- ファッションに関わる職業の具体的な種類
- 未経験からでも目指しやすいファッション系の仕事
- ファッション業界の楽しさと厳しさ
- 自分に合う職業を見つけるためのヒント
ファッションに関わる職業とは?服好きを仕事にする魅力
ファッションに関わる職業の魅力や、この業界で働くことの楽しさと厳しさについて解説します。ファッション業界に向いている人の特徴は以下の通りです。
- ファッション業界で働くことの魅力
- 「好き」を仕事にする楽しさと厳しさ
- ファッション業界に向いている人の特徴
各項目について、詳しく見ていきましょう。
ファッション業界で働くことの魅力
最新のトレンドにいち早く触れられることが、ファッション業界で働く大きな魅力です。仕事を通じて、次のシーズンに流行する色やデザイン、素材などの情報を誰よりも早く知ることができます。
また、社割(社員割引)で好きなブランドの服を安く購入できる制度を設けている会社も多く、おしゃれを楽しみながら働けるのは嬉しいポイントでしょう。
さらに、自分のセンスやアイデアが商品やサービスに反映され、それをお客様が喜んでくれた時には、大きなやりがいを感じられます。ファッションという共通の「好き」を持つ仲間たちと出会えることも、働く上での刺激になるかもしれません。
「好き」を仕事にする楽しさと厳しさ
「好き」を仕事にすることは、毎日のモチベーションにつながるという大きな楽しさがあります。好きな服に囲まれ、ファッションに関する知識を深められる環境は、服が好きな人にとっては最高の職場でしょう。しかし、楽しいことばかりではありません。華やかに見える裏側で、実は体力勝負の側面も強いのがファッション業界です。
例えば、アパレル販売スタッフは一日中立ち仕事が基本ですし、重い在庫を運ぶ「ストック業務」もあります。また、流行の移り変わりが非常に早いため、常に新しい情報を学び続ける姿勢が求められます。給与面に関しても、初めは他の業界に比べて低い水準からスタートすることが多いという現実も知っておく必要があります。
ファッション業界に向いている人の特徴
ファッション業界では、トレンドに敏感で情報収集が好きな人が向いています。雑誌やSNSをチェックするのが日課で、新しいスタイルを試すことにワクワクする人は、その好奇心を仕事に活かせます。また、多くの職業でコミュニケーション能力が求められます。販売スタッフはもちろん、デザイナーやバイヤーも、チームや取引先と円滑にやり取りする力が必要です。
そして、意外かもしれませんが「体力」も重要です。立ち仕事や商品の運搬、イベント準備などで体力を使う場面は少なくありません。華やかなイメージだけでなく、地道な努力を続けられる忍耐強さも、この業界で長く活躍するためには大切な素質です。

ファッションに関わる職業をカテゴリ別に紹介
ファッションに関わる職業は多岐にわたります。ここでは、仕事を「作る」「売る」「見せる・広める」そして「その他」の4つのカテゴリに分けて紹介します。
- 服を「作る」職業
- 服を「売る」職業
- 服を「見せる・広める」職業
- その他の関連職業
詳しく解説していきます。
服を「作る」職業
デザインや技術で服を生み出す仕事です。代表的なのは「ファッションデザイナー」で、服のデザイン画を描きます。デザイナーの描いたデザイン画を、服の型紙(パターン)に起こすのが「パタンナー」です。パタンナーの技術が、服の着心地やシルエットを左右します。また、服の生地そのものをデザイン・開発するのが「テキスタイルデザイナー」です。
他にも、工場で実際に服を縫製する「ソーイングスタッフ」や、生産工程全体を管理する「生産管理」といった仕事も、服作りには欠かせません。専門的な知識や技術が必要とされる職種が多いのが特徴です。
服を「売る」職業
作られた服をお客様に届ける仕事です。最も身近なのが、お店でお客様に接客し、服の魅力を伝えて販売する「アパレル販売スタッフ(ショップ店員)」でしょう。店舗の責任者である「店長」もこのカテゴリに含まれます。
また、国内外から売れそうな商品を買い付ける「バイヤー」や、トレンドや売上データを分析して「どの商品を」「いつ」「どれくらい」作るか・仕入れるかを計画する「マーチャンダイザー(MD)」は、ブランドの売上を左右する重要な役割を担います。
これらの仕事は、ファッションセンスだけでなく、数字の分析能力や交渉力も求められます。
服を「見せる・広める」職業
服の魅力を伝え、ブランドのファンを増やす仕事です。雑誌や広告などで、モデルが着る服のコーディネートを考えるのが「スタイリスト」です。トレンドを的確に捉えるセンスと、テーマに沿った表現力が求められます。雑誌やWebメディアで、ファッションに関する記事を書くのが「ファッションエディター」や「ファッションライター」です。
そして、ブランドの「顔」として、雑誌やメディアに商品を紹介したり、イベントを企画したりするのが「プレス(広報・PR)」です。SNSでの発信もプレスの重要な仕事の一つになっています。華やかなイメージが強いですが、人脈作りや地道な情報発信が欠かせない仕事です。
その他の関連職業
上記以外にもファッションに関わる多様な仕事があります。例えば、お店のディスプレイや商品の陳列を工夫し、ブランドの世界観を表現して「買いやすい」売り場を作るのが「VMD(ビジュアル・マーチャンダイザー)」です。また、近年急速に拡大しているのが、ネット通販サイトを運営する「ECサイト運営」の仕事です。
