- 会社が倒産した場合の履歴書の基本ルール
- 職歴欄や退職理由の具体的な書き方と例文
- 職務経歴書や面接で好印象を与える伝え方
- 履歴書作成時に避けるべきNG例
会社が倒産した場合の履歴書の書き方の基本
働いていた会社が倒産してしまった時、履歴書にどう書けばいいのか、不安になりますよね。ですが、基本的なルールさえ押さえれば、何も心配することはありません。倒産という事実をどう扱えばいいのか、その基本について解説します。具体的には以下の項目について解説します。
- 倒産の事実は正直に記載する
- 退職理由は「会社都合」になる
- 職歴欄に簡潔に事実を記入する
各項目について、詳しく見ていきましょう。
倒産の事実は正直に記載する
まず一番大切なのは、倒産の事実を正直に書くということです。「倒産したって書いたら、イメージが悪いかな…」と隠したくなる気持ちも分かります。ですが、正直に書くことが、採用担当者からの信頼につながります。
もし嘘の退職理由を書いてしまうと、後から事実が分かった時に「嘘をつく人なのかな?」と思われてしまい、内定が取り消しになる可能性もあります。
会社の倒産は、そこで働いていた個人の責任ではありません。誰にでも起こりうることです。正直に事実を伝えることで、誠実な人柄をアピールすることができるので、安心してください。
退職理由は「会社都合」になる
会社の倒産によって仕事を辞める場合、退職理由は「会社都合」になります。これは、自分の意思で辞めた「自己都合」とは大きく違う点です。
「会社都合」での退職は、失業保険(雇用保険の基本手当)を受け取る際に、給付までの期間が短くなったり、給付される日数が長くなったりと、メリットがあります。
履歴書にも、この「会社都合」であることをはっきりと書くのが基本です。採用担当者も、倒産が理由であれば「本人の能力や意欲とは関係ない退職だな」と理解してくれるので、不利になることはありません。むしろ、予期せぬ状況に置かれても、前向きに次の仕事を探している姿勢は、ポジティブに評価されるでしょう。
職歴欄に簡潔に事実を記入する
履歴書の職歴欄には、倒産の事実を簡潔に書くのがポイントです。長々と状況を説明する必要はありません。採用担当者が一目で事実を理解できるように、分かりやすく書きましょう。
具体的には、「株式会社〇〇 入社」と書いた行の下に、「令和〇年〇月 株式会社〇〇 倒産により退職」や「令和〇年〇月 株式会社〇〇 事業停止により退職」のように、退職した年月と理由を一行で書くだけで十分です。
倒産に至った詳しい経緯などを書く必要は全くありません。大切なのは、事実を正確に、そして簡潔に伝えることです。これにより、すっきりとして見やすい履歴書になります。
【例文付き】倒産した場合の履歴書の項目別書き方
基本が分かったところで、次は実際に履歴書へどう書くのか、具体的な例文を見ながら確認していきましょう。職歴欄や退職理由の欄で、そのまま使えるフレーズを紹介します。アルバイトやパートの場合についても触れるので、ぜひ参考にしてください。具体的には以下の項目について解説します。
- 職歴欄には「会社都合により退職」と書く
- 退職理由は事業停止や閉鎖の事実を伝える
- アルバイトやパートの場合も同様に記載する
各項目について、詳しく見ていきましょう。
職歴欄には「会社都合により退職」と書く
職歴欄には、「会社都合により退職」と明記するのが最も一般的で分かりやすい書き方です。倒産の事実を客観的に伝えられます。
【例文】
令和〇年 〇月 株式会社〇〇 入社
(事業内容などを簡潔に記載)
令和〇年 〇月 株式会社〇〇 会社都合により退職(倒産のため)
このように「(倒産のため)」とカッコ書きで補足すると、より丁寧な印象になります。他にも、「事業閉鎖のため」「破産手続き開始のため」など、状況に合わせて具体的な言葉を使っても問題ありません。大切なのは、自分の意思で辞めたのではないことが伝わるように書くことです。
退職理由は事業停止や閉鎖の事実を伝える
履歴書に退職理由を詳しく書く欄がある場合や、本人希望記入欄で補足したい場合は、事業停止などの事実を客観的に記載しましょう。ここでも、感情的な言葉や余計な説明は不要です。
【例文:本人希望記入欄】
貴社規定に従います。
(前職は会社の倒産により退職いたしましたが、新しい環境で心機一転、貢献したいという思いでおります。)
基本的には「貴社規定に従います。」と書くだけで問題ありません。もし補足するなら、例文のように前向きな一言を添えると、やる気をアピールできます。採用担当者は多くの履歴書を見るので、簡潔で分かりやすい書き方を心がけましょう。
アルバイトやパートの場合も同様に記載する
お店が閉店してしまったなど、アルバイトやパートの場合も書き方は同じです。正社員と同じように、自分の都合ではなく、お店や会社の都合で辞めることになった事実を正直に書きましょう。
【例文】
令和〇年 〇月 カフェ〇〇(アルバイト)入社
ホールスタッフとして勤務
令和〇年 〇月 カフェ〇〇 会社都合により退職(閉店のため)
「閉店」や「事業所の閉鎖」など、具体的な理由を簡潔に書けば大丈夫です。雇用形態に関わらず、誠実な対応をすることが大切です。採用担当者も、事情をきちんと理解してくれます。

倒産した会社の職務経歴書を作成するポイントは?
