- 警備会社が「やばい」と言われる理由
- 避けるべき警備会社の特徴
- ホワイトな優良警備会社の見つけ方
- 警備員の仕事の将来性
なぜ警備会社は「やばい」と言われてしまうのでしょうか?
「警備会社はやばい」というイメージの背景には、いくつかの理由があります。具体的には以下の5つの項目について解説します。
- 給料が仕事の大変さに見合っていない
- 長時間労働や不規則な勤務形態が多い
- 体育会系で厳しい上下関係がある
- 常に緊張感があり精神的な負担が大きい
- 立ち仕事が多く体力的にきつい
各項目について、詳しく見ていきましょう。
給料が仕事の大変さに見合っていない
警備の仕事は、給料が仕事内容に対して低いと感じる場合があるようです。人々の安全を守る責任の重い仕事であるにもかかわらず、他の職種と比べて給与水準が高くないことがあります。
特に、未経験からスタートした場合、最初は最低限の給料からのスタートになることが多いです。もちろん、経験を積んだり、警備業務検定などの資格を取得したりすることで給料アップは目指せます。ですが、最初のうちは「こんなに大変なのに給料はこれだけか」と感じてしまい、仕事へのモチベーションを維持するのが難しくなる人もいるかもしれません。
長時間労働や不規則な勤務形態が多い
警備の仕事は、24時間365日稼働している現場が多いため、勤務時間が長くなりがちです。特に、施設警備などでは夜勤や宿直勤務も当たり前のようにあります。
シフト制が基本ですが、人手不足の会社だと急な欠員が出て、休日出勤を頼まれたり、残業が続いたりすることも少なくありません。生活リズムが不規則になりやすく、プライベートの時間を確保するのが難しいと感じる人もいます。「友達と休みが合わない」「疲れがなかなか取れない」といった状況から、「この働き方はやばい」と感じてしまうようです。
体育会系で厳しい上下関係がある
警備業界は、体育会系の風土が根強く残っている会社も一部に存在します。規律やチームワークを重んじるため、先輩や上司の指示は絶対という雰囲気があり、厳しい指導を受けることもあります。
もちろん、安全を守る仕事なのである程度の厳しさは必要です。ですが、人によってはその関係性が窮屈に感じられたり、理不尽だと感じてしまったりすることがあるかもしれません。特に、これまでそうした環境に慣れていない場合、厳しい上下関係に馴染めず、人間関係で悩んでしまうケースもあるようです。
常に緊張感があり精神的な負担が大きい
警備員の仕事は、常に周囲を警戒し続ける必要があるため、精神的なプレッシャーが大きい仕事です。イベント会場の雑踏警備や、工事現場での交通誘導など、一瞬の気の緩みが大きな事故につながる可能性があります。
何事もなく一日が終わることがほとんどですが、その「何事もない」状態を維持するために、常に集中力を保たなければなりません。こうした見えない緊張感が積み重なり、精神的に疲弊してしまう人もいます。責任感が強い人ほど、プレッシャーを感じやすく、「もう無理かもしれない」と思ってしまうことがあるのです。
立ち仕事が多く体力的にきつい
警備の仕事は、基本的に立ちっぱなしの現場が多いため、体力的な負担が大きいです。特に交通誘導や施設のエントランスでの立哨業務などは、長時間同じ場所で立ち続けなければなりません。
夏の炎天下や冬の極寒の中でも、決められた場所で任務を遂行する必要があります。天候に関わらず外での勤務も多いため、足腰への負担はもちろん、体力に自信がないと厳しいと感じる場面が多いでしょう。日々の業務で体力を消耗し、「体が持たない」と感じてしまうことが、「やばい」と言われる一因になっています。
すべてが悪いわけではない警備業界の現状
「やばい」というイメージがある一方で、警備業界にはポジティブな側面もあります。業界の現状に関するポイントは以下の通りです。
- 慢性的な人手不足で求人が多い
- 社会の安全を守るというニーズがある
- 未経験からでも挑戦しやすい
詳しく解説していきます。
慢性的な人手不足で求人が多い
現在の警備業界は、多くの会社で人手が足りない状況です。これは、仕事を探している側から見れば、就職のチャンスが多いということを意味します。
警備の仕事は社会にとって必要不可欠なため、常に一定数の求人があります。特に若い世代の働き手を求めている企業は多く、未経験者でも積極的に採用しようという動きが活発です。他の業界ではなかなか正社員の仕事が見つからないという状況でも、警備業界であれば比較的スムーズに就職先を見つけられる可能性があります。
社会の安全を守るというニーズがある
