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早期退職を履歴書でどう伝える?不利にならない書き方と例文を解説

早期退職を履歴書でどう伝える?不利にならない書き方と例文を解説
公開 2025/10/07
Zキャリア編集部
Zキャリア編集部
Zキャリア編集部は、初めて就職・転職する方々へ、就職活動に役立つ情報を発信しています。具体的な職種や業界に特化した情報提供を心がけ、将来のキャリアを考える上で参考になるような内容をお届けしています。
目次

「早期退職してしまったけど、この経歴って履歴書に書くべき?」「正直に書いたら不利になるかも…」そんな不安を抱えていませんか。短期間での退職は、伝え方一つで印象が大きく変わります。隠したりごまかしたりすると、かえって信頼を失うことにもなりかねません。この記事では、早期退職の事実を正直に伝えつつ、採用担当者に好印象を与える履歴書の書き方を具体的に解説します。ネガティブな経験をポジティブな意欲に変えるヒントが見つかるでしょう。ぜひ読み進めて、自信を持って次のステップへ進むための準備を始めましょう。

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この記事でわかること

  • 早期退職の職歴を正直に書くべき理由
  • 職歴を正直に書くメリット・書かないデメリット
  • 採用担当者に好印象を与える履歴書の書き方
  • 面倒な履歴書作成を効率化する方法
合わせて読みたい

早期退職をしたら履歴書に正直に書くべき?

早期退職の経歴を履歴書にどう書くか、迷うのは当然のことです。ですが、結論から言うと正直に書くのが正解です。その理由について、以下の項目で解説します。

早期退職の経歴記載の基本

  • 短期間の職歴も正直に記載する
  • 職歴を省略すると経歴詐称になる
  • 保険や年金の記録で発覚する可能性がある

各項目について、詳しく見ていきましょう。

短期間の職歴も正直に記載する

たとえ1ヶ月や試用期間中であっても、正直に職歴を記載するのが基本的なルールです。短期間での退職は、自分にとっては隠しておきたい過去かもしれません。ですが、採用担当者は「なぜ短期間で辞めたのか」よりも「その経験から何を学び、次にどう活かそうとしているのか」を知りたいと考えています。

正直に伝えることで、誠実な人柄をアピールするチャンスにもなります。うそをついて不安な気持ちを抱えながら選考に臨むよりも、事実を正直に伝えたうえで、これからの意欲をアピールする方が、気持ちも楽になり、面接でも堂々と話せるでしょう。

職歴を省略すると経歴詐称になる

もし意図的に職歴を隠して履歴書を提出すると、経歴詐称と判断されるリスクがあります。経歴詐称は、会社との信頼関係を根本から揺るがす重大な問題です。もし採用後に発覚した場合、就業規則によっては解雇(クビ)になる可能性もゼロではありません。

「バレなければいい」という軽い気持ちで職歴を隠すのは、あまりにもリスクが高い行為です。一度失った信頼を取り戻すのは非常に難しく、その後のキャリアにも悪い影響を与えかねません。安心して新しいキャリアをスタートさせるためにも、職歴は正確に記載することが大切です。

保険や年金の記録で発覚する可能性がある

「言わなければバレないのでは?」と思うかもしれませんが、雇用保険や年金の記録で過去の職歴が発覚するケースは少なくありません。会社は新しい社員を雇う際、雇用保険や社会保険の手続きを行います。その際に提出する年金手帳や雇用保険被保険者証などから、以前の勤務先がわかってしまうのです。

面接ではうまくごまかせたとしても、入社手続きの段階で発覚し、内定が取り消しになってしまうことも考えられます。そうなれば、また一から就職活動をやり直さなければなりません。このような事態を避けるためにも、最初から正直に申告しておくのが賢明です。

1ヶ月で辞めた会社も、本当に書かないとダメですか?バレるものなのでしょうか?
キャリアアドバイザー
はい、たとえ短期間であっても正直に記載することをおすすめします。先ほどお伝えした通り、雇用保険や年金の手続きで発覚する可能性が高いからです。隠すことで「何か問題があるのでは?」と不信感を持たれてしまうよりも、正直に伝えた上で「この経験を踏まえて、次は長く貢献したい」という意欲を見せる方が、結果的にプラスの評価につながりやすいですよ。
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早期退職を履歴書に書かないとどうなる?

