- 営業からバックオフィスへの転職の現実味
- 転職で活かせる営業の強み
- バックオフィス職の具体的な仕事内容
- 転職のメリットと注意点
- 転職を成功させるための具体的なステップ
営業からバックオフィスへの転職を考える前に知っておきたいこと
営業職からバックオフィスへのキャリアチェンジを考える上で、まず押さえておきたい基本的なポイントがいくつかあります。具体的には以下の項目について解説します。
- 未経験からでも転職は十分に可能である
- 営業とは異なる役割や働き方を理解する
- 求められるスキルセットが変化する
各項目について、詳しく見ていきましょう。
未経験からでも転職は十分に可能である
未経験からの転職は十分可能で、多くの企業がポテンシャルを評価して採用しています。営業職で培ったコミュニケーション能力や目標達成意欲は、職種が変わっても高く評価されるスキルだからです。
特に20代であれば、これからの成長に期待する「ポテンシャル採用」の枠で選考を受けられるケースが多くあります。大切なのは「営業が嫌だから」という理由ではなく、「バックオフィスでこんな風に貢献したい」という前向きな気持ちを伝えることです。営業経験という土台の上に、新しい知識を吸収していく意欲を示せれば、未経験という壁は乗り越えられます。
営業とは異なる役割や働き方を理解する
営業職とバックオフィス職では、会社内での役割が大きく異なります。営業は会社の「顔」として、直接売上を作るフロントオフィスです。一方、バックオフィスは経理や人事、総務など、会社の土台を支える重要な役割を担います。
お客様と直接やり取りする機会は減りますが、その代わりに社員が働きやすい環境を整えたり、会社の運営がスムーズに進むようサポートしたりすることが主な仕事になります。会社の売上を間接的に支える「縁の下の力持ち」として、やりがいを感じられるでしょう。働き方も、営業のように外出が多いスタイルから、オフィス内でデスクワーク中心のスタイルに変わります。
求められるスキルセットが変化する
営業職で求められる交渉力や行動力も大切ですが、バックオフィスではそれに加えて正確性や事務処理能力がより重要になります。例えば、経理であれば数字の正確さが、人事であれば手続きの丁寧さが求められます。
また、社内の様々な部署の人と連携する機会が多いため、営業で培ったコミュニケーション能力は形を変えて活きてきます。お客様相手ではなく、社内のメンバーとの円滑なコミュニケーションが仕事を進める上でカギとなるのです。WordやExcelといった基本的なPCスキルはもちろん、職種によっては専門的な知識も必要になるため、学び続ける姿勢が大切です。
そもそもバックオフィスってどんな仕事?
「バックオフィス」と一言で言っても、その仕事内容は多岐にわたります。具体的にどのような職種があるのか、以下の項目に沿って解説します。
- 会社の土台を支える様々な職種がある
- 営業事務はバックオフィスの一部である
- 具体的な職種例として経理や人事がある
- 総務や法務といった職種も含まれる
各項目について、詳しく見ていきましょう。
会社の土台を支える様々な職種がある
バックオフィスは、会社の運営がスムーズに進むように、あらゆる側面からサポートする仕事の総称です。営業や販売のように直接会社の売上を作る部門ではありませんが、バックオフィスがなければ会社は成り立ちません。
社員の給与計算や備品管理、来客対応、契約書の作成など、その業務は非常に幅広いです。目立つ仕事ではありませんが、社員全員が安心して働ける環境を作る、まさに「縁の下の力持ち」と言える存在です。会社全体の状況を把握し、見えないところで組織を支えることに、大きなやりがいを感じられる仕事です。
営業事務はバックオフィスの一部である
「バックオフィスと営業事務は何が違うの?」と疑問に思うかもしれません。営業事務はバックオフィス部門の中の一つと考えると分かりやすいです。
バックオフィスには後述する経理や人事、総務などが含まれますが、営業事務は特に営業部門のサポートに特化した職種です。営業担当者の代わりに書類を作成したり、電話応対をしたり、受発注の管理をしたりと、営業活動が円滑に進むようにサポートします。営業経験があれば、営業担当者の気持ちや必要なサポートを先回りして理解できるため、非常に重宝されるでしょう。
具体的な職種例として経理や人事がある
バックオフィスの代表的な職種として、経理と人事が挙げられます。経理は会社のお金の管理を担当する仕事です。日々の売上や経費の計算、請求書の発行、給与計算、決算書の作成など、会社の経営に直結する重要な役割を担います。数字を扱う正確性や責任感が求められます。
一方、人事は社員に関する業務全般を担当します。採用活動や社員研修、社会保険の手続き、評価制度の運用など、「ヒト」に関わることで会社を支えます。社員一人ひとりと向き合い、成長をサポートすることにやりがいを感じる人に向いています。

