- オファー面談と内定の違い
- 面談後に辞退しても問題ない理由
- 辞退したくなる主なケース
- 辞退する前の確認ポイント
- 年収交渉のコツ
- 上手な辞退の伝え方(メール例文)
オファー面談後の辞退、考えても大丈夫?
オファー面談後に辞退を考えることについて、不安を感じる必要はありません。オファー面談の位置づけと、辞退の可能性について、以下の項目で解説します。
- オファー面談は内定と違う
- 面談後に辞退しても問題ない
- 面談で落ちる可能性もある
詳しく見ていきましょう。
オファー面談は内定と違う
まず大切なのは、オファー面談は「内定」そのものではないケースが多い、ということです。オファー面談は、会社側が「ぜひうちに来てほしい」と考えている人に、給料や働く条件などを具体的に説明し、働く意思があるかを確認する場です。
もちろん、面談の結果、そのまま内定(正式な採用決定)となることがほとんどですが、あくまで「条件を確認し合う場」という意味合いが強いです。会社側も、提示した条件で納得してくれるか、本当に入社する気があるかを見極めています。お互いが条件に合意して初めて、正式な内定承諾へと進みます。
面談後に辞退しても問題ない
オファー面談は、働く側が条件を判断する場でもあります。提示された条件を聞いて「思っていたのと違うな」「この条件では難しいな」と感じた場合、辞退を選ぶのはまったく問題ありません。
むしろ、納得できないまま入社してしまう方が、後で「やっぱり辞めたい」となり、お互いにとって良くない結果になります。会社側も、辞退される可能性は当然わかっています。気まずく感じるかもしれませんが、自分の将来を決める大切な場面ですから、合わないと思ったらハッキリと意思を伝えることが重要です。
面談で落ちる可能性もある
「オファー面談=合格」と思いがちですが、まれに面談の結果「落ちる」可能性もゼロではありません。例えば、面談での受け答えや態度が良くなかったり、給料などの条件面でどうしても折り合いがつかなかったりした場合です。
また、会社側が最終的な意思確認として「本当に入社したいですか?」と聞いたときに、迷いや不安を見せすぎると、「入社意欲が低い」と判断されてしまうこともあります。オファー面談は、ほぼ内定に近い状態ではありますが、最後まで気を抜かずに、しっかりとした態度で臨むことが大切です。
オファー面談後に辞退したくなる主な理由
オファー面談まで進んだのに、なぜ辞退したくなるのでしょうか。よくある理由としては、以下の項目が挙げられます。
- 提示された年収が低かった
- 仕事内容が合わないと感じた
- 職場の雰囲気がイメージと違った
- 他社の選考が進んでいる
詳しく見ていきましょう。
提示された年収が低かった
最も多い理由の一つが、提示された年収が低かったケースです。求人票には「月給20万円~30万円」のように幅がある場合が多く、面接で「これまでの経験なら、これくらいはもらえるかな」と期待していた金額と、実際に提示された金額に差があると、辞退を考えるきっかけになります。
生活がかかっていますし、自分の働きが正しく評価されていないように感じると、働くモチベーションも下がってしまいます。特に未経験からの転職の場合、最初は低めの提示になることもありますが、それでも自分の希望ラインを下回る場合は、無理して受け入れる必要はありません。
仕事内容が合わないと感じた
面接では聞いていなかった具体的な仕事内容が合わないと感じることもあります。例えば、「営業職だと思っていたら、テレアポ(電話営業)の仕事がほとんどだった」「チームで作業すると思っていたら、実際は一人で黙々とやる仕事だった」などです。
オファー面談では、入社後に「話が違う」とならないよう、より詳しい仕事内容や、1日の流れなどを説明されることがあります。その内容が、自分のやりたいことや得意なこととズレていると感じたら、辞退を検討する理由になります。
職場の雰囲気がイメージと違った
オファー面談の際に、職場の雰囲気や働く人たちの様子がイメージと違った、という理由もあります。面談を担当してくれた人の印象が良くなかったり、オフィス全体がピリピリしていて働きにくそうだと感じたりすることもあるでしょう。
仕事は内容や給料だけでなく、「誰と働くか」も非常に重要です。これから毎日通う場所ですから、自分がなじめそうにない、居心地が悪そうだと感じたなら、それは立派な辞退の理由になります。自分の直感を信じることも大切です。
他社の選考が進んでいる
