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正社員は在宅で派遣は出社なのはなぜ?不公平感の正体と対策

正社員は在宅で派遣は出社なのはなぜ?不公平感の正体と対策
公開 2026/04/02
Zキャリア編集部
Zキャリア編集部
Zキャリア編集部は、初めて就職・転職する方々へ、就職活動に役立つ情報を発信しています。具体的な職種や業界に特化した情報提供を心がけ、将来のキャリアを考える上で参考になるような内容をお届けしています。

「正社員は在宅勤務をしているのに、なぜ派遣社員だけ出社しなければならないのだろう」とモヤモヤした気持ちを抱えているかもしれません。同じ職場で働いているのに待遇が違うと、不公平さを感じてしまうのは自然なことです。実は、そこには業務内容や契約上の明確な理由が存在します。この現状を理解した上で、働きやすさを改善するための方法や、より良い環境を見つけるためのヒントを解説します。ぜひ読み進めて、自分らしい働き方への第一歩を一緒に踏み出しましょう。

この記事でわかること

  • 派遣社員だけが出社になる背景
  • 在宅勤務の可否と法律の関係
  • 派遣でも在宅可能な職種の実例
  • 働き方を変えるための対処法
  • 正社員転職で環境を変える方法
合わせて読みたい

正社員は在宅で派遣は出社という扱いの差が生まれる理由

同じ部署で働いているにもかかわらず、雇用形態によって働く場所が異なることには、企業側の事情や業務の特性が深く関係しています。具体的には以下の4つの項目について解説します。

扱いの差が生まれる理由

  • 契約内容や責任範囲の違い
  • セキュリティ管理のルールの違い
  • 業務内容がオフィス作業に限定されていること
  • 自宅の通信環境や機器整備の課題

各項目について、詳しく見ていきましょう。

契約内容や責任範囲の違い

派遣社員の業務は契約で範囲が限定されていることが多く、これが在宅勤務を難しくする一因です。派遣契約では、「どの場所で」「どのような業務を行うか」が細かく定められています。指揮命令者の管理下で業務を行うことが前提となっている場合、目が届かない自宅での作業は契約外と判断されるケースが少なくありません。

一方で正社員は、業務範囲が広く裁量が認められているため、成果さえ出せば場所を問わないという判断がされやすい傾向にあります。契約変更の手続きが必要になることも、企業が二の足を踏む理由になります。

セキュリティ管理のルールの違い

企業が最も懸念するのは情報漏洩のリスクであり、アクセス権限の制限が設けられることがあります。正社員には社用PCが貸与され、VPN(仮想専用線)などのセキュリティ対策が施された環境で社内システムにアクセスできる権限が付与されます。しかし、派遣社員の場合は情報の取り扱いレベルが異なり、社外からのアクセス権限を与えられない設定になっている企業も多いです。

個人情報の入力業務や機密データを扱う仕事では、オフィス内の特定のネットワーク環境下でしか作業ができないようにシステム制限がかけられていることが、出社必須の大きな理由となっています。

業務内容がオフィス作業に限定されていること

物理的に出社しないとできない作業を担当している場合、在宅勤務は現実的に不可能です。例えば、郵便物の受け取りや発送、紙書類のファイリング、電話の取次ぎ、来客対応、ハンコが必要な書類作成などがこれに当たります。

正社員が在宅勤務をするために、本来正社員が行っていたオフィスでの雑務を、出社している派遣社員がまとめて引き受けるという構造になっている職場も見受けられます。デジタル化が進んでいない職場では、どうしても誰かが会社にいなければ業務が回らないため、その役割が派遣社員に集中してしまうのです。

出社が必須になりやすい業務例

自宅の通信環境や機器整備の課題

在宅勤務を行うためにはPCや通信環境の準備が不可欠ですが、そのコスト負担が課題になります。正社員であれば会社がPCやWi-Fiルーターを支給する場合が多いですが、短期契約などの派遣社員全員分の機器を用意するのは、企業にとって大きなコスト負担となります。

また、個人の自宅のネット環境が業務に耐えうる速度かどうかの確認や、セキュリティソフトの導入状況などを一人ひとり管理するのが難しいという側面もあります。結果として、環境が整っているオフィスで仕事をしてもらう方が確実で安全だという判断に至ります。

