- 歯科衛生士がクビになる代表的な理由
- クビの危険信号となる職場のサイン
- 解雇を回避するための具体的な対策
- 万が一クビになった際の正しい対処法
- 歯科衛生士の経験を活かせる次のキャリア
歯科衛生士がクビを宣告される代表的な理由
歯科衛生士が「クビ」つまり解雇を言い渡される背景には、いくつかの共通した理由が存在します。具体的には以下の5つの理由が挙げられます。
- 業務上の重大なミスを繰り返す
- 患者さんからのクレームが多い
- 院長やスタッフとの人間関係が悪化する
- 無断欠勤や遅刻が改善されない
- 医院の経営状況が悪化する
これらの理由について、一つずつ詳しく見ていきましょう。
業務上の重大なミスを繰り返す
歯科衛生士の仕事は、患者さんの健康に直接関わるため、重大なミスを繰り返すことは解雇の正当な理由と見なされることがあります。一度の失敗で即座にクビになることは稀ですが、何度も注意や指導を受けても改善が見られない場合、問題視される可能性が高まります。
例えば、使用する薬剤を間違えたり、治療器具の滅菌処理を怠ったりすることは、患者さんに健康被害を及ぼしかねない重大なミスです。こうしたミスを防ぐための確認作業を怠る、指導された手順を守らないといった行動が続くと、医院側も安心して仕事を任せられなくなってしまいます。
患者さんからのクレームが多い
歯科衛生士は、技術職であると同時に接客業の側面も持ち合わせています。そのため、患者さんからのクレームが頻繁に寄せられると、医院全体の評判を落とす原因となり、解雇の理由になることがあります。
クレームの内容は、「説明が専門的すぎて分かりにくい」「態度が冷たい」「施術が乱暴で痛みを感じた」など様々です。患者さんは不安な気持ちで来院しているため、技術はもちろんのこと、安心して治療を受けられるようなコミュニケーションが求められます。患者さんの気持ちに寄り添う姿勢が欠けていると判断されると、厳しい評価につながるでしょう。
院長やスタッフとの人間関係が悪化する
歯科医療はチームで行うものです。そのため、チームワークを著しく乱す行動は、職場全体の業務効率や雰囲気を悪化させるため、解雇の理由となることがあります。特に、院長の方針に公然と反発したり、他のスタッフと協力する姿勢が見られなかったりすると、問題視されやすいです。
例えば、必要な情報共有を怠る、他のスタッフの悪口を言って職場の輪を乱す、指示を無視して自分勝手な行動を取る、といったことが挙げられます。特に規模の小さいクリニックでは、スタッフ同士の連携が不可欠なため、協調性の欠如は深刻な問題と捉えられがちです。
無断欠勤や遅刻が改善されない
社会人としての基本的なルールを守れないことも、解雇の十分な理由になります。連絡なしに仕事を休む「無断欠勤」や、理由なく遅刻を繰り返す行為は、他のスタッフに大きな負担をかけ、医院の信頼を損ないます。
歯科医院は予約制で運営されていることがほとんどです。一人のスタッフが突然来なくなると、予約の調整や他のスタッフの業務負担増加など、多方面に影響が出ます。最初は注意で済むかもしれませんが、何度も繰り返され、改善の意思が見られない場合は、働く意欲がないと判断されても仕方がないでしょう。
医院の経営状況が悪化する
個人の勤務態度や能力に全く問題がなくても、解雇されてしまうケースもあります。それは、自分に非がなくても医院の経営不振が原因で人員削減が行われる「整理解雇」です。
例えば、地域の患者数が減少したり、近隣に新しいクリニックができて競争が激化したりすると、医院の収益は悪化します。その結果、やむを得ずスタッフの数を減らさなければならない状況に陥ることがあります。この場合は、本人の努力だけでは避けられない、非常に心苦しいケースといえるでしょう。
これってクビのサイン?職場が見せる危険な兆候
解雇は突然言い渡されるように感じるかもしれませんが、その前には何らかのサインが出ていることが多いです。職場が見せる危険な兆候には、以下の4つが考えられます。

