- 求人情報でわかるやばい会社の特徴
- 面接で見抜くためのチェックポイント
- 入社してはいけない会社に共通するサイン
- 安心して働ける「まともな会社」の見つけ方
- やばい会社に入ってしまった時の対処法
まずは知っておきたい!やばい会社の見分け方の基本
やばい会社を避けるためには、いくつかの基本的な見分け方があります。具体的には以下の4つの項目について解説します。
- 求人情報だけで安易に判断しない
- 面接官の態度を注意深く観察する
- 企業の口コミサイトも参考にしてみる
- 会社のホームページが更新されているか確認する
これらのポイントを押さえるだけで、入社後のミスマッチを大きく減らせます。各項目について、詳しく見ていきましょう。
求人情報だけで安易に判断しない
求人票の情報はあくまで一部だと考え、鵜呑みにしないことが大切です。求人情報は、会社が「見せたい」情報をまとめたものです。良いことばかりが書かれているのは当然かもしれません。
例えば、「未経験でも月収30万円以上可能!」といった魅力的な言葉だけを信じて応募するのは危険です。その背景には、厳しいノルマや長時間の残業が隠されている可能性も考えられます。
求人情報はあくまで会社を知るための入り口です。そこに書かれている情報をきっかけに、これから解説するホームページや口コミ、面接などを通して、多角的に情報を集める姿勢を持つようにしましょう。
面接官の態度を注意深く観察する
面接は自分をアピールする場ですが、面接官を通して会社を観察する場でもあります。面接官の態度は、その会社の日常の姿を映す鏡のようなものです。
もし面接官が高圧的だったり、こちらの話に耳を傾けなかったり、質問に対して曖昧な答えしか返ってこなかったりする場合、それは社員を大切にしない社風の表れかもしれません。逆に、親身に話を聞き、誠実に質問に答えてくれる面接官であれば、入社後も安心して働ける可能性が高いでしょう。
短い時間ですが、言葉遣いや表情、雰囲気など、細かな部分まで意識して観察することで、会社の本当の姿が見えてくるはずです。
企業の口コミサイトも参考にしてみる
実際にその会社で働いていた、あるいは現在働いている人のリアルな声が集まる口コミサイトは、貴重な情報源になります。求人情報や公式サイトには載っていない、会社の内部事情を知る手がかりになるでしょう。
ただし、注意点もあります。口コミは個人の主観で書かれているため、中には偏った意見や、退職した腹いせに書かれたネガティブな情報だけが目立つこともあります。
良い口コミと悪い口コミの両方をバランス良くチェックし、「なぜそう感じたのか」という背景まで読み解くことが重要です。複数の口コミサイトを見比べて、全体的な傾向を掴むようにしましょう。

会社のホームページが更新されているか確認する
会社のホームページが長期間更新されていない場合、注意が必要かもしれません。情報発信に力を入れていない、あるいはその余裕すらない会社の可能性があります。
例えば、最新のニュースが数年前で止まっていたり、明らかに古いデザインのままだったりする場合、会社の経営状況が良くない、もしくは外部へのアピールに関心がない、閉鎖的な体質である可能性が考えられます。
特に、事業内容や採用情報といった重要なページがきちんと整備されているかは必ずチェックしましょう。会社の「顔」であるホームページを大切にしているかどうかは、その会社の姿勢を判断する一つの材料になります。
求人情報だけでやばい会社ってわかるの?
