- 製薬業界が「厳しい」と言われる理由
- 製薬業界の現状と10年後の将来性
- 製薬業界で働くメリット・デメリット
- 文系からでも挑戦できる製薬業界の仕事
製薬業界で働くのは厳しいという噂の真相とは?
製薬業界が「厳しい」と言われる背景には、いくつかの具体的な理由があります。ここでは、その主な理由として以下の4つのポイントを解説します。
- 新薬開発の成功率が低く競争が激化している
- 国の政策による薬価の引き下げが続いている
- MRのリストラなど人員削減の動きがある
- ジェネリック医薬品の普及で利益が減少している
各項目について、詳しく見ていきましょう。
新薬開発の成功率が低く競争が激化している
新薬開発は成功確率が非常に低いため、製薬会社の経営は常に大きなリスクを伴います。一つの新しい薬を世に送り出すまでには、10年以上の長い年月と、数百億円以上もの莫大な費用がかかるのが一般的です。薬の候補となる物質を見つける「基礎研究」から始まり、動物での試験、そして人間での安全性や効果を確かめる「臨床試験(治験)」といった、多くの段階を踏まなければなりません。
しかし、研究開発を始めた薬の候補のうち、最終的に国の承認を得て発売に至るのは、ほんの一握りです。多くの候補は、途中の段階で効果がなかったり、安全性の問題が見つかったりして開発が中止されます。そのため、製薬会社は常に他の会社としのぎを削りながら、この低い成功率の壁を乗り越えようと必死に競争しているのです。
国の政策による薬価の引き下げが続いている
国が定める薬の公定価格(薬価)が引き下げられていることも、製薬業界の厳しさの一因です。病院で処方される薬の価格は、企業が自由に決められるわけではなく、国によって細かく定められています。そして、国は増え続ける医療費を抑えるために、この薬価を定期的に見直し、引き下げる政策を進めています。
特に最近では、これまでは2年に1回だった見直しが毎年行われるようになりました。薬の価格が下がれば、それは製薬会社の売上や利益が直接減少することを意味します。せっかく苦労して新薬を開発しても、年々その薬から得られる利益が減っていく可能性があるため、企業にとっては厳しい経営環境が続いているのです。この薬価改定の動きは、今後の製薬業界を考える上で非常に重要なポイントとなります。
MRのリストラなど人員削減の動きがある
製薬会社の営業担当であるMR(医薬情報担当者)の人員削減も進んでいます。かつてMRは、足しげく病院を訪問し、医師との人間関係を築きながら薬の情報を伝えるのが主な仕事でした。しかし、インターネットが普及したことで、医師も自分で簡単に医薬品の情報を集められるようになりました。また、過度な接待などを防ぐためのルールが厳しくなったこともあり、従来のMRの営業スタイルが通用しにくくなっています。
こうした変化に対応するため、製薬会社はMRの人数を減らし、より専門性の高い情報提供ができる人材に絞ったり、デジタルツールを活用した新しい営業体制にシフトしたりする動きを加速させています。その結果、一部の企業では早期退職者を募集するなどの「リストラ」が行われており、業界の厳しい側面として注目されています。
ジェネリック医薬品の普及で利益が減少している
安価なジェネリック医薬品の普及も、新薬を開発する製薬会社の利益を圧迫する要因となっています。ジェネリック医薬品とは、新薬の特許が切れた後に、他のメーカーが同じ有効成分を使って製造・販売する薬のことです。開発にかかる費用が少ないため、新薬に比べて価格を大幅に安く設定できます。国も医療費を削減するためにジェネリック医薬品の使用を推進しており、そのシェアは年々高まっています。
患者さんの負担が軽くなるという大きなメリットがある一方で、新薬メーカーにとっては、特許が切れた途端に売上が大きく落ち込む原因となります。莫大な投資をして開発した新薬から得られる利益が、ジェネリック医薬品によって以前よりも早く失われるようになったことも、製薬業界の厳しさにつながっています。