これらのサインに早めに気づくことで、対策を打てるかもしれません。詳しく解説していきます。
自分だけ仕事の指示が減る
もし、任される仕事が明らかに減ったと感じるなら、それは注意が必要なサインの一つかもしれません。以前は担当していた患者さんを他のスタッフに引き継がれたり、新しい業務を教えてもらえなくなったりするケースが考えられます。
これは、医院側がそのスタッフのスキルや勤務態度に不安を感じ、「重要な仕事を任せられない」と判断している可能性があります。仕事が減ることで、スキルアップの機会も失われ、ますます職場での立場が危うくなるという悪循環に陥ることもあります。ただ単に忙しさが落ち着いただけの可能性もあるので、一時的なものか見極める必要はあります。
院長や先輩からの風当たりが強くなる
以前と比べて、コミュニケーションが明らかに険悪になったと感じる場合も、危険なサインといえるでしょう。具体的には、挨拶をしても素っ気ない返事しか返ってこない、会話を避けられる、些細なことで感情的に怒られるといった状況です。
もちろん、相手の機嫌や体調による一時的なものである可能性もあります。ですが、こうした態度が長期間にわたって続くようであれば、何らかの不満や不信感を抱かれているのかもしれません。職場でのコミュニケーションがうまくいかないと、精神的にも辛くなり、仕事のパフォーマンスにも影響が出てしまいます。
小さなミスを執拗に責められる
誰にでも、書類のちょっとした記入ミスや、器具の準備を一つ忘れるといった小さな失敗はあります。ですが、誰にでもあるような小さなミスを、まるで重大な事件であるかのように、必要以上に厳しく責め立てられる状況には注意が必要です。
他のスタッフが同じミスをした時は軽く注意されるだけなのに、自分だけが皆の前で厳しく叱責されたり、過去の失敗まで持ち出して責められたりする場合、それは指導ではなく、退職に追い込むための意図的なものである可能性も考えられます。このような状況は、自信を失わせ、精神的に追い詰めることにつながります。
他のスタッフとの会話から外される
意図的に情報共有から外されるなど、職場で孤立させられていると感じるなら、それも危険なサインです。例えば、業務に必要な連絡が自分にだけ回ってこない、スタッフ間のミーティングに呼ばれない、休憩時間の輪に入れてもらえないといったケースが挙げられます。
チームで連携して仕事を進める歯科医院において、情報が共有されないことは業務に支障をきたします。また、職場で孤立することは精神的に大きなストレスとなり、「ここに居場所がない」と感じてしまう原因にもなります。こうした状況が続く場合は、職場環境に深刻な問題がある可能性があります。
クビを回避するために今日からできる対策
「もしかして、自分はクビになるかもしれない…」と感じた時、諦めてしまう前に行動できることがあります。状況を改善するための対策として、以下の4つを紹介します。
- 報連相を今まで以上に徹底する
- ミスをした際は素直に謝罪し改善策を示す
- 患者さんへの丁寧な対応を心がける
- 職場の人間関係を円滑にする努力をする
これらの対策を実践することで、状況が好転する可能性があります。詳しく見ていきましょう。
報連相を今まで以上に徹底する
まず、基本中の基本である報告・連絡・相談を徹底することが、信頼回復への第一歩です。自分の判断で仕事を進めてしまうと、意図せずミスにつながったり、周りに迷惑をかけたりすることがあります。
例えば、患者さんの対応で少しでも迷うことがあれば、すぐに先輩や院長に相談する。自分の業務の進捗状況をこまめに報告する。些細なことでも、職場全体に関わる情報はきちんと連絡する。こうした当たり前のことを丁寧に行うことで、「責任感を持って仕事に取り組んでいる」という姿勢が伝わり、周囲の見る目も変わってくるはずです。
ミスをした際は素直に謝罪し改善策を示す
誰でもミスは犯すものです。大切なのは、ミスをしてしまった後の対応です。ミスを隠さず素直に謝罪する姿勢が、信頼を維持するために非常に重要になります。言い訳をしたり、他人のせいにしたりするのは絶対に避けましょう。