早期退職の事実を履歴書に書かなかった場合、具体的にどのようなデメリットがあるのでしょうか。考えられるリスクは以下の通りです。

職歴を隠すことのデメリット

  • 採用後に信頼を失うリスクがある
  • 面接で空白期間について詳しく質問される
  • 入社手続きの書類提出時に発覚する

詳しく解説していきます。

採用後に信頼を失うリスクがある

もし職歴を隠していたことが採用後に発覚すれば、採用担当者からの信頼を一気に失ってしまいます。仕事は、上司や同僚との信頼関係のうえに成り立つものです。入社早々、「大切なことを隠す人だ」というレッテルを貼られてしまうと、その後の仕事がやりにくくなるかもしれません。

周りの目が気になったり、重要な仕事を任せてもらえなかったりと、職場に居づらさを感じてしまう可能性があります。新しい環境で気持ちよくスタートを切るためにも、うそや隠し事は避けるべきです。誠実な態度は、必ず相手に伝わります。

面接で空白期間について詳しく質問される

職歴を書かなければ、その期間は「空白期間」となります。採用担当者は、この空白期間について深掘りして質問してくるでしょう。「この期間、何をしていたのですか?」と聞かれたときに、説得力のある回答ができますか?

しどろもどろになったり、うそを重ねたりすると、かえって印象が悪くなってしまいます。また、空白期間が長いと「働く意欲が低いのでは?」と見なされて、選考で不利になることも考えられます。職歴を正直に書くことで、こうした不要な疑いをかけられるのを防げます。

職歴を隠した場合に起こりうること

入社手続きの書類提出時に発覚する

最終的に、入社手続きが発覚のタイミングになることが非常に多いです。先ほども触れましたが、年金手帳や源泉徴収票といった書類は、ごまかしがききません。これらの書類には、過去に加入していた社会保険の記録や、給与を支払っていた会社名が記載されているからです。

内定が出て安心していた矢先に、経歴詐称を理由に内定を取り消されてしまうのは、精神的にも大きなダメージを受けます。このような最悪の事態を招かないためにも、履歴書には正確な情報を記載することが何よりも重要です。

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早期退職の職歴を正直に書くメリット

早期退職の経歴を正直に書くことには、リスクを避けるだけでなく、実はメリットもあります。考えられるメリットは、主に以下の通りです。

職歴を正直に書くメリット

  • 誠実で正直な人柄をアピールできる
  • 短い期間でも得た学びや経験を伝えられる
  • 入社後のミスマッチを未然に防げる

各項目について、詳しく見ていきましょう。

誠実で正直な人柄をアピールできる

不利になるかもしれない情報を正直に話す姿勢は、誠実な人柄をアピールすることにつながります。採用担当者から見れば、「正直で信頼できる人だ」というプラスの評価を得られる可能性があるのです。

多くの会社は、スキルや経験だけでなく、長く一緒に働いていける仲間かどうか、という人柄も重視しています。失敗やうまくいかなかった経験を隠さずに話せる素直さは、若手にとって大きな武器になります。ピンチをチャンスに変えるつもりで、正直に伝えてみましょう。

短い期間でも得た学びや経験を伝えられる

たとえ短い期間であっても、働いた経験はゼロではありません。短期間での学びや経験をきちんと振り返り、自分の言葉で伝えられれば、立派なアピール材料になります。

例えば、「この仕事を通して、自分にはチームで協力する作業よりも、一人で黙々と進める作業の方が向いていると分かりました」といったように、自己分析ができたことを伝えるのも良いでしょう。その経験が、次の仕事選びの軸となり、志望動機にも深みを与えてくれます。どんな経験も無駄にはなりません。

早期退職を正直に話すメリット

入社後のミスマッチを未然に防げる

早期退職の理由を正直に話すことは、入社後のミスマッチを防げるという大きなメリットもあります。なぜ前の会社を辞めたのかを伝えることで、採用担当者は「自社なら同じ理由で辞めることはないだろうか」と考えるきっかけになります。

例えば、「思っていたよりも個人プレーが多く、チームで働く環境を求めて退職した」と伝えれば、会社側も自社のチームワークの良さをアピールしてくれるかもしれません。お互いに本音で話すことで、本当に自分に合った会社かどうかを見極められ、次の転職の成功率を高めることができます。

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早期退職の基本的な履歴書の書き方

では、実際に履歴書に書く場合、どのように記載すればよいのでしょうか。ここでは、基本的な書き方のルールについて解説します。

履歴書の基本的な書き方

  • 退職年月と会社名は正確に記載する
  • 退職理由は「一身上の都合により退職」とする
  • 契約期間満了の場合は理由を明記する

詳しく解説していきます。

退職年月と会社名は正確に記載する

職歴欄には、入社・退職の年月と会社名を正確に記載しましょう。会社名は「(株)」などと略さず、「株式会社〇〇」のように正式名称で書くのがマナーです。入社・退職の年月がうろ覚えの場合は、給与明細や源泉徴収票などで確認しておくと安心です。