総務や法務といった職種も含まれる
経理や人事の他にも、総務や法務といった職種もバックオフィスに含まれます。総務は「会社の何でも屋さん」とも言われ、他の部署が担当しない幅広い業務を担当します。オフィスの備品管理や施設メンテナンス、社内イベントの企画・運営、株主総会の準備など、社員が快適に働ける環境づくりを一手に引き受けます。
法務は法律の専門家として、契約書のチェックやコンプライアンス(法令遵守)の推進など、会社を法的なリスクから守る重要な役割です。専門性が高く、未経験からの挑戦は少しハードルが高いかもしれませんが、会社の健全な運営に不可欠な仕事です。
営業経験はバックオフィスで武器になる
営業からバックオフィスへの転職は、全くのゼロからのスタートではありません。営業活動の中で身につけたスキルは、バックオフィス業務でも大きな強みとなります。具体的には以下のスキルが役立ちます。
- 高いコミュニケーション能力を活かせる
- 顧客視点を持った業務遂行ができる
- 目標達成に向けた行動力を発揮できる
- PCスキルや資料作成能力が役立つ
各項目について、詳しく見ていきましょう。
高いコミュニケーション能力を活かせる
営業職で培った高いコミュニケーション能力は、バックオフィスでも非常に役立ちます。バックオフィスは、社内の様々な部署や年齢の人たちと連携して仕事を進める必要があるからです。
例えば、経理であれば他部署に経費精算のルールを説明したり、人事であれば社員からの相談に乗ったりと、円滑な人間関係を築く力が求められます。営業として多様なお客様と接してきた経験は、社内での調整役としてもスムーズに立ち回るための大きな武器になるでしょう。相手の意図を正確に汲み取り、分かりやすく伝えるスキルは、どんな職種でも重宝されます。
顧客視点を持った業務遂行ができる
営業として最前線で顧客と接してきた経験は、バックオフィス業務に深みを与えます。なぜなら、会社の製品やサービスが、お客様にどのように届き、どう感じられているかを肌で知っているからです。
例えば、営業事務として受発注業務を行う際も、顧客の状況を想像しながら丁寧な対応を心がけることができます。また、社内向けの資料を作成する際にも、「どうすれば営業担当者がお客様に説明しやすくなるか」という視点を持つことができます。この「顧客視点」は、会社全体のサービス向上に繋がり、他のバックオフィス担当者にはない、営業経験者ならではの価値となります。
目標達成に向けた行動力を発揮できる
営業職は、毎月の売上目標など、常に数字で結果を出すことを求められます。その中で培われた目標達成に向けた行動力は、バックオフィス業務の改善や効率化に大いに役立ちます。
バックオフィスの仕事はルーティンワークも多いですが、「もっと効率的にできないか」「この業務を改善すれば、会社全体の生産性が上がるのではないか」といった視点を持つことができます。目標を立て、達成までの計画を考え、実行するというプロセスは、営業もバックオフィスも同じです。営業で培った主体性や課題解決能力を発揮すれば、部署に新しい風を吹き込む存在になれるでしょう。
PCスキルや資料作成能力が役立つ
営業活動で日常的に使っていたPCスキルや資料作成能力は、バックオフィスでも即戦力となるスキルです。Wordでの文書作成、Excelでのデータ集計、PowerPointでのプレゼン資料作成など、営業で当たり前のように行っていた作業は、そのままバックオフィス業務に活かせます。
特に、お客様への提案資料を分かりやすく作成してきた経験は、社内向けの報告書やマニュアル作成などに応用できます。「どうすれば情報が伝わりやすいか」を常に考えてきた経験は、バックオフィスでの円滑な情報共有に貢献するでしょう。基本的なPCスキルが身についているだけでも、転職活動において有利なアピールポイントになります。
営業からバックオフィスに転職するメリット
営業職からバックオフィス職へキャリアチェンジすることには、働き方やキャリアプランにおいて多くのメリットがあります。ここでは、主なメリットについて以下の項目で解説します。

各項目について、詳しく見ていきましょう。
ノルマのプレッシャーから解放される
営業職の大きな特徴の一つに、売上目標、いわゆる「ノルマ」があります。このノルマから解放されることは、精神的な負担が軽くなるという点で大きなメリットです。
毎月の目標達成に追われる日々や、数字で評価される厳しさから離れ、落ち着いて仕事に取り組めるようになります。もちろん、バックオフィスにも業務の納期や目標はありますが、営業のような直接的な売上目標のプレッシャーとは異なります。自分のペースで着実に業務を進めたい、数字に追われることなく会社に貢献したい、と考えている人にとっては、心穏やかに働ける環境が手に入ります。
