- 化粧品会社の具体的な仕事内容
- 文系・理系・高卒別の活躍できる職種
- 化粧品メーカーに向いている人の特徴
- 未経験から化粧品会社で働くための方法
化粧品会社の仕事内容とは?文系から理系まで様々な職種を紹介
化粧品会社の仕事というと、商品を開発したり、お店で販売したりする姿を思い浮かべるかもしれません。ですが、実際にはもっとたくさんの職種があり、それぞれが専門性を活かして活躍しています。化粧品会社の仕事内容は、大きく以下の5つに分けられます。
- 商品を生み出す企画・マーケティング職
- 化粧品を創り出す研究・開発職
- 品質と安全を守る生産・品質管理職
- 商品の魅力を届ける営業・販売職
- 会社を裏から支えるバックオフィス職
ここからは、それぞれの仕事内容について詳しく見ていきましょう。
商品を生み出す企画・マーケティング職
新しい化粧品を生み出すきっかけを作るのが、企画・マーケティング職の仕事です。どんな商品が流行っているのか、これからどんなものが求められるのかを、SNSや雑誌、市場のデータなどから分析します。
「こんな商品があったら売れるんじゃないか」というアイデアを出し、商品のコンセプトやターゲットとなる顧客層、価格などを決めていく、まさに化粧品作りのスタート地点となる重要な役割を担います。自分の企画した商品が世に出て、多くの人に使ってもらえるのは、この仕事の大きなやりがいと言えるでしょう。
化粧品を創り出す研究・開発職
企画職が考えたコンセプトを、実際に使える化粧品として形にするのが研究・開発職の役割です。研究職は、新しい成分を発見したり、肌への効果を科学的に証明したりと、基礎的な研究を行います。一方、開発職は、研究の成果をもとに、具体的な商品の処方(成分の組み合わせ)を考えます。
使用感や安全性、効果などを何度もテストしながら、最高のバランスを見つけ出していきます。専門的な知識が求められるため、理系の知識を持つ人が多く活躍している職種です。
品質と安全を守る生産・品質管理職
開発された化粧品を、工場で安定的かつ安全に作り上げるのが生産・品質管理職です。
生産管理は、効率よく製品を作るための生産ラインの設計や、原料の調達、スケジュールの管理などを行います。品質管理は、出来上がった製品が、国の定めた基準や自社の厳しい安全基準をクリアしているかをチェックする重要な仕事です。
肌に直接つけるものだからこそ、徹底した品質管理が求められます。多くの人が安心して化粧品を使えるのは、この仕事があるからこそです。
商品の魅力を届ける営業・販売職
完成した商品を多くの人に届けるのが、営業・販売職の仕事です。営業職は、ドラッグストアや百貨店といったお店に自社の商品を置いてもらえるように提案したり、より多く売るための販売戦略を考えたりします。
販売職は、いわゆる「美容部員」や「ビューティーアドバイザー」と呼ばれる人たちです。店頭でお客様の肌の悩みに合わせて商品を提案し、使い方をアドバイスします。お客様の「ありがとう」が直接聞ける、やりがいの大きい仕事です。

会社を裏から支えるバックオフィス職
会社全体の活動をスムーズに進めるために欠かせないのが、人事、総務、経理といったバックオフィス職です。
人事は社員の採用や教育、働きやすい環境づくりを担当します。総務は備品の管理やオフィスの整備など、社員が快適に働けるようにサポートします。経理は会社のお金の流れを管理する重要な役割です。
これらの仕事は、直接商品作りに関わるわけではありませんが、化粧品会社という組織が成り立ち、社員がそれぞれの仕事に集中するために不可欠な存在です。
【文系向け】化粧品会社で活躍できる仕事
「化粧品会社は理系のイメージが強いかも…」と感じる方もいるかもしれませんが、文系出身者が活躍できる仕事もたくさんあります。ここでは、文系ならではの強みを活かせる仕事を紹介します。
- 営業職
- マーケティング職
- 広報・PR職
- 人事・総務職
それぞれの仕事で、どのように文系のスキルが活かせるのか、詳しく解説していきます。
営業職
コミュニケーション能力を最大限に活かせるのが営業職です。ドラッグストアのバイヤーや店舗の担当者と良好な関係を築き、自社の商品を取り扱ってもらうための交渉を行います。
