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面接で不合格が続いてしまう場合の原因と対処法を解説します。就職&転職を成功させるためのポイントを知っておこう!

公開 2024/10/16

更新 2024/10/25

Zキャリア編集部

Zキャリア編集部は、初めて就職・転職する方々へ、就職活動に役立つ情報を発信しています。具体的な職種や業界に特化した情報提供を心がけ、将来のキャリアを考える上で参考になるような内容をお届けしています。

目次

面接で不合格が続いているあなたへ。原因をしっかり分析し、対策を立てることで、次の面接で内定を勝ち取るためのコツを徹底解説します!

面接で不合格が続いてしまう場合の原因と対処法を解説します。就職&転職を成功させるためのポイントを知っておこう!

「面接で不合格が続いてへこんでいる・・・」という方は少なくないのではないでしょうか?就職や転職活動で何度も面接を受けても、不合格の連絡が続くと心が折れそうになりますよね。しかし、これは誰もが通る道です。応募から最終面接までの合格率の平均などを把握した上で、自分が「面接のどのステップで落ちているのか」をきちんと分析すれば対策を強化することもできます。

この記事でははじめての就職&転職をする方にむけて不合格の原因を分析し、対策を考えることで、次の面接で成功をつかむためのヒントを提供します。

応募から最終面接までの合格率はどれくらい?

応募から最終面接までの合格率の目安は以下の通りです。

書類選考:約30~50%
一次面接:約20~40%
二次面接:約20~50%
最終面接:約50%

(参照元:平均応募者数や選考通過・内定の確率はどれくらい?マイナビ転職 2024年9月29日)

上記の通過率の元、100人が書類選考をすれば、最終的に内定が出るのは「0.6人」です。こちらのデータが示す通り「内定をとること自体が難しい」ので、面接で落ちることに対して極度にへこむ必要はありません。とはいえ「何社受けても、一次面接や二次面接の段階で落とされる」といった場合は、一度立ち止まって「自分の面接への臨み方」を見直す必要はあるかもしれません。

一歩立ち止まって原因と対策を考えることが大切!

不合格が続くと、つい焦ってしまいがちですが、一歩立ち止まって原因と対策を考えることが大切です。自分が一次面接で落ちているのか、二次面接で落ちているのか。それとも面接を受けている件数自体が少なすぎるのか、自分の現状を冷静に見つめ直してみましょう。

自分のどこに改善点があるのかを見つけ、それを次の面接で活かすことが成功への近道です。以下に、はじめての就職や転職で不合格になる要因と、その対策をまとめました。

はじめての就職&転職で不合格になる要因4つ

はじめての就職&転職で、面接にて不合格になりやすい要因は主に4つです。どのような対策をすればよいかも具体的に紹介していきます。

その①コミュニケーション

コミュニケーション能力は、どの職種でも非常に重要です。そして「面接」の場において、どのようなコミュニケーションをとるかを面接官は非常に強く意識しています。

具体的には、以下の点に注意しましょう。

  • 質問に対する明確な回答:質問を瞬時に理解し、適した回答を端的に返せるか
  • 自分の強みをアピール:自分の強みや過去の経験を具体的に説明できるか
  • 非言語コミュニケーション:目を見て話す、適切な表情をする、姿勢を正すなど

面接で過度に緊張してしまう方は、相手の質問に対して「質問内容とずれた回答をしてしまう」ケースが目立ちます。また「あなたの強みを教えてください」といった質問に対して、その強みの補足情報に過ぎない自分のキャリアを長々と語ってしまうケースなどもあります。面接を受けるときは、「相手にとって分かりやすく、端的な回答をすること」を意識すると良いでしょう。

最近ではWeb面接などで、面接の音声を記録できる場合もあります。また、知人と模擬面接をして、その様子を録音・録画するのも良いでしょう。自分の面接音声や映像を聞いてみて改善点をみつけましょう。映像で見返した際に明らかに「質問に対して回答がずれている」場合などが多ければ、まずはコミュニケーション力を磨くことが大事です。模擬面接などを重ねましょう。

