- 「未経験OK」求人が怪しいと言われる理由
- 怪しいWebデザイナー求人の具体的な特徴
- 「やめとけ」と言われる仕事のリアルな実態
- 未経験者の年収やキャリアの現実
- 安全な求人を見分けるためのチェックポイント
未経験OKのWebデザイナー求人は怪しい?
「未経験でもWebデザイナーになれる」という求人の中には、注意が必要なものもあります。怪しい求人の実態について、以下の項目で解説します。
- 「怪しい」求人は実際に存在する
- 未経験者を狙う求人の実態
- 「研修あり」の求人に注意する
- 高額スクールへの誘導パターンを知る
各項目について、詳しく見ていきましょう。
「怪しい」求人は実際に存在する
残念ながら「怪しい」求人はゼロではありません。Webデザイナーは人気がある職種のため、その人気を利用しようと考える企業も中にはあります。
「未経験OK」「誰でも簡単」といった甘い言葉で人を集め、実際にはWebデザインとは関係ない仕事をさせられたり、不利な条件で働かされたりするケースです。すべての「未経験OK」求人が怪しいわけではありませんが、中には注意が必要なものが紛れ込んでいることは知っておきましょう。
未経験者を狙う求人の実態
未経験者を狙う背景には「とにかく人手が欲しい」という事情があります。深刻な人手不足の企業が、教育コストをかけずに働ける人材として未経験者を集めることがあります。
この場合、入社してもデザインの仕事は任せてもらえず、電話対応やデータ入力といった雑務ばかりになる可能性があります。また、Webデザイナーの募集であっても、一部では実際には募集時の想定とは異なる業務が中心となる場合もあるようです。求人票に記載されている仕事内容と、実際の業務範囲が異なる可能性についても、少し注意しておくと安心です。
「研修あり」の求人に注意する
「充実した研修あり」という言葉にも注意が必要です。「研修」と称して、実際には高額なWebデザインスクールの受講を勧められるケースがあります。
「この研修を受けないと正社員になれない」「研修費は給料から天引きする」などと言われ、高額な費用を請求されるトラブルです。本当にその会社が必要なスキルを教えるための研修なのか、それともスクールへ誘導することが目的なのか、慎重に見極める必要があります。自社でしっかり教育する体制が整っている会社ももちろんあります。
高額スクールへの誘導パターンを知る
求人サイトを入り口に高額スクールへ誘導するパターンがあります。これは、転職支援ではなく、スクールの生徒を集めることが目的です。
流れとしては、まず「未経験からWebデザイナーに」という求人に応募させます。すると面接などで「今のスキルでは難しい」「うちの提携スクールで学べば採用できる」といった話を持ちかけられます。そして数十万円もするスクールの契約を勧められるのです。求人に応募したはずが、いつの間にか高額な契約を結ばされそうになっていないか、冷静に判断することが大切です。
怪しいWebデザイナー求人の具体的な特徴
怪しいWebデザイナー求人には、いくつかの共通した特徴があります。具体的な特徴は以下の通りです。

高すぎる給与や簡単な仕事を強調している
未経験なのに給与が相場より高すぎる求人は要注意です。Webデザイナーの未経験者は、最初は給与が低めに設定されるのが一般的です。スキルや経験がない状態から仕事を覚えていくためです。
それにもかかわらず、「月収40万円以上確実」「クリックするだけの簡単な作業」など、仕事内容に見合わない好条件をアピールしている場合は、実態が異なる可能性があります。例えば、実際は厳しいノルマのある営業職だったり、基本給が極端に低く、達成困難なインセンティブ(成果報酬)を含んだ金額だったりすることがあります。
スクール受講や機材購入を勧めてくる
応募や面接の段階で特定のスクール受講や機材購入を条件にするのは怪しいサインです。選考の途中で「このPCソフトが必要だから購入して」「提携スクールで講座を受けてからが本採用」など、お金を要求された場合は注意しましょう。