警備の仕事は、人々の安全な暮らしを支える重要な役割を担っています。商業施設やオフィスビル、イベント会場、工事現場など、さまざまな場所で警備員の存在は欠かせません。
景気の動向によって仕事がなくなるといった心配が少なく、安定して働き続けられるのが大きな魅力です。また、「人の役に立っている」という社会貢献性を実感しやすい仕事でもあります。自分の仕事が誰かの安全につながっていると感じられることは、大きなやりがいになるでしょう。社会から常に必要とされる、安定した仕事と言えます。
未経験からでも挑戦しやすい
警備の仕事は、学歴や職歴を問わず、未経験から始めやすいのが特徴です。多くの警備会社では、入社後に法律で定められた研修(新任研修)を受けることが義務付けられています。
この研修で、警備の仕事に必要な基本的な知識やスキルをしっかりと学ぶことができます。そのため、特別な資格や経験がなくても、やる気さえあれば誰でもスタートラインに立つことが可能です。「これまで正社員で働いたことがない」「特別なスキルがない」といった不安がある人でも、安心してキャリアを始められる業界です。
注意!避けるべき「やばい警備会社」の共通点
すべての警備会社が働きやすいわけではありません。中には避けるべき「やばい会社」も存在します。その共通点について、以下の5つの項目を解説します。

各項目について、詳しく見ていきましょう。
求人情報の内容が曖昧で分かりにくい
避けるべき会社は、求人情報に具体的な情報が書かれていないことが多いです。例えば、「給与:月給20万円~40万円」のように給与の幅が広すぎたり、「アットホームな職場です」といった抽象的な言葉ばかりが並んでいたりする場合です。
具体的な勤務時間や休日、残業代の支払いについて明確な記載がない会社も注意が必要です。働く側にとって重要な情報を意図的に隠している可能性があります。良い会社ほど、働く条件を誠実に、そして具体的に示そうとするものです。求人票の時点で情報が曖昧な場合は、慎重に判断する必要があります。
面接官の態度が高圧的で不誠実である
面接は、会社の雰囲気を知るための貴重な機会です。その際に、面接官の態度が高圧的だったり、こちらの質問に対して雑な答え方をしたりする会社は、入社後も社員を大切にしない可能性があります。
例えば、こちらの経歴を馬鹿にするような発言をしたり、質問に対して「そんなことは入ってから考えればいい」といったように話をはぐらかしたりするケースです。面接は会社が応募者を選ぶ場であると同時に、応募者が会社を選ぶ場でもあります。少しでも「この人とは一緒に働きたくないな」と感じたら、その直感を信じた方が良いかもしれません。
会社の悪い評判や口コミが目立つ
インターネットで会社の名前を検索した際に、悪い口コミが多く出てくる場合は注意が必要です。もちろん、ネットの情報をすべて鵜呑みにするのは危険ですが、火のない所に煙は立たないとも言います。
特に、「残業代が支払われない」「パワハラが横行している」「すぐに人が辞めていく」といった内容の書き込みが複数見られる場合は、労働環境に何かしらの問題を抱えている可能性が高いです。実際に働いていた人のリアルな声は、求人情報だけでは分からない会社の裏側を知るための重要な手がかりになります。
福利厚生が充実していない
福利厚生は、給料以外で社員の生活を支える大切な制度です。社会保険(健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険)への加入が法律で義務付けられているのはもちろんですが、それ以外の制度が整っているかどうかも重要です。
例えば、住宅手当や家族手当、退職金制度などが全くない会社は、社員を長期的に大切にしようという意識が低い可能性があります。働きやすい環境を整えようとしている会社は、社員が安心して長く働けるように、福利厚生を充実させようと努力するものです。給料だけでなく、福利厚生の欄もしっかりと確認しましょう。
研修や教育制度が整っていない
未経験から始める人が多い警備業界において、入社後の研修制度は非常に重要です。法律で定められた新任研修を行うのは当然ですが、その内容が充実しているか、また現場に配属された後のフォロー体制があるかどうかがポイントになります。
「やばい会社」は、研修を簡単な座学だけで済ませて、すぐに一人で現場に出そうとすることがあります。しっかりとした教育体制がないと、いざという時に適切な対応ができず、自分自身が危険な目に遭ったり、トラブルに巻き込まれたりする可能性もあります。研修内容や期間について、面接の際に具体的に質問してみると良いでしょう。
