- コンビニ正社員が「やめとけ」と言われる理由
- コンビニ正社員として働くメリット
- コンビニ正社員のリアルな給料事情
- コンビニ経験を活かせる転職先
- 後悔しないためのキャリアプランの立て方
コンビニの正社員が「やめとけ」と言われる理由
コンビニの正社員について調べると、「やめとけ」という言葉を見かけることがあります。なぜそのように言われるのか、具体的な理由を以下の通り解説します。

各項目について、詳しく見ていきましょう。
給料が仕事の大変さに見合わないと感じる
仕事内容の幅広さに比べて給料が低いと感じることが、「やめとけ」と言われる大きな理由の一つです。コンビニの正社員は、レジ打ちや品出しだけでなく、発注業務、在庫管理、アルバイトの教育、売上管理など、店舗運営に関わる多くの業務を担います。
責任の範囲が広い一方で、他の業界の正社員と比べると給与水準が高いとは言えず、「これだけ働いているのに…」と不満を感じてしまうことがあるかもしれません。特に、急な欠員の穴埋めで長時間労働になってしまうと、時給換算した際に割に合わないと感じやすくなるでしょう。
夜勤を含む不規則なシフトで生活が乱れる
24時間営業のため不規則なシフト勤務が避けられない点も、大変さを感じる要因です。日勤、準夜勤、夜勤と、勤務時間がバラバラになりがちで、生活リズムが崩れやすくなります。友人や家族と休みを合わせにくく、プライベートな時間を確保するのが難しいと感じることもあるでしょう。
また、夜勤が続くと昼夜が逆転し、体調を崩しやすくなることもあります。このような生活リズムの乱れは、心身ともに大きな負担となり、長期的に働き続けるのが難しいと感じる原因になるかもしれません。
将来に活かせる専門スキルが身につきにくい
コンビニの仕事は多岐にわたりますが、特定の分野での専門的なスキルが身につきにくいという側面があります。店舗運営の経験は積めますが、それが他の業界で直接的に高く評価される専門性につながるとは限りません。
「このままずっとコンビニで働き続けるのかな」「他の仕事に転職したくなった時、自分にはどんなスキルがあるんだろう」と、将来のキャリアに不安を感じてしまうことがあります。特に、周りの友人が専門職でスキルアップしていく姿を見ると、焦りを感じてしまうかもしれません。
クレーム対応など精神的な負担が大きい
お客様からのクレーム対応は、精神的に大きな負担となる仕事の一つです。コンビニには毎日さまざまなお客様が来店するため、時には理不尽な要求や厳しい言葉を向けられることもあります。マニュアル通りの対応が通用しない場面も多く、冷静かつ丁寧な対応が求められるため、精神的に疲弊してしまうことがあるでしょう。
また、万引き対応や酔っ払いへの対処など、防犯面での緊張感も常に伴います。こうした日々のストレスが積み重なることで、「もう限界だ」と感じてしまう人も少なくありません。
コンビニ正社員として働くメリット
「やめとけ」という意見がある一方で、コンビニ正社員として働くことにはメリットもあります。ここでは、コンビニで働くことのプラスの側面を以下の通り紹介します。
- 未経験からでも正社員として採用されやすい
- 店舗運営やマネジメントの基礎知識が身につく
- 地域社会に貢献している実感を得られる
- 大手企業であれば福利厚生が充実している
各項目について、詳しく解説していきます。
未経験からでも正社員として採用されやすい
コンビニ業界の大きな魅力は、学歴や職歴に関わらず未経験から正社員を目指せることです。多くの企業が人手不足を背景に、ポテンシャルを重視した採用を積極的に行っています。「正社員として働きたいけど、特別なスキルや経験がない」と悩んでいる人にとって、キャリアをスタートさせる絶好のチャンスと言えるでしょう。
入社後の研修制度が整っている企業も多く、働きながら社会人としての基礎や店舗運営のノウハウを学ぶことができます。まずは正社員としての経験を積みたい、という方には適した環境です。
店舗運営やマネジメントの基礎知識が身につく
コンビニの仕事は、店舗運営という小さな会社の経営を学ぶようなものです。日々の売上データを見ながら、どの商品をどれくらい発注するかを考えたり、季節や天候に合わせて商品の陳列を変えたりと、マーケティングの視点が自然と身につきます。