履歴書とセットで提出することが多い「職務経歴書」。ここでも、倒産した会社での経験をどう書くかがポイントになります。倒産という事実をマイナスにせず、むしろ自分の強みをアピールするチャンスに変えるための書き方を解説します。具体的には以下の項目について解説します。
- 職務経歴書にも倒産の事実を記載する
- 会社の状況より自身の業務内容や実績を強調する
- 会社の連絡先が不明な場合はその旨を記載する
各項目について、詳しく見ていきましょう。
職務経歴書にも倒産の事実を記載する
まず、職務経歴書にも倒産の事実を記載しましょう。履歴書と職務経歴書で情報が違うと、採用担当者が混乱してしまいます。内容に一貫性を持たせることで、書類全体の信頼性が高まります。
職務経歴書の職務要約や、各職歴の最後に「※令和〇年 〇月、会社倒産により退職」のように、一言添えるだけで十分です。
ここでも目的は、あくまで事実を正確に伝えることです。倒産の経緯を詳しく説明する必要はありません。履歴書と同様に、簡潔に記載することを心がけてください。
会社の状況より自身の業務内容や実績を強調する
職務経歴書で最も大切なのは、自身の業務内容や実績を強調することです。採用担当者が知りたいのは、「この人が入社したら、どんな活躍をしてくれるか」という点です。
会社の状況がどうであったかよりも、その環境の中で「自分は何を経験し、どんなスキルを身につけ、どのような成果を出したのか」を具体的にアピールしましょう。
例えば、「厳しい状況の中でも、〇〇の業務を最後まで責任を持ってやり遂げた」「〇〇を工夫することで、コストを〇%削減した」など、具体的なエピソードや数字を交えて書くと、説得力が増します。倒産という経験を乗り越えたタフさや責任感も、立派なアピールポイントになります。
会社の連絡先が不明な場合はその旨を記載する
会社が倒産してしまうと、会社の連絡先が分からなくなることがあります。職務経歴書に会社の連絡先を書く欄がある場合や、採用担当者が問い合わせをする可能性を考えて、一言補足しておくと親切です。
会社の住所や電話番号の横に、「(※会社倒産のため連絡不能)」のように書き添えておきましょう。
これにより、採用担当者が連絡を取ろうとしてつながらなかった、という事態を防げます。細かい部分ですが、こうした配慮ができることも、仕事における丁寧さのアピールにつながります。
面接で好印象を与える倒産理由の上手な伝え方
書類選考を通過したら、次はいよいよ面接です。面接では、退職理由について直接質問されることがほとんどです。ここでどう答えるかが、採用担当者に与える印象を大きく左右します。好印象を与えるための伝え方のコツを見ていきましょう。具体的には以下の項目について解説します。
- ネガティブな表現は使わない
- 倒産をバネに前向きな姿勢を示す
- 簡潔に事実を伝えて質疑応答に備える
各項目について、詳しく見ていきましょう。
ネガティブな表現は使わない
面接で倒産の経緯を話す時は、絶対にネガティブな表現は使わないようにしましょう。「会社の経営がひどくて…」「上司が全然ダメで…」といった、前職の悪口や不満とも取れるような発言は厳禁です。
たとえ事実であったとしても、他人のせいにするような発言は、「この人は入社しても、何かあったら会社のせいにするのかな」というマイナスの印象を与えてしまいます。
「会社の事業縮小に伴い、残念ながら退職することになりました」というように、あくまで客観的な事実として、淡々と伝えるのが適切です。自分の感情を入れず、事実だけを話すことを心がけましょう。
倒産をバネに前向きな姿勢を示す
倒産という経験を、前向きな姿勢に転換してアピールすることが大切です。「予期せぬ形で退職することになりましたが、この経験を通じて、安定した環境で長く働きたいという気持ちがより一層強くなりました」といった伝え方ができると、非常にポジティブな印象になります。
また、「厳しい環境の中でも、最後まで自分の仕事に責任を持って取り組みました。この経験で培った粘り強さを、御社で活かしたいです」のように、経験から得た学びや強みを志望動機につなげるのも効果的です。
ピンチをチャンスに変える姿勢を見せることで、ストレス耐性や問題解決能力の高さをアピールできます。

簡潔に事実を伝えて質疑応答に備える
