- 面接で「ミスマッチ」と言われる意図
- ミスマッチと判断される主な理由
- 面接の不合格サインの見分け方
- 次の面接でミスマッチを防ぐ対策
面接で「ミスマッチ」と言われたら不合格なの?
面接で「ミスマッチ」という言葉が出た場合の意図や、合否への影響について以下の通り解説します。
- 不合格のサインである可能性が高い
- 企業が「ミスマッチ」と伝える意図を解説
- 「アンマッチ」との違いも知っておこう
- まれに「いい意味」で使われるケースもある
各項目について、詳しく見ていきましょう。
不合格のサインである可能性が高い
面接官からの「ミスマッチ」という言葉は、残念ながら不合格のサインである可能性が高いです。企業側は、面接を通じて「この人はうちの会社で活躍してくれそうか」「長く働いてくれそうか」を見ています。その結果、「ちょっと違うな」と判断された時に使われることが多い言葉です。
もちろん、面接官がその場で「不合格です」と断言することはほとんどありません。ですが、「ミスマッチ」という表現は、企業側が感じている違和感をオブラートに包んで伝えている場合がほとんどだと考えておきましょう。
企業が「ミスマッチ」と伝える意図を解説
では、なぜ企業はわざわざ「ミスマッチ」と伝えるのでしょうか。それにはいくつかの意図が考えられます。一つは、応募者に納得感を持ってもらうためです。ただ「不合格」と伝えるよりも、「こういう理由で合わないと判断した」と示すことで、応募者も次のステップに進みやすくなると考えている場合があります。
また、応募者自身に「この会社は自分には合わないかもしれない」と気づいてもらうため、あえてその場で伝えるケースもあります。企業側も、入社後に「思っていたのと違った」とすぐに辞められてしまうのが一番困るため、お互いのために早めにズレを共有しようとしているのです。
「アンマッチ」との違いも知っておこう
似た言葉に「アンマッチ」がありますが、これは単純に条件が合わない状態を指すことが多いです。例えば、「希望勤務地と募集勤務地が違う」「希望給与と会社の規定が合わない」といった、スキルや人柄以前の条件のズレです。
一方、「ミスマッチ」は、スキルや経験、人柄、価値観などが「会社の求める人物像や社風と合わない」という、より深い部分でのズレを指す場合に使われます。どちらも合否に影響しますが、「ミスマッチ」の方が、より「一緒に働くイメージが湧かない」というニュアンスが強いと言えるでしょう。
まれに「いい意味」で使われるケースもある
非常にまれですが、「ミスマッチ」がポジティブな意味で使われるケースもゼロではありません。例えば、「君のスキルはうちの募集ポジションには高すぎる(ミスマッチだ)から、もっと上のポジションを検討しないか?」といった打診です。
また、「今のうちのチームにはいないタイプ(ミスマッチ)だからこそ、新しい風を吹き込んでくれそうで面白い」といった文脈で使われることもあります。ですが、これらは本当に例外的なケースです。面接の雰囲気や前後の文脈で判断する必要がありますが、基本的には厳しいサインだと受け止めて、次の準備を考えるのが現実的です。
面接官が「ミスマッチ」と感じる主な理由
面接官が「ミスマッチ」と判断する背景には、いくつかの典型的な理由があります。以下の通り、主な理由を解説します。

詳しく解説していきます。
スキルや経験が求人と合っていない
これは最も分かりやすいミスマッチの理由です。企業は「こういう仕事をしてほしい」という具体的な求人内容を出しています。それに対して、応募者が持っているスキルやこれまでの経験が、企業側の期待と大きくズレている場合、「ミスマッチ」と判断されます。
例えば、企業が「コツコツ正確に作業できる人」を求めているのに、面接で「新しいアイデアをどんどん出すのが得意です」とアピールしすぎると、「うちの仕事には向いていないかも」と思われてしまいます。未経験者向けの求人であっても、「この仕事に必要な最低限の素質」が感じられないと、ミスマッチと判断されることがあります。
会社の雰囲気や文化と合わない印象
スキルや経験は問題なくても、会社の雰囲気(社風)と合わないと判断されることも多いです。これは、面接での話し方や表情、服装、受け答えの様子などから総合的に判断されます。