優良な企業であれば、業務に必要な機材は会社が用意しますし、研修も業務の一環として無料で行われるのが普通です。応募者にお金を負担させるような企業は、採用する気がないか、別の目的(スクールや機材の販売)がある可能性が高いです。
会社の情報が極端に少ない
会社のホームページがない、または情報が極端に少ない場合は警戒が必要です。Webデザインの会社であれば、自社のホームページは「顔」であり、制作実績(これまでどんなサイトを作ったか)を載せているのが普通です。
それなのに、会社の住所が曖昧だったり、設立年が新しすぎたり、どんな事業をしているのかよく分からなかったりする場合は、実態のない会社の可能性があるため注意が必要です。求人票だけでなく、必ず会社の公式サイトやSNSなども検索して、信頼できる会社か確認しましょう。
面接が異常に簡単すぎる
面接が雑だったり、すぐに採用が決まったりする場合も注意しましょう。通常、会社は「長く働いてくれる人か」「ちゃんと成長してくれそうか」を面接でしっかり見極めようとします。
ところが、面接官がやる気なさそうだったり、ほとんど質問されずに「合格です」と言われたりした場合は、誰でもいいからとにかく人手が欲しい「使い捨て」の募集かもしれません。また、研修費や機材費目当てで、意図的にハードルを下げている可能性も考えられます。
Webデザイナー未経験は「やめとけ」と言われる理由
Webデザイナーという仕事は魅力的に見えますが、一方で「未経験からはやめとけ」という厳しい意見もあります。その背景にある理由は以下の通りです。
- 理想と現実のギャップに苦しむ
- 常に勉強し続ける必要がある
- 実際の業務は地味な作業も多い
- スキル不足でクビになる可能性もある
各項目について、詳しく見ていきましょう。
理想と現実のギャップに苦しむ
「キラキラした仕事」という理想と現実のギャップに驚く人が多いです。Webデザイナーと聞くと、カフェでノートパソコンを開いて自由に仕事をする姿をイメージするかもしれません。
ですが、実際はクライアント(お客様)の要望に応えるために、何度も修正を繰り返したり、納期に追われて残業したりすることもあります。デザインセンスだけでなく、地道な調整作業やコミュニケーション能力も求められる仕事です。このギャップについていけず、早期に辞めてしまうケースがあります。
常に勉強し続ける必要がある
Webの世界は技術の進歩が非常に速く、常に勉強が必要です。新しいデザインのトレンドや、新しいツール(ソフト)、プログラミングのルールなどが次々と出てきます。
昨日まで使えていた技術が、今日にはもう古くなっていることも珍しくありません。そのため、仕事が終わった後や休日も、自分で新しい情報を集めて勉強し続ける姿勢が求められます。「就職したら勉強は終わり」ではなく、むしろそこからがスタートです。この継続的な学習が大変だと感じる人もいます。
実際の業務は地味な作業も多い
デザイン作成だけでなく、地味な作業も業務の多くを占めます。例えば、すでにあるサイトの小さな修正(文字の打ち間違いを直す、古い情報を更新する)や、バナー(広告画像)を大量に作成する作業などです。
特に未経験のうちは、こうしたサポート的な業務から任されることがほとんどです。すぐに大きなサイトのデザインを任せてもらえるわけではなく、コツコツとした地道な作業の積み重ねが求められます。華やかな部分だけをイメージしていると、ギャップを感じやすいでしょう。
スキル不足でクビになる可能性もある
スキルがなかなか身につかないと、会社に居づらくなる可能性もあります。未経験OKで採用されたとしても、いつまでも簡単な作業しかできなければ、会社からの評価は厳しくなります。
特にIT業界は実力主義の側面が強く、年齢や経験に関わらず、スキルがある人が評価されます。「研修で教えてもらえなかったからできない」という言い訳は通用しにくく、自分から学ぶ姿勢がないと、最悪の場合、契約を更新してもらえない(クビになる)可能性もゼロではありません。
未経験Webデザイナーの年収とキャリア
未経験からWebデザイナーを目指す上で、お金や将来のキャリアは気になるところです。ここでは、年収やキャリアの現実について解説します。