ホワイトな警備会社を見極めるためのチェックリスト
では、逆に働きやすい「ホワイトな警備会社」はどのように見つければよいのでしょうか。見極めるためのポイントは以下の通りです。

詳しく解説していきます。
会社の公式サイトで情報発信をしているか
良い会社は、自社の公式サイト(ホームページ)をしっかりと運営していることが多いです。会社の理念や事業内容、社員のインタビューなどが掲載されており、どんな会社なのかが分かりやすくなっています。
公式サイトは会社の「顔」とも言える場所です。そこに力を入れているということは、会社の情報をオープンにして、良い人材に来てもらいたいという意思の表れでもあります。逆に、何年も更新されていなかったり、情報がほとんど載っていなかったりするサイトの場合は、会社の経営状況や社員への意識に疑問符がつくかもしれません。
給与や手当の詳細が明確に記載されているか
ホワイトな会社は、お金に関する情報を非常にクリアにしています。基本給はいくらで、どんな手当(残業手当、深夜手当、資格手当など)がつくのか、求人情報や面接の場で具体的に説明してくれます。
昇給のルールや賞与(ボーナス)の実績についても、ごまかさずに教えてくれるでしょう。お金の話は聞きにくいと感じるかもしれませんが、長く働く上ではとても大切なことです。「入社後の給与シミュレーションはどのようになりますか?」など、遠慮せずに質問してみましょう。誠実に対応してくれる会社は、信頼できる可能性が高いです。
資格取得の支援制度が用意されているか
社員の成長を応援してくれる会社は、資格取得をサポートする制度を整えています。警備の仕事には、「警備業務検定」や「指導教育責任者」など、キャリアアップにつながる国家資格がいくつかあります。
ホワイトな会社では、こうした資格を取るための受験費用を会社が負担してくれたり、試験対策の勉強会を開いてくれたりすることがあります。これは、会社が社員に長く活躍してほしいと考えている証拠です。社員への投資を惜しまない会社は、働きやすい環境である可能性が高いと言えるでしょう。
年間休日が十分に確保されているか
プライベートを大切にしながら働くためには、休日がしっかり取れるかどうかが重要です。求人情報に「年間休日120日以上」など、具体的な日数が明記されている会社は、休日の管理がしっかりしていると考えられます。
また、「週休2日制」と「完全週休2日制」の違いにも注意が必要です。「完全週休2日制」は毎週必ず2日の休みがありますが、「週休2日制」は月に1回以上、2日の休みがある週があるという意味で、毎週2日休めるわけではありません。有給休暇の取得率などを面接で確認してみるのも、会社の働きやすさを知る良い方法です。
警備員の仕事にも将来性はある
「やばい」というイメージとは裏腹に、警備員の仕事には将来性があります。将来性に関するポイントは以下の通りです。
- AI技術に代替されにくい業務がある
- 経験を積むことでキャリアアップできる
- 安定した需要があり景気に左右されにくい
詳しく解説していきます。
AI技術に代替されにくい業務がある
近年、AIやロボットの技術が発達し、多くの仕事がなくなると言われています。ですが、警備の仕事はすべてが機械に置き換わるわけではありません。
確かに、監視カメラによるモニタリングなど、一部の業務は機械化が進むでしょう。ですが、現場での急なトラブルへの対応や、人とのコミュニケーションを必要とする業務は、人間にしかできません。例えば、道に迷っている人に声をかけたり、不審な行動をする人を見抜いたりするのは、細やかな気配りや判断力が求められるため、AIには難しい分野です。
経験を積むことでキャリアアップできる
警備の仕事は、経験を積んで資格を取得することで、着実にキャリアアップしていける道があります。現場の警備員からスタートし、チームをまとめる隊長や、複数の現場を管理する管制スタッフ、さらには新人を育成する指導教育責任者などを目指すことができます。
「施設警備業務検定」や「交通誘導警備業務検定」といった国家資格を取得すれば、資格手当がついて給料も上がりますし、転職する際にも有利になります。経験やスキルが形として評価されやすいので、目標を持って仕事に取り組めるでしょう。
安定した需要があり景気に左右されにくい
人々の安全を守るという警備の仕事は、社会がある限りなくなることはありません。景気が良かろうが悪かろうが、オフィスビルや商業施設、イベントなど、警備が必要な場所は常に存在します。