例えば、体育会系で元気なコミュニケーションを重視する会社に、物静かで落ち着いたタイプの人が行くと、「うちのノリには合わないかな」と思われるかもしれません。逆もまた然りです。どちらが良い悪いではなく、単純に「合うか合わないか」の相性の問題です。
キャリアプランと会社の方向性が違う
応募者が将来やりたいこと(キャリアプラン)と、会社がその人に任せたい仕事や、会社の将来の方向性がズレている場合もミスマッチとなります。例えば、「将来は独立して自分の店を持ちたい」という人が、長く会社を支える幹部候補を求めている面接でそれを伝えたらどうでしょうか。
面接官は「うちで経験を積んだら、すぐに辞めてしまうのでは?」と不安に感じてしまいます。自分の目標を持つことは素晴らしいですが、それがその会社で実現できることなのか、会社の目指す方向と合っているのかをすり合わせる必要があります。
入社意欲や熱意が伝わってこない
スキルや人柄が良くても、「本当にうちの会社で働きたいのか」が伝わらないと、ミスマッチと判断されることがあります。企業側も、時間とコストをかけて採用活動をしています。「誰でもいい」「内定が出たから行く」というスタンスの人より、「この会社で働きたい」という熱意のある人を採用したいと考えるのは当然です。
志望動機が曖昧だったり、会社のことをよく調べていなかったり、逆質問がなかったりすると、「うちへの興味が薄いのでは?」=「ミスマッチかも」と判断されてしまうのです。
「ミスマッチ」と言われて落ち込んだ時の考え方
面接で「ミスマッチ」と言われると、自分を否定されたようで落ち込んでしまうかもしれません。ですが、そんな時こそ考え方を変えるチャンスです。以下の通り、気持ちの切り替え方を紹介します。
- 合わない会社に無理に入る必要はない
- 面接官のフィードバックとして受け止める
- 次の面接に活かすチャンスだと捉え直す
詳しく見ていきましょう。
合わない会社に無理に入る必要はない
まず一番に伝えたいのは、合わない会社に無理に入社しなくて良かった、と考えることです。もし面接官がミスマッチに気づきながら採用していたら、入社後に苦労するのは自分自身です。「周りと話が合わない」「仕事が全然面白くない」などの悩みを抱えたまま働き続けるのは辛いものです。
面接官が「合わない」と判断してくれたことは、ある意味、入社後の不幸なミスマッチを未然に防いでくれた、とも言えます。「ご縁がなかっただけ」と割り切って、自分に本当に合う会社を探すことにエネルギーを使いましょう。
面接官のフィードバックとして受け止める
「ミスマッチ」という言葉は、貴重なフィードバック(評価や意見)として受け止めることもできます。「なぜミスマッチだと思われたんだろう?」と冷静に振り返ってみましょう。自分のアピールポイントが、応募した仕事内容とズレていたのかもしれません。あるいは、自分の話し方が、その会社の雰囲気と違っていたのかもしれません。
このように、面接官の視点で自分の面接を振り返ることで、次の面接に向けた改善点が見つかります。単に落ち込むだけでなく、客観的な意見として受け止めてみましょう。
次の面接に活かすチャンスだと捉え直す
ミスマッチというフィードバックは、次の面接を成功させるための大きなヒントになります。もし、自分のアピールがズレていたと感じるなら、次は企業研究をもっとしっかり行い、その会社が求める人物像に合わせてアピール内容を調整できます。
もし、社風が合わなかったと感じるなら、次はもっと自分に合いそうな雰囲気の会社を探せば良いのです。今回の経験は決して無駄ではありません。失敗ではなく、「自分に合う会社を見つけるためのデータが集まった」と前向きに捉え直し、次に活かしていきましょう。
これもヤバい?面接中の不合格サイン
「ミスマッチ」以外にも、面接中に「これって不合格かも?」と不安になるサインがいくつかあります。よく噂されるサインについて、以下の通り解説します。
- 面接時間が予定より極端に短い
- 「また連絡します」は一般的な表現
- 「最後に一言」は合否に関係ない
- 回答への深掘りが少ない