求人情報の中には、やばい会社を見分けるためのヒントが隠されています。具体的には以下の5つの項目について解説します。
- 抽象的で良いことばかり書かれている
- 給与が相場より高すぎるか低すぎる
- 年間休日が極端に少ない
- 一年中同じ求人を掲載している
- 未経験者歓迎なのに条件が良すぎる
これらのサインを見逃さないことが、後悔しない会社選びの第一歩です。詳しく解説していきます。
抽象的で良いことばかり書かれている
仕事内容の説明が「誰にでもできる簡単なお仕事」や「やりがいのある職場」といった、具体性のない言葉ばかりで埋め尽くされている求人には注意が必要です。
まともな会社であれば、どのような業務を、どのようなスキルを持つ人にお願いしたいのかを具体的に記載するはずです。「アットホームな職場」や「風通しの良い社風」といった言葉もよく使われますが、具体的にどのような制度や文化があるのか説明がなければ、ただのうたい文句に過ぎません。
具体的な仕事内容がイメージできない求人は、応募者を集めるためだけに良い言葉を並べている可能性があります。
給与が相場より高すぎるか低すぎる
給与額が地域の相場や業界の平均と比べて極端に高い、または低い場合も注意が必要です。
高すぎる給与には、それなりの理由があるはずです。例えば、非常に厳しいノルマが課せられていたり、離職率が高く常に人手不足だったり、固定給は低くインセンティブ頼みだったりするケースが考えられます。
逆に、給与が低すぎる場合は、社員を正当に評価しない、使い捨てのように考えている可能性があります。応募する前に、希望する職種の給与相場を一度調べてみると良いでしょう。
年間休日が極端に少ない
休日は心と体を休め、プライベートを充実させるために不可欠です。年間休日が105日を下回る場合は、慎重に検討した方が良いかもしれません。
週休2日制(土日休み)の場合、祝日などを合わせると年間休日は120日ほどになります。105日というのは、週休2日制をギリギリ維持できるかどうかのラインです。これより少ない場合、隔週休みだったり、長期休暇が全くなかったりする可能性があります。
プライベートの時間を大切にしたいと考えているなら、年間休日の日数は必ずチェックすべき重要なポイントです。
一年中同じ求人を掲載している
いつ見ても同じポジションの求人を掲載している会社は、人の入れ替わりが激しい可能性があります。つまり、採用してもすぐに辞めてしまう人が多い「定着率の低い」職場かもしれない、というサインです。
もちろん、事業拡大のために常に人材を募集している成長企業という可能性もあります。ですが、もし同じ職種、同じ勤務地で長期間にわたって募集が続いているのであれば、労働環境や人間関係に何らかの問題を抱えていることも考えられます。
気になる求人が長期間掲載されていないか、少し時間を置いてから再度チェックしてみるのも一つの方法です。
未経験者歓迎なのに条件が良すぎる
「未経験者歓迎」という言葉自体は、新しい挑戦を応援してくれる良い会社の証でもあります。ですが、未経験者向けなのに給与や休日などの条件が良すぎる求人には、少し立ち止まって考える必要があります。
例えば、「未経験OK、研修充実、月給35万円以上、年間休日125日」といった、あまりにも好条件が揃っている場合です。なぜそこまで良い条件で未経験者を集める必要があるのか、その裏を考えてみましょう。
実際は過酷な労働環境で人がすぐに辞めてしまうため、とにかく頭数を揃えたい、といった事情が隠されているかもしれません。
会社のホームページから読み解くやばいサイン
会社の「顔」ともいえるホームページにも、その会社の本質が表れます。具体的には以下の4つの項目について解説します。
- 事業内容が具体的に書かれていない
- 掲載されている社員の表情が硬い
- 精神論や根性論が多用されている
- ホームページの最終更新日がかなり古い
これらのサインを見つけることで、会社のカルチャーや状態を推測できます。詳しく見ていきましょう。
事業内容が具体的に書かれていない
ホームページを見ても、その会社が何をしてお金を稼いでいるのかがよく分からない場合、注意が必要です。
例えば、「コンサルティング事業」「ソリューション事業」といったカタカナの専門用語ばかりで、具体的なサービス内容や取引先の実績などが全く書かれていないケースです。これは、事業に実態がなかったり、公にできないようなビジネスを手掛けていたりする可能性もゼロではありません。