製薬業界の現状と10年後の将来性
厳しい側面がある一方で、製薬業界には明るい未来を予感させる変化も起きています。ここでは、製薬業界の将来性について、以下の4つのポイントから解説します。
- AI活用による創薬プロセスの効率化が進む
- 再生医療やバイオ医薬品など新分野が成長する
- 高齢化に伴い医薬品の需要は安定的に見込める
- グローバル市場への展開がさらに加速する
詳しく解説していきます。
AI活用による創薬プロセスの効率化が進む
AI(人工知能)の活用によって、新薬開発のプロセスが大きく変わろうとしています。これまで長い時間と膨大なコストがかかっていた新薬開発ですが、AIを使うことでその効率を飛躍的に高められると期待されています。例えば、AIは膨大な医学論文や研究データを瞬時に分析し、薬の候補となる新しい化合物を発見する手助けをしてくれます。
また、臨床試験(治験)に参加してくれる最適な患者さんを見つけ出したり、試験の結果をより正確に予測したりすることにも活用され始めています。こうしたAIの導入は、開発期間の短縮やコストの削減につながるだけでなく、これまで見つけられなかった画期的な新薬を生み出す可能性も秘めています。10年後には、AI創薬が当たり前になり、業界の課題を解決する大きな力となっているでしょう。
再生医療やバイオ医薬品など新分野が成長する
再生医療やバイオ医薬品といった、新しい分野が今後の製薬業界の成長を牽引していきます。
再生医療とは、iPS細胞に代表されるように、人間の細胞を使って、病気や怪我で失われた体の機能を取り戻す最先端の医療です。
また、バイオ医薬品は、遺伝子組換えなどの技術を使って生物が作り出すタンパク質などを利用した薬で、これまで治療が難しかった病気に高い効果を発揮するものとして注目されています。
これらの分野は、従来の化学合成で作られる薬とは全く異なるアプローチであり、非常に高い専門性と技術力が求められます。多くの製薬会社がこの成長分野に力を入れており、10年後、20年後には、こうした新しいタイプの医薬品が治療の主役になっているかもしれません。

高齢化に伴い医薬品の需要は安定的に見込める
社会の高齢化が進むことで、医薬品全体の需要は今後も安定的に伸びていくと考えられます。日本は世界でもトップクラスの長寿国であり、高齢者の割合は年々増加しています。年齢を重ねると、どうしても体のどこかに不調が出たり、生活習慣病などの慢性的な病気を抱えたりする人が増えてきます。そのため、病気の治療や健康維持のために薬を必要とする人の数は、今後も増え続けることが確実視されています。
これは、製薬業界が社会にとって不可欠な存在であり、景気の変動にも比較的強い安定した産業であることを意味します。人々の「健康に長生きしたい」という願いがある限り、製薬業界の仕事がなくなることはなく、その重要性はますます高まっていくでしょう。
グローバル市場への展開がさらに加速する
日本の市場だけでなく、世界に目を向けたグローバル展開が今後さらに重要になります。日本の人口は減少傾向にありますが、世界全体で見れば人口は増え続けており、医薬品の市場も拡大しています。特にアジアやアフリカなどの新興国では、経済成長とともに医療レベルが向上し、より質の高い薬へのニーズが高まっています。
日本の製薬会社は、高い技術力と品質を武器に、こうした海外市場へ積極的に進出しています。優れた新薬を開発できれば、それは日本国内だけでなく、世界中の何億人もの人々を救うことにつながります。10年後には、海外での売上が会社の収益の大部分を占めるという企業も増え、よりグローバルな舞台で活躍できるチャンスが広がっているでしょう。
厳しいだけじゃない!製薬業界で働くメリット
製薬業界には、厳しい側面や将来への期待だけでなく、働く上で感じられる多くのメリットがあります。ここでは、代表的な4つのメリットについて解説します。
- 人々の健康に貢献できるやりがいがある