- Webデザイナーのリアルな年収相場
- 稼げるようになるまでの期間
- 在宅ワークを実現する難易度
- 30代から目指す場合の現実
詳しく解説していきます。
Webデザイナーのリアルな年収相場
Webデザイナーの平均年収は483.9万円(2026/01/29時点)です。しかし未経験者の場合、最初の年収は250万円〜350万円程度になるでしょう。これは、他の職種の未経験者と比べても、特別に高いわけではありません。
最初はアシスタント(補助業務)からスタートすることが多く、スキルを身につけて一人前になるまでの「見習い期間」と位置づけられるため、給与は低めに設定されがちです。いきなり高収入を得られると期待するのではなく、まずはスキルを磨く期間だと考えるのが現実的です。
参照:「Webデザイナー(Web制作会社)/厚生労働省job tag」
稼げるようになるまでの期間
スキルを磨いて年収を上げるには、少なくとも1〜3年はかかります。入社してすぐに給料が上がるわけではなく、まずは基本的な業務を一人でこなせるようになることが目標です。
クライアントとのやり取りや、デザインの提案、コーディング(サイトを作る作業)まで一通りできるようになると、徐々に評価され、給与にも反映されてきます。そこからさらにスキルを磨き、経験を積むことで、より「稼げる」デザイナーへと成長していくことができます。
在宅ワークを実現する難易度
未経験者がいきなり在宅ワーク(リモートワーク)を実現するのは難しいです。在宅ワークは、自分で仕事のスケジュールを管理し、周りに先輩がいない状況でも問題を解決できるスキルが求められます。
未経験者のうちは、会社に出社して、先輩や上司に直接教えてもらいながら仕事を覚えるのが一般的です。まずは会社でしっかり経験を積み、信頼を得てから、在宅ワークが可能かどうか相談する、という流れが現実的でしょう。
30代から目指す場合の現実
30代から未経験でWebデザイナーを目指すのは不可能ではありませんが、20代よりは難しくなります。企業は「長く働いてくれるか」「新しいことを素直に吸収できるか」を重視するため、体力や柔軟性のある若い世代を優先する傾向があります。
ですが、30代ならではのこれまでの社会人経験(例えば、営業でのコミュニケーション能力や、事務での正確な作業スキルなど)をアピールできれば、採用の可能性はあります。ただし、年収は一時的に下がることを覚悟し、20代の若手と同じ土俵で学ぶ謙虚な姿勢が必要です。
未経験からWebデザイナーになるためのステップ
怪しい求人を避け、着実にWebデザイナーを目指すためには、正しいステップを踏むことが大切です。未経験から目指すための具体的なステップは以下の通りです。
- 基礎スキルを学習する
- 制作実績(ポートフォリオ)を作成する
- まずはアルバイトや派遣から始める
各項目について、詳しく見ていきましょう。
基礎スキルを学習する
まずはWebデザインに必要な基礎スキルを学ぶことから始めます。デザインのルールや、IllustratorやPhotoshopといったデザインソフトの使い方、HTMLやCSSといったサイトを作るための基本的な言語の知識が必要です。
独学(本や学習サイト)で学ぶ方法もありますが、効率的に学びたい場合は、職業訓練校やWebデザインスクールを利用するのも一つの手です。ただし、前述の通り、高額スクールへの誘導を目的とした求人には注意が必要です。
制作実績(ポートフォリオ)を作成する
学習したスキルを使って、自分の作品(ポートフォリオ)を作ることが非常に重要です。ポートフォリオとは、自分が「これを作れます」とアピールするための作品集のことです。
未経験者の場合、企業は「この人がどれくらいのスキルを持っているのか」を判断する材料がありません。そこで、ポートフォリオが唯一の判断材料となります。架空のお店のサイトや、好きな趣味のサイトなど、自分でテーマを決めていくつか作品を作ってみましょう。これがなければ、面接に進むことすら難しいです。
まずはアルバイトや派遣から始める
正社員にこだわらず、アルバイトや派遣社員から実務経験を積むのも賢い方法です。未経験者がいきなり正社員として採用されるのは、ハードルが高い場合があります。