商品の魅力を分かりやすく伝え、相手のニーズを的確に把握する力が求められます。文系で培われることが多い、人と話す力や文章で表現する力は、営業の現場で大きな武器になります。自分の提案が通り、お店の目立つ場所に商品が並んだ時の達成感は格別です。
マーケティング職
世の中のトレンドを読み解く力が求められるのがマーケティング職です。新しい商品を企画するために、SNSで何が流行っているのか、ターゲット層がどんなことに興味を持っているのかを分析します。また、商品の魅力を伝えるためのキャッチコピーを考えたり、広告の企画を立てたりもします。
消費者の心を動かすアイデアや言葉を生み出すには、文化や社会への深い理解が役立ちます。文系の幅広い知識や柔軟な発想力が存分に発揮できる仕事です。
広報・PR職
会社の顔として情報を発信するのが広報・PR職です。雑誌やテレビなどのメディアに新商品を紹介してもらったり、SNSの公式アカウントを運用してファンを増やしたりと、会社のイメージアップに貢献します。文章力や企画力はもちろん、社内外の多くの人と円滑にコミュニケーションをとる能力が不可欠です。
自分が発信した情報がきっかけで商品が話題になったり、会社のファンが増えたりするのを実感できる、やりがいの大きい仕事と言えるでしょう。
人事・総務職
会社と社員を支える縁の下の力持ちが、人事・総務といったバックオフィス職です。採用活動を通じて会社の未来を担う人材を見つけたり、社員が働きやすいように制度を整えたりします。
法律や社会保険に関する知識も必要になりますが、何よりも「人の役に立ちたい」という気持ちや、細やかな気配りが活かせる仕事です。文系出身者が多く活躍しており、安定して長く働きたいと考える人にも向いている職種です。
【理系向け】化粧品会社で専門知識を活かす仕事
化粧品開発の最前線では、理系の専門知識が不可欠です。ここでは、大学や専門学校で学んだ化学や生物などの知識を存分に活かせる、理系向けの仕事を紹介します。
- 研究職
- 開発職
- 生産技術職
- 品質管理・品質保証職
それぞれの専門分野で、どのような役割を担っているのかを詳しく見ていきましょう。
研究職
未来の化粧品につながる新しい種を見つけるのが研究職の仕事です。まだ知られていない新しい美容成分を探したり、肌のメカニズムを解明したりと、基礎的な研究に取り組みます。すぐに商品化されるわけではありませんが、数年後、数十年後の化粧品業界を支える重要な役割です。
探究心が強く、一つのことをじっくりと突き詰めるのが好きな人に向いています。最先端の技術に触れながら、誰も発見したことのない領域に挑戦できる、夢のある仕事です。
開発職
研究の成果を具体的な化粧品にするのが開発職です。企画部門から提示されたコンセプトに基づき、どの成分をどのくらい配合するかという「処方」を組み立てます。テクスチャー(使い心地)、香り、安定性、安全性など、クリアすべき項目は多岐にわたります。
何度も試作品を作り、評価と改良を繰り返す、地道な作業の連続です。自分の手で処方を組み上げた商品が完成し、店頭に並んだ時の感動は、開発職ならではの大きな喜びとなるでしょう。

生産技術職
研究室で作ったものを工場で大量生産できるようにするのが生産技術職の仕事です。実験室レベルの小さなビーカーで作るのと、工場の巨大なタンクで作るのとでは、全く条件が異なります。品質を保ちながら、効率的かつ安全に生産するための設備や工程を設計するのが主な役割です。
化学の知識だけでなく、機械工学などの知識も活かせます。自分の考えた生産方法によって、高品質な商品が安定して世に送り出されることに貢献できる仕事です。
品質管理・品質保証職
お客様に届ける製品の安全を最終的に守るのが品質管理・品質保証職です。原料の受け入れ時から、製造の各工程、そして最終製品に至るまで、様々な検査を行います。微生物が混入していないか、アレルギーを引き起こす物質が含まれていないかなど、チェック項目は多岐にわたります。
法律や規制に関する知識も必要とされる、非常に責任の重い仕事です。会社の信頼を支える「最後の砦」として、強い責任感と正確性が求められます。
化粧品会社は高卒からでも働ける?