- 他の業界に比べて平均年収が高い傾向にある
- 福利厚生が充実したホワイト企業が多い
- 専門的な知識やスキルが身につきやすい
各項目について、詳しく見ていきましょう。
人々の健康に貢献できるやりがいがある
人々の命や健康に直接貢献できることが、製薬業界で働く最大のやりがいです。自分が開発や製造、販売に関わった薬が、病気で苦しむ患者さんの症状を和らげたり、命を救ったりすることにつながります。
例えば、営業職であるMRであれば、医師に情報提供した薬が患者さんの治療に役立ったと聞いた時、大きな喜びを感じるでしょう。研究職や開発職であれば、長年の努力が実り、新しい治療薬が世に出た時の達成感は計り知れません。
自分の仕事が社会の役に立っている、誰かの人生を支えているという実感は、日々の仕事のモチベーションになります。人のためになる仕事がしたいと考えている人にとって、製薬業界は非常に魅力的な選択肢の一つです。
他の業界に比べて平均年収が高い傾向にある
製薬業界は、他の多くの業界と比較して給与水準が高いことで知られています。これは、新薬開発には高度な専門知識が必要であり、一つの製品がもたらす利益が非常に大きいという業界の特性が関係しています。企業の業績が良ければ、それがボーナスなどにも反映されやすい傾向にあります。もちろん、職種や個人の成果によって給与は異なりますが、業界全体として高い水準にあることは、働く上での大きな魅力と言えるでしょう。
安定した生活基盤を築きながら、やりがいのある仕事に取り組める環境は、長期的なキャリアを考える上で重要なポイントになります。経済的な安定は、仕事への集中やプライベートの充実にもつながります。
福利厚生が充実したホワイト企業が多い
大手製薬会社を中心に、福利厚生が手厚く、働きやすい環境が整っている企業が多いのも特徴です。製薬業界は、企業の経営基盤が比較的安定しているため、社員の働きやすさにも力を入れている傾向があります。例えば、家賃補助などの住宅手当、家族手当、充実した休暇制度(有給休暇の取得しやすさなど)が整っていることが多いです。
また、近年では、フレックスタイム制度や在宅勤務など、柔軟な働き方を導入する企業も増えています。社員が心身ともに健康で、長く働き続けられるような環境づくりに積極的な「ホワイト企業」が多いことは、安心して仕事を選ぶ上で見逃せないメリットです。
専門的な知識やスキルが身につきやすい
仕事を通じて、医学や薬学に関する高度で専門的な知識やスキルを身につけることができます。製薬業界の仕事は、常に最新の医療情報に触れる機会が多く、日々の業務自体が学びの連続です。例えば、MRであれば、医師と対等に話をするために、担当する薬だけでなく、関連する病気や治療法についても深く勉強する必要があります。
また、会社としても社員の成長をサポートするための研修制度が充実している場合が多く、継続的にスキルアップできる環境が整っています。ここで身につけた専門性は、個人の市場価値を高める大きな武器になります。将来的にキャリアチェンジを考える際にも、この専門知識は様々な分野で役立つ可能性を秘めています。
転職前に知っておきたい製薬業界のデメリット
多くのメリットがある一方で、製薬業界で働く上での大変な側面、つまりデメリットも理解しておくことが大切です。ここでは、事前に知っておきたい4つのポイントを紹介します。

常に新しい知識の学習が求められる
医療の世界は日進月歩であり、常に新しい知識を学び続ける姿勢が不可欠です。新しい薬が次々と登場し、病気の治療法も日々進化しています。そのため、製薬業界で働く人は、学生時代の勉強だけで終わりではなく、社会人になってからも常にアンテナを張り、自主的に学習を続ける必要があります。例えば、新しい論文を読んだり、学会に参加したり、社内の勉強会に出席したりと、インプットを怠ることはできません。
この変化のスピードについていくことを「大変だ」と感じる人もいるでしょう。ですが、見方を変えれば、知的好奇心旺盛で新しいことを学ぶのが好きな人にとっては、常に新鮮な気持ちで仕事に取り組める刺激的な環境とも言えます。