転職活動は、複数の会社を同時に受けるのが一般的です。第一希望の会社の選考が進んでいる場合や、すでに他社からもっと良い条件で内定をもらっている場合も、辞退の理由になります。
「A社からオファー面談の連絡が来たけど、実は第一希望のB社の最終面接が来週ある」といった状況はよくあります。その場合、B社の結果が出るまでA社の返事を待ってもらうか、B社に受かる自信があるならA社を辞退するという選択になります。
辞退を決める前に確認したいこと
「辞退しよう」と決断する前に、一度立ち止まって確認してほしいことがあります。以下の項目について、冷静に考えてみましょう。
- 年収交渉はできないか
- 疑問や不安は解消できそうか
- 返事の期限はいつまでか
詳しく見ていきましょう。
年収交渉はできないか
提示された年収が低いと感じた場合、すぐに辞退せず年収交渉ができないか考えてみましょう。オファー面談は、まさに条件を話し合うための場です。会社側も「この人に来てほしい」と思っているからこそ、面談に呼んでいます。
「もう少し年収を上げてもらうことは可能でしょうか?」と聞いてみる価値は十分にあります。もちろん、希望通りになるとは限りませんが、何も言わずに諦めるのはもったいないかもしれません。特に、自分のスキルや経験が会社にどう役立つかを具体的に伝えられると、交渉しやすくなります。
疑問や不安は解消できそうか
仕事内容や職場の雰囲気などで感じた「ちょっと違うかも」という違和感は、質問すれば解消できるかもしれません。例えば、「テレアポの仕事は、1日のうちどれくらいの割合ですか?」「職場の皆さんは、休憩中にどんな話をされていますか?」など、具体的に聞いてみましょう。
思い込みや勘違いで不安になっている可能性もあります。質問してみて、納得できる答えが返ってくれば、安心して入社を決められるかもしれません。逆に、質問しても答えがあいまいだったり、不安が解消されなかったりすれば、辞退する決心がつくでしょう。
返事の期限はいつまでか
オファー面談では、いつまでに返事が必要かを必ず確認してください。会社側も、採用のスケジュールがありますから、「○月○日までにお返事ください」と言われることが一般的です。
もし他社の選考結果を待ちたい場合は、「他社の選考も進んでおりまして、そちらの結果が○日に出ます。大変申し訳ありませんが、○日までお待ちいただくことは可能でしょうか?」と正直に相談してみましょう。理由がハッキリしていれば、待ってもらえるケースも多いです。
オファー面談の年収交渉を成功させるコツ
年収交渉は、なかなか言い出しにくいかもしれませんが、コツさえ押さえれば大丈夫です。以下のポイントを意識して、交渉に臨んでみましょう。
- 希望年収の根拠を準備する
- 他社の提示額を伝える(あれば)
- 謙虚かつ強気な姿勢で伝える
詳しく見ていきましょう。
希望年収の根拠を準備する
ただ「もっと欲しい」と言うだけでは、交渉はうまくいきません。希望年収の根拠を準備することが重要です。「前職では〇〇という経験を積み、△△のスキルを身につけました。御社でもこのスキルを活かして貢献できるため、年収〇〇円を希望します」といった具合です。
自分のスキルや経験が、提示された金額以上のものであることを、具体的に説明できるようにしておきましょう。未経験の場合でも、「資格取得のために勉強している」「誰よりも早く仕事を覚える自信がある」といった熱意やポテンシャル(将来性)をアピールすることが根拠になります。

他社の提示額を伝える(あれば)
もし他社からもっと高い年収を提示されているなら、それは強力な交渉材料になります。「大変申し上げにくいのですが、他社様から年収〇〇円というお話をいただいております。御社が第一希望なのですが、可能であれば、同等の条件をご検討いただくことは難しいでしょうか?」と伝えてみましょう。
会社側も、欲しい人材を他社に取られたくはありませんから、真剣に検討してくれる可能性が高まります。ただし、ウソをつくのは絶対にダメです。あくまで、本当にもっと良い条件のオファーがある場合に使いましょう。
謙虚かつ強気な姿勢で伝える
年収交渉は、謙虚かつ強気な姿勢が大切です。「お金が欲しい」という態度を前面に出しすぎると、印象が悪くなってしまいます。「御社で働きたい」という気持ちをしっかり伝えた上で、「ただ、生活もあるため、この条件だと少し厳しい」「自分の力を最大限発揮するためにも、このくらいの評価をいただけると嬉しい」といった形で、お願いする姿勢を見せましょう。
あくまで「交渉」、つまり「話し合い」です。一方的に要求を突きつけるのではなく、「相談する」というスタンスで臨むことが、良い結果につながるコツです。