「化粧品会社で働くには、大学を出ていないと難しいのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。ですが、そんなことはありません。高卒からでも化粧品会社で活躍できる道は十分にあります。
- 工場での製造・生産管理の仕事がある
- ドラッグストアなどの販売職から目指せる
- 営業職には学歴不問の求人も存在する
- 未経験可の求人を探すことが重要になる
高卒から化粧品業界にチャレンジするための具体的な方法を、一つずつ見ていきましょう。
工場での製造・生産管理の仕事がある
学歴よりも真面目さや丁寧さが評価されるのが、工場の製造スタッフや生産管理の仕事です。化粧品の中身を作ったり、容器に詰めたり、ラベルを貼ったりといったライン作業が中心となります。特別な資格や経験がなくても始められる求人が多く、未経験者を歓迎している会社も少なくありません。
コツコツと作業に取り組むのが得意な人や、ものづくりに興味がある人に向いています。経験を積んで、現場のリーダーや生産管理を任されるようになるキャリアパスもあります。
ドラッグストアなどの販売職から目指せる
まずはお客様と直接関わる販売職からキャリアをスタートさせるのも一つの方法です。ドラッグストアや化粧品専門店などで美容部員として働き、商品知識や接客スキルを身につけます。現場でお客様の声を直接聞ける経験は、将来他の職種に就いた時にも必ず役立ちます。
販売員としての実績が評価され、エリアマネージャーになったり、本社の商品企画部門に異動したりするケースもあります。まずはアルバイトから始めてみるのも良いでしょう。
営業職には学歴不問の求人も存在する
やる気や人柄が重視される営業職も、高卒から挑戦しやすい仕事の一つです。特に、中小規模の化粧品メーカーや、美容室向けの商材を扱う会社などでは、「学歴不問」の求人が見られます。大切なのは、学歴よりも「この商品を広めたい」という熱意や、相手としっかり向き合えるコミュニケーション能力です。
未経験からでも研修制度が整っている会社を選べば、安心してスタートできます。成果が給与に反映されやすいことも多く、頑張り次第で高収入を目指せる可能性もあります。
未経験可の求人を探すことが重要になる
高卒から化粧品会社を目指す場合、「未経験者歓迎」や「学歴不問」の求人を効率的に探すことが成功のカギとなります。求人サイトで条件を絞って検索したり、若年層の就職支援に強い転職エージェントを利用したりするのがおすすめです。
特にエージェントは、一般には公開されていない求人情報を持っていることもあります。一人で悩まずに、専門家の力を借りながら、自分に合った道を探していくことが大切です。
化粧品メーカーに向いている人の特徴
化粧品メーカーで働くには、どのような人が向いているのでしょうか。職種によって求められるスキルは異なりますが、業界全体で共通して評価される特徴があります。
- 化粧品や美容への関心が高い人
- トレンドに敏感で情報収集が好きな人
- チームで協力して物事を進められる人
- 地道な作業をコツコツ続けられる人
自分に当てはまるものがあるか、チェックしながら読み進めてみてください。
化粧品や美容への関心が高い人
何よりも「好き」という気持ちが原動力になります。新しいコスメが出たらついチェックしてしまう、美容系の雑誌やSNSをよく見るといった人は、この業界に向いていると言えるでしょう。仕事で扱う商品に愛情を持てることは、企画のアイデア出しや、お客様への商品説明など、あらゆる場面で強みになります。仕事と趣味が直結するため、楽しみながら知識を深め、成長していくことができるはずです。
トレンドに敏感で情報収集が好きな人
化粧品業界は、トレンドの移り変わりが非常に早い世界です。今、どんな色や質感が流行っているのか、SNSでは何が話題になっているのかを常にキャッチアップする姿勢が求められます。普段からファッションやライフスタイル全般にアンテナを張り、新しい情報をインプットするのが好きな人は、その好奇心を仕事に活かせます。集めた情報が、新しいヒット商品を生み出すきっかけになるかもしれません。
チームで協力して物事を進められる人
一つの化粧品は多くの人の手によって作られるため、チームワークが非常に重要です。企画、研究、生産、営業など、様々な部署のメンバーと連携を取りながら仕事を進めていく必要があります。
自分の意見をしっかり伝えつつ、他の人の意見にも耳を傾けることができる協調性や、周りの人と円滑な人間関係を築けるコミュニケーション能力が不可欠です。みんなで一つの目標に向かって頑張ることにやりがいを感じる人に向いています。

地道な作業をコツコツ続けられる人
華やかなイメージがある化粧品業界ですが、実際には地道な作業の積み重ねであることも少なくありません。例えば、開発職であれば何百通りもの処方を試作したり、マーケティング職であれば膨大なデータを分析したり、営業職であれば一件一件店舗を訪問したりします。