職種によっては転勤の可能性がある
特に全国に支店を持つ企業のMR(医薬情報担当者)などの職種では、転勤の可能性があります。MRは担当エリアの病院やクリニックを回るため、会社の辞令によって数年ごとに異なる地域へ引っ越すことがあります。新しい環境での生活や、人間関係を一から築くことに抵抗がある人にとっては、これは大きなデメリットと感じるかもしれません。家族がいる場合は、子どもの学校のことなども考慮する必要が出てきます。
もちろん、全ての職種で転勤があるわけではありません。研究職や工場勤務、本社勤務の管理部門などは、比較的転勤が少ない傾向にあります。自分が希望する働き方やライフプランと照らし合わせて、職種を選ぶことが重要です。
成果に対するプレッシャーが大きい場合がある
営業職であるMRなどを中心に、個人の成果、つまり売上目標に対するプレッシャーを感じることがあります。会社である以上、利益を追求するのは当然であり、各担当者には達成すべき目標が設定されます。目標達成のために、医師との面会アポイントを何度も試みたり、競合他社の製品と比較しながら自社の薬の良さを伝えたりと、粘り強い努力が求められます。
目標がなかなか達成できない時期には、精神的に辛いと感じることもあるかもしれません。ですが、このプレッシャーを乗り越えて目標を達成した時の喜びや達成感は、大きなやりがいにもつながります。プレッシャーに強いか、むしろそれをバネに頑張れるタイプか、自分の性格を見極めることも大切です。
業界特有の専門用語やルールが多い
未経験から転職した場合、最初は業界特有の多くの専門用語や厳格なルールに戸惑うかもしれません。医学・薬学に関する専門用語はもちろん、医薬品の広告や情報提供に関する国の厳しい法律(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律、通称:薬機法)など、覚えなければならないことがたくさんあります。人の命に関わる製品を扱っているため、情報の伝え方一つとっても、細かなルールが定められています。
入社してすぐは、周りの人の会話についていくだけでも大変だと感じる可能性があります。ですが、どの業界でも最初は覚えることが多いものです。充実した研修制度を設けている企業も多いので、真面目にコツコツと勉強する姿勢があれば、着実に知識を身につけていくことができるでしょう。
製薬業界にはどんな人が向いている?
製薬業界で活躍するためには、どのような資質が求められるのでしょうか。ここでは、製薬業界に向いている人の特徴を4つのポイントにまとめて解説します。
- 強い倫理観と責任感を持っている人
- 新しいことを学び続ける知的好奇心がある人
- 社会貢献への意欲が高い人
- チームで協力して目標達成を目指せる人
各項目について、詳しく見ていきましょう。
強い倫理観と責任感を持っている人
人の命に関わる製品を扱うため、何よりもまず強い倫理観と責任感が求められます。製薬業界の仕事は、薬の品質や情報の正確性が、患者さんの健康に直接影響します。そのため、「少しぐらいいいだろう」といった安易な考えは決して許されません。定められたルールを厳格に守り、常に誠実な姿勢で仕事に取り組むことが不可欠です。
例えば、薬の副作用に関する情報など、会社にとって不都合な情報であっても、決して隠すことなく正確に伝える真摯な態度が求められます。自分の仕事が多くの人々の健康を支えているという自覚を持ち、強い責任感を持って行動できる人は、この業界で信頼され、活躍することができるでしょう。
新しいことを学び続ける知的好奇心がある人
日々進歩する医療の世界に対応していくため、新しいことを学ぶ意欲、つまり知的好奇心が旺盛な人が向いています。前述の通り、製薬業界では常に新しい薬や治療法が生まれています。