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派遣社員だけテレワークができない状況は違法になるのか

待遇の差を感じると「これは法的に問題ないのか」と疑問に思うこともありますが、直ちに違法となるわけではありません。具体的には以下の4つの項目について解説します。

違法性に関するポイント

  • 法律上は違法にはあたらない
  • 同一労働同一賃金の観点を知る
  • 派遣会社との契約条件を確認する
  • 就業規則による取り扱いの違いを理解する

詳しく解説していきます。

法律上は違法にはあたらない

現状の日本の法律ではテレワークは義務ではないため、会社が出社を命じること自体は違法ではありません。労働基準法などの法律において、企業が従業員に対して在宅勤務を許可しなければならないという規定は存在しないのです。

企業には業務命令権があり、就業場所を指定する権利を持っています。したがって、「正社員は在宅、派遣は出社」という区別があったとしても、それが業務上の必要性や合理的な理由に基づいている限り、法的な違反を問うことは難しいのが現状です。不満を感じる状況であっても、ルール違反とまでは言えないケースが大半です。

派遣会社に文句を言ったら、契約を切られたりしませんか?
キャリアアドバイザー
正当な疑問や相談をしただけで契約解除になることは、法律上許されません。しかし、感情的に不満をぶつけるのではなく「業務効率を上げたい」「長く働きたい」という前向きな姿勢で相談することが大切です。伝え方一つで相手の受け取り方は大きく変わりますよ。

同一労働同一賃金の観点を知る

同一労働同一賃金とは不合理な待遇差を禁止するルールですが、在宅勤務の可否が直ちにこれに該当するとは限りません。この制度は、主に基本給や賞与、手当などの賃金面や、福利厚生、教育訓練などの待遇差を解消するためのものです。

在宅勤務の許可については、業務の内容や責任の重さ、配置転換の有無などの違いによって、区別することが「不合理ではない」と説明できる場合、認められる可能性があります。ただし、全く同じ仕事内容で、同じ責任範囲であるにもかかわらず、合理的な理由なく差がつけられている場合は、説明を求める余地があります。

派遣会社との契約条件を確認する

働く場所に関するルールは派遣契約書に記載されている内容が全てであり、最も重要視されます。就業場所として「派遣先企業のオフィス(住所)」が明記されている場合、原則としてそこに出勤して働く契約となっています。

在宅勤務を行うには、契約書上の就業場所を変更するか、「自宅」を追加する契約変更の手続きが必要です。派遣先企業と派遣元の派遣会社との間でこの契約変更がなされない限り、個人の判断で在宅勤務をすることは契約違反となってしまいます。まずは自分の契約書を確認してみることが大切です。

就業規則による取り扱いの違いを理解する

企業の就業規則は雇用形態別に作成されていることが一般的で、適用されるルールが異なります。正社員向けの就業規則には「在宅勤務規程」があり、リモートワークに関する手当や勤怠管理のルールが整備されている一方、派遣社員や契約社員向けの規則にはそのような規定が存在しない場合があります。

派遣社員は派遣元(派遣会社)の就業規則に従うのが原則ですが、実際の働き方は派遣先(勤務先)の指揮命令に従います。派遣先のルールの中に派遣社員のリモートワークに関する規定がなければ、制度として利用することができません。

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派遣社員でも在宅勤務ができる職種やケース

全ての派遣社員が出社必須というわけではなく、職種によっては在宅勤務が当たり前の仕事もあります。具体的には以下の4つの項目について解説します。

在宅可能な職種の例

  • ITエンジニアやWEBデザイナー
  • コールセンターやカスタマーサポート
  • 事務職でもデータ入力中心の業務
  • フルリモートを前提とした求人案件

各項目について、詳しく見ていきましょう。

ITエンジニアやWEBデザイナー

PCがあれば完結するクリエイティブな職種は、派遣であっても在宅勤務が広く普及しています。プログラミングを行うエンジニアや、Webサイトのデザインを行うデザイナーなどは、成果物が明確であり、作業プロセスが場所を選びません。

チャットツールやオンライン会議システムを使ったコミュニケーションにも慣れている業界であるため、スムーズに業務を進めることができます。未経験から挑戦できるアシスタント業務であっても、週数回のリモートワークが認められるケースが増えており、自由な働き方を重視する人には狙い目の職種です。

未経験OKの在宅ワーク職種

コールセンターやカスタマーサポート

以前はオフィス集約型でしたが、現在はクラウドシステムの導入により在宅化が進んでいます。PCとヘッドセットがあれば、自宅からでも電話対応やチャットサポートが可能です。専用のシステムにログインすることで、着信の振り分けや通話録音などの管理も遠隔で行えるようになっています。

特に大手通信会社やECサイトのカスタマーサポートなどでは、研修期間のみ出社し、業務に慣れた後は完全在宅に切り替えるという求人も見られます。マニュアルが整備されているため、未経験からでも始めやすいのが特徴です。