面接官が退職理由を聞くのは、倒産の詳しい話が聞きたいからではありません。その経験を通じて、応募者が何を感じ、どう行動しようとしているのか、その「人となり」を知りたいのです。
ですから、倒産の経緯は簡潔に事実を伝えるだけで十分です。1分以上も長々と話す必要はありません。手短に説明を終え、自己PRや志望動機など、未来に向けた話に時間を使う方がずっと有意義です。
簡潔に話すことで、「要点をまとめて話せる人だな」というコミュニケーション能力の高さも評価されます。質問されたら答える、というスタンスで、落ち着いて対応しましょう。
これだけは避けたい!倒産理由を伝える時のNG例
これまで好印象を与える方法を見てきましたが、逆に「これをやったら絶対ダメ!」というNG例も知っておきましょう。うっかりやってしまいがちな失敗を避けることで、より安心して転職活動に臨めます。具体的には以下の項目について解説します。
- 会社の状況について嘘をつく
- 前職の悪口や不満を言う
- 退職理由を「自己都合」と記載する
各項目について、詳しく見ていきましょう。
会社の状況について嘘をつく
絶対にやってはいけないのが、会社の状況について嘘をつくことです。「倒産したことを隠して、自己都合で辞めたことにしよう」と考えるのは非常に危険です。
採用担当者は、業界の情報に詳しかったり、前の会社の人とつながりがあったりすることもあります。嘘は意外と簡単に見抜かれてしまうものです。
万が一、嘘が発覚すれば「経歴詐称」とみなされ、信用を完全に失ってしまいます。内定が出ていたとしても、取り消される可能性が非常に高いです。リスクが大きすぎるので、事実は正直に伝えましょう。
前職の悪口や不満を言う
面接のパートでも触れましたが、前職の悪口や不満を言うのは絶対にやめましょう。これは、どんな退職理由であっても共通するマナーです。
「給料が安かった」「人間関係が最悪だった」など、たとえ事実であっても、それを口にすることで自分の評価を下げてしまいます。
採用担当者は、「この人は、うちの会社に入っても不満ばかり言うのではないか」「周りと協力して仕事ができない人かもしれない」と感じてしまいます。過去の会社の悪口は言わず、未来への意欲を語ることに集中しましょう。
退職理由を「自己都合」と記載する
倒産が理由なのに、退職理由を「自己都合」と書くのもNGです。これは事実と異なる記載になるだけでなく、自分にとって不利になる可能性もあります。
一般的に、短期間での「自己都合」退職は、「すぐに辞めてしまう人なのかな?」という印象を与えかねません。ですが、「会社都合」であれば、やむを得ない退職だったと誰もが理解してくれます。
また、先にも述べたように、失業保険の給付条件においても「会社都合」の方が有利になります。正しい情報を記載することは、自分自身を守ることにもつながるのです。
Zキャリア履歴書で倒産後の転職活動を効率化する
会社の倒産という予期せぬ出来事の後、新しい仕事を探しながら履歴書や職務経歴書を作成するのは、精神的にも時間的にも大変な作業です。そんな時に役立つのが、スマホやPCで簡単に履歴書が作れるツールです。中でも「Zキャリア履歴書」は、忙しい転職活動の強い味方になります。具体的には以下の項目について解説します。
- ステップに沿った簡単入力で作成できる
- AIが最適な志望動機を自動で作成する
- データの複製や複数管理で応募先別に作成できる
- いつでも保存可能でデータが消える心配がない
各項目について、詳しく見ていきましょう。
ステップに沿った簡単入力で作成できる
Zキャリア履歴書は、ステップに沿って入力するだけで、誰でも簡単にキレイな履歴書が完成します。手書きのように、一文字間違えただけで最初から書き直し…なんていうストレスもありません。
スマホやPCがあれば、いつでもどこでも作業を進められます。移動中の電車の中や、ちょっとした空き時間を使って、サクサクと履歴書を作成できるのは大きなメリットです。
初めて履歴書を作る人でも、画面の指示に従っていくだけなので、迷うことなく完成させることができます。
AIが最適な志望動機を自動で作成する
履歴書作成で多くの人が悩むのが「志望動機」です。「何を書けばいいか分からない…」と頭を抱えてしまうことも少なくありません。
Zキャリア履歴書なら、AIが志望動機を自動で作成してくれる機能があります。簡単な質問にいくつか答えるだけで、応募先の企業に合わせた、説得力のある志望動機を提案してくれます。