オファー面談後の上手な辞退の伝え方
辞退すると決めた場合、どう伝えれば角が立たないでしょうか。社会人としてのマナーを守ることが大切です。以下のポイントを押さえましょう。
- できるだけ早く連絡する
- メールで連絡することを基本にする
- 状況に応じて電話も使う
詳しく見ていきましょう。
できるだけ早く連絡する
辞退を決めたら、できるだけ早く連絡するのがマナーです。会社側は、採用活動をストップして待ってくれている状態です。連絡が遅れれば遅れるほど、会社に迷惑がかかってしまいます。
「気まずいから…」と先延ばしにせず、辞退の意思が固まったら、すぐに連絡を入れるようにしましょう。返事の期限ギリギリまで待つよりも、早く伝えた方が誠意が伝わります。遅くとも、指定された返事の期限内には必ず連絡してください。
メールで連絡することを基本にする
辞退の連絡は、メールで行うことを基本に考えて問題ありません。メールであれば、お互いに記録が残りますし、相手の都合の良いタイミングで確認してもらえます。電話だと「今、忙しいのに…」と、かえって迷惑になる可能性もあります。
ただし、メールを送信する時間帯には配慮しましょう。深夜や早朝などは避け、会社の営業時間内(例えば平日の午前9時から午後6時の間)に送るのがベストです。営業時間外に送る場合は、「夜分遅くに(早朝に)失礼いたします」と一言添えると丁寧です。
状況に応じて電話も使う
基本はメールで良いですが、状況に応じて電話も使うと、より丁寧な印象を与えられます。例えば、オファー面談の担当者と非常に良く話をしていて、お世話になったと感じている場合などです。
また、「メールを送ったけれど、数日経っても返事がない」という場合は、メールが届いていない可能性もあるため、電話で確認を入れた方が確実です。電話をする場合も、まずはメールで辞退の意思を伝えた上で、「メールでもお送りいたしましたが、改めてお電話いたしました」と伝えるとスムーズです。
【例文】オファー面談後の辞退メールの書き方
実際に辞退メールを送る際の書き方とポイントを解説します。以下の項目に注意して、丁寧なメールを作成しましょう。
- 件名は分かりやすく書く
- 感謝とお詫びの気持ちを伝える
- 辞退理由は簡潔に伝える
詳しく見ていきましょう。
件名は分かりやすく書く
採用担当者は毎日たくさんのメールを受け取っています。件名は分かりやすく書くことが大切です。「オファー面談の件につきまして(自分の氏名)」のように、何の連絡で、誰からのメールなのかが一目で分かるようにしましょう。
- 悪い例:「お世話になっております」「ご連絡」
- 良い例:「オファー面談の結果のご連絡(〇〇 〇〇)」
「選考辞退のご連絡(株式会社〇〇 〇〇様)/自分の氏名」
このように具体的に書くことで、他のメールに埋もれず、すぐに見てもらえる可能性が高まります。

感謝とお詫びの気持ちを伝える
本文では、まずオファー面談の機会をもらったことへの感謝の気持ちを伝えます。「この度は、オファー面談の貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました」といった形です。
その上で、辞退することへのお詫びの言葉も必ず入れましょう。「大変申し上げにくいのですが、今回のオファーは辞退させていただきたく存じます。ご期待に沿えず、誠に申し訳ございません」のように、感謝とお詫びをセットで伝えるのがマナーです。
辞退理由は簡潔に伝える
辞退の理由は、詳しく書く必要はありません。「検討した結果、一身上の都合により」や「自身の適性やキャリアプランを考えた結果」といった、あいまいな表現でも大丈夫です。
もし聞かれたら答える準備は必要ですが、メールの段階で正直に「年収が低かったから」「他社に決めたから」とストレートに書くと、角が立ってしまいます。ただし、もし年収交渉などをした上で辞退する場合は、「慎重に検討いたしましたが、今回はご縁がなかったものとして」など、少し具体性をにじませる程度に留めましょう。
【辞退メール例文】
件名: オファー面談の結果のご連絡((あなたの名前))
株式会社〇〇 人事部 採用担当 〇〇様
お世話になっております。 先日、オファー面談の機会をいただきました(あなたの名前)です。
この度は、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。 〇〇様のお話を伺い、貴社の魅力的な環境や仕事内容について深く理解することができました。
