自分の希望がはっきりしていると、たくさんの求人の中から自分に合ったものを効率的に見つけ出すことができます。譲れない条件と、妥協できる条件を整理しておくのがおすすめです。

求人サイトの条件で絞り込む

求人サイトで仕事を探す際は、「こだわり条件で絞り込む」機能を活用しましょう。多くの求人サイトには、「在宅勤務・リモートワークOK」「ハイブリッド勤務」といった条件で検索できる機能があります。この機能を使えば、希望の働き方ができる求人だけを効率的にチェックすることができます。フリーワード検索で「ハイブリッド」や「在宅」と入力してみるのも良い方法です。

Zキャリアのエージェントに相談してみよう

自分一人で仕事を探すのが不安な場合は、転職エージェントに相談するのがおすすめです。Zキャリアのような転職エージェントは、求人サイトには載っていない非公開求人を紹介してくれたり、企業ごとの詳しい働き方の情報を教えてくれたりします。ハイブリッド勤務といっても、出社頻度やルールは企業によって様々です。エージェントに相談すれば、自分の希望にぴったり合った働き方ができる企業を見つけやすくなります。少しでも迷ったら、まずは気軽に相談してみてください。