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出張の飲み会に行きたくない時の上手な断り方と参加する場合のマナー

出張の飲み会に行きたくない時の上手な断り方と参加する場合のマナー
公開 2026/04/03
Zキャリア編集部
Zキャリア編集部
Zキャリア編集部は、初めて就職・転職する方々へ、就職活動に役立つ情報を発信しています。具体的な職種や業界に特化した情報提供を心がけ、将来のキャリアを考える上で参考になるような内容をお届けしています。

出張先での上司や同僚との付き合いに、気が重くなってしまうことがあるかもしれません。「断ったら評価に響くのではないか」と不安を抱える人も多いでしょう。仕事の延長のように感じる場ですが、自分の時間を大切にすることは決して悪いことではありません。この記事では、角を立てずに断るための具体的な伝え方や、どうしても参加しなければならない場合の乗り切り方について解説します。自分の時間を守りながら、無理なく仕事と向き合うためのヒントを見つけていきましょう。

この記事でわかること

  • 飲み会が業務時間に含まれる基準
  • 相手を不快にさせない断り方のコツ
  • 参加時に評価を下げないための作法
  • 飲み会が辛い場合の環境の変え方
合わせて読みたい

出張中の飲み会は業務時間に含まれるのか

出張中の飲み会が仕事の一部なのか、プライベートな時間なのかという線引きは非常に曖昧で、多くの人が悩むポイントです。まずは、法的な観点や一般的な企業のルールとしてどのように扱われるのかを理解しておきましょう。

出張飲み会の扱い

  • 基本的には業務時間外として扱われる
  • 強制参加の場合は労働時間とみなされる可能性が高い

各項目について、詳しく解説していきます。

基本的には業務時間外として扱われる

出張先での飲み会であっても、参加が任意である限りは業務時間外として扱われるのが一般的です。会社側が場所や時間を指定していたとしても、社員に参加・不参加の選択権が委ねられている場合は、労働時間には該当しません。したがって、この時間の給与や残業代は発生しないことがほとんどです。

多くの企業では、出張中の夜の食事会や懇親会は「社員同士の親睦を深める場」や「取引先との個人的な付き合い」と位置付けられています。業務上の指揮命令下にあるわけではないため、リラックスして過ごして良い時間とされています。上司や同僚と一緒に行動していると、どうしても仕事が続いているような感覚に陥りがちですが、法律的には休憩時間や自由時間と同じ扱いになります。

しかし、実態としては「断りづらい雰囲気」があることも事実です。特に若手社員の場合、先輩や上司から誘われると「行かなければならない」と感じてしまうことが多いものです。それでも、制度上はあくまでプライベートな時間であることを認識しておくと、断る際の心理的な負担が少し軽くなるかもしれません。自分の時間をどのように使うかは、本来自分で決める権利があります。

残業代が出るかどうか、上司に確認しても良いのでしょうか?
キャリアアドバイザー
直接上司に聞くと「お金のことばかり気にしている」と誤解される恐れがあります。まずは就業規則を確認するか、信頼できる先輩に相談するのが無難です。もし業務命令として参加を求められた場合は、人事担当者にこっそり確認してみるのも一つの方法です。

強制参加の場合は労働時間とみなされる可能性が高い

一方で、上司からの指示で「全員参加」と明言されている場合や、不参加によって業務に支障が出ると判断されるような状況では労働時間とみなされる可能性が高くなります。具体的には、飲み会の場で業務に関する重要な打ち合わせが行われる場合や、取引先の接待要員として駆り出される場合などがこれに該当します。

「参加しないと評価を下げる」といった明示的な圧力や、事実上の強制力が働いている場合も同様です。このケースでは、会社は社員に対して賃金を支払う義務が発生します。出張先での拘束時間が長くなり、所定労働時間を超える場合には、残業代が支払われるべき状況と言えます。

もし、飲み会が実質的な業務の延長となっているにもかかわらず、手当や代休などの補償がない場合は、労働環境として問題があると言わざるを得ません。若手社員だからといって、無償で奉仕することが当たり前だと考える必要はありません。自分の置かれている状況が「任意」なのか「強制」なのかを冷静に判断することが大切です。