ミスを指摘されたら、まずは「申し訳ありませんでした」と真摯に謝罪することが先決です。その上で、「なぜミスが起きたのか」を自分なりに分析し、「今後は〇〇を徹底することで、二度と同じミスを繰り返さないようにします」と、具体的な改善策をセットで伝えましょう。これにより、反省の意と成長しようとする前向きな姿勢を示すことができます。
患者さんへの丁寧な対応を心がける
歯科衛生士としての原点に立ち返り、患者さん一人ひとりへの丁寧な対応を改めて意識することも大切です。日々の業務に追われていると、つい流れ作業のようになってしまうこともあるかもしれません。
ですが、患者さんは、自分の口の中というデリケートな部分を任せてくれています。専門用語を避け、分かりやすい言葉で説明する。施術の前には「今から〇〇をしますね」と一声かける。不安そうな表情をしていたら「何かご心配なことはありますか?」と寄り添う。こうした小さな心遣いの積み重ねが、患者さんからの信頼につながり、職場での評価を高めることにもなります。
職場の人間関係を円滑にする努力をする
職場の雰囲気が悪いと感じている場合でも、自分から積極的にコミュニケーションを取る努力をしてみる価値はあります。人間関係は鏡のようなもので、自分から壁を作ってしまうと、相手も壁を作ってしまいます。
まずは、明るい声で挨拶をすることから始めてみましょう。何かをしてもらった時には「ありがとうございます」と感謝の気持ちを言葉で伝える。相手が話している時は、しっかりと耳を傾ける。たとえ苦手な相手がいたとしても、仕事上のパートナーとして敬意を持って接する姿勢が大切です。こうした地道な努力が、少しずつ職場の空気を変えていくかもしれません。
もし歯科衛生士をクビになった時の正しい対処法
万が一、クビを宣告されてしまった場合、頭が真っ白になってしまうかもしれません。ですが、パニックにならず、冷静に対処することが大切です。やるべきこととして、以下の4つのステップがあります。

これらの対処法を知っておくことで、いざという時に落ち着いて行動できます。詳しく見ていきましょう。
まずは解雇理由証明書を請求する
クビを告げられたら、その場で感情的にならず、解雇理由が書かれた証明書を必ず請求しましょう。これは「解雇理由証明書」というもので、労働者から請求があった場合、会社は発行する義務があります。
この書類には、いつ、どのような理由で解雇されたのかが具体的に記載されます。口頭で伝えられた理由と書面の内容が一致しているかを確認するためにも重要です。また、この後の失業保険の手続きや、もし解雇理由に納得できず「不当解雇ではないか」と争うことになった場合に、非常に重要な証拠となります。
失業保険の受給手続きを進める
次の仕事が見つかるまでの生活を支えるために、次の仕事が見つかるまでの生活費を確保する失業保険(雇用保険の基本手当)の受給手続きを進めましょう。手続きは、自分の住所を管轄するハローワークで行います。
手続きには、会社から交付される「離職票」などの書類が必要です。会社都合での解雇(経営不振など)か、自己都合退職に近い重責解雇(本人の重大な過失による解雇)かによって、失業保険がもらえるまでの期間や給付日数が変わってきます。まずはハローワークの窓口で相談し、必要な手続きを確認しましょう。
次のキャリアに向けて転職活動を始める
解雇された直後はショックで落ち込んでしまうのは当然です。ですが、気持ちを切り替えて、次のステップへ進む準備を始めることが大切です。クビになったという事実は変えられませんが、この経験を次にどう活かすかを考えましょう。
まずは、なぜ今回のような結果になってしまったのかを冷静に振り返り、自己分析をすることが第一歩です。その上で、自分に合う職場はどんなところか、歯科衛生士を続けるのか、あるいは別の道に進むのか、情報収集を始めましょう。早く動き出すことで、より多くのチャンスに出会える可能性があります。
不当解雇の可能性がある場合は専門家へ相談する