商品の撮影や採寸、Webページの更新、お客様対応など、業務は多岐にわたります。他にも、服を着てその魅力を表現する「ファッションモデル」や、服のお手入れや修理を行う「リペア・リフォーム」の仕事なども、ファッション業界を支える大切な職業です。
未経験からでも目指しやすいファッション系の職業
ファッション業界に興味はあるけれど、経験や専門知識がなくて不安、という場合でも挑戦しやすい職業があります。ここでは、未経験からスタートできる代表的な仕事を3つ紹介します。
- アパレル販売スタッフ
- ECサイト運営アシスタント
- スタイリストアシスタント
各項目について、詳しく見ていきましょう。
アパレル販売スタッフ
未経験者向けの求人が最も多いのが、アパレル販売スタッフです。学歴や経験を問わないケースが多く、ファッションへの情熱やコミュニケーション能力が重視されます。主な仕事は、お客様への接客・販売、レジ対応、商品の品出し、在庫管理、店内のディスプレイなどです。
最初は覚えることも多いですが、働きながら商品知識や接客スキル、ビジネスマナーを身につけることができます。頑張り次第で副店長や店長へのキャリアアップはもちろん、適性や希望に応じて、本社職であるバイヤーやプレス、VMDなどへキャリアチェンジできる可能性も開かれています。
ECサイト運営アシスタント
ネット通販(EC)市場の拡大に伴い、求人が増えている仕事です。ECサイト運営のアシスタント業務は、未経験からでも挑戦しやすいポジションの一つです。主な仕事は、商品の写真撮影、サイズ採寸、商品説明文の入力(これらを「ささげ業務」と呼ぶこともあります)、受注管理、お客様からの問い合わせ対応(メールや電話)、SNSの更新補助などです。
最初は簡単なデータ入力や軽作業からスタートし、徐々にWebマーケティングやサイト分析などの専門的なスキルを学んでいくことができます。裏方的な作業が好きな人や、PC作業が得意な人に向いています。

スタイリストアシスタント
将来スタイリストとして独立したい人が通る道です。ただし、この仕事は「アシスタント」とはいえ、非常にハードワークであることを覚悟する必要があります。給与も低い(あるいはお手伝いとして無給の場合も)ことが多く、師匠となるスタイリストのスケジュールに全てを合わせる生活になります。
主な仕事は、撮影で使う服や小物のリース(ブランドから借りること)と返却、アイロンがけ、撮影現場での雑務全般です。体力的に厳しく、忍耐力が求められますが、トップスタイリストの仕事を間近で学び、業界の人脈を作れるという大きなメリットがあります。数年間のアシスタント経験を経て、独立するのが一般的です。
ファッション系の仕事で高収入は目指せる?
「好きなことを仕事にしたいけれど、お給料も気になる」というのは当然のことです。ファッション業界の収入事情や、収入アップの方法について見ていきましょう。
- 収入は職種や経験によって変わる
- スキルアップで収入を上げる方法
- 独立やフリーランスという選択肢
詳しく解説していきます。
収入は職種や経験によって変わる
ファッション業界の収入は、職種や個人のスキル、経験年数によって大きく異なります。一般的に、アパレル販売スタッフなどのスタートラインの職種では、初任給は他の業界と同等か、やや低い傾向が見られるかもしれません。
ですが、これはあくまでスタート時点の話です。経験を積んで店長などの役職に就いたり、専門職であるデザイナーやパタンナー、MD、バイヤーになったりすると、収入は上がっていきます。特に、会社の売上に直結するMDやバイヤーは、成果次第で高い収入を得られる可能性があります。一概に「ファッション業界=収入が低い」と決まっているわけではありません。以下は職種ごとの平均年収です。
- アパレル販売店員:343万8388円
- アパレル店長 :404万2800円
- パタンナー :367万171円
- デザイナー :426万6298円
- MD/バイヤー :477万円
参照:「【2023年】アパレル店員のリアルな給料事情。平均年収・月収・時給を独自データから発表/READY TO FASION MAG」
参照:「【2025年】アパレルパタンナーのリアルな給料事情。平均年収を独自データから発表/READY TO FASION MAG」
参照:「【2023年】ファッションデザイナーのリアルな給料事情。平均年収・月収を独自データから発表/READY TO FASION MAG」
参照:「バイヤー/MDとはどんな職種?仕事内容/年収/転職事情を解説/doda」
スキルアップで収入を上げる方法
専門的なスキルを身につけることが、収入アップへの一番の近道です。例えば、アパレル販売スタッフであれば、高い販売スキルを身につけて「カリスマ店員」と呼ばれるようになれば、インセンティブ(成果給)がついたり、特別手当が出たりすることがあります。
また、店長やエリアマネージャーといったマネジメント職に昇進すれば、役職手当がつきます。語学力(特に英語や中国語)を身につければ、インバウンド(訪日外国人)対応で重宝されたり、バイヤーとして海外での買い付けを任されたりするチャンスも広がります。SNSでの発信力を磨き、インフルエンサーとして活躍することも収入アップにつながるでしょう。