事務職でもデータ入力中心の業務

紙書類を扱わずデジタルデータのみを扱う事務作業であれば、在宅勤務への切り替えが容易です。例えば、アンケート結果の入力、顧客データの更新、経理データのチェックなどが挙げられます。これらの業務は、セキュリティが確保されたクラウド上のシステムや、リモートデスクトップ機能を使用することで、自宅のPCから安全に作業を行うことが可能です。

紙の請求書や領収書を扱う経理事務などは出社が必要になりがちですが、ペーパーレス化が進んでいる企業の事務職であれば、派遣社員でも柔軟に働ける可能性があります。

フルリモートを前提とした求人案件

最初から出社不要の条件で募集されている求人を選べば、不公平感を感じることはありません。求人検索サイトで「完全在宅」「フルリモート」といったキーワードで絞り込むと、全国どこからでも応募可能な派遣求人が見つかります。

これらの案件は、そもそもオフィスを持たない企業や、全社員がリモートワークを行っている企業であることが多いです。居住地に関係なく東京の企業の仕事ができたり、通勤時間をゼロにしてプライベートを充実させたりと、ライフスタイルに合わせた働き方を実現できるのが大きな魅力です。

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今の職場で出社を強制される不満を解消するための対処法

現状の働き方に納得がいかない場合、ただ我慢するだけでなく、いくつかの行動を起こすことで状況が変わる可能性があります。具体的には以下の4つの項目について解説します。

不満を解消するための対処法

  • 派遣会社の担当者に相談を持ちかける
  • 在宅勤務手当の有無を確認してみる
  • 業務内容の変更や調整を打診する
  • 思い切って職場を変える検討をする

詳しく解説していきます。

派遣会社の担当者に相談を持ちかける

まずは悩みを一人で抱えず、派遣会社の営業担当に現状を正直に伝えてみることが重要です。「周りの正社員が在宅なのに自分だけ出社で、モチベーションが維持できない」「感染症対策などで不安がある」といった具体的な理由を話しましょう。

派遣会社の担当者は、派遣スタッフが快適に働ける環境を整える役割を持っています。あなたの代わりに派遣先企業に対して、「週1回だけでも在宅にできないか」「時差出勤は可能か」といった交渉をしてくれる可能性があります。直接派遣先の上司に言うよりも角が立たず、スムーズに進むことが多いです。

キャリアアドバイザー
職場の人には言いづらいことも、第三者である派遣会社の担当者や私たちのようなエージェントになら話しやすいですよね。「こんなこと言ったらわがままだと思われるかな?」なんて心配はいりません。働く環境についての悩みは、とても大切な相談事項ですよ。

在宅勤務手当の有無を確認してみる

出社を続けるのであれば、待遇面での補償がないかを確認するのも一つの手です。正社員には在宅勤務手当が出て、出社している派遣社員には何の手当もないというのは不公平感が募ります。逆に、出社することに対して「危険手当」や「出社手当」のような名目で時給アップや一時金の支給が交渉できないか、派遣会社を通じて確認してみましょう。

また、もし在宅勤務が許可された場合でも、通信費や光熱費の負担がどうなるのか、事前にルールを確認しておくことが大切です。お金の問題をクリアにすることで、納得感を持って働けるようになるかもしれません。

業務内容の変更や調整を打診する

出社しなければならない原因となっている特定の業務を見直すことで、在宅勤務が可能になるかもしれません。例えば、「郵便物の処理さえなければ在宅ができる」のであれば、その業務を出社している社員とローテーションにしてもらう、あるいは特定の曜日にまとめて処理するように業務フローを変更するなどの提案が考えられます。

「もっと効率的に働きたい」という視点での提案であれば、企業側も耳を傾けてくれる可能性があります。完全に在宅にならなくても、週の半分を在宅にする「ハイブリッドワーク」を目指すなど、妥協点を探るアプローチも有効です。

思い切って職場を変える検討をする

交渉しても環境が変わらない場合は、契約更新のタイミングで次の職場を探すのが最も確実な解決策です。派遣社員の最大のメリットは、契約期間満了とともにスムーズに職場を変えられることです。「次はリモートワーク可能な職場がいい」「正社員として安定して働きたい」といった希望条件を派遣会社に伝え、新しい仕事を紹介してもらいましょう。

今の職場でストレスを抱えながら働き続けるよりも、自分の希望する働き方ができる環境へ移る方が、精神的にもキャリア的にもプラスになることが多いです。

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在宅勤務も可能な正社員を目指して転職活動を始める

派遣という働き方に限界を感じたら、より裁量権があり、待遇も安定する正社員へのステップアップを目指してみましょう。具体的には以下の4つの項目について解説します。

正社員を目指すポイント

  • 未経験から挑戦できる職種をリサーチする
  • 正社員登用制度のある企業を選ぶ
  • 3年ルールを機にキャリアアップを図る
  • 転職エージェントのサポートを活用する