「伝えられた解雇理由に全く心当たりがない」「就業規則にも書かれていない理由で突然クビにされた」など、解雇理由に納得できない場合は、一人で抱え込まずに専門家に相談することをおすすめします。
日本の法律では、労働者は簡単に解雇されないように手厚く保護されています。客観的に見て正当な理由がない解雇は「不当解雇」として無効になる可能性があります。相談先としては、まず各都道府県にある労働局や労働基準監督署の総合労働相談コーナーが無料で利用できます。より具体的な解決を目指す場合は、弁護士に相談することも選択肢の一つです。
クビはチャンス?歯科衛生士の経験を活かせる次のキャリア
クビになってしまった経験は辛いものですが、見方を変えれば、自分のキャリアを見つめ直す絶好の機会ともいえます。歯科衛生士として培った知識やスキルは、様々な場所で活かせます。ここでは、5つのキャリアの選択肢を紹介します。

これらの選択肢を知ることで、将来への不安が少し和らぐかもしれません。一つずつ見ていきましょう。
別の歯科医院で再スタートを切る
今回上手くいかなかったからといって、歯科衛生士の仕事が向いていないと決めてしまうのは早いかもしれません。職場環境を変えるだけで、水を得た魚のように活躍できる場所はたくさんあります。
一口に歯科医院といっても、一般歯科、小児歯科、矯正歯科、インプラント専門など、それぞれ特徴や求められるスキル、職場の雰囲気が全く異なります。例えば、子どもと接するのが好きなら小児歯科、黙々と作業するのが得意なら矯正歯科が向いているかもしれません。自分に合ったスタイルの医院を見つけることが、再スタートを成功させる鍵です。
企業で働くデンタルアドバイザーになる
臨床現場から離れて、歯科関連メーカーなどで知識を活かすという道もあります。「デンタルアドバイザー」や「クリニカルエデュケーター」といった職種です。
主な仕事内容は、自社の歯ブラシや歯磨き粉といった製品の企画開発に専門家として関わったり、歯科医院を訪問して製品の正しい使い方を説明したり、セミナーで講師を務めたりと多岐にわたります。臨床経験で得た「現場の声」は、企業にとって非常に価値のある情報です。土日休みで規則的な働き方ができることも多いのが魅力です。
歯科技工所に勤務する
入れ歯や被せ物といった補綴物(ほてつぶつ)を作ることに興味があるなら、補綴物などを作成する専門職である歯科技工士のいる歯科技工所へ進む道も考えられます。
歯科衛生士として患者さんの口腔内を見てきた経験は、より適合の良い補綴物を作る上で役立ちます。ただし、歯科技工士として働くには、専門の学校で学び、国家資格を取得する必要があります。歯科分野での専門性をさらに高めたいという意欲がある人にとっては、魅力的なキャリアチェンジの選択肢となるでしょう。
介護施設で口腔ケアを担当する
高齢化が進む現代において、高齢者の口腔ケアの需要は非常に高まっています。介護施設や訪問歯科の分野で、歯科衛生士の専門知識は引く手あまたです。
高齢者の場合、口の中の健康が全身の健康、特に誤嚥性肺炎の予防などに直結するため、口腔ケアは命を守るための重要な仕事です。治療が中心の歯科医院とは異なり、日々のケアやQOL(生活の質)の向上に貢献するという、大きなやりがいを感じられるでしょう。コミュニケーション能力を活かしたい人にも向いています。
歯科関連の知識を活かせる事務職に就く
「もう患者さんの口の中に手を入れるのは怖い…」と感じている場合は、医療事務や歯科助手として、現場を支える役割にキャリアチェンジする道もあります。特に、歯科医院での受付や医療事務(レセプト業務)は、歯科治療の流れや専門用語の知識がそのまま活かせます。
歯科衛生士の資格を持っていることで、患者さんからの簡単な質問にも的確に答えられるため、他の応募者よりも有利になる可能性があります。直接的な施術からは離れつつも、これまでの経験を無駄にすることなく、医療の現場に貢献し続けることができる働き方です。
ひとりで悩まず転職のプロに相談してみませんか?