もちろん、提案された文章を元に、自分の言葉でアレンジすることも可能です。志望動機作成にかかる時間を大幅に短縮できるので、企業研究や面接対策など、他の重要な準備に時間を使えます。
データの複製や複数管理で応募先別に作成できる
転職活動では、複数の企業に同時に応募するのが一般的です。その際、データの複製や複数管理ができるZキャリア履歴書は非常に便利です。
一度基本となる履歴書を作成してしまえば、あとは応募先の企業に合わせて内容を少し修正するだけ。何枚も履歴書をゼロから作成する手間が省けます。
「A社用の履歴書」「B社用の履歴書」といった形でデータを保存・管理できるので、どの企業にどんな内容で応募したかが一目で分かり、混乱を防ぐことにもつながります。

いつでも保存可能でデータが消える心配がない
手書きの履歴書は、書く途中でデータが消える心配はありませんが、汚してしまったり、紛失してしまったりするリスクがあります。Zキャリア履歴書なら、作成途中のデータはいつでもクラウド上に保存されます。
途中で作業を中断しても、次回ログイン時には続きから再開できます。完成したデータも安全に保管されるので、いつでも必要な時にダウンロードしたり、印刷したりすることが可能です。
一度作ってしまえば、今後の転職活動でもずっと使える自分だけのデータベースになるので、長期的に見ても非常に役立ちます。
倒産は不利じゃない!正しい書き方で自信を持って転職しよう
最後に、最も伝えたい大切なことです。会社の倒産は、決してあなたのキャリアにとってマイナスではありません。正しい知識を持って、自信を持って次のステップに進みましょう。そのための心構えを解説します。具体的には以下の項目について解説します。
- 会社の倒産はあなたの責任ではない
- これまでの経験を前向きにアピールする
- 履歴書の書き方で迷ったらZキャリア履歴書を活用する
各項目について、詳しく見ていきましょう。
会社の倒産はあなたの責任ではない
まず、会社の倒産はあなたの責任ではないということを、しっかりと心に留めておいてください。会社の経営状況は、一個人の力でどうにかなるものではありません。
「自分がもっと頑張っていれば…」などと、自分を責める必要は全くありません。これは、誰の身にも起こりうる、不可抗力な出来事です。
採用担当者もその点は十分に理解しています。大切なのは、起きてしまったことを引きずることではなく、気持ちを切り替えて、前向きに次のキャリアを考えていくことです。
これまでの経験を前向きにアピールする
倒産した会社で働いていた期間も、これまでの経験は貴重な財産です。その会社で何を学び、どんなスキルを身につけたのか、自信を持ってアピールしましょう。
むしろ、倒産という厳しい状況を経験したことで、精神的なタフさや対応力が身についているはずです。その経験を乗り越えて、今ここにいるという事実自体が、あなたの強みになります。
これまでの経験を振り返り、自分の言葉で語れるように整理しておくことが、自信を持って面接に臨むための鍵となります。
履歴書の書き方で迷ったらZキャリア履歴書を活用する
もし、それでも履歴書の書き方に迷ったり、不安になったりしたら、便利なツールを積極的に活用しましょう。Zキャリア履歴書のようなサービスを使えば、フォーマットに悩むことなく、内容を考えることに集中できます。
一人で全てを抱え込む必要はありません。頼れるものには頼って、効率的に転職活動を進めることが、成功への近道です。
正しい書き方で、あなたの魅力がしっかりと伝わる履歴書を作成し、自信を持って新しいキャリアへの一歩を踏み出してください。応援しています。
会社の倒産という経験は、決してネガティブなだけではありません。新しいキャリアを考える良いきっかけになったと前向きに捉えることが大切です。履歴書の書き方一つで、採用担当者に与える印象は大きく変わります。この記事で紹介したポイントを押さえれば、自信を持って自分をアピールできるはずです。
それでも、「一人で履歴書を作るのはやっぱり不安…」「これで本当に大丈夫かな?」と感じるかもしれません。そんな時は、便利なツールに頼るのが一番です。
「Zキャリア履歴書」なら、スマホで簡単に、ミスなく履歴書を作成できます。AIによる志望動機作成サポートなど、あなたの転職活動を力強く後押しする機能も満載です。まずは無料で試してみて、効率的な転職活動の第一歩を踏み出しましょう。