また、アルバイトスタッフのシフト管理や指導を通して、人を動かすマネジメントの経験も積むことができます。これらの経験は、将来的に店長を目指す上ではもちろん、他の業界、例えば小売業や飲食業、営業職などに転職する際にも役立つ貴重なスキルとなります。
地域社会に貢献している実感を得られる
コンビニは、地域のインフラとして人々の生活を支える重要な役割を担っています。毎日のように来店してくれる常連さんとの何気ない会話や、「ありがとう」という感謝の言葉は、仕事の大きなやりがいにつながります。
地域のお祭りやイベントに協力したり、災害時には情報提供の拠点になったりと、自分の仕事が地域社会の役に立っていると実感できる場面も多いでしょう。人と接することが好きで、誰かのために働くことに喜びを感じる人にとっては、日々充実感を得られる仕事です。
大手企業であれば福利厚生が充実している
大手コンビニチェーンの正社員であれば福利厚生が手厚い場合が多いです。社会保険の完備はもちろん、家賃補助や家族手当、退職金制度などが整っている企業もあります。また、各種割引制度やレジャー施設の優待など、プライベートで利用できる福利厚生が充実していることも魅力の一つです。
アルバイトとは異なり、安定した雇用と手厚いサポートを受けながら働けるのは、正社員ならではの大きなメリットと言えるでしょう。就職活動の際には、給与だけでなく、こうした福利厚生の面もしっかりと確認することが大切です。
コンビニ正社員のリアルな給料・年収事情
働く上で最も気になるのがお金のことです。コンビニ正社員の給料や年収は、実際のところどうなのでしょうか。ここでは、具体的な給料事情について以下の通り解説します。
- 平均的な月収と手取り額の目安
- ボーナスの有無や金額は企業によって異なる
- 店長への昇進で年収アップを目指せる
各項目について、詳しく見ていきましょう。
平均的な月収と手取り額の目安
コンビニ正社員の給料は、初任給で月収20万円前後が一般的です。ここから社会保険料や税金などが引かれるため、実際の手取り額は16万円~18万円程度になることが多いでしょう。ただし、これはあくまで一般的な目安であり、勤務する地域や企業の規模によって変動します。
特に、都市部は地方に比べて給与水準が高い傾向にあります。また、夜勤手当や残業代がどれくらいつくかによっても、毎月の収入は大きく変わってきます。求人票を見る際は、基本給だけでなく各種手当の内訳もしっかり確認することが重要です。
ボーナスの有無や金額は企業によって異なる
ボーナス(賞与)の支給は企業によって大きく異なります。大手チェーンの直営店であれば、年に1回または2回、業績に応じたボーナスが支給されるのが一般的です。金額は基本給の数ヶ月分という場合が多いですが、これも会社の業績や個人の評価によって変動します。
一方で、フランチャイズの店舗や中小企業の場合は、ボーナス制度自体がない、あるいは寸志(少額のボーナス)程度の支給というケースも少なくありません。年収を考える上ではボーナスの有無は非常に大きな要素となるため、入社前に必ず確認しておきたいポイントです。
店長への昇進で年収アップを目指せる
コンビニ正社員として収入を上げる最も現実的な方法は店長に昇進することです。一般社員から店長になると、役職手当がつくため月収が数万円アップし、年収も大きく上がります。
さらに、複数の店舗を統括するスーパーバイザー(SV)やエリアマネージャーといったキャリアパスに進めば、さらなる年収アップが期待できます。入社後は、日々の業務に真摯に取り組み、店舗の売上アップに貢献することで、着実にキャリアアップを目指していくことが収入を増やす鍵となります。
あなたはどっち?コンビニ正社員に向いている人の特徴
ここまでコンビニ正社員の仕事の実態を見てきましたが、どのような人がこの仕事に向いているのでしょうか。自分に合っているかどうか、以下の特徴と照らし合わせてみましょう。

詳しく解説していきます。
人と話すことや接客が好き
コミュニケーション能力はコンビニの仕事で最も重要なスキルの一つです。毎日たくさんのお客様と接するため、人と話すのが好きな人や、明るく丁寧な対応ができる人に向いています。「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」といった挨拶はもちろん、常連のお客様とのちょっとした世間話が、お店のファンを増やすことにも繋がります。