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出張先での飲み会を角が立たないように断る方法

せっかくの出張ですから、夜はホテルでゆっくり休んだり、自分の好きなものを食べたりしたいと考えるのは自然なことです。ここでは、相手の気分を害することなく、スマートに誘いを断るための具体的な伝え方を紹介します。

角を立てない断り方

  • 体調不良を理由に辞退を申し出る
  • 溜まった業務を理由に不参加を伝える
  • 現地の友人と会う予定があると伝える

各項目について、詳しく見ていきましょう。

体調不良を理由に辞退を申し出る

最も角が立たず、相手も無理に誘いにくいのが体調不良を理由にする方法です。出張は長距離の移動や慣れない環境での業務が続くため、実際に疲れが溜まりやすい状況にあります。「移動の疲れが出たようで、少し頭痛がします」「明日の大事な商談に備えて、今日は早めに休ませてください」と伝えれば、上司や同僚も「それなら仕方がない」と納得してくれるはずです。

この時、本当に具合が悪そうな演技をする必要はありませんが、申し訳なさそうな表情で伝えることがポイントです。「行きたい気持ちはあるのですが」というニュアンスを含めることで、相手への配慮を示すことができます。また、断った後は速やかに自室に戻るようにしましょう。断った直後に元気に出歩いている姿を見られると、心証を損ねる可能性があります。

体調管理も仕事のうちと言われますが、それを逆手にとって「万全の状態で明日の業務に臨みたい」という前向きな理由付けをすることで、むしろ責任感のある社員だという印象を与えることも可能です。自分の心身の健康を守るためにも、無理な時は素直に休む選択をすることが大切です。

溜まった業務を理由に不参加を伝える

仕事熱心な姿勢をアピールしつつ断るには、溜まった業務を理由にするのが効果的です。「今日中にまとめておきたい報告書があります」「急ぎのメール返信が溜まっているので、ホテルに戻って処理します」といった伝え方は、ビジネスマンとして正当な理由になります。

特に、出張中は日中に移動や会議が多く、デスクワークをする時間が取れないことが多々あります。その状況を逆手に取り、夜の時間を業務処理に充てたいと申し出ることは不自然ではありません。上司としても、部下が仕事を優先しようとしているのを止めてまで飲み会に連れて行くことは躊躇するものです。

ただし、この理由を使う場合は、実際に翌日までに何らかの成果を出しておく必要があるかもしれません。「昨夜おかげさまで資料が完成しました」と翌朝報告できれば、信頼関係も保てます。嘘をつくのではなく、実際に少し残っているタスクを片付ける時間に充てることで、罪悪感なく断ることができます。

断る際に添えたい気遣いフレーズ

現地の友人と会う予定があると伝える

プライベートな用事を理由にする場合は、先約があることを伝えるのがスムーズです。「実は、この近くに学生時代の友人が住んでいて、久しぶりに会う約束をしています」や「親戚が近くにいるので、顔を出してきます」といった理由は、出張先ならではの説得力があります。

この断り方のメリットは、上司や同僚が介入できない完全にプライベートな領域であるため、深く追求されにくい点です。「それなら楽しんでおいで」と快く送り出してくれることが多いでしょう。ただし、毎回この理由を使うと不自然に思われる可能性があるため、頻度には注意が必要です。

また、嘘をつくことに抵抗がある人は、実際に現地の美味しいお店を一人で予約してしまうのも一つの手です。「どうしても行ってみたいお店を予約してしまったので」と伝えれば、嘘にはなりません。自分のための時間を確保するために、あえて予定を作ってしまうというのも、出張を楽しむ一つのテクニックと言えます。

キャリアアドバイザー
「断ったら嫌われるかも…」と不安になる必要はありませんよ。上司の方も、部下の体調やプライベートを尊重したいと思っていることが多いです。一度断ったくらいで評価が変わることは稀ですから、まずは自分の気持ちを大切にしてくださいね。無理をして参加して体調を崩すより、しっかり休んで翌日元気な姿を見せる方が、結果的に良い印象に繋がります。

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参加する場合に押さえておくべき最低限のマナー

断り切れずに参加することになった場合や、一度は顔を出しておこうと思った場合には、社会人としてのマナーを守ることが重要です。お酒の席とはいえ、上司や取引先と過ごす時間はビジネスの延長線上にあると考え、失礼のない振る舞いを心がけましょう。