そのため、現状の知識に満足せず、常に最新の情報をキャッチアップし、自身の知識をアップデートし続ける姿勢が重要です。分からないことがあればそのままにせず、自分で調べたり、先輩に質問したりして解決しようとする探究心も大切です。
「なぜこの薬は効くのだろう?」「もっと良い治療法はないだろうか?」といった、物事の背景や本質に興味を持てる人は、仕事を通じて大きく成長することができます。学ぶことを楽しみ、それを仕事に活かしていける人にとって、製薬業界は最高の環境です。
社会貢献への意欲が高い人
「誰かの役に立ちたい」「社会をより良くしたい」という、社会貢献への強い意欲を持っている人に最適な業界です。製薬業界の仕事の先には、必ず病気や怪我で困っている患者さんがいます。自分の仕事が、そうした人々の苦しみを和らげ、笑顔を取り戻すことにつながるという事実は、何物にも代えがたいやりがいとなります。
単に給料が高いから、安定しているからという理由だけでなく、「人々の健康を守る」という業界全体の使命に共感し、そこに自分の情熱を注ぎたいと思えるかどうかが重要です。自分の仕事に誇りを持ち、社会に貢献しているという実感を得たい人にとって、製薬業界はまさに天職となり得るでしょう。
チームで協力して目標達成を目指せる人
一つの薬を患者さんに届けるまでには、多くの人が関わるため、チームワークを大切にできる人が求められます。新薬の開発は、研究、開発、製造、営業など、様々な部門の専門家が連携して初めて成り立つ壮大なプロジェクトです。一人で完結する仕事はほとんどなく、常に周りのメンバーと情報を共有し、意見を交換し、協力し合いながら仕事を進めていくことになります。
そのため、自分の意見をきちんと伝える力と、相手の意見を尊重して聴く力の両方が必要です。自分に与えられた役割を責任もって果たすことはもちろん、チーム全体の目標達成のために、自分に何ができるかを考えて行動できる協調性のある人は、この業界で高く評価されるでしょう。
文系でも挑戦できる製薬業界の仕事
「製薬業界は理系の仕事」というイメージが強いかもしれませんが、文系出身者が活躍できる職種もたくさんあります。ここでは、未経験からでも挑戦しやすい代表的な4つの仕事を紹介します。
- MR(医薬情報担当者)
- 開発モニター(CRA)
- 品質管理・品質保証
- 管理部門(人事・総務・経理)
詳しく解説していきます。
MR(医薬情報担当者)
MRは、製薬会社の営業職で、文系出身者が最も多く活躍している職種の一つです。主な仕事は、病院やクリニックを訪問し、医師や薬剤師に対して自社の医薬品の品質、有効性、安全性などに関する情報を正確に提供し、薬が適正に使われるように働きかけることです。
薬の専門知識はもちろん必要ですが、それ以上に、医師と信頼関係を築くためのコミュニケーション能力や、課題をヒアリングして解決策を提案する力が重要になります。入社後の手厚い研修で専門知識はしっかり学べるため、文系出身者でも全く問題ありません。人と話すことが好きで、目標達成意欲が高い人に向いている仕事です。
開発モニター(CRA)
CRAは、新薬の臨床試験(治験)が適切に行われているかを確認・サポートする仕事です。治験を実施している病院を訪問し、国が定めたルールに従って試験が進んでいるか、データは正確に記録されているかなどをチェックします。医師や看護師、治験コーディネーターなど、多くの医療関係者とやり取りをするため、MRと同様に高いコミュニケーション能力や調整能力が求められます。
また、報告書を作成するなどのデスクワークも多いため、事務処理能力も活かせます。直接、新薬開発のプロセスに深く関わることができる、非常にやりがいのある仕事です。論理的思考力や丁寧な仕事が得意な文系の人にも適性があります。

品質管理・品質保証
品質管理・品質保証は、医薬品が安全かつ一定の品質を保って製造されるための仕組みを管理する仕事です。品質管理は、製造された薬が規格通りに作られているかを試験・検査する役割を担います。一方、品質保証は、製品が出荷されるまでの全ての工程が適切に行われているかを管理し、市場に出荷する最終的な許可を出す役割を担います。