まともな会社であれば、自社の事業内容に自信と誇りを持ち、誰にでも分かりやすく説明しようと努めるはずです。
掲載されている社員の表情が硬い
「社員紹介」や「オフィスの風景」といったページに掲載されている社員の写真の表情が硬い、笑顔が不自然である場合、職場の雰囲気が良くない可能性があります。
本当に働きがいがあり、楽しい職場であれば、自然と明るい表情になるものです。ですが、無理やり笑顔を作らされているような写真や、明らかに疲れた表情の写真ばかりが並んでいる場合、それは会社の日常を反映しているのかもしれません。
写真一枚で全てを判断することはできませんが、会社のリアルな空気感を感じ取るための一つのヒントとして、注意深く見てみましょう。
精神論や根性論が多用されている
社長のメッセージや企業理念のページで、「努力」「根性」「気合」「感謝」といった精神論ばかりが強調されている会社は、注意した方が良いかもしれません。
もちろん、仕事に対する情熱や心構えは大切です。ですが、そればかりを前面に押し出し、具体的なビジネスモデルや社員の働き方をサポートする制度についての言及が少ない場合、長時間労働や無茶な要求を正当化する社風である可能性があります。
「気合で乗り切れ」という文化が根付いている会社では、心身ともに疲弊してしまう恐れがあります。
ホームページの最終更新日がかなり古い
ホームページのフッター(一番下の部分)などに記載されている最終更新日やコピーライトの年号が数年前で止まっている場合、その会社は情報発信に無頓着であるか、経営に余裕がない状態かもしれません。
現代において、ホームページは重要な広報ツールです。それを放置しているということは、顧客や求職者に対して自社をアピールする意欲が低いと見なせます。また、会社の成長が止まってしまっている、あるいは業績が悪化しているサインである可能性も考えられます。
会社の「今」をきちんと伝えようという姿勢があるかどうか、更新頻度もチェックしてみましょう。
面接でやばい会社を見抜くためのチェックポイント
面接は、会社が応募者を見極める場であると同時に、応募者が会社を見極める絶好の機会です。具体的には以下の5つの項目について解説します。
- こちらからの質問をはぐらかす
- 面接官が自社の悪口や不満を言う
- 威圧的な態度で質問してくる
- 仕事内容を具体的に説明できない
- その場で内定を出そうと急かしてくる
面接官の言動に注意を払うことで、入社後の働き方をイメージできます。詳しく解説していきます。
こちらからの質問をはぐらかす
面接の最後にある「何か質問はありますか?」という逆質問の時間で、残業時間や休日の取りやすさ、評価制度といった具体的な質問をはぐらかしたり、答えを濁したりする会社は要注意です。
本当に社員のことを考えている会社であれば、働く上での不安や疑問に対して、誠実に答えようとしてくれるはずです。「そのあたりは個人の頑張り次第だね」「入社してからのお楽しみです」といった回答が返ってきた場合は、何か隠したい不都合な事実があるのかもしれません。
働き方に関する質問は、遠慮せずにしっかりと確認しましょう。その反応こそが、会社の誠実さを測るバロメーターになります。

面接官が自社の悪口や不満を言う
信じられないかもしれませんが、面接の場で自社の悪口や愚痴をこぼす面接官もいます。これは非常に危険なサインです。
「うちは本当に大変でさ…」「上が何も分かってなくて…」といった発言は、会社全体の不満の表れであり、風通しの悪い職場環境であることがうかがえます。また、初対面の応募者に対してそのような話をするということ自体、コンプライアンス意識の低さを示しています。
そのような環境で、前向きな気持ちで仕事に取り組むのは難しいでしょう。面接官が会社の代表としてふさわしい言動をとっているか、冷静に判断しましょう。
威圧的な態度で質問してくる
応募者のストレス耐性を見るためと称して、わざと高圧的な態度をとったり、答えに詰まるような質問をしたりする「圧迫面接」を行う会社も、残念ながら存在します。
ですが、このような手法でしか応募者の本質を見抜けないと考えている時点で、その会社のレベルは高いとはいえません。人を尊重する気持ちが欠けており、入社後も上司から理不尽な扱いを受ける可能性があります。
面接は対等な立場で行われるべきものです。少しでも「見下されている」「不快だ」と感じるようなことがあれば、その会社は避けた方が賢明です。