出張飲み会のマナー

  • 上座と下座の位置を正しく理解する
  • 乾杯のときは相手よりグラスを下げる
  • 翌朝のお礼は必ず出勤直後に伝える

各項目について、詳しく解説していきます。

上座と下座の位置を正しく理解する

飲み会の席で最初に意識すべきなのが、上座と下座の位置関係です。基本的には、出入り口から最も遠い席が「上座」となり、目上の人やお客様が座る場所です。逆に、出入り口に最も近い席が「下座」となり、若手社員や幹事が座るべき場所となります。

お店に入ったら、勝手に奥の席に進むのではなく、まずは下座の位置を確認してそこに立つようにします。上司から「奥へどうぞ」と勧められた場合でも、一度は固辞するのがマナーです。それでも勧められた場合は、「失礼します」と一言添えて座るようにしましょう。

下座に座ることで、店員さんへの注文や料理の取り分け、空いたグラスの片付けなどがスムーズに行えます。これらは若手社員の大切な役割の一つとされています。特に座敷や個室の場合は位置関係が明確ですが、円卓やカウンター席の場合も「入り口から遠い方が上座」という原則は変わりません。迷ったときは、入り口に一番近い席をキープしておけば間違いありません。

乾杯のときは相手よりグラスを下げる

乾杯のシーンでも、細やかな気配りが求められます。上司や先輩とグラスを合わせる際は、自分のグラスの縁を相手のグラスの縁よりも少し下げるようにして乾杯するのが礼儀です。これは相手への敬意を表す動作として、ビジネスシーンでは基本のマナーとされています。

また、高級なワイングラスや薄手のグラスを使用している場合は、グラス同士をぶつけないように注意します。その際は、グラスを目の高さまで持ち上げ、相手と目を合わせて会釈をするだけでも十分な乾杯の合図になります。「お疲れ様です」と明るく声をかけながら、相手を立てる姿勢を見せることが大切です。

お酒が飲めない場合でも、乾杯の場にはソフトドリンクで参加して問題ありません。「あいにくお酒が飲めないので」と丁寧に伝えれば、無理に勧められることは少なくなっています。大切なのは何を飲むかではなく、その場の雰囲気を共有し、コミュニケーションを取ろうとする姿勢です。

飲み会中に気を配りたいポイント

翌朝のお礼は必ず出勤直後に伝える

飲み会のマナーで最も重要と言っても過言ではないのが、翌朝のお礼です。出張先であっても、翌朝顔を合わせたら、挨拶の直後に「昨夜はご馳走様でした」「楽しい時間をありがとうございました」とお礼を伝えるようにします。これにより、相手に「連れて行ってよかった」と思ってもらうことができます。

メールやチャットでお礼を送ることも悪くはありませんが、顔を合わせる機会があるなら直接伝えるのがベストです。もし、上司が別の場所にいて会えない場合は、始業前にメールでお礼を送っておくと良いでしょう。お礼は早ければ早いほど効果的であり、感謝の気持ちが伝わりやすくなります。

また、もし飲み会で失敗してしまったり、飲みすぎてしまったりした場合も、翌朝の謝罪とお礼は欠かせません。「昨日は少し飲みすぎてしまい、申し訳ありませんでした」と素直に伝えることで、反省の意を示し、関係修復を図ることができます。飲み会の評価は、実は翌朝の対応で決まると言っても過言ではありません。

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飲み会の強要が苦痛で辞めたいと感じる時の対策

「飲み会への参加を強要されるのがどうしても辛い」「断り続けるのにも限界がある」と感じている場合、それは単なるわがままではなく、職場環境とのミスマッチかもしれません。精神的に追い詰められる前に、環境を変えるための対策を考えることも一つの選択肢です。

苦痛な時の対処法

  • 部署異動が可能か上司に相談する
  • 社風が合わないと割り切り転職する
  • 転職エージェントに相談する

各項目について、詳しく見ていきましょう。

部署異動が可能か上司に相談する

飲み会の頻度や雰囲気は、会社全体というよりも部署ごとに大きく異なる場合があります。もし今の部署での人間関係や飲み会のノリが合わないと感じているなら、部署異動を申し出るのも現実的な解決策です。他の部署であれば、飲み会が少なく、業務終了後はすぐに帰宅する文化があるかもしれません。

