- 五月病になりやすい人の特徴
- 五月病が起こる主な原因
- 五月病のサイン
- 五月病を乗り越えるための対策
五月病になりやすい人にはどんな特徴があるの?
五月病になりやすい人には、いくつかの共通した特徴が見られます。具体的には以下の通りです。
- 真面目で責任感が強い
- 環境の変化にストレスを感じやすい
- 完璧主義で目標を高く設定しがち
- 悩みを一人で抱え込んでしまう
各項目について、詳しく見ていきましょう。
真面目で責任感が強い
「任された仕事はきちんとやり遂げたい」という思いが強い人は、無意識のうちに頑張りすぎてしまうことがあります。新しい環境では、早く仕事を覚えよう、周りに迷惑をかけないようにしようと、常に気を張っていることが多いです。
その真面目さゆえに、心や身体の疲れを溜め込んでしまい、五月病の症状として現れやすくなります。
環境の変化にストレスを感じやすい
新しい職場や新しい人間関係など、環境の変化に敏感な人は、ストレスを感じやすい傾向があります。
特に、学生から社会人になったり、初めて一人暮らしを始めたりと、生活が大きく変わるタイミングでは、知らず知らずのうちに心に負担がかかっています。慣れない環境に適応しようと頑張ることで、エネルギーを消耗してしまうのです。
完璧主義で目標を高く設定しがち
「早く一人前にならなきゃ」「失敗は許されない」など、自分に高い目標を設定する完璧主義な人も注意が必要です。完璧を求めるあまり、小さなミスで大きく落ち込んでしまい、それがストレスとなって積み重なっていきます。
悩みを一人で抱え込んでしまう
仕事の悩みや不安を、周りの人に相談するのが苦手な人も、五月病になりやすい傾向があります。「こんなことで悩んでいるのは自分だけかもしれない」「相談して迷惑だと思われたくない」と考え、一人で抱え込んでしまうのです。
誰にも弱音を吐けずにいると、ストレスが解消されず、どんどん心の中に溜まっていってしまいます。
五月病が起こる主な原因
では、なぜ五月病は起きてしまうのでしょうか。その原因は一つではなく、いくつかの要因が重なっていることが多いです。主な原因は以下の通りです。

詳しく解説していきます。
新しい環境への適応による疲れ
4月から新しい職場や生活に慣れようと、無意識のうちに心も体も緊張状態が続いています。新しい仕事内容を覚えたり、通勤ルートを確認したり、生活のペースを掴もうとしたりと、毎日が新しいことの連続です。こうした緊張や気疲れが1ヶ月ほど蓄積し、ゴールデンウィークで気が緩んだタイミングで、どっと疲れが出てきてしまうのです。
ゴールデンウィークによる生活リズムの乱れ
大型連休であるゴールデンウィーク中の過ごし方も、五月病の原因の一つです。連休中は夜更かしをしたり、朝遅くまで寝ていたりと、生活リズムが乱れがちになります。楽しかった連休が明けて、再び仕事モードの生活リズムに戻そうとすると、心と身体がうまく切り替えられず、だるさや気分の落ち込みにつながってしまうことがあります。
入社や異動前の理想と現実のギャップ
「この会社で活躍したい」「こんな仕事がしたかった」という入社前に抱いていた理想と、実際の仕事内容や職場の雰囲気との間にギャップを感じることも、大きなストレスになります。
思い描いていた生活と違うと感じると、仕事へのモチベーションが下がり、「このままでいいのかな」という不安や焦りが生まれてしまうのです。
新しい人間関係のストレス
上司や先輩、同僚など、新しい人間関係を築くことも、大きなエネルギーを必要とします。「うまく話せるかな」「嫌われたらどうしよう」と、周りの目を気にしすぎて、本来の自分を出せずに疲れてしまうことも少なくありません。特に、職場に気軽に話せる人がいない場合、孤独感からストレスを溜め込みやすくなります。
もしかして五月病?心と身体にあらわれるサイン
なんとなく不調を感じていても、それが五月病のサインなのか判断するのは難しいかもしれません。ここでは、心と身体にあらわれる代表的なサインを紹介します。当てはまるものがないか、チェックしてみましょう。