仕事内容を具体的に説明できない
質問に対して、面接官自身が仕事内容やキャリアパスを具体的に説明できない場合も注意が必要です。
面接官が現場のことを全く理解していない、あるいは社内の体制が整っておらず、入社後の業務内容が定まっていない可能性があります。そのような会社では、入社してから「話が違う」と感じる場面が多くなったり、明確な目標がないまま雑用ばかりを任されたりすることも考えられます。
自分がその会社でどのように働き、成長していくのかを具体的にイメージできるかどうか、面接官の説明から判断しましょう。
その場で内定を出そうと急かしてくる
面接が終わった直後や、まだ選考が始まったばかりの段階で「今ここで決めてくれたら内定を出す」などと、決断を急かしてくる会社は、高い確率でやばい会社です。
これは、多くの応募者に辞退されているため、一人でも多く確保しようと焦っていることの表れです。まともな会社であれば、応募者がじっくり考える時間を与え、複数の選択肢の中から納得して自社を選んでくれることを望むはずです。
その場の雰囲気に流されて安易に承諾してしまうと、後で必ず後悔します。「一度持ち帰って検討させてください」と、冷静に、そして毅然とした態度で伝えましょう。
多くのやばい会社に共通する「あるある」な特徴
会社の外からでは見えにくいですが、多くのやばい会社には共通した社内の特徴があります。具体的には以下の5つの項目について解説します。

これらの特徴は、面接で会社を訪れた際などに垣間見えることがあります。注意深く観察してみましょう。
人の入れ替わりが常に激しい
人の入れ替わりが激しいのは、働き続けたいと思える環境ではないことの何よりの証拠です。
労働環境が悪い、人間関係に問題がある、給与が低い、正当な評価がされないなど、様々な理由が考えられます。ベテラン社員が少なく、若手ばかりが目立つ職場も、人が育つ前に辞めてしまう環境である可能性があります。
面接の際に「社員の平均勤続年数はどれくらいですか?」と質問してみるのも良いでしょう。明確な答えをはぐらかすようであれば、注意が必要です。
オフィス内が整理整頓されていない
オフィスが散らかっている、清掃が行き届いていないといった状態は、社員の心に余裕がないサインかもしれません。
書類が山積みになっていたり、備品が乱雑に置かれていたりする職場は、業務が多忙すぎて整理する時間がない、あるいは社員の士気が低く、職場環境を良くしようという意識が欠けている可能性があります。
整理整頓は仕事の基本です。その基本ができていない会社は、他の面でも様々な問題を抱えていることが多いものです。受付や応接室だけでなく、社員が働いている執務スペースの様子も、可能であれば少し観察してみましょう。
社員同士の挨拶や会話が全くない
オフィスを訪れた際に、社員同士が挨拶を交わさず、黙々と仕事をしているようなら、コミュニケーションが不足しているギスギスした職場かもしれません。
もちろん、集中して仕事に取り組んでいる時間帯もあるでしょう。ですが、すれ違っても会釈すらなかったり、オフィス全体が静まり返っていて電話の音しか聞こえなかったりするのは、少し不自然です。
健全な職場であれば、業務に関する相談や、ちょっとした雑談など、自然な会話が生まれるはずです。人間関係が良好な職場で働きたいと考えるなら、社内の空気感は重要なチェックポイントです。
働いている社員の顔に元気がない
すれ違う社員の表情が暗い、目に輝きがない、疲弊しきっているように見える場合、その会社は過酷な労働環境である可能性が高いです。
長時間労働や厳しいノルマ、ストレスの多い人間関係などが原因で、社員が心身ともに追い詰められているのかもしれません。面接官は会社の「顔」として良い人を演じているかもしれませんが、他の社員の素の表情にこそ、会社のリアルが表れます。
受付の人の対応や、案内してくれる社員の様子、オフィスで見かける人々の雰囲気など、総合的に見て「この人たちと一緒に働きたいか」を考えてみましょう。
評価制度が曖昧で説明できない
頑張りが給与や昇進にどう結びつくのか、その仕組み(評価制度)が曖昧な会社では、モチベーションを維持して働き続けるのは困難です。
面接で評価制度について質問した際に、「上司の判断次第」「頑張れば評価される」といった曖昧な答えしか返ってこない場合は注意が必要です。これは、明確な評価基準がなく、上司の好き嫌いで評価が決まってしまう可能性があることを示唆しています。