ここで情報を正確に書いておくことが、信頼性の第一歩となります。細かい部分ですが、採用担当者はこうした点もチェックしています。丁寧な書類作成を心がけることで、仕事に対する真面目な姿勢も伝わるでしょう。

履歴書の職歴欄の書き方3ステップ

退職理由は「一身上の都合により退職」とする

自己都合で退職した場合、退職理由は定型文で問題ありません。「株式会社〇〇 退社」と書いた一行下に、「一身上の都合により退職」と記載するのが一般的です。詳しい退職理由を履歴書に長々と書く必要はありません。

ネガティブな理由(人間関係、給与への不満など)をそのまま書くと、採用担当者にマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。詳しい退職理由については、面接で質問された際に、ポジティブな表現で伝えられるように準備しておけば大丈夫です。履歴書はあくまで経歴を伝えるための書類と割り切り、シンプルに記載しましょう。

契約期間満了の場合は理由を明記する

もし退職理由が契約社員や派遣社員としての契約期間満了である場合は、その旨を正直に記載しましょう。この場合、「契約期間満了により退職」と明記することで、ネガティブな理由での退職ではないことが伝わります。

例えば、「株式会社△△ 入社(契約社員として)」と書き、退職の欄に「契約期間満了により退職」と記載します。これは自己都合の退職とは異なり、やむを得ない退職と判断されるため、選考で不利になることはほとんどありません。事実を正確に伝えることが大切です。

キャリアアドバイザー
退職理由をどう伝えればいいか、一人で考えるのは難しいですよね。「前の会社の悪口に聞こえないかな」「うまく説明できる自信がない…」そんな風に感じてしまうかもしれません。ですが、伝え方次第で、早期退職は「次への意欲」を示す強力な武器になります。もし不安なら、私たちキャリアアドバイザーが一緒に退職理由の整理や伝え方の練習をお手伝いします。客観的な視点からのアドバイスで、自信を持って面接に臨めるようサポートしますよ。
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退職理由はどう伝えればポジティブになる?

履歴書には「一身上の都合」と書きますが、面接では必ず退職理由を聞かれます。その際に好印象を与える、ポジティブな伝え方のコツを紹介します。

ポジティブな退職理由の伝え方

  • 他責にせず自分自身の課題として話す
  • 経験から得た学びや反省点を具体的に示す
  • 次の仕事への貢献意欲につなげて説明する

各項目について、詳しく見ていきましょう。

他責にせず自分自身の課題として話す

退職理由を話すときは、自分の課題として捉え直すことが重要です。「上司と合わなかった」「残業が多すぎた」など、会社や他人のせいにするような言い方は避けましょう。採用担当者は「うちの会社でも同じように不満を持つのでは?」と懸念してしまいます。

例えば、「上司と合わなかった」は「よりチームワークを重視する環境で、自分のコミュニケーション能力を活かしたいと考えた」のように、自分の価値観や目指す方向性として説明します。過去の環境への不満ではなく、未来への希望として語ることで、ポジティブな印象に変わります。

経験から得た学びや反省点を具体的に示す

ただ退職した事実を伝えるだけでなく、経験からの学びを具体的に示しましょう。「短期間ではありましたが、〇〇という業務を通して、自分には△△という強みがあることに気づきました」といったように、自己分析ができたことをアピールします。

また、「もっと計画的に業務を進めるべきだった」など、反省点を素直に話すことも誠実な印象を与えます。失敗から学び、次に活かそうとする姿勢は、成長意欲の表れとして評価されます。具体的なエピソードを交えて話せるように、事前に経験を整理しておきましょう。

次の仕事への貢献意欲につなげて説明する

退職理由の説明の締めくくりは、次の仕事への意欲につなげることが大切です。「前の会社での経験を通じて、〇〇という分野への関心が強くなりました。貴社でなら、その思いを実現できると考えています」というように、応募先企業への志望動機と結びつけます。

こうすることで、単なるネガティブな退職ではなく、キャリアアップのための前向きな転職であることが伝わります。採用担当者に「この人を採用すれば、意欲的に貢献してくれそうだ」と感じてもらうことがゴールです。過去の話で終わらせず、未来への熱意をしっかりアピールしましょう。