各項目について、詳しく見ていきましょう。

未経験から挑戦できる職種をリサーチする

専門スキルがなくてもポテンシャル採用を行っている企業は多く、在宅勤務が可能な正社員求人も存在します。特にIT業界のエンジニア、インサイドセールス(内勤営業)、デジタルマーケティングのアシスタントなどは、未経験者を歓迎しており、かつリモートワークが定着している職種です。

これまでの派遣で培った「PC操作スキル」や「電話対応能力」、「事務処理能力」などの汎用的なスキルは、異業種への転職でも十分にアピールできる強みになります。まずは自分が興味を持てる分野で、未経験募集がないか探してみることがスタートです。

正社員登用制度のある企業を選ぶ

現在の派遣先や新しい紹介先で、紹介予定派遣や正社員登用制度を利用するルートもあります。紹介予定派遣とは、最長6ヶ月の派遣期間を経て、本人と企業の合意があれば直接雇用(正社員や契約社員)に切り替わる仕組みです。実際に働いて職場の雰囲気や業務内容を確認してから入社できるため、ミスマッチが少ないのが特徴です。

また、求人票に「正社員登用実績あり」と記載されている企業を選ぶことで、将来的に正社員として在宅勤務などの福利厚生を受けられるチャンスが広がります。面接時や職場見学時に、登用の実績数などを聞いておくと安心です。

3年ルールを機にキャリアアップを図る

派遣法にある3年ルール(抵触日)を、ネガティブに捉えずキャリアチェンジの好機と捉えることが大切です。同じ組織で3年以上派遣社員として働くことは原則できません。このタイミングは、漫然と契約更新を繰り返すのをやめ、自分の将来について真剣に考える良いきっかけになります。

「次はもっと条件の良い会社へ行く」「これを機に正社員になる」と目標を定めましょう。期限があるからこそ、逆算して資格取得の勉強をしたり、職務経歴書を整理したりと、計画的な行動がとりやすくなります。

正社員転職へのロードマップ

転職エージェントのサポートを活用する

一人での活動に不安がある場合は、プロの力を借りることで効率的に正社員への道が開けます。転職エージェントは、一般には公開されていない非公開求人を保有しており、その中には「未経験歓迎」「リモートワーク可」といった好条件の正社員求人も多数含まれています。

キャリアアドバイザーは、あなたの強みを見つけて応募書類を作成したり、面接でのアピール方法をアドバイスしたりと、内定まで伴走してくれます。自分一人では気づけなかった可能性や、思いもよらない適職に出会えることも、エージェントを利用する大きなメリットです。

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Q
派遣社員は絶対に在宅勤務できないのですか?
A
いいえ、絶対にできないわけではありません。IT系やコールセンターなど、職種によっては派遣社員でも在宅勤務が可能なケースが増えています。ただし、現在の派遣契約の内容や、派遣先企業のセキュリティルール、業務内容によっては出社が必須となる場合も多いです。
Q
正社員だけ在宅勤務なのは差別ではないですか?
A
同じ仕事内容であれば不合理な待遇差として問題になる可能性がありますが、責任範囲や業務内容、契約形態の違いによって区別することは、法律上「不合理ではない」と判断されることが多いです。直ちに違法や差別とは言えないのが現状です。
Q
派遣会社に在宅勤務の交渉をしてもいいですか?
A
はい、可能です。まずは派遣会社の担当者に相談し、そこから派遣先企業へ掛け合ってもらうのがスムーズです。ただし、業務の性質上どうしても出社が必要な場合もあるため、必ず希望が通るとは限りません。交渉の際は、具体的な理由や代替案を用意しておくと良いでしょう。
Q
未経験から在宅勤務できる正社員になれますか?
A
はい、チャンスはあります。特にITエンジニアやインサイドセールスなどは、未経験からでも研修体制が整っており、リモートワークを導入している企業が多い職種です。これまでの経験から活かせるスキル(PCスキルやコミュニケーション力など)をアピールすることが大切です。
Q
今の職場が辛いです。どうすればいいですか?
A
無理に我慢せず、環境を変えることを検討しましょう。派遣会社に相談して別の派遣先を紹介してもらうか、これを機に正社員への転職を目指すのも良い選択です。転職エージェントに相談すれば、今の悩みを解消できる職場を一緒に探してくれます。

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