各項目について、詳しく見ていきましょう。
朝すっきり起きられない
夜しっかり寝ているはずなのに、朝起きるのが辛い、体が重くてベッドから出られない、という状態は要注意です。心に疲れが溜まっていると、睡眠の質が低下し、いくら寝ても疲れが取れにくくなります。仕事に行きたくないという気持ちが、身体的な症状として現れている可能性も考えられます。
仕事へのやる気が出ず集中できない
これまで楽しかったはずの仕事がつまらなく感じたり、簡単なミスを繰り返したりするなど、仕事への意欲や集中力が低下するのもサインの一つです。
デスクに向かっても、他のことばかり考えてしまい、仕事が手につかない状態が続きます。これは、心が「少し休みたい」とSOSを出しているのかもしれません。
食欲がなくなったり胃の調子が悪かったりする
ストレスは自律神経のバランスを乱し、胃腸の働きに影響を与えることがあります。その結果、食欲がなくなったり、胃がもたれたり、便秘や下痢になったりすることも。大好きだったものが食べたくなくなったり、食事自体が面倒に感じたりしたら、身体がストレスを感じているサインかもしれません。
理由もなくイライラしたり不安になったりする
特に大きな理由はないのに、些細なことでイライラしたり、急に涙が出そうになったり、漠然とした不安に襲われたりするのも、五月病のサインです。感情のコントロールがうまくいかなくなるのは、心のエネルギーが不足している証拠です。普段なら気にならないようなことでも、過敏に反応してしまいます。
人と話したり会ったりするのが億劫になる
休日も家でゴロゴロしてばかりで、友人と会う約束もキャンセルしてしまうなど、人と関わることが面倒に感じるときも要注意です。一人でいたいという気持ちが強くなり、周りとのコミュニケーションを避けるようになります。これは、心を守るための防御反応の一つですが、孤立感を深めてしまうことにもつながります。
五月病を乗り越えるための具体的な対策
もし五月病かもしれないと感じたら、どうすれば良いのでしょうか。ここでは、自分でできる簡単な対策を紹介します。無理のない範囲で、できそうなことから試してみてください。

詳しく解説していきます。
軽い運動で気分転換をする
ウォーキングやストレッチなど、軽い運動は気分転換に効果的です。体を動かすことで、気分を前向きにするセロトニンという物質が脳内で分泌されます。激しい運動をする必要はありません。天気の良い日に近所を5分歩くだけでも、気持ちがスッキリするはずです。
趣味や好きなことに没頭する時間を作る
仕事のことを忘れられるくらい、夢中になれる時間を作りましょう。音楽を聴く、映画を見る、ゲームをするなど、何でも構いません。休日に予定を詰め込むのではなく、自分の「好き」を優先する時間を持つことで、心がリフレッシュされ、明日への活力が湧いてきます。
質の良い睡眠をしっかりとる
質の良い睡眠は、心と身体の回復に欠かせません。寝る前にスマートフォンやパソコンを見るのをやめ、部屋を暗くしてリラックスできる環境を整えましょう。ぬるめのお風呂にゆっくり浸かったり、好きな香りのアロマを焚いたりするのもおすすめです。毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きることを心がけると、生活リズムが整いやすくなります。
完璧を目指さず今日のハードルを下げる
「全部やろう」と意気込むのではなく、「今日はこれだけできればOK」とハードルを下げることが大切です。100点を目指すのではなく、60点くらいで良いと考えるようにしましょう。自分に優しくすることで、プレッシャーから解放され、心が軽くなります。小さな「できた」を積み重ねることが、自信を取り戻すきっかけになります。
信頼できる人に話を聞いてもらう
一人で悩みを抱え込まず、家族や友人、信頼できる先輩など、誰かに話を聞いてもらうことも大切です。自分の気持ちを言葉にして話すだけで、頭の中が整理されてスッキリすることがあります。具体的なアドバイスをもらえなくても、「そうなんだね」と共感してもらえるだけで、心はぐっと楽になるかもしれません。
今の仕事環境が原因なら転職も選択肢の一つ
いろいろな対策を試しても改善しない場合、不調の原因は今の仕事環境そのものにあるのかもしれません。そんな時は、転職を考えてみるのも一つの方法です。
- 職場の環境が自分に合っていない
- 毎日くたくたになるまで無理をしている
詳しく見ていきましょう。
職場の環境が自分に合っていない
職場の人間関係や会社の雰囲気がどうしても合わないというケースもあります。人にはそれぞれ相性があるため、自分だけが悪いわけではありません。我慢して働き続けることで、心身の不調が悪化してしまう可能性もあります。自分に合う環境は、探せばきっと見つかります。
仕事内容そのものにやりがいを感じられない
「この仕事、本当にやりたかったことなのかな」と感じるなど、仕事内容に興味ややりがいを見出せないと、働くモチベーションを維持するのは難しくなります。毎日同じことの繰り返しで成長を感じられない、誰の役にも立っていないと感じる場合、もっと自分の強みや興味を活かせる仕事があるかもしれません。
毎日くたくたになるまで無理をしてしまっている
心身ともに健康でいることが、長く働き続けるためには最も大切です。今の職場で無理をしていると感じるなら、それは環境を変えるサインかもしれません。「逃げ」ではなく、自分らしく働くための「前向きな選択」として、転職を視野に入れてみましょう。新しい環境で、新しい自分に出会える可能性もあります。
どうしても辛いときは専門家へ相談しよう
五月病の症状は、誰にでも起こりうる一時的な不調です。ですが、もし「どうしても辛い」「何をしても気分が晴れない」という状態が続くなら、一人で抱え込まずに専門家を頼ることも考えてみましょう。
例えば不調が2週間以上続く、日常生活に支障が出ているといった場合は、心療内科や精神科などの医療機関に相談することも大切です。専門の医師に話を聞いてもらうことで、適切なアドバイスや治療を受けることができます。また、会社によっては産業医やカウンセラーがいる場合もあるので、利用できる制度がないか確認してみるのも良いでしょう。
参照:「電話相談窓口-悩みや年代によって選べる電話相談窓口があります/まもろうよこころ 厚生労働省」
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