このような機会をいただきながら大変恐縮なのですが、慎重に検討いたしました結果、 誠に勝手ながら、今回のオファーは辞退させていただきたく存じます。
ご期待に沿うことができず、誠に申し訳ございません。
面談をご担当いただいた〇〇様をはじめ、皆様には心より感謝申し上げます。 末筆ながら、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
(署名)〇〇 〇〇
〒XXX-XXXX 東京都〇〇区〇〇X-X-X
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXXX@XXXX.com
やってはいけない辞退の仕方
辞退の仕方一つで、社会人としての評価が大きく変わってしまいます。将来どこかで、その会社と関わる可能性もゼロではありません。以下の行動は絶対に避けましょう。
- 連絡をしないで辞退する
- ウソの理由を伝える
- 内定承諾後に辞退する
詳しく見ていきましょう。
連絡をしないで辞退する
最もやってはいけないのが、連絡をしないで辞退することです。いわゆる「バックレ」です。これは社会人として絶対に許されない行為です。会社は、採用するために多くの時間とコストをかけています。連絡もなしに辞退されると、そのすべてが無駄になってしまいます。
気まずい気持ちは分かりますが、必ず一報を入れるのが最低限のマナーです。連絡をしないと、相手に多大な迷惑をかけるだけでなく、自分の信用を大きく傷つけることになります。

ウソの理由を伝える
辞退理由をあいまいにするのは問題ありませんが、明確なウソをつくのはやめましょう。例えば、「親が倒れた」「地元に帰らなければならなくなった」などのウソは、後でバレた時に非常に気まずい思いをしますし、信用を失います。
業界は意外と狭いものです。どこかでウソがバレて、「あの人は平気でウソをつく人だ」という悪いウワサが流れてしまう可能性も否定できません。辞退理由は「一身上の都合」などで十分です。余計なウソはつかないようにしましょう。
内定承諾後に辞退する
オファー面談後の辞退は問題ありませんが、一度「入社します」と承諾した後の辞退は、できる限り避けるべきです。法的には、入社日の2週間前までに伝えれば辞退(=労働契約の解約)は可能ですが、会社側の迷惑は計り知れません。
会社は、承諾の連絡を受けて、入社の準備(備品の用意、研修の準備、他の応募者への不採用通知など)を進めています。それをひっくり返すのは、非常に大きな迷惑をかけることになります。オファー面談の段階でしっかり考え抜き、承諾の返事をする前に、本当にその会社で良いのかを決断することが重要です。
辞退や交渉が不安ならプロに相談しよう
「辞退のメールをどう書けばいいか分からない」「年収交渉なんて、自分から言い出せない…」そんな不安があるなら、転職エージェントに相談するのも一つの方法です。
- 辞退の連絡を代行してもらえる
- 年収交渉をサポートしてくれる
- Zキャリアのエージェントに相談する
詳しく見ていきましょう。
辞退の連絡を代行してもらえる
転職エージェントを通じて応募した場合、辞退の連絡はエージェントが代行してくれます。自分で直接、会社に気まずい連絡を入れる必要がありません。
エージェントは、会社側との関係も築けているため、「こういう理由で辞退したい」と伝えれば、角が立たないようにうまく会社側に伝えてくれます。精神的な負担が大きく減るのは、大きなメリットと言えるでしょう。
年収交渉をサポートしてくれる
自分では言い出しにくい年収交渉もエージェントが代わりに行ってくれます。エージェントは、その業界の給料の相場や、応募者のスキルがどれくらい評価されるかを客観的に分かっています。
「この人のスキルなら、もう少し年収アップできそうだ」と判断すれば、うまく会社側と交渉してくれます。自分で交渉するよりも、良い条件を引き出せる可能性が高まります。希望の年収がある場合は、正直にエージェントに伝えてみましょう。
Zキャリアのエージェントに相談する
オファー面談後の辞退や年収交渉は、転職活動の中でも特にデリケートな場面です。一人で抱え込んで悩んでしまうと、正しい判断ができなくなってしまうかもしれません。
私たちZキャリアは、若年層の転職サポートに特化しています。キャリアをどう築いていくか、どんな条件なら納得して働けるか、一緒に考えます。辞退の伝え方に迷った時、年収交渉に不安がある時は、ぜひZキャリアのエージェントに相談してみてください。あなたの気持ちに寄り添いながら、ベストな選択ができるよう全力でサポートします。