ワークライフバランスが整いやすい
バックオフィス職は、営業職に比べてワークライフバランスを実現しやすい傾向にあります。多くの場合、勤務時間が決まっており、突発的な顧客対応や休日出勤が少ないため、プライベートの時間を確保しやすくなります。
「平日の夜は趣味の時間に使いたい」「週末は友人と予定を合わせたい」といった希望が叶えやすくなるでしょう。仕事とプライベートのメリハリをつけ、自分らしい生活を送りたい人にとって、これは非常に大きな魅力です。定時で退社できる日が増えれば、仕事帰りに資格の勉強をするなど、自己投資の時間に充てることも可能になります。
専門的なスキルを身につけられる
バックオフィスの仕事を通じて、ポータブルな専門スキルが身につくことも大きなメリットです。ポータブルスキルとは、特定の会社だけでなく、どの会社でも通用する持ち運び可能なスキルのことです。
例えば、経理であれば簿記や会計の知識、人事であれば労務管理や社会保険の知識が身につきます。これらの専門スキルは、一度習得すれば将来のキャリアにおいて大きな武器となり、再び転職を考えた際にも有利に働きます。営業で培った汎用的なスキルに加え、バックオフィスで専門性を高めることで、自身のキャリアの選択肢を大きく広げることができるでしょう。
安定した環境で長く働きやすい
会社の基盤を支えるバックオフィス部門は、景気の変動による影響を受けにくいという特徴があります。そのため、安定した環境で長期的にキャリアを築きたいと考えている人にとって、非常に魅力的な選択肢です。
営業職のように個人の成績が給与に大きく変動することも少なく、安定した収入を得やすい傾向にあります。また、産休や育休といった福利厚生制度が整っている企業も多く、ライフステージの変化に対応しながら働き続けやすい環境です。腰を据えて一つの会社でじっくりとキャリアを重ねていきたい人にとって、バックオフィスは最適な職場と言えるかもしれません。
営業からバックオフィスに転職するデメリット
メリットがある一方で、営業からバックオフィスへの転職には注意すべき点もあります。後悔しない転職にするために、デメリットもしっかりと理解しておきましょう。

各項目について、詳しく見ていきましょう。
給与が下がる可能性がある
営業職には、個人の成績に応じて支給されるインセンティブ(歩合給)制度がある会社が多いです。バックオフィス職に転職すると、このインセンティブがなくなるため、結果的に年収が下がってしまう可能性があります。
特に、営業成績が良く、高いインセンティブを得ていた場合は、そのギャップを大きく感じるかもしれません。転職活動の際には、月々の基本給や賞与、各種手当などをしっかりと確認し、自身の生活設計と照らし合わせて検討することが重要です。収入よりも、働きがいやプライベートとの両立を優先したいという明確な意志があれば、納得のいく選択ができるでしょう。
ルーティンワークが多くなる場合がある
バックオフィスの仕事は、日々の定型業務が多い傾向にあります。毎日決まった手順でデータを入力したり、書類を作成したりといった、いわゆるルーティンワークが中心になることも少なくありません。
常に新しい刺激や変化を求めてお客様先を飛び回っていた営業職からすると、少し物足りなさや退屈さを感じてしまう可能性もあります。もちろん、業務改善など主体的に動ける場面もありますが、基本的には決められた業務を正確にこなすことが求められます。地道な作業をコツコツと続けることが得意か、自分の性格と向き合って考える必要があります。
売上への直接的な貢献実感は減る
営業職は、自分の頑張りが契約数や売上金額といった目に見える数字で返ってくるため、達成感を得やすい仕事です。一方、バックオフィスは会社を裏から支える役割のため、売上への直接的な貢献を実感する機会は少なくなります。
「ありがとう」と感謝されることは多くても、それが具体的な数字として表れることは稀です。自分の仕事が会社の利益にどう繋がっているのかが見えにくく、やりがいを感じにくくなる人もいるかもしれません。「誰かの役に立つこと」や「組織を円滑に動かすこと」自体に喜びを見出せるかどうかが、バックオフィスで充実感を得るためのポイントになります。
評価基準が営業職とは異なる
営業職の評価は、売上目標の達成率など、主に数字で測られることがほとんどです。しかし、バックオフィスでは評価の基準が大きく変わります。
数字で成果を示しにくい分、業務の正確性やスピード、周囲との協調性、業務改善への貢献度といった点が評価の対象となります。これまでの「数字でアピールする」というスタイルが通用しなくなるため、戸惑うこともあるかもしれません。新しい評価基準に順応し、日々の業務に真摯に取り組む姿勢が求められます。自分の強みをどうアピールしていくか、意識を切り替える必要があります。
バックオフィスに向いている人の特徴とは?