どのような目標を達成すれば評価されるのか、その基準が全社員に公平に示されている会社こそ、安心して長く働ける会社といえるでしょう。
反対に「まともな会社」が持つ特徴
ここまで「やばい会社」の見分け方を解説してきましたが、反対に安心して働ける「まともな会社」にはどのような特徴があるのでしょうか。具体的には以下の4つの項目について解説します。
- 企業の理念やビジョンが明確に示されている
- 研修制度や教育体制がきちんと整っている
- 残業時間や休日について正直に話してくれる
- 将来のキャリアプランを具体的に示してくれる
これらの特徴を持つ会社は、社員を大切にし、共に成長していこうという姿勢があるといえます。詳しく見ていきましょう。
企業の理念やビジョンが明確に示されている
会社が何を目指しているのか、社会にどう貢献したいのかという理念やビジョンが明確で、それに共感できるかどうかは非常に重要です。
理念やビジョンは、会社の進むべき方向を示す羅針盤のようなものです。これがはっきりしている会社は、日々の業務にも一貫性があり、社員も同じ目標に向かって進むことができます。
ホームページや面接で、会社が大切にしている価値観について、自分の言葉で熱意を持って語れる会社は、信頼できる可能性が高いでしょう。
研修制度や教育体制がきちんと整っている
特に未経験から新しい仕事に挑戦する場合、入社後の研修制度や教育体制が整っているかどうかは、その後の成長を大きく左右します。
「見て覚えろ」「習うより慣れろ」といったスタンスの会社では、何をどう学べばいいか分からず、不安なまま放置されてしまうかもしれません。まともな会社は、新入社員を「投資すべき人材」と考え、時間とコストをかけて育てる仕組みを持っています。
具体的な研修内容や、OJT(現場での教育)の進め方、資格取得の支援制度などがあるか、面接で確認してみると良いでしょう。
残業時間や休日について正直に話してくれる
良いことだけでなく、会社のネガティブな情報についても正直に話してくれる会社は、誠実である可能性が高いです。
例えば、残業時間について質問した際に、「繁忙期には月20時間程度の残業がありますが、それ以外の時期はほとんど定時で帰れます」といったように、具体的な数字を交えて正直に答えてくれる会社です。
デメリットを隠さずに伝えてくれるのは、応募者に納得した上で入社してほしいと考えているからです。そうした誠実な姿勢は、入社後も社員と向き合ってくれる信頼の証となります。
将来のキャリアプランを具体的に示してくれる
入社後、どのようなステップを経て成長し、どのような役割を担えるようになるのか、具体的なキャリアプランを示してくれる会社は、社員の将来を真剣に考えている会社です。
例えば、「まずは現場で経験を積み、3年後にはリーダーを目指せます」「将来的には本人の希望に応じて、営業職から企画職へのキャリアチェンジも可能です」といった説明があるかどうかです。
自分の将来像をその会社で描けるかどうかは、長く働き続けるための重要な要素です。キャリアパスが明確な会社なら、目標を持って仕事に取り組むことができるでしょう。
もしやばい会社に入ってしまったらどうする?
細心の注意を払っていても、実際に入社してみたら「やばい会社だった」と気づくこともあります。そんな時のために、会社を辞めるべきサインを知っておきましょう。
- 入社前に聞いていた話と条件が違う
- 長時間労働や休日出勤が当たり前になっている
- 体や心に不調が出てきた
- 社内に相談できる人が誰もいない
もしこれらのサインに当てはまるなら、自分の身を守ることを最優先に考えてください。詳しく解説していきます。
入社前に聞いていた話と条件が違う
給与、休日、勤務時間、仕事内容など、面接で聞いていた話や雇用契約書に書かれていた内容と、入社後の実態が明らかに違う場合は、危険なサインです。
例えば、「残業はほとんどない」と聞いていたのに毎日深夜まで残業させられたり、「企画の仕事ができる」と言われていたのに雑用ばかりを任されたりするケースです。
このような会社は、平気で嘘をついて人を採用する体質であり、今後も約束が守られることは期待できません。早めに見切りをつける勇気も必要です。
長時間労働や休日出勤が当たり前になっている
心身の健康を損なうほどの長時間労働や、休日出勤が常態化している職場からは、すぐに離れるべきです。