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【状況別】早期退職の履歴書の書き方

ここでは、1ヶ月での退職や試用期間中の退職など、具体的な状況別の書き方について解説します。ハローワークに提出する場合の注意点も確認しておきましょう。

状況別の履歴書の書き方

  • 1ヶ月で退職した場合の書き方
  • 試用期間中に退職した場合の書き方
  • ハローワークに提出する場合の注意点

詳しく解説していきます。

1ヶ月で退職した場合の書き方

1ヶ月など極端に短い期間で退職した場合でも、基本的な書き方は同じで、職歴として正直に記載します。ただし、履歴書だけでは採用担当者に不安を与えかねないので、職務経歴書で補足説明するのがおすすめです。

職務経歴書には、簡単な業務内容とともに、退職理由をポジティブに変換して簡潔に記載します。「キャリアプランを見直した結果、より専門性を高められる〇〇の分野に挑戦したいという思いが強くなり、退職を決意いたしました」のように、前向きな理由を添えると良いでしょう。

試用期間中に退職した場合の書き方

試用期間中の退職も、職歴として記載する必要があります。この場合、会社名や部署名のあとに「(試用期間)」と書き添えても良いでしょう。必須ではありませんが、試用期間中と明記することで、状況をより正確に伝えられます。

退職理由は同じく「一身上の都合により退職」で問題ありません。面接で理由を聞かれた際は、「入社前に聞いていた業務内容と実際の業務に相違があり、自分の強みを活かせないと感じたため」など、正直かつ前向きな理由を説明できるように準備しておきましょう。

ハローワークに提出する場合の注意点

ハローワーク(公共職業安定所)に提出する履歴書や職務経歴書は、求人紹介や失業手当の給付手続きなどに使われます。そのため、ハローワークでは必ず正直に全ての職歴を記載してください。

ここで職歴を偽ると、失業手当の不正受給とみなされる可能性があります。不正受給が発覚した場合は、受け取った手当の返還だけでなく、厳しい罰則が科されることもあります。公的な手続きに関わる書類であるということを意識し、絶対に正確な情報を記載するようにしましょう。

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面倒な履歴書作成はZキャリアで効率化しよう

早期退職の経歴をどう書くか悩むだけでなく、履歴書作成そのものが面倒だと感じる人も多いでしょう。そんなときは、便利なツールを使って効率化するのがおすすめです。

Zキャリア履歴書のメリット

  • ステップに沿って入力するだけで完成する
  • AIがあなたの強みを活かす志望動機を作成する
  • 履歴書の複製機能で複数応募も簡単になる

各項目について、詳しく見ていきましょう。

ステップに沿って入力するだけで完成する

Zキャリアの履歴書作成サービスは、スマホでサクサク入力できるのが大きな魅力です。画面の指示に従って、学歴や職歴などの情報を入力していくだけで、誰でも簡単にキレイな履歴書が完成します。

手書きのように何度も書き直す手間や、パソコンでフォーマットを探す必要もありません。通学やバイトの休憩時間など、スキマ時間を使って手軽に作成できるので、忙しい人でも安心です。作成したデータはいつでも保存できるので、途中でデータが消えてしまう心配もありません。

AIがあなたの強みを活かす志望動機を作成する

履歴書の中でも、特に頭を悩ませるのが志望動機ではないでしょうか。Zキャリアの履歴書作成サービスなら、AIが志望動機作成をサポートしてくれます。いくつかの簡単な質問に答えるだけで、あなたの強みや意欲が伝わる志望動機の文章をAIが自動で生成します。

「何を書けばいいかわからない」「文章を考えるのが苦手」という人でも、質の高い志望動機を簡単に作ることが可能です。もちろん、AIが作成した文章を自分なりにアレンジすることもできるので、オリジナリティのある、より魅力的な志望動機に仕上げられます。

履歴書の複製機能で複数応募も簡単になる

転職活動では、複数の企業に同時に応募することも珍しくありません。そのたびに一から履歴書を作成するのは大変ですが、Zキャリアのサービスなら履歴書の複製・管理が簡単です。

一度作成した履歴書を元に、応募する企業に合わせて志望動機や自己PRの部分だけを修正して、新しい履歴書をすぐに作成できます。複数のバージョンの履歴書をデータで保存・管理できるので、「どの企業にどの履歴書を送ったかわからなくなる」といった事態も防げます。効率的に転職活動を進めるための、心強い味方になるでしょう。

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