目立つ成果の裏には、こうした日々のコツコツとした努力があります。派手なことだけでなく、地道な作業にも真面目に取り組める人が、最終的に大きな成果を出すことができるのです。
未経験から化粧品会社で働くためのステップ
未経験から憧れの化粧品会社で働くためには、どのような準備をすれば良いのでしょうか。ここでは、夢を実現するための具体的なステップを紹介します。
- 業界や企業について徹底的に研究する
- 自分の強みと希望職種を明確にする
- 必要なスキルや資格があれば勉強する
- ポテンシャルを評価されやすい若いうちに行動する
これらのステップを一つずつクリアしていくことで、内定がぐっと近づきます。
業界や企業について徹底的に研究する
まずは、敵を知り己を知ることから始めましょう。化粧品業界にはどんな会社があるのか、それぞれの会社がどんな商品を扱っていて、どんな強みを持っているのかを調べます。
企業のウェブサイトを見るだけでなく、実際に店舗に足を運んで商品を手に取ってみたり、SNSの公式アカウントをフォローして情報発信の仕方を見てみたりするのも有効です。業界や企業への理解が深まれば、面接で「なぜこの会社で働きたいのか」を具体的に語れるようになります。
自分の強みと希望職種を明確にする
次に、自分自身について深く考えることが大切です。これまでのアルバイト経験や学校生活で、どんなことを頑張ってきたか、何が得意かを書き出してみましょう。
例えば、「カフェのアルバイトでお客様と話すのが楽しかった」なら営業や販売職、「文化祭の企画でみんなをまとめるのが得意だった」なら企画職、といったように、自分の強みと化粧品会社の仕事を関連付けて考えます。これにより、自分がどの職種に向いているのか、自己PRで何を伝えれば良いのかが見えてきます。
必要なスキルや資格があれば勉強する
希望する職種に合わせてスキルアップすることも有効なアピールになります。例えば、事務職やバックオフィス職を目指すなら、パソコンスキルを証明できるMOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)の資格が役立ちます。
販売職であれば、医薬品も扱うドラッグストアで働く際に有利になる「登録販売者」の資格を取得するのも良いでしょう。すぐに資格が取れなくても、勉強しているという姿勢を見せるだけで、仕事への熱意を伝えることができます。
ポテンシャルを評価されやすい若いうちに行動する
未経験者を採用する場合、企業はこれからの成長可能性、つまりポテンシャルを重視します。特に20代前半であれば、社会人としての経験が浅くても、「素直さ」や「学ぶ意欲」を高く評価してくれる傾向があります。
年齢を重ねると、即戦力となる経験やスキルを求められることが多くなるため、未経験から新しい業界に挑戦するのであれば、できるだけ早めに行動を起こすことが有利に働くことが多いです。少しでも興味があるなら、まずは情報収集から始めてみましょう。
まとめ:自分に合う化粧品会社の仕事探しに悩んだら
ここまで、化粧品会社の様々な仕事内容や、未経験から働くための方法について解説してきました。ですが、いざ一人で就職・転職活動を始めようとすると、何から手をつけていいか分からなくなってしまうこともあるかもしれません。そんな時は、転職エージェントに相談するのも一つの有効な手段です。
- 自分の適性やキャリアプランが明確になる
- 非公開求人や専門職の情報を得られる
- Zキャリアのエージェントに相談してみよう
専門家のサポートを受けることで、効率的かつ安心して就職活動を進めることができます。
自分の適性やキャリアプランが明確になる
転職エージェントは、キャリア相談のプロです。これまでの経験や自分の強み、将来どうなりたいかを話す中で、自分では気づかなかった適性や、向いている仕事の方向性が見えてくることがあります。客観的な視点からアドバイスをもらうことで、より納得感のある企業選びができるようになります。自分にどんな仕事が合うのか分からないという人ほど、一度相談してみる価値があるでしょう。
非公開求人や専門職の情報を得られる
転職エージェントは、一般の求人サイトには掲載されていない「非公開求人」を多数扱っています。特に、専門性の高い職種や、急募のポジションなどは、非公開で募集されることが少なくありません。
エージェントに登録することで、こうした自分一人では見つけられない求人に出会えるチャンスが広がります。また、企業の社風や働く人の雰囲気といった、求人票だけでは分からないリアルな情報を提供してもらえることもあります。
Zキャリアのエージェントに相談してみよう
化粧品会社への就職・転職を考えているけれど、不安や悩みがあるなら、ぜひ私たちZキャリアのエージェントに相談してみてください。Zキャリアは、若年層の就職・転職支援に特化しており、未経験からのチャレンジを全力でサポートします。
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