また、アルバイトスタッフとの円滑なコミュニケーションも、お店をうまく運営していくためには欠かせません。人と関わることに喜びを感じられる人なら、楽しく働けるでしょう。
複数の作業を同時にこなすのが得意
コンビニの仕事は、常に複数の業務を同時に進める必要があります。例えば、レジでお客様の対応をしながら、裏では揚げ物の調理時間を気にかけ、同時に商品の品出しのタイミングを考える、といった状況は日常茶飯事です。
一つのことだけに集中するのではなく、周りの状況を広く見て、優先順位を判断しながらテキパキと動ける能力が求められます。いわゆる「マルチタスク」が得意な人にとっては、その能力を存分に発揮できる環境と言えるでしょう。
体力に自信がありシフト勤務が苦にならない
立ち仕事が基本で、夜勤もあるため体力は必須です。重い飲料のケースを運んだり、長時間立ちっぱなしでレジに立ったりと、体を使う場面が多くあります。また、不規則なシフト勤務に対応できる柔軟性も必要です。
生活リズムが変わりやすい環境でも体調管理をしっかり行い、元気に仕事に取り組めるタフさが求められます。学生時代に運動部に所属していたなど、体力に自信がある人にとっては、活躍しやすい職場環境かもしれません。
責任感が強くチームで働くことにやりがいを感じる
正社員は、店舗を運営する中心的な存在としての責任感が求められます。アルバイトスタッフの手本となり、チーム全体をまとめて売上目標の達成を目指していくことに、やりがいを感じられる人に向いています。自分の判断や行動が、お店の雰囲気や売上に直接影響を与えるため、プレッシャーを感じることもあるかもしれません。
ですが、その分、目標を達成した時の喜びは格別です。仲間と協力して何かを成し遂げることが好きな人にとっては、大きな充実感を得られる仕事です。
コンビニ正社員からの転職を成功させるポイント
もしコンビニ正社員として働いてみて、「やっぱり違うかも」と感じた場合、次のキャリアに進むことももちろん可能です。ここでは、転職を成功させるためのポイントを以下の通り紹介します。

各項目について、詳しく解説していきます。
これまでの経験で得たスキルを整理する
まずは、コンビニでの経験を通じて身についたスキルを洗い出すことから始めましょう。「自分には特別なスキルなんてない」と思ってしまうかもしれませんが、そんなことはありません。例えば、「毎日売上データを分析して発注を工夫した」経験は分析力や仮説検証能力のアピールになりますし、「新人アルバイトを指導した」経験は教育力やマネジメント能力の証明になります。
接客スキル、コミュニケーション能力、数値管理能力など、具体的に書き出してみることで、自分の強みが明確になり、自信を持って転職活動に臨むことができます。
興味のある業界や職種の情報を集める
自分のスキルが整理できたら、次にどんな仕事に挑戦してみたいか情報収集を始めましょう。インターネットの転職サイトを眺めたり、さまざまな業界の仕事内容を調べてみたりすることで、興味の幅が広がります。コンビニでの経験が活かせそうな小売業界や飲食業界はもちろん、全く異なる業界に挑戦してみるのも良いでしょう。
例えば、コミュニケーション能力を活かして営業職に、数値管理能力を活かして事務職に、といったように、自分の強みと結びつけて考えることで、自分に合った仕事が見つけやすくなります。
計画的に転職活動のスケジュールを立てる
働きながら転職活動をする場合は計画性が重要になります。不規則なシフトの中で、企業研究や書類作成、面接の時間を作るのは簡単ではありません。「いつまでに転職したいか」というゴールを決め、そこから逆算して「今週は求人を3社探す」「来週は履歴書を完成させる」といった具体的な計画を立てましょう。
スケジュールを立てることで、やるべきことが明確になり、効率的に転職活動を進めることができます。無理のない計画を立て、焦らず着実に進めていくことが成功の秘訣です。
第三者の客観的なアドバイスを参考にする
転職活動は一人で抱え込まず誰かに相談することが大切です。家族や友人に話を聞いてもらうのも良いですが、より専門的なアドバイスが欲しい場合は、転職エージェントのようなプロに相談するのがおすすめです。
転職エージェントは、これまでの経験からどんな仕事が向いているか客観的なアドバイスをくれたり、非公開の求人を紹介してくれたりします。また、履歴書の添削や面接の練習など、転職活動全般をサポートしてくれるため、心強い味方になります。自分一人では気づかなかった可能性を発見できるかもしれません。