ここまで見てきた仕事内容やメリット・デメリットを踏まえて、どのような人がバックオフィスに向いているのでしょうか。ここでは、バックオフィスで活躍しやすい人の特徴について解説します。
- コツコツとした作業が苦にならない
- 人をサポートすることにやりがいを感じる
- 正確性や丁寧さを重視できる
- 縁の下の力持ちとして貢献したい
各項目について、詳しく見ていきましょう。
コツコツとした作業が苦にならない
バックオフィスの仕事には、データ入力や書類整理など、地道な作業を継続する場面が多くあります。毎日同じような業務を繰り返すこともあるため、派手さはありませんが、一つひとつの作業に集中して取り組める人が向いています。
例えば、机に向かって黙々と作業を進めることが好きだったり、細かい作業を根気強く続けられたりする性格であれば、バックオフィスの仕事にスムーズに馴染めるでしょう。華やかな成果を求めるよりも、目の前の業務を着実にこなすことに充実感を得られる人にとって、最適な環境です。
人をサポートすることにやりがいを感じる
バックオフィスは、営業担当者や他の社員がスムーズに仕事を進められるように裏方として支える役割です。そのため、「誰かの役に立ちたい」「人を助けるのが好き」という気持ちが強い人には、非常にやりがいのある仕事です。
「〇〇さんのおかげで助かったよ、ありがとう」といった感謝の言葉が、何よりのモチベーションになります。自分が前に出てスポットライトを浴びるよりも、周りの人が活躍するのをサポートすることに喜びを感じるタイプの人にぴったりです。チーム全体がうまく機能するように、細やかな気配りができる人は高く評価されるでしょう。
正確性や丁寧さを重視できる
バックオフィスの業務は、会社の運営に直結するものが多く、一つひとつの仕事に正確性が求められます。例えば、経理での数字の入力ミスや、人事での手続きの漏れは、大きなトラブルに繋がりかねません。
そのため、細かい部分まで注意を払い、丁寧に仕事を進められる人が向いています。「これくらいでいいか」と大雑把に済ませるのではなく、何度も確認を怠らない慎重さが重要です。書類の隅々まで目を通したり、ダブルチェックを徹底したりと、責任感を持って仕事に取り組める姿勢が信頼に繋がります。
縁の下の力持ちとして貢献したい
バックオフィスは、会社の中心となるような目立つ存在ではありません。ですが、組織に不可欠な「縁の下の力持ち」として、会社全体を支える重要な役割を担っています。
自分が表舞台に立つことよりも、チームや会社全体が成功することを喜び、その一助となることに誇りを持てる人は、バックオフィスで大きなやりがいを見つけられるでしょう。自分の仕事が、巡り巡って会社の成長に繋がっていると実感できた時、営業とはまた違った大きな達成感を得ることができます。組織を裏から支えることに使命感を持てる人にとって、バックオフィスは天職となり得ます。
営業からバックオフィスへの転職を成功させる具体的な手順
営業からバックオフィスへの転職を決意したら、次はいよいよ行動に移す段階です。未経験からの転職を成功させるために、計画的に進めていきましょう。
- 活かせるスキルや経験を棚卸しする
- なぜバックオフィスなのか志望動機を明確にする
- 未経験可の求人情報を効率的に探す
- 面接で営業経験を具体的にアピールする
各項目について、詳しく見ていきましょう。
活かせるスキルや経験を棚卸しする
まずは、これまでの営業経験を振り返り、自分の強みを整理することから始めましょう。これを「スキルの棚卸し」と言います。
「コミュニケーション能力」「PCスキル」「目標達成意欲」「顧客視点」など、この記事で紹介したようなスキルが、自分のどんな経験から身についたのかを具体的に書き出してみてください。例えば、「毎月100件の新規顧客に電話し、アポイントを獲得した経験から、粘り強さと対話力が身についた」のように、具体的なエピソードと結びつけることが重要です。これが、後の応募書類作成や面接での強力なアピール材料になります。