クビになるかもしれないという不安や、実際にクビになってしまった後のキャリアについて、一人で考え込んでいると、視野が狭くなりがちです。そんな時こそ、転職のプロである転職エージェントに相談することをおすすめします。具体的なメリットは以下の3つです。
- 客観的な視点で強みや適性を見つけられる
- 非公開求人を含めて職場を紹介してもらえる
- 面接対策や退職交渉までサポートを受けられる
これらのサポートを活用することで、次のステップへスムーズに進むことができます。
客観的な視点で強みや適性を見つけられる
クビを経験すると、「自分には何も良いところがない」と自信を失ってしまいがちです。ですが、自分では気づけない強みをプロの視点で見つけてもらえるのが、転職エージェントに相談する大きなメリットです。
キャリアアドバイザーは、これまでの経験を丁寧にヒアリングし、「粘り強く業務改善に取り組んだ経験」や「患者さんとのコミュニケーション能力」など、客観的な視点でアピールできるポイントを整理してくれます。自分では短所だと思っていたことが、見方を変えれば長所になることもあります。客観的な評価を受けることで、自信を取り戻すきっかけになるでしょう。
非公開求人を含めて職場を紹介してもらえる
転職エージェントは、一般には公開されていない好条件の求人を多数保有しています。これは「非公開求人」と呼ばれ、転職サイトなどで自力で探しているだけでは出会えない求人です。
企業が求人を非公開にする理由には、「応募が殺到するのを避けたい」「特定のスキルを持つ人をピンポイントで採用したい」などがあります。中には、人間関係が良好で働きやすいと評判の職場の求人が含まれていることも。自分の希望や適性に合った、より良い環境の職場に出会える可能性が格段に高まります。
面接対策や退職交渉までサポートを受けられる
転職活動は、書類作成から面接、内定後の条件交渉まで、やることがたくさんあります。特に、解雇された後の転職活動では、面接で退職理由をどう説明すればよいか悩むことも多いでしょう。転職エージェントは、転職活動のあらゆる場面でサポートが受けられます。
応募書類の添削はもちろん、想定される質問に基づいた模擬面接など、実践的なサポートで内定獲得を後押ししてくれます。ネガティブに聞こえがちな退職理由も、前向きな姿勢が伝わるような伝え方を一緒に考えてくれるので安心です。一人では不安な転職活動も、プロと二人三脚で進めることで、心強く、効率的に進めることができます。
Zキャリアのエージェントに相談してみよう
ここまで、歯科衛生士がクビになる理由やその後のキャリアについて解説してきました。今、まさに不安の渦中にいるかもしれませんし、将来に漠然とした焦りを感じているかもしれません。そんな時は、一人で抱え込まずに、ぜひ私たちZキャリアにご相談ください。
Zキャリアは若年層の転職サポートに特化しており、皆さんの気持ちに寄り添いながら、最適なキャリアプランを一緒に考えます。今回の経験をマイナスではなく、より良い未来へのステップに変えるための具体的な方法を提案します。あなたの歯科衛生士としての価値を正しく評価してくれる、新しい職場が必ず見つかるはずです。まずは無料のキャリア相談で、あなたの話を聞かせてください。