その②仕事への気持ち

コミュニケーション力に問題がないにも関わらず、一次面接や二次面接で落ちることが多い場合は「面接官に対して、仕事への情熱や意欲が伝わっていない」可能性があります。

この場合は、面接官からよく聞かれる2つの質問への回答を最低限考えておきましょう。

  • 仕事に対してどのように向き合っていくつもりか
  • 今までに何かに打ち込んだ経験があるか
  • 今までの経験をどう業務に活かしたいのか

「今までがんばった経験」「これからどのようにがんばるのか」といった気持ちを言葉にすることで熱意をしっかりと伝えることができます。自分の考え方や経験を整理する時は、自己分析を行ってみましょう。成功体験や失敗経験、何が好きで、どんなことに情熱を注ぐことができるかを言葉にして整理します。例えば、「工作や模型に情熱をもって取り組んでいた」という経験があるならば、「ITプログラマーとして、開発の仕事を一生懸命やっていきたい」といった形で伝えることができます。

仮に成功体験や仕事に活かせる経験が見つからない場合は、「前向きに仕事に取り組む気持ちがあること」を誠実に伝えましょう。フリーターを正社員として雇用する際に、重視したことを企業に回答してもらった調査によると、ほとんどの企業が「明確なスキル」「実務経験」よりも、「勤労意欲」「マナー」「コミュニケーション能力」を重視しています。正社員経験がない場合は、これから実務経験を積んでいく必要があるので、現状の経験の無さを心配する必要はありません。

フリーターを正社員として採用する際に重視した事項

学歴・経歴

職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神

柔軟な発想

マナー・社会常識

組織への適応性

業務に役立つ専門知識や技能(資格・免許・語学)

コミュニケーション能力

従順さ・誠心

体力・ストレス耐性

その他

15~34歳

約8%

約69%

約6%

約60%

約33%

約20%

約53%

約8%

約11%

約1%

35~44歳

約8%

約64%

約5%

約53%

約35%

約26%

約46%

約8%

約13%

約1%

前回(平成25年) (15~34歳)

約10%

約71%

約5%

約59%

約36%

約26%

約42%

約8%

約10%

約2%

(参照元:平成30年若年者雇用実態調査の概況/厚生労働省 2024年9月29日)

その③仕事への理解

自己分析などをしっかりと行うことで、その仕事への「熱意」を明確にしたうえで面接に臨むことができます。一方で「熱意」だけがあっても、あまりに応募する職種や業界についての理解が不足している場合も不合格の原因となりえます。

「熱意は伝わってくるが、それは口先だけであり、何も勉強していない人物では無いか」と採用担当者に不安を与えてしまうためです。以下の点に注意して、仕事への理解を深めましょう。

  • 業界研究:業界の市場規模やトレンド、課題を正確に把握する
  • 職種研究:具体的な職務内容や求められるスキルについて理解する

その業界や職種の特性を理解したうえで、その業種で自分が働きたい理由を明確に語りましょう。

なお、はじめての就職・転職の場合は業界や職種を研究した結果「自分にはその業界で働くのに必要なスキルがまだ無い」と感じてしまうこともあるかもしれません。しかし、転職市場には「実務未経験者歓迎」の求人も多数存在します。

仮にまだスキルや経験が無いとしても、その仕事を理解しており、なおかつ論理的かつ熱意をもって「その業種およびその企業で働きたい理由」を語ることができれば、面接で合格を貰えるチャンスは広がります。

その④社会人マナー

基本的な社会人マナーを面接の際に示すことができなければ、どれだけ熱意や自分のスキルを伝えたとしても採用されにくくなります。面接官に好印象を与えづらいためです。以下の点に注意しましょう。

  • 挨拶:面接の最初と最後にしっかりと挨拶をする。
  • 時間厳守:面接には必ず時間通りに到着し、遅刻しない。
  • 服装:清潔感のある服装を心がけ、面接にふさわしい服装を選ぶ。

近年は就職・転職の際の面接を、対面ではなくWeb面接で実施する企業も増えています。また服装として、スーツではなくビジネスカジュアルを指定する企業も同じく増加傾向にあります。

しかし、従来の面接より、多少カジュアルなスタイルの面接であったとしても「マナーを欠いていい」わけではありません。こうしたマナーや「ビジネスカジュアルとはどんな服装?どんなメイクがOK?」といった点に不安がある方は、インターネット等で情報収集をしたり、すでに就活を経験している友人に聞いてみたりしましょう。