そのため、会社の業績が悪化して突然仕事がなくなるといったリスクが低いのが大きな強みです。特に大手や中堅の警備会社は経営基盤が安定していることが多く、安心して長く働き続けることができます。社会情勢に左右されにくい安定した業界で働きたいと考えている人にとって、警備の仕事は魅力的な選択肢の一つです。
警備会社への転職で後悔しないためにできること
警備会社への転職を成功させ、後悔しないためにはいくつかポイントがあります。具体的には以下の3つの項目について解説します。

各項目について、詳しく見ていきましょう。
自分の体力や性格に合う業務内容を選ぶ
一口に警備の仕事と言っても、その業務内容はさまざまです。例えば、常に動き回る交通誘導警備もあれば、建物の中でモニター監視や巡回を行う施設警備もあります。
体力に自信があるなら交通誘導、コツコツと仕事をこなすのが得意なら施設警備といったように、自分の特性に合った仕事を選ぶことが、長く働き続けるための秘訣です。「どんな仕事なら自分は無理なく続けられるだろうか」と一度じっくり考えてみることが大切です。会社の面接で、具体的な業務内容について詳しく聞いてみるのも良いでしょう。
企業の経営状況が安定しているか確認する
長く安心して働くためには、転職先の会社が安定して経営されているかを見極めることが重要です。会社の設立年が古く、長年の実績がある会社は、それだけ信頼性が高いと言えるでしょう。
また、会社の規模や従業員数も一つの目安になります。従業員が多い会社は、それだけ多くの現場を任されており、経営が安定している可能性が高いです。公式サイトで取引先の実績などを確認するのも参考になります。すぐに判断するのは難しいかもしれませんが、できる範囲で情報を集め、安定して働けそうな会社を選ぶようにしましょう。
複数の会社を比較して慎重に検討する
転職活動をするときは、最初に見つけた一社にすぐに決めてしまわないことが大切です。複数の会社の求人情報を見比べて、給与や休日、福利厚生などの条件を比較検討しましょう。
いくつかの会社の面接を受けてみることで、それぞれの会社の違いがより明確に分かります。A社は給料が良いけれど休みが少ない、B社は給料はそこそこだけど研修がしっかりしている、といったように、各社の長所や短所が見えてくるはずです。焦って決めると後悔につながりやすいので、時間をかけて自分にとって一番良いと思える会社をじっくりと選びましょう。
自分に合う警備会社選びに迷ったら
ここまで色々なポイントを解説してきましたが、それでも一人で会社を選ぶのは不安かもしれません。そんな時は、専門家の力を借りるのも良い方法です。
- 一人で悩まず転職のプロに相談する
- 会社の内部事情を詳しく教えてもらう
- Zキャリアなどのエージェントに相談してみる
各項目について、詳しく見ていきましょう。
一人で悩まず転職のプロに相談する
自分だけでたくさんの求人情報を見たり、会社の良し悪しを判断したりするのはとても大変です。そんな時は、転職エージェントのようなプロに相談するのがおすすめです。
転職エージェントは、転職に関するさまざまな知識や情報を持っており、客観的な視点からアドバイスをくれます。自分の希望や適性に合った会社を紹介してくれるだけでなく、面接対策や履歴書の書き方までサポートしてくれます。一人で抱え込まずに、専門家の力を借りることで、転職活動をスムーズに進めることができます。
会社の内部事情を詳しく教えてもらう
転職エージェントは、求人情報だけでは分からない会社の内部情報を知っていることがあります。例えば、その会社の実際の労働環境や人間関係、離職率といった情報です。
エージェントは、企業と直接やり取りをしているため、公式サイトや求人票には書かれていないリアルな情報を持っていることが多いです。「この会社は若手が多くて活気がある」「ここは研修が厳しいけれど、その分成長できる」といった具体的な情報を教えてもらうことで、入社後のミスマッチを防ぐことができます。これは転職エージェントを利用する大きなメリットの一つです。
Zキャリアのエージェントに相談してみよう
もし警備会社への転職で悩んだり、不安を感じたりしたら、私たちZキャリアのエージェントにぜひ相談してください。Zキャリアは、特に若い世代の就職・転職支援を得意としています。
これまでの経験がない方や、初めての転職で何から始めればいいか分からない方にも、一から丁寧にサポートします。どの警備会社が自分に合っているのか、どんなキャリアプランを描けるのか、一緒に考えていきましょう。「やばい会社」を避け、本当に自分らしく働ける場所を見つけるお手伝いをさせてください。あなたの新しい一歩を、全力で応援します。