最初は「まだ仕事に慣れていないから仕方ない」と思っていても、それが数ヶ月続いているのであれば、会社の体制そのものに問題があります。サービス残業が当たり前だったり、休日も仕事の連絡が頻繁に来たりする環境では、心も体も休まりません。
仕事のために健康を犠牲にするのは本末転倒です。取り返しのつかないことになる前に、転職を検討しましょう。
体や心に不調が出てきた
「朝、起きるのがつらい」「食欲がない」「眠れない」といった体の不調や、「常に不安で焦っている」「何事にもやる気が出ない」といった心の不調は、体からのSOSサインです。
特に、仕事のことを考えると涙が出たり、動悸がしたりするような場合は、かなり危険な状態です。ストレスの原因が職場にあると明確に分かっているのであれば、これ以上我慢する必要はありません。
自分の心と体の健康が何よりも大切です。無理をせず、まずは休むことを考え、信頼できる人や専門機関に相談してください。
社内に相談できる人が誰もいない
仕事で困ったことがあっても、職場の人間関係が原因で悩んでいても、社内に安心して相談できる人が一人もいない状況は、精神的に非常につらいものです。
上司に相談しても取り合ってもらえない、同僚はライバル意識が強く助け合える雰囲気ではない、といった孤立した環境では、問題は解決するどころか、一人で抱え込んでますます追い詰められてしまいます。
人は一人では働けません。お互いにサポートし合える環境がないのであれば、そこはあなたの居場所ではないのかもしれません。
会社選びに不安を感じたらプロに相談しよう
ここまで「やばい会社」の見分け方について解説してきましたが、それでも一人で判断するのは不安なことも多いでしょう。そんな時は、転職のプロに相談するのも一つの有効な手段です。
- 一人で抱え込まずに専門家を頼る
- 客観的なアドバイスをもらい視野を広げる
- 一般には出ていない非公開求人を紹介してもらう
専門家の力を借りることで、より安心して転職活動を進めることができます。詳しく見ていきましょう。
一人で抱え込まずに専門家を頼る
転職活動の悩みや不安は、一人で抱え込む必要はありません。転職エージェントは、これまで多くの求職者をサポートしてきた転職のプロフェッショナルです。
どの求人に応募すればいいか分からない、面接で何を話せばいいか不安、といった悩みに対して、専門的な知識と経験に基づいて的確なアドバイスをしてくれます。
誰かに話を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になるものです。心強い味方として、積極的に頼ってみましょう。
客観的なアドバイスをもらい視野を広げる
自分一人で会社を探していると、どうしても視野が狭くなりがちです。第三者であるキャリアアドバイザーの視点が入ることで、自分では気づかなかった強みや、思いもよらなかった業界・職種の可能性に気づけることがあります。
これまでの経験や希望を丁寧にヒアリングした上で、「こんな仕事も向いているかもしれませんよ」と、客観的な立場で選択肢を広げてくれます。
自分に合った仕事が何か分からなくなってしまった時こそ、プロの意見が道しるべになるはずです。
一般には出ていない非公開求人を紹介してもらう
転職エージェントは、Webサイトなどでは公開されていない「非公開求人」を多数保有しています。これらは、企業が特定のスキルを持つ人材をピンポイントで探している場合や、競合他社に知られずに採用を進めたい場合などに利用される求人です。
中には、優良企業の求人や、好条件の求人も多く含まれています。自分一人では出会えなかったような、魅力的な会社と巡り会えるチャンスが格段に広がります。
より多くの選択肢の中から、本当に自分に合った会社を見つけるために、非公開求人の紹介は大きなメリットといえるでしょう。
Zキャリアのエージェントに相談してみよう
ここまで読んで、会社選びに少しでも不安を感じたり、自分に合う仕事がどんなものか分からなくなったりしたら、ぜひ一度Zキャリアのキャリアアドバイザーに相談してみてください。
Zキャリアは、若年層の転職サポートに特化しており、皆さんの気持ちに寄り添った丁寧なサポートを強みとしています。私たちが紹介する企業は、実際に足を運んで労働環境などをチェックした、安心して働ける優良企業が中心です。
求人票だけでは分からない会社のリアルな情報もお伝えできますし、面接対策や書類の書き方まで、転職活動の全てを無料でサポートします。後悔しない会社選びを、私たちと一緒に進めていきましょう。