なぜバックオフィスなのか志望動機を明確にする
次に、志望動機を具体的にしていくことが大切です。「営業が嫌だから」というネガティブな理由だけでは、採用担当者には響きません。
「なぜバックオフィスなのか」「バックオフィスで何を成し遂げたいのか」を前向きな言葉で語れるように準備しましょう。例えば、「営業としてお客様と接する中で、契約後のサポートの重要性を痛感した。今後は営業事務として、お客様と営業担当者の両方を支え、顧客満足度向上に貢献したい」といったように、自分の営業経験と結びつけて話せると、説得力が増します。
未経験可の求人情報を効率的に探す
準備ができたら、実際に求人を探し始めます。その際、「未経験者歓迎」の求人に絞って探すと効率的です。多くの転職サイトでは、条件を絞り込んで検索できる機能があります。
「未経験OK」「職種未経験歓迎」といったキーワードで探してみましょう。また、営業事務や一般事務など、比較的未経験からチャレンジしやすい職種から見ていくのも一つの手です。求人票を見る際は、仕事内容だけでなく、会社の雰囲気や研修制度が整っているかどうかもしっかりとチェックしましょう。自分に合いそうな会社をいくつかリストアップしていくと良いです。
面接で営業経験を具体的にアピールする
最後のステップは面接です。ここでは、最初に棚卸しした自分の強みを、具体的なエピソードを交えてアピールすることが重要です。
「コミュニケーション能力があります」とだけ言うのではなく、「営業時代、年齢も性格も様々なお客様と信頼関係を築いてきました。その経験を活かし、社内の様々な部署の方々と円滑に連携を取れる自信があります」のように話すことで、採用担当者は入社後の活躍イメージを持ちやすくなります。緊張するかもしれませんが、自信を持って、これまでの経験を自分の言葉で伝えましょう。
営業からのキャリアチェンジに不安があるなら
ここまで読んでみて、営業からバックオフィスへの転職に挑戦してみたい気持ちと、同時に「本当に自分にできるだろうか」という不安な気持ちが入り混じっているかもしれません。
- 転職のプロに相談してキャリアの方向性を固める
- 非公開求人を紹介してもらい選択肢を広げる
各項目について、詳しく見ていきましょう。
転職のプロに相談してキャリアの方向性を固める
もし一人で転職活動を進めることに不安を感じるなら、転職エージェントに相談するのも一つの有効な手段です。転職エージェントは、キャリア相談から求人紹介、応募書類の添削、面接対策まで、転職活動の全てを無料でサポートしてくれます。
たくさんの転職者を見てきたプロの視点から、「どんな仕事が向いているか」「自分の強みをどうアピールすれば良いか」といった客観的なアドバイスをもらえます。自分では気づかなかった可能性を発見できたり、キャリアの方向性が明確になったりすることで、漠然とした不安が解消され、自信を持って転職活動に臨めるようになります。
非公開求人を紹介してもらい選択肢を広げる
転職エージェントを利用するもう一つの大きなメリットは、「非公開求人」を紹介してもらえる可能性があることです。非公開求人とは、企業の採用戦略上、一般の転職サイトなどには掲載されていない求人のことです。
中には、条件の良い人気企業の求人や、未経験者を積極的に採用したいと考えている企業の求人も含まれています。自分一人で探すだけでは出会えなかった求人を紹介してもらうことで、転職先の選択肢が大きく広がります。より自分に合った、理想の職場と出会えるチャンスが増えるのは、転職エージェントを利用する大きな魅力と言えるでしょう。
Zキャリアのエージェントに相談してみよう
営業からバックオフィスへのキャリアチェンジは、人生における大きな一歩です。この記事を読んで、少しでも前向きな気持ちになれたなら幸いです。ですが、それでも拭えない不安や、具体的な進め方についての疑問があるかもしれません。
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