独立やフリーランスという選択肢
実力次第で高収入を目指せるのが、独立やフリーランスという働き方です。例えば、スタイリスト、デザイナー、パタンナー、ファッションライターなどの職種では、会社に所属せず、個人で仕事を受ける人が多くいます。会社員時代に培ったスキルと人脈を武器に独立し、人気が出れば会社員時代を大きく上回る収入を得ることも夢ではありません。
ただし、実力がなければ仕事を得られない厳しい世界でもあります。収入が不安定になるリスクもありますが、自分の力でキャリアを切り開きたい人にとっては魅力的な選択肢と言えるでしょう。
ファッション業界での多様な働き方
ファッション業界の仕事は、日本国内の企業で正社員として働くだけではありません。海外で活躍する道や、副業としてファッションに関わる方法もあります。
- 海外で働くチャンス
- ファッション好きを活かせる副業
各項目について、詳しく見ていきましょう。
海外で働くチャンス
グローバルに活躍できる可能性も秘めているのがファッション業界です。例えば、バイヤーとしてヨーロッパのファッションウィークを飛び回ったり、デザイナーとして海外のチームと働いたり、ブランドの海外支店で勤務したりする道があります。
もちろん、そのためには高いファッションスキルに加えて、ビジネスレベルの語学力(主に英語)が必須です。すぐに海外で働くのは難しくても、まずは日本国内で経験を積み、語学を勉強しながらチャンスを待つというキャリアプランも考えられます。将来的に海外で働きたいという夢があるなら、グローバル展開している企業を選ぶのも一つの方法です。
ファッション好きを活かせる副業
本業は別に持ちながら、副業としてファッションに関わるという選択肢もあります。いきなりファッション業界に転職するのが不安な場合、まずは副業から始めてみるのも良いでしょう。
例えば、自分でデザインしたアクセサリーや服をネットで販売する「ハンドメイド作家」、自分のコーディネートやおすすめアイテムをSNSで発信する「ファッションインフルエンサー」、Webメディアでファッションに関する記事を書く「ファッションライター」などがあります。
また、古着が好きなら、フリマアプリなどで「古着のネット販売(せどり)」を始めることもできます。副業が軌道に乗れば、それを本業にする道も開けるかもしれません。
自分に合うファッション系の職業を見つけるには?
たくさんの職業を紹介してきましたが、「結局、自分には何が合っているんだろう?」と迷ってしまうかもしれません。自分にピッタリの仕事を見つけるための3つのステップを紹介します。
- 自分の「好き」を具体的に分析する
- 必要なスキルや適性を調べる
- 働き方や将来性を考える
詳しく解説していきます。
自分の「好き」を具体的に分析する
まずは、自分がファッションの「何が」好きなのかを深掘りしてみましょう。「ファッションが好き」と一口に言っても、人によってその中身は違います。
「最新のトレンドを追いかけるのが好き」「服の歴史や背景を調べるのが好き」「服を作ること(裁縫)が好き」「コーディネートを考えるのが好き」「人と話しながら服を選ぶのが好き」「服をきれいに畳んだり並べたりするのが好き」など、色々あるはずです。
自分の「好き」の核心がどこにあるのかを理解することが、職業選びの第一歩になります。例えば、人と話すのが好きなら販売職、黙々と作業するのが好きなら作る仕事やECの裏方などが向いているかもしれません。

必要なスキルや適性を調べる
自分の「好き」の方向性が見えたら、関連する職業にどんなスキルや適性が求められるかを調べてみましょう。例えば、「コーディネートを考えるのが好き」だからスタイリストになりたいと思っても、スタイリストにはセンス以外に、重い荷物を持つ体力や、リース先との交渉力、早朝からの撮影に対応するタフさなども求められます。
デザイナーにはデザインセンスだけでなく、服の構造を理解する知識や、CAD(設計ソフト)のスキルが必要です。自分の得意なこと・苦手なこと(適性)と、その職業で求められるスキルがマッチしているか、冷静に考えてみることが大切です。
働き方や将来性を考える
「好き」や「適性」だけでなく、現実的な働き方や将来性も重要な判断基準です。ファッション業界の仕事は、土日祝日が忙しく、平日に休むシフト制勤務が多い傾向があります。友人や家族と休みを合わせにくいかもしれませんが、平日の空いている時に出かけられるというメリットもあります。
また、給与水準や昇進のスピード、キャリアアップの道筋なども調べておきましょう。その仕事を5年後、10年後も続けている自分を想像できるか、どんなキャリアを築いていきたいかを考えることで、自分に本当に合う職業が見えてくるはずです。
ファッション業界への転職が不安なら
ファッション業界には多様な職業がありますが、未経験から一歩を踏み出すのは不安も大きいでしょう。そんな時は、一人で抱え込まずにプロに相談するのも一つの手です。
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詳しく解説していきます。
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