内定を獲得するためのコツ

次に、具体的に内定を獲得するためのコツを紹介します。応募時から面接本番まで、全てのステップで注意すべきポイントを押さえましょう。

応募時から気をつけるべきこと

まず、面接の前には「求人への応募」が必要です。応募時には、以下の点に注意して書類を作成しましょう。

  • 履歴書と職務経歴書:誤字脱字がないように注意し、自分の強みや経験を具体的かつ正確に記載する
  • 応募先の企業を理解:その企業が求める人材像に自分がどれだけマッチしているかをアピールすることが大切です。

応募の際は、履歴書・職務経歴書の仕上がりが非常に重要になります。書類選考では、書類のみで合否が判断されるためです。真剣に志望していたとしても、書類上に不備や不適正な内容が含まれていると不合格となってしまいます。書類の書き方については、こちらの記事でくわしく紹介していますので、ぜひご覧ください。

はじめての正社員転職でも安心!企業の目を引く履歴書・職務経歴書の書き方

面接の前にすべきこと

面接の前にしっかりと準備をすることで、自信を持って本番に臨むことができます。以下のような準備をすることがおすすめです。

  • 模擬面接:友人や家族と模擬面接を行い、その様子を録画して見直す
  • 自己PRと志望動機の整理:自分の強みや志望動機を明確にし、どのように伝えるかを練習しておく
  • 企業研究:応募する企業についての情報をしっかりと調べ、その企業で働きたい理由を具体的に説明できるようにする

特に、正社員として働く面接に初めて臨む場合は、面接練習を最低3回はやりましょう。声の出し方や姿勢、服の着こなしなどは、何度か経験しないとなじみませんし、答える内容についても繰り返し練習しなければ、本番で100%の実力は発揮できません。

面接本番で気をつけるべきこと

面接本番では、以下の点に注意して臨みましょう。

  • 自信を持つ:自分に自信を持ち、堂々とした態度で面接に臨む。
  • 質問に対する明確な回答:何を聞かれているのかを理解し、的確に答える
  • 仕事への意欲を伝える:その企業で働きたい理由や自分がどのように貢献できるかを具体的に説明する

応募時と面接前にきちんと対策を行っていれば、面接本番では過剰に緊張する必要はありません。自信を持ち、リラックスして臨みましょう。

もっとも模擬面接では予測しきれない、想定外の質問が面接で行われることもあるでしょう。「わからない質問」や「すぐには答えられない質問」については、素直に「わかりません」「少しだけ答えを考える時間をいただけないでしょうか」などと伝え、考える時間をもらいましょう。面接官にとって突飛な質問をすることは、たとえば「不意打ちのような質問をすることで、その人の素を見たい」という意図が含まれているケースがあります。動揺しすぎず、丁寧に対応することで面接官にポジティブな印象を与えられる可能性があります。予想外の質問が来た際は、ピンチではなくチャンスだと考えましょう。

それでもどうしても内定が獲得できない場合

それでもどうしても内定が獲得できない場合は、以下の方法を試してみましょう。

就職&転職活動について誰かに相談してみよう!

まずは、信頼できる友人や家族、または同じような経験を持つ人に相談してみましょう。自分では気づかない問題点や改善点を指摘してもらえることがあります。

プロの意見を聞いてみる

就職や転職活動において、プロの意見を聞くことは非常に有効です。エージェントサービスを利用することで、自分に合った職種や企業を紹介してもらえるだけでなく、応募書類の添削や面接対策などのサポートを受けることができます。

まとめ

就職や転職活動において、不合格が続くと心が折れそうになりますが、一歩立ち止まって原因と対策を考えることが大切です。コミュニケーション能力や仕事への気持ち、仕事への理解、社会人マナーなど、基本的な点を見直すことで、次の面接で成功をつかむ可能性が高まります。

  • 書類選考や一次面接で不合格が続いている
  • 面接でのふるまいが適切なのか不安がある
  • 面接の練習をできる友達が周囲にいない

そういったお悩みをお持ちの方は、ぜひZキャリアにご相談ください。
Zキャリアは以下の魅力をもった未経験特化型の転職サービスです。

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