決められた手順を正確に守る真面目さや、細かな点に気づく注意力、書類作成の正確性などが求められるため、文系の素養も大いに活かせます。患者さんの安全を守る「最後の砦」とも言える、非常に責任感とやりがいの大きい仕事です。
管理部門(人事・総務・経理)
どの業界にも存在する人事、総務、経理といった管理部門(バックオフィス)の仕事も、もちろん製薬会社にあります。これらの職種は、会社の経営を裏方として支える重要な役割を担っており、業界を問わずこれまでの経験を活かしやすいのが特徴です。例えば、人事は社員の採用や教育、労務管理を担当し、総務は働きやすいオフィス環境の整備、経理は会社のお金の管理を行います。
製薬業界で働きたいけれど、営業や開発といった専門職は少しハードルが高いと感じる場合でも、こうした管理部門であれば挑戦しやすいでしょう。安定した業界で、これまでのスキルを活かして働きたいと考えている人におすすめです。
製薬業界への転職、不安ならプロに相談しよう
ここまで読んで、製薬業界に興味が湧いた一方、一人で転職活動を進めることに不安を感じている人もいるかもしれません。そんな時は、転職のプロである転職エージェントに相談するのがおすすめです。
- 自分の強みが活かせる求人を紹介してもらう
- 業界のリアルな情報を教えてもらう
- 書類選考や面接対策のサポートを受ける
- Zキャリアのエージェントに相談してみよう
詳しく見ていきましょう。
自分の強みが活かせる求人を紹介してもらう
転職エージェントは、これまでの経験や自分の強みを丁寧にヒアリングし、それに合った求人を提案してくれます。自分一人で求人サイトを見ているだけでは気づけなかったような、思わぬ職種や企業との出会いがあるかもしれません。また、一般には公開されていない「非公開求人」を紹介してもらえることもあります。
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業界のリアルな情報を教えてもらう
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例えば、「この会社は若手が多くて活気がある」「この部署はチームワークを重視している」といった、入社後の働き方を具体的にイメージできるような情報を提供してくれます。
こうした情報は、自分に合った会社かどうかを判断する上で非常に重要です。入社してから「思っていたのと違った」というミスマッチを防ぐためにも、エージェントが持つ情報を積極的に活用しましょう。
書類選考や面接対策のサポートを受ける
応募する企業に合わせた履歴書や職務経歴書の書き方、面接での効果的なアピール方法など、選考を突破するための具体的なサポートを受けられます。特に未経験の業界に挑戦する場合、どのように自己PRをすれば良いか分からず悩んでしまうことも多いでしょう。
転職エージェントは、企業がどのような人材を求めているかを熟知しているため、「あなたのこの経験は、このように伝えれば魅力的に映りますよ」といった的確なアドバイスをしてくれます。また、模擬面接などを通じて、本番で落ち着いて話せるように練習を手伝ってくれることもあります。プロのサポートがあることで、自信を持って選考に臨むことができます。
Zキャリアのエージェントに相談してみよう
製薬業界への転職を考え始めたら、ぜひ私たちZキャリアにご相談ください。Zキャリアは、特に20代の若手層や未経験からのキャリアチェンジに強い転職エージェントです。経験豊富なキャリアアドバイザーが、一人ひとりの希望や不安に親身に寄り添い、納得のいく転職が実現できるよう、全力でサポートします。
何から始めればいいか分からないという段階でも全く問題ありません。まずは気軽に話を聞いてみるという気持ちで、一歩を踏み出してみませんか。あなたの新しい挑戦を、Zキャリアが全力で応援します。