ですが、アルバイトや派遣であれば、アシスタント業務(簡単な修正やバナー作成など)として採用されやすい傾向があります。そこでまずは実務経験を積み、「実際に働いた経験」を作るのです。その経験を武器に、次のステップとして正社員の求人に応募することで、採用の可能性がぐっと高まります。

怪しくない未経験OKの求人を見つける方法
怪しい求人を避け、安心して働ける「怪しくない」優良な求人を見つけるための方法を紹介します。チェックすべきポイントは以下の通りです。
- 企業の制作実績や評判を確認する
- 業務内容を具体的に確認する
- 複数の転職サイトやエージェントを比較する
- 雇用形態(正社員・契約・業務委託)を確認する
詳しく解説していきます。
企業の制作実績や評判を確認する
応募する前に、その会社のホームページを必ず確認しましょう。Webデザインの会社であれば、必ず「制作実績(Works)」や「ポートフォリオ」のページがあり、過去にどんなサイトを作ってきたかが見られるはずです。
もし制作実績が全くないか、あっても質が低い場合は、デザインの仕事が少ない会社の可能性があります。また、会社の名前で検索して、働く人たちの口コミや評判を調べるのも有効です。悪い評判ばかりが出てくる場合は、避けた方が無難でしょう。
業務内容を具体的に確認する
求人票の「業務内容」が具体的に書かれているかチェックします。「Webデザイン業務全般」といった曖昧な書き方ではなく、「既存サイトの更新・修正作業」「新規ページのコーディング」「バナー作成」など、入社後に何をするのかが具体的にイメージできる求人を選びましょう。
また、面接の際には「入社後、未経験者は具体的にどのような仕事から始めますか?」と質問してみるのも良い方法です。そこで明確な答えが返ってこない場合は、教育体制が整っていない可能性があります。
複数の転職サイトやエージェントを比較する
一つのサイトだけでなく、複数の転職サイトや転職エージェントを利用しましょう。世の中にはたくさんの求人情報があります。一つのサイトだけで探していると、怪しい求人にばかり目が行ってしまうかもしれません。
複数のサービスを比較することで、だいたいの給与相場や、求められるスキルレベルが分かってきます。特に転職エージェントは、一般には公開されていない求人(非公開求人)を持っていたり、企業の内部事情に詳しかったりするため、怪しい求人を避けるのに役立ちます。
雇用形態(正社員・契約・業務委託)を確認する
「正社員募集」なのか、それ以外の雇用形態なのかをしっかり確認します。未経験者向けの募集では、「契約社員」や「業務委託」といった形でまず働いてもらい、実力を見てから正社員にする、というケースも多いです。
また、「正社員登用あり」と書かれていても、実際には登用されるのが非常に難しい場合もあります。面接で「正社員になるための具体的な条件」を確認しておくと安心です。雇用形態によって給与や保険などの条件が大きく変わるため、非常に重要なチェックポイントです。

転職の不安はエージェントに相談しませんか?
Webデザイナーへの転職には、魅力だけでなく不安も伴います。Zキャリアのような転職エージェントに相談することで、その不安を解消できるかもしれません。
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- キャリアプランを一緒に考えます
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各項目について、詳しく見ていきましょう。
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Webデザイナーになった後のキャリアプランも一緒に考えます。「そもそもWebデザイナーが自分に向いているか分からない」「将来的にどれくらい稼げるようになりたい」といった漠然とした悩みも大歓迎です。
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