詳しく解説していきます。
面接時間が予定より極端に短い
予定されていた面接時間が1時間だったのに、15分程度で終わってしまった場合、不合格のサインである可能性があります。これは、面接官が早い段階で「この人はミスマッチだ」と判断し、それ以上質問する必要がないと考えた場合に起こり得ます。
ただし、注意も必要です。企業によっては、効率を重視して面接時間がもともと短い場合もありますし、逆に話が盛り上がって合格するケースもあります。あくまで「極端に短い場合」は注意が必要、という程度に考えておきましょう。
「また連絡します」は一般的な表現
面接の最後に「結果は後日、また連絡します」と言われると、「不合格だからその場で合格って言われないんだ…」と不安になるかもしれません。ですが、これは合否に関わらず使われる一般的な表現です。
企業は他の応募者とも比較検討した上で最終的な合否を決めるため、その場で合格を出すことは稀です。むしろ、「また連絡します」と言われたら、選考プロセスがきちんと進んでいる証拠だと考えて、落ち着いて連絡を待ちましょう。
「最後に一言」は合否に関係ない
面接の終わり際に「最後に一言ありますか?」と聞かれることがあります。これを「不合格だから最後のチャンスを与えられている」とか「合格だから念押しされている」と考える人もいますが、これも合否には直接関係ありません。
これは、応募者が言い残したことや、最後にもう一度熱意を伝えるチャンスを与えるための、一般的な質問です。ここでしっかりと入社意欲を伝えることができれば、プラスの評価につながる可能性はあります。逆に何も答えられないと、意欲が低いと見られるかもしれません。
回答への深掘りが少ない
面接官がこちらの回答に対して「なるほど」「わかりました」と相槌を打つだけで、「それで、具体的には?」「なぜそう思ったの?」といった深掘りの質問が少ない場合、あまり興味を持たれていない可能性があります。
面接官は、採用したいと思った応募者に対しては、「もっと知りたい」という気持ちから、色々な角度で質問を重ねるものです。会話が盛り上がらず、事務的な質問だけで終わってしまった場合は、不合格のサインかもしれません。
次こそ成功!採用ミスマッチを防ぐための準備
面接でミスマッチと言われた経験をバネにして、次の成功につなげましょう。採用ミスマッチを防ぐためにやるべき準備について、以下の通り解説します。
- 自己分析をやり直して強みを明確にする
- 企業研究で社風や価値観を調べる
- 応募する求人の募集要項を読み込む
- 自分の言葉で退職理由や志望動機を伝える
詳しく見ていきましょう。
自己分析をやり直して強みを明確にする
まずは自分自身をもう一度知ることから始めましょう。「自分は何が得意か」「何を大切にしているか」「どんな時にやりがいを感じるか」を書き出してみます。これが「自己分析」です。
これが曖昧なままだと、面接で自分をうまくアピールできませんし、そもそも自分に合わない会社に応募してしまう原因になります。自分の「軸」がはっきりすれば、面接官にも「こういう人間です」と自信を持って伝えることができ、ミスマッチが減っていきます。

企業研究で社風や価値観を調べる
次に応募する企業のことを徹底的に調べる「企業研究」が重要です。求人情報だけでなく、会社のホームページやSNS、そこで働く人のインタビュー記事(あれば)などをチェックしましょう。
特に注目したいのが「社風」や「価値観」です。会社が何を大切にしているのか(例:「挑戦」「チームワーク」「安定」など)を知ることで、自分の価値観と合うかどうかを判断できます。自分と価値観が近い会社を選べば、ミスマッチは格段に減るはずです。
応募する求人の募集要項を読み込む
当たり前に聞こえるかもしれませんが、募集要項を隅々まで読み込むことは非常に大切です。「どんな仕事内容か」「どんなスキルや経験が求められているか」「どんな人に来てほしいか」が全て書かれています。
ここをしっかり読み込まずに応募してしまうと、「求めている人物像とズレている」と判断され、ミスマッチの原因になります。「未経験OK」と書かれていても、「こんな素質がある人を求めている」というヒントが隠されていることが多いので、注意深く読んでみましょう。