異動を希望する際は、「飲み会が辛い」とストレートに伝えるよりも、「新しい業務に挑戦したい」「自分の適性を活かせる分野で貢献したい」といった前向きな理由を添える方がスムーズです。また、信頼できるさらに上の上司や人事担当者に相談できる窓口があれば、ハラスメント的な飲み会の強要について相談してみるのも良いでしょう。

会社自体は好きだけれど、今のチームの雰囲気だけが合わないという場合、社内での環境変化を模索することはリスクの少ない選択です。自分のキャリアを継続させながら、より快適に働ける場所を社内で探してみる価値は十分にあります。

社風が合わないと割り切り転職する

会社全体として「飲みニケーション」を過度に重視する風潮があり、それが自分の価値観と合わない場合は、転職を検討することをお勧めします。近年では、業務時間外の付き合いを一切求めない企業や、個人の時間を尊重する社風を持つ企業も増えています。

無理をして自分を殺してまで、合わない環境に居続ける必要はありません。特に若いうちであれば、ポテンシャルを評価してくれる企業はたくさんあります。「飲み会に参加しないキャラ」を貫く労力を、新しい仕事やスキルの習得に使う方が、将来的にはプラスになることが多いものです。

転職活動を通じて、面接時に職場の雰囲気や社員同士の距離感について質問してみるのも良いでしょう。「オンとオフの切り替えがしっかりしている会社で働きたい」という希望は、決してネガティブなものではありません。自分らしく働ける場所を見つけるために、一歩踏み出してみることは、自分自身を大切にするための勇気ある行動です。

自分に合う会社を見つけるステップ

転職エージェントに相談する

出張先での飲み会は、時に大きなストレスになることがあります。しかし、上手な断り方を知り、最低限のマナーを押さえておくことで、その負担を軽減することは可能です。また、どうしても辛い場合は、環境を変えることも決して逃げではありません。あなたの時間はあなた自身のものです。仕事もプライベートも充実させられる、自分に合った働き方を探していきましょう。

もし、「今の環境を変えたいけれど、どう動けばいいかわからない」「自分に合う会社がどんなところなのか知りたい」と思ったら、ぜひZキャリアにご相談ください。私たちエージェントが、あなたの悩みに寄り添い、希望に叶う転職先を一緒に探すお手伝いをします。

Q
飲み会を断ると人事評価に影響しますか?
A
本来、業務時間外の飲み会への不参加が人事評価に影響することは法的に許されません。しかし、古い体質の企業では心証が悪くなる可能性はゼロではありません。業務でしっかりと成果を出し、普段のコミュニケーションを大切にしていれば、過度に心配する必要はないでしょう。
Q
お酒が全く飲めないのですが、参加しても大丈夫ですか?
A
全く問題ありません。最近では「アルハラ(アルコールハラスメント)」への意識も高まっており、無理に飲ませることはマナー違反とされています。ソフトドリンクやノンアルコール飲料で乾杯し、会話を楽しむ姿勢を見せれば十分です。
Q
二次会への誘いを断っても失礼になりませんか?
A
一次会に参加したのであれば、二次会を断っても失礼にはあたりません。「明日の業務に備えたいので」「少し疲れが出ているので」と言って丁寧に断れば大丈夫です。ダラダラと付き合うよりも、切り上げて体調を整える方が賢明な判断と言えます。
Q
会費は会社が負担してくれるのでしょうか?
A
会社主催の公式な懇親会であれば会社負担の場合もありますが、上司や同僚との個人的な飲み会の場合は、割り勘や自己負担になるケースが多いです。上司が多めに出してくれることもありますが、財布は必ず用意しておきましょう。
Q
出張先で一人で夕食をとる際のおすすめはありますか?
A
ご当地グルメを楽しめるお店や、ゆっくり過ごせるカフェ併設のレストランなどがおすすめです。また、ホテルの部屋でテイクアウトを利用して、リラックスしながら食事をするのも良いリフレッシュになります。自分のペースで過ごせる時間を大切にしてください。

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