コンビニでの経験を活かせる転職先の例
コンビニで培った経験は、さまざまな業界や職種で活かすことができます。ここでは、具体的な転職先の例をいくつかご紹介します。
- 接客・販売職
- 営業職
- スーパーバイザー
- 物流・倉庫管理
各項目について、詳しく見ていきましょう。
接客・販売職
お客様対応の経験は接客・販売職で直接活かせます。アパレルショップの店員や、家電量販店の販売員、携帯ショップのスタッフなどは、コンビニで培ったコミュニケーション能力や商品知識を説明する力が強みになります。お客様のニーズを汲み取って商品を提案する力は、コンビニでの「この新商品、美味しいですよ」といった一言から培われているはずです。
同じ小売業界であれば、業務内容にも共通点が多く、スムーズに仕事に慣れることができるでしょう。より専門的な商品知識を身につけたい、という方におすすめです。
営業職
目標達成意欲やコミュニケーション能力は営業職で高く評価されます。コンビニでは、日々の売上目標や、特定商品の販売目標などを意識して働いていたはずです。その目標達成に向けて工夫した経験は、営業職の仕事と通じるものがあります。
特に、決まったお客様を定期的に訪問する「ルート営業」であれば、常連のお客様と良好な関係を築いてきた経験がそのまま活かせます。初対面の人と話すことに抵抗がなく、目標に向かって努力できる人であれば、未経験からでも挑戦しやすい職種です。
スーパーバイザー
店舗運営やマネジメントの経験はスーパーバイザー(SV)への道を開きます。スーパーバイザーとは、複数の店舗を巡回し、店長へのアドバイスや経営指導を行う仕事です。コンビニでの店長経験があれば、現場の課題を深く理解し、的確なサポートができるため、即戦力として期待されます。
コンビニ業界内でキャリアアップを目指すのはもちろん、スーパーマーケットやドラッグストア、飲食店など、他のチェーンストア業界へ転職する際にも非常に有利な経験となります。より広い視野でビジネスに携わりたい方におすすめのキャリアです。
物流・倉庫管理
発注や在庫管理の経験は物流業界で役立ちます。コンビニでは、商品の売れ行きを予測し、欠品や過剰在庫が出ないように適切に発注するスキルが求められます。このスキルは、物流センターや倉庫で、商品の入出庫管理や在庫管理を行う仕事に直結します。どの商品をどこに保管すれば効率的か、といったことを考えるのは、コンビニのバックヤードでの整理整頓の経験が活きる場面です。
黙々と作業するのが好きな人や、データを元に物事を管理するのが得意な人に向いている仕事と言えるでしょう。
今後のキャリアに不安を感じたら
コンビニ正社員として働く中で、もし将来に不安を感じたり、キャリアに迷ったりしたときは、一度立ち止まって自分の働き方を見つめ直す良い機会かもしれません。
- 自分の強みを活かせる環境を考える
- 異業種へのキャリアチェンジも視野に入れる
- Zキャリアなどのエージェントに相談してみる
各項目について、詳しく解説していきます。
自分の強みを活かせる環境を考える
自分がどんな時にやりがいを感じるかを考えてみましょう。「お客様に感謝された時」「売上目標を達成した時」「後輩が成長した時」など、仕事で嬉しかった瞬間を思い出してみてください。そこに、ご自身の強みや仕事に求める価値観が隠されています。
その強みが、今の職場環境で十分に活かされているか、今後も活かせそうかを考えてみることが大切です。もし、もっと自分の強みを活かせる場所があるかもしれないと感じたら、それが新しいキャリアを考える第一歩になります。
異業種へのキャリアチェンジも視野に入れる
コンビニでの経験は、自分が思っている以上に多くの可能性を秘めています。前述の通り、接客、販売、営業、物流など、さまざまな業界への道が開かれています。今の仕事に不満があるからといって、すぐに「ダメだ」と決めつける必要はありません。
コンビニでの経験を土台にして、新しい分野に挑戦することで、自分でも気づかなかった才能が開花する可能性もあります。視野を広く持ち、さまざまな選択肢を検討してみることで、より自分らしく輝ける場所が見つかるかもしれません。
Zキャリアなどのエージェントに相談してみる
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