自分の言葉で退職理由や志望動機を伝える
面接では、自分の本音を自分の言葉で伝えることを意識してください。ネットで見つけた例文をそのまま暗記したような志望動機や退職理由は、すぐに見抜かれますし、自分の本心とズレているとミスマッチにつながります。
なぜ前の会社を辞めた(辞めたい)のか、なぜこの会社で働きたいのか、その会社で自分の何を活かせると思うのか。これらを、企業研究や自己分析の結果とつなげながら、自分の正直な言葉で伝える練習をしましょう。
面接でミスマッチを防ぐための逆質問
面接の最後にある「逆質問(何か質問はありますか?)」は、ミスマッチを防ぐための絶好のチャンスです。以下の通り、有効な逆質問の例を紹介します。

詳しく解説していきます。
入社までに準備すべきことを聞く
「もしご縁をいただけた場合、入社までに何か勉強しておくべきことや、準備すべきことはありますか?」という質問です。これは、入社への高い意欲を示すと同時に、入社後の仕事内容について具体的にイメージするのに役立ちます。
面接官からの回答で、「こういう知識が必要なんだな」「こういう心構えが大事なんだな」ということが分かり、自分にその仕事が務まりそうか、本当にやりたいことかを最終確認できます。もし回答が自分のイメージと大きくかけ離れていたら、そこがミスマッチのポイントかもしれません。
職場の雰囲気やチームの様子を聞く
「配属される可能性のある部署は、どのような雰囲気でしょうか?」「チームの年齢層や、皆さんがどんな風にコミュニケーションを取っているか教えていただけますか?」といった質問です。これは、社風のミスマッチを防ぐために非常に重要です。
スキルや仕事内容が合っていても、職場の雰囲気が自分と合わなければ、長く働くのは難しいものです。「和気あいあいとしている」「集中して静かに仕事をしている」など、具体的な様子を聞き出すことで、自分がそこで働くイメージが湧くかどうかを判断できます。
活躍している人の共通点を聞く
「このポジションで活躍されている方には、どのような共通点がありますか?」という質問も有効です。これは、その会社や仕事で「評価される人物像」を具体的に知るための質問です。
面接官から「コツコツ真面目な人」「積極的にアイデアを出す人」といった回答が得られれば、それが自分の強みと合っているかを確認できます。もし自分のタイプと全く違う人物像が挙げられたら、入社後に苦労する(=ミスマッチ)可能性が高いと判断できるでしょう。
入社後のキャリアパスについて聞く
「入社した場合、将来的にはどのようなキャリアを積むことができますか?」という質問です。これは、自分のキャリアプランと会社の方向性が合っているかを確認するために役立ちます。
「まずは現場で経験を積んで、ゆくゆくはリーダーを目指してほしい」「専門職としてスキルを極めてほしい」など、会社が期待するキャリアの道筋が見えてきます。それが自分の目指したい将来像と一致していれば、入社後のミスマッチを防ぐことにつながります。
面接対策やミスマッチ解消に悩んだら
ここまでミスマッチについて解説してきましたが、自分一人で対策を立てるのは難しいと感じるかもしれません。
そんな時は、客観的な視点でアドバイスをくれる「プロ」に相談することで、自分では気づかなかった強みや、面接での改善点が見えてくることがよくあります。友人や家族とは違う、専門的な視点からのアドバイスは、ミスマッチを防ぐ大きな助けになります。
Zキャリアのエージェントに相談してみよう
「自分に合う会社がわからない」「面接で何をアピールすればいいか自信がない」そんな悩みがあるなら、Zキャリアのエージェントに相談してみてください。Zキャリアは、特にノンデスクワークを目指す若手の方々の転職サポートを得意としています。
経験豊富なキャリアアドバイザーが、まずはじっくりと話を聞き、どんな仕事が向いているか、どんな会社ならミスマッチが起きにくいかを一緒に考えます。面接対策はもちろん、履歴書の書き方から企業研究のコツまで、トータルでサポートします。ミスマッチの不安を解消し、自分らしく働ける